国境なきモジュール規格

モジュール構造

直線モジュール

直線モジュールの作例
接続部間を直線で結んだときの線路長は310mmとその整数倍とする。やむを得ない場合は62mmの整数倍とすることが出来る。
モジュールの奥行は300mmとし、モジュール両端の線路はその中心に間隔33mmで複線で配置する。モジュールの奥行はこの幅を減少させたり、増加させることはこれを認める。
モジュール手前側の線路を減じて単線、モジュール奥側に増線し3複線、前後に増線し複々線もしくはそれ以上の複線はこれを認める。線路の減少・増加部の分岐は各自協力分担し、責任をもってつくること。
線路の連結面はモジュールの断面と一致または+1mm程度出るようにし線路の連結面にあたるモジュールの断面は垂直とすること。
またモジュールの左右それぞれの線路の接続部が310mm単位で奥行き方向移動したものに関してはこれを認める。

曲線モジュール

曲線モジュールの作例
609mm四方の正方形モジュールとし、隣り合う2つの辺の接点側から459mmのところに複線の中心を置くよう33mm間隔で敷設するものとする。この連結面を310mm単位で拡張をしたものに対してはこれを認める。やむを得ない場合は62mmの整数倍で拡張することができる。
また内側等線路敷設に関係のない場所のパネルの省略、曲線の外側の二辺の拡張はこれを認める。
曲線外方側の線路を減じて単線、曲線内方側を増線し3複線、内外に増線し複々線もしくはそれ以上の複線はこれを認める。線路の減少・増加部の分岐は各自協力分担し、責任をもってつくること。
線路連結面はモジュール端より0.5mm突出させることとする。線路連結面のモジュールの断面は垂直とすること。

線路連結面

線路連結面の接続部はユニジョイナーとすること。モジュール内のレールについては直流2線式の9mmゲージであればメーカーは問わない。
接続部のユニジョイナー設置面は床面から700mmとし、±10mm程度の調整機能をもたせること。

敷設方法

勾配は認めない。ただし自身のモジュール間でもとの高さに復帰できる場合は除く。その場合にはカプラーの自然開放を抑制するため、縦曲線を十分に挿入すること。
直線路にあってはユニジョイナー外しの示す建築限界を支障しないこと。曲線路にあっては半径315mm以上となるようにすること。また28m級の車両が通過することを考慮し建築限界を拡大して十分に設けること。

その他

T-trackおよびKATOモジュールパネルの使用はこれを認める。
ただしKATOのモジュールパネルを使用する場合は既定の長さとするためにモジュールパネルの長さ超えて線路設置することとし、当該線路には板材あるいは高架壁などを用い列車の落下防止の措置を十分に講ずること。
またT-trackを使用する場合は適合するようにフィーダー線を反転させて接続できるケーブルを用意すること。

電気構造

線路には各線路に対しそれぞれ独立したフィーダーを設け、隣り合うモジュールとフィーダー同士で接続できる構造を持つこと。
フィーダーコードには3[A]以上耐えられるケーブル(断面積0.2SQ以上)を用いることとする。その接続端は住鉱テック製2極非防水コネクタCL-014-02シリーズ(関水金属フィーダーと同等品)とし向かって左をF型、右をM型とする。コネクタ○側(白色コード)を奥側あるいは内径側、□側(青色コード)を手前側あるいは外径側に配置すること。
分岐器はアナログでの運転を考慮し選択式とすること。非選択式とする場合であってもギャップなどにより選択式あるいは同等の留置機能をもたせ使用できるようにすること。ただしポイント自体をDCC制御によるなど専らDCC専用として扱うモジュールはこの限りでない。

参考

リンク

最終更新:2020年10月09日 22:33