中澤雅人
- 2009年ドラフトの外れ1位。
- 高校時代(富山商)は甲子園に1回出場。複数の球団から興味を持たれるが本人が進学を希望し中央大学へ。
- 大学時代は1年春から登板。2年春に30奪三振、リーグ3位の防御率0.95を記録し、3勝をあげるも、その後は怪我で苦しみ、通算5勝で終わる。チームも2部に降格し、プロにアピールできず、トヨタ自動車へ。
- 社会人野球では2008年、ヤマハの補強選手として都市対抗に出場。社会人野球日本選手権大会では日本生命戦で先発し、6回途中無失点と好投するなど、チームの日本一に貢献。2009年、都市対抗二次予選、Honda鈴鹿戦で、最速147キロを記録。本戦でも3試合登板無失点。
- 高校、大学と制球に課題を残してきたが社会人なってからはそれなりに克服した模様。
- 全体のバランスが良いフォームから最速148㌔、常時140㌔前後の伸びのある直球と大きなカーブ、切れの良いスライダーが武器。
- 待望の大型左腕だが三振よりも緩急を使って打たせて取るタイプの投手。
- 目標は選手会長の石川投手。
- 社会人からのプロ入りということもあり、ルーキーイヤーから結果を出さなければいけないことは本人も自覚済み。
- 身近にいる目標を手本に1年目から頼みまっせ!
- 3月30日の神宮開幕戦の対中日戦で初登板・初先発・初勝利を挙げる。
- チームでは石川以来8年ぶり、史上10人目の快挙。
- 直球は130キロ台だったが、シンカーやスローカーブといった変化球を効果的に使って直球で空振りを獲る場面も。
- このまま一年間ローテで!
- ところがどっこい、夏場以降調子を落とし続ける。
- そして8月7日の登板で5回7失点と炎上(しかしその試合の勝ち投手に)すると遂に開幕から守り続けていたローテから外され二軍降格。
- その後もなかなか序盤のような投球を見せれず。今期最終登板となった阪神戦でも見事に炎上し、彼の2010年シーズンは終わった。
- 2010年の成績は7勝9敗、防御率5.68。
- 終盤は見事に燃え上がったものの、シーズン前半におけるやくせん民の唯一の希望であったことは評価されるべき。
- 山部コーチによるとプロのシーズンの長さについていけず、途中でフォームを崩していた、とのこと。
- 8月8日のバーネット以降シーズン終了までの2か月間は、4本柱以外の先発が1勝も出来ず、完全に4本柱頼みな偏ったローテとなっていただけに、来年は4本柱に次ぐ先発5番手としての活躍を期待したい。
- 2011シーズンは開幕から戸田でスタート。その後もなかなか脱出できずにいたが先発投手陣の相次ぐ怪我、不調に伴い5月7日の広島戦に先発。結果は…。
- 即日戸田返しにあったことから察してください。
- 2軍では5勝6敗1セーブ。防御率は3.89。戸田では唯一の投球回数100イニング超えとフル回転。できればもう少し成績良くして上でフル回転、お願いします。
- 終盤、フェニックスではそこそこの投球を披露。ただし被安打が多い…。
- 2012シーズンは社会人から入り3年目を迎える。そろそろ外野から文句を言わせない程の結果が欲しいところである。
- ところがキャンプで故障し2軍スタートが決定。シーズン初めから大きく出遅れることとなった。
- 先発要員の故障が続く中で一刻も早い回復と結果が求められる。