【解答】斜面上の斜方投射と弾性衝突
(1)
原点(投射点)から斜面に垂直上方に
軸をとる。
方向,
方向ともに等加速度運動となる。すると,
座標が最大となるとき速度の
成分が0となり,衝突までの時間
は最高点までの2倍だから
衝突は完全弾性衝突だから,速度の
成分は衝突直前直後で符号を変えるだけで,大きさは変わらない。また,斜面はなめらかだから速度の
成分は衝突直前直後で変わらない。衝突時の速度の
成分の大きさは
に保たれ,衝突ごとに同じ速度成分で打ち上げられることになる。すなわち,衝突間の経過時間は等しい。
回目の衝突までの時間は,
また,そのときの
座標は
となる。
(2)
により,
を得る。
なお,別解として3回めの衝突までの時間
が,
すなわち
軸上にもどるまでの時間に等しいとおいて
と求めることもでき,こちらの方が計算の見通しはよく,エレガントといえるかもしれない。
は条件を満たす角度の一例である。
最終更新:2020年04月10日 17:43