ばねで連結された質点群の横振動
弦の定常波の不連続モデル。バークレー物理学コース「波動」を参考にした。

【問題】
質量Mの質点が,ばね定数Kで平衡点での長さaの軽いばねで多数連結され,全長Lになるように伸ばされている。固定された左端をのぞいて左からn番目の質点に対し,図のx方向に

A_n = A\sin kna
           ただし,k=\frac{2\pi}{\lambda} \quad,\quad \sin kL = 0

の初期変位を与えていっせいに放したところ,|A_n|を振幅としてx方向にそれぞれ単振動し,波長\lambdaの定常波が生じた。ばねの自然長はaに対して無視でき,いわゆる「スリンキー近似」が使えるものとする。また,重力の効果は無視してよい。



(1) n番目の質点の変位をx_nとして,運動方程式をたてよ。
(2) x_n = A_n\cos\omega t とおいて,運動方程式に代入することによって,振幅と角振動数\omegaの関係を導出せよ。
(3) A_n = A\sin kna を用いて,(2)の関係式から振幅を消去して\omegaの波長への依存性\omega=\omega(k)(分散関係)を求めよ。

※ Algodooの設定は,M=0.020{\rm kg}\,,\,a=0.40{\rm m}\,,\,K=1.0{\rm N/m}\,,\,L=6.0{\rm m}である。



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最終更新:2010年03月18日 10:21
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