「攻撃するのは…月!!」(こうげきするのはつき)
《海竜神 》の津波攻撃でフィールドのほとんどを海にされてしまった遊戯。
海フィールドに歩行ユニットモンスターは出せないため、遊戯は場にしもべを出すことすらできない絶体絶命の危機に陥る。
だが闇遊戯は気づいた。自軍全体が海に侵食されたのは、自らが《魔性の月》の魔法カードを出しているために海が満潮になっているためではないか、と。
遊戯は場に唯一残された《岩石の巨兵》を攻撃表示にし、自らの月を攻撃、粉砕した!
見る見る内に引いていく海水。岩石の巨兵を取り囲む陣形になっていた梶木の海棲モンスター達は陸地へ打ち上げられ身動きが取れない。
遊戯はこの機を逃さず《カース・オブ・ドラゴン》と《燃えさかる大地》のコンボで梶木のモンスターを全滅させ、勝利をもぎとった…
海フィールドに歩行ユニットモンスターは出せないため、遊戯は場にしもべを出すことすらできない絶体絶命の危機に陥る。
だが闇遊戯は気づいた。自軍全体が海に侵食されたのは、自らが《魔性の月》の魔法カードを出しているために海が満潮になっているためではないか、と。
遊戯は場に唯一残された《岩石の巨兵》を攻撃表示にし、自らの月を攻撃、粉砕した!
見る見る内に引いていく海水。岩石の巨兵を取り囲む陣形になっていた梶木の海棲モンスター達は陸地へ打ち上げられ身動きが取れない。
遊戯はこの機を逃さず《カース・オブ・ドラゴン》と《燃えさかる大地》のコンボで梶木のモンスターを全滅させ、勝利をもぎとった…
という遊戯王史に残る俺ルールのセリフである。
初期のM&WがTRPGの要素を色濃く残していた事の証左とも言えよう。
ちなみに、岩石の巨兵を攻撃表示にした時、梶木は「岩石の巨兵を海に沈めて陸地を増やすのでは」と推察しており、
彼もかなりの俺ルールに対する理解力がある人物である事がわかる。
初期のM&WがTRPGの要素を色濃く残していた事の証左とも言えよう。
ちなみに、岩石の巨兵を攻撃表示にした時、梶木は「岩石の巨兵を海に沈めて陸地を増やすのでは」と推察しており、
彼もかなりの俺ルールに対する理解力がある人物である事がわかる。
そして2012年11月9日に発売される海外版Abyss Risingにて、まさかのこのシーンがOCG化されたカードが登場することが決定。
後に日本に輸入された時の日本語名は《ムーン・スクレイパー》という味気ないカード名だが、英語名はなんと《Attack the Moon!》。遊戯のセリフをそのまんま英訳したものである。イラストも、リメイクモンスターである《鋼鉄の巨兵》が月に攻撃するというものであり、
効果も「岩石族の表示形式が変更された時に魔法・罠を破壊する。」という上記のシーンを再現したものとなっている。
後に日本に輸入された時の日本語名は《ムーン・スクレイパー》という味気ないカード名だが、英語名はなんと《Attack the Moon!》。遊戯のセリフをそのまんま英訳したものである。イラストも、リメイクモンスターである《鋼鉄の巨兵》が月に攻撃するというものであり、
効果も「岩石族の表示形式が変更された時に魔法・罠を破壊する。」という上記のシーンを再現したものとなっている。
ただしこのカードの効果で破壊できる魔法・罠は相手フィールド上のもの限定であり、完全再現は不可能。
そのため遊戯王デュエルリンクスでの再現ストーリーでは《ムーン・スクレイパー》でフィールド魔法《海》を破壊するという展開になっていた。
そのため遊戯王デュエルリンクスでの再現ストーリーでは《ムーン・スクレイパー》でフィールド魔法《海》を破壊するという展開になっていた。
それに加えて《岩石の巨兵》のリメイクモンスターと思われる《鋼鉄の巨兵》(《Giant Soldier of Steel》)も登場した。
月攻撃というインパクトのある場面こそ創りだしたもののそれ以外には目立った活躍のない《岩石の巨兵》に目をつけたセンスは素晴らしい(*1)。
月攻撃というインパクトのある場面こそ創りだしたもののそれ以外には目立った活躍のない《岩石の巨兵》に目をつけたセンスは素晴らしい(*1)。