ゆっくりいじめ系1659 おうち宣言を最大限尊重してあげた

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「ゆっくりしていってね!ここはれいむたちのおうちだよ!」 「「「「「おうちだよ!」」」」」 「ばかなにんげんはさっさとたべものをおいてでていくんだぜ!」 出た!ゆっくり伝統のおうち宣言! ちなみに現在俺のいる場所は畑で、案の定作物は食い散らかされている。 まあ、趣味でやってるだけだから困りゃしないんだけどさ。 「いや、そこ俺の畑だし。それにお前らが食べているのは俺が育てた野菜」 とはいえ、一応土地の所有者なので文句は言ってみる。 そして、今時珍しいくらい綺麗なテンプレカウンターを喰らった。 「ゆっへっへ、やっぱりにんげんはばかだぜ!」 「ここはれいむたちがさきにみつけたんだよ!」 「「「「「みちゅけたんだよ!」」」」」 「それにやさいさんはかってにはえてくるんだぜ!」 いやぁ、最近ではここまでお馬鹿な奴らも珍しい。 ちょっと感動を覚えた俺はお礼として彼女達にその畑をプレゼントすることにした。 「へーそーなのかー。勉強になったよ」 「そんなことはいいからとっととまりささまに「はいはい、テンプレ乙」 「う~ん・・・食い物はないがれみりゃ来ても、雨が降っても大丈夫なように柵とか屋根を用意してやるよ」 そんなわけで、俺は畑の作物が喰い散らかされるのを眺めながらのんびりと畑を丈夫な柵で囲った。 それから、二畳分くらいの大きさのゆっくり小屋(寝床用の藁付き)を柵の中へ置き、最後に網を張ってやる。 これでれみりゃに襲われることもないし、雨の日も小屋の中にいれば安全だろう。 という訳で、やるべきことをやったら言われた通りに連中のゆっくりプレイスから出て行った。 男が畑から立ち去った後・・・ ゆっくり一家は生まれて初めてと言っても良いくらいのゆっくりを体験していた。 「めずらしくものわかりのいいにんげんだったんだぜ!」 「きっとれいむがとってもかわいかったからだね!」 「「「おきゃーしゃんしゅごーい!」」」 「「これでゆっくちできりゅよ!」」 家族構成は両親がれいむ種とまりさ種で、子どもはれいむ種3匹とまりさ種2匹。 偉そうなことを言っているが山での生存競争に敗れて人里に下りてきた負け犬同然の一家であっる。 が、神の意思によって虐スレ的ご都合主義を付加された彼女達はそのことをすっかり忘れている。 「あんにゃおおきくちぇちゅよしょうなにんげんがいうこちょをきくにゃんておきゃーしゃんはゆっくちちてりゅね!」 「ゆっへん!おちびちゃんたちもれいむのいうことをきけばれいむみたいになれるよ!」 「「「「ゆっくちがんばりゅよ!」」」」 しかも、不思議なことに普段はゆっくりより弱いと思い込んでいる人間が都合よく格上げされいたりする。 きっとそうすることで「ゆっくりでは勝てない人間を服従させられる自分は凄い」と思うためだろう。 「そんなことよりはやくおやさいをたべるんだぜ!」 「ゆゆっ!そうだね、ゆっくりたべるよ!」 「む~しゃむ~しゃ・・・うっめ、これめっちゃうめぇ!?」 「む~しゃむ~しゃ・・・しあわせ~!!」 「「「おきゃーしゃん、れいみゅたちもたべちゃいよ!」」」 「「まりしゃも!まりしゃも!」」 その言葉でようやく子ども達の存在を思い出したれいむ達はすぐに野菜を咀嚼して子ども達にも食べられるようにしてから吐き出した。 「「「「「む~ちゃむ~ちゃ・・・ち、ちあわちぇ~~~!!」」」」」 さっき少しだけ食べたが、それでも山で食べたものとは比較にならない野菜の風味に子ども達は感涙した。 その後も一家はむしゃむしゃと野菜を食べ散らかし、満足したところで日光を全身に浴びながらゆっくり眠りについた。 5日後、一家は決して大きくない畑の野菜の半分を食べつくしてしまっていた。 が、彼女達はまだ数日後にやってくるであろう危機に気づきもしない。 「む~しゃむ~しゃ・・・やっぱりやさいさんはおいしいぜ!」 「そうだね!とってもゆっくりできるね!」 「「「れーみゅたちはおいかけっこしゅるよ!」」」 「「まりしゃも!まりしゃも!」」 ここは本当に信じられないほどのゆっくりプレイスだった。 一昨日、れみりゃが襲撃してきたが、網と柵のおかげでれいむ達に近づくことすらかなわなかった。 それに、雨が降っても依然すんでいたおうちよりずっと広いおうちがあるからそこでゆっくりすれば良かった。 外敵の脅威がないのでいくら大声で歌っても誰にも咎められない。 「まりさ、れいむのおうたをきいてね!」 「ゆっくりきくよ!」 「ゆ~ゆ~ゆゆゆ~♪ゆ~ん、ゆ~ん♪ゆっくりしていってね!」 「ゆっくりしていってね!・・・れいむのおうたはとってもゆっくりできるぜ!」 まりさは満面の笑みを浮かべながら飛び跳ねる。 それから、れいむにゆっくりと頬ずりをし、ついうっかり発情してしまう。 そんなまりさを見たれいむもまた、頬を朱に染めて一緒に小屋に行こうと囁く。 「「すっきりー」」 数分後、遊びつかれた子ども達が小屋に戻ると、そこには可愛らしい実のついた茎を生やしたれいむの姿があった。 両親が「ここならみんなずっとゆっくりできるよ!」と笑っていたので、それが何なのか良く分からないけど嬉しくなった。 更に5日後、茎の影響で食欲の増したれいむを養うために今まで以上に野菜を食べ続けた一家は大きな困難に直面する。 いつか来ることは分かりきっていた問題。しかし、ゆっくりの野菜についての認識が理解を妨げていた問題。 「ゆゆっ!おきゃーしゃん、やしゃいしゃんがもうにゃいよ!」 「やさいさんはゆっくっりしすぎなんだぜ!はやくはえてくるんだぜ!?」 「「まりしゃおにゃかしゅいたよー!」」 しかし、問題はそれだけではなく、今彼女達を襲う問題は2つ。 「しょーがにゃいからはっぱしゃんたべりゅよ!」 「む~しゃむ~しゃ・・・ゆべぇ!?はっっぱしゃんはゆっくちできにゃいよ!」 ひとつは舌が肥えてしまったこと。 人間にとって食事が精神面の充足を促すのと同様に、ゆっくりにとって食事とはゆっくりするためのものでもある。 が、ここ数日美味しい野菜ばかりを食べ続けて来た彼女達の舌は野生の頃とは比較にならないほど贅沢になっていた。 そのせいで、野菜の代わりに生えてきた雑草や、畑の中で見かける虫を美味しく感じなくなってしまっていたのだ。 「ゆゆっ!ゆっくりむずむずするよ!」 「「「「ゆっきゅりうまれりゅよ!」」」」 そしてもうひとつの問題とはこのタイミングで赤ちゃんが誕生してしまうことだった。 赤ちゃんや子ども達は理解していないが、食糧危機の最中に子どもが増えるというのは違いなく最悪の事態であった。 「あかちゃん!まってね!もっとゆっくりしてね!」 「「「「うみゃれりゅよ!おきゃーしゃんとしゅ~りしゅ~りしゅるよ!」」」」 「だめだよ!もっとゆっくりしてね!」 「「「「ゆゆっ・・・ゆ~ん!ゆっきゅりちていっちぇね!」」」」 そうして生まれた赤ちゃんはまりさ種とれいむ種が2匹ずつ。 生まれる前は誕生を拒んでいた両親も、落ちた茎を食べる赤ちゃんの愛らしい姿を見ていると幸せな気分になった。 子ども達はおねえちゃんになったことに喜び、赤ちゃん達の愛らしさに涙を流して感激している。 が、満腹になった赤ちゃんが眠りにつき、数時間後に目を覚ますとすぐに空腹を訴えたときに、その安らぎは消えてしまった。 またまた5日後、そこには家庭崩壊した一家の姿があった。 かつてのゆっくりプレイスだった畑には両親と、子れいむと子まりさが2匹ずつ。 1匹は消えてしまっており、また何処を見渡しても赤ゆっくりの姿がなかった。 いや、正確に言えば小さな黒い帽子を頂いた萎れた小さな饅頭がひとつだけ転がっていた。 「ゆゆっ!このやさいさんはまりさのものだよ!」 「ちがうよ!ここはみんなのおうちなんだからみんなのものだよ!」 「「「「ひとりぢめなんてゆっくちできにゃいよ!」」」」 「まりさがみつけたからまりさのものなんだぜ!」 かつて食べ散らかした野菜のかけらを求めて醜く罵り合うまりさとれいむと子ども達。 既に野菜くずの傍にいるまりさは余裕の笑みを浮かべて、罵倒を聞き流して久し振りの美味しい食事を口にする。 しかし、何日も野ざらしにされていた野菜くずに新鮮な野菜の味が残っているはずがない。 「ゆげぇ・・・ぜんぜんゆっくりできないんだぜ!」 「「「「ゆっくちちてにゃいからだよ!」」」」 「・・・ゆゆっ!おちびちゃんたち、にんげんさんだよ!」 ぺっぺっ、とつばを吐くまりさから視線を外したれいむは道を歩く人間の女性2人を見つめていた。 そして、れいむの言葉を聞いた子ども達は一目散に女性たちの下へと駆け寄ってゆく。 「「「「ゆっくちちていってね!」」」」 「「あ、ゆっくり」」 れいむは子ども達に賭けていた。 というのも、子ども達は柵の隙間を通り抜けることができるからだ。 そして、小さくて愛らしい彼女達は自分たちよりも人間に可愛がられる傾向にある。 実際、今までに何度かそれによって食料を確保することに成功した。 子ども達が抜け出せることに気づいたのは若干虚弱な赤まりさが死んだとき。 死を目の当たりにして恐怖に駆られた赤れいむが柵の外へと飛び出して行ったのがきっかけだった。 当の赤れいむは我を忘れて秒速3cmしかない鈍足で必死に走り続け、そして死んだ。 生まれたばかりで核に当たる餡子以外の餡子がないに等しい赤れいむにとってその運動はあまりに激しすぎたのだ。 しかし、赤れいむの死は無駄にならなかった。 次に畑を飛び出した赤まりさは優しい人間に見つけてもらい、食料を家族にもたらすことに成功したのだ。 味を占めた両親はそれからも何度かそのような行為を赤まりさに強要し、彼女はゆっくり嫌いの男性に踏み潰された。 残された赤れいむは赤まりさが潰される光景を見た恐怖から頑なに物乞いを拒んだために畑から追い出された。 その赤れいむ追放が堪えたのか、子ども達は両親の言うことを聞いて素直に物乞いを続けた。 1匹はれいむが声を上げたことで、孤児だと勘違いしていた人間の心証を悪くしてしまい、潰されてしまった。 けれど、残った4匹の子ども達はきちんと仕事をこなしていった。 今までの物乞いを見た限りにおいて人間は女性のほうが子ども達に優しい。 だから、今回もきっと大丈夫・・・れいむはそんな確信にほくそ笑んだ。 が、不運にも事態は斜め上に向かって進行しまう。 「よし!お姉さん達のおうちに行こうか?」 「「「「おねーしゃんたちのおうち?」」」」 「そうよ、とってもゆっくり出来るわよ」 「「「「ゆゆっ!ゆっくちちたいよ!」」」」 子ども達はお姉さん達の優しさによって飼いゆっくりという最高級の贈り物を得ることが出来た。 かつての失敗から沈黙を保っていたれいむが我に返って叫んだときには、すでに女性達の姿はなかった。 更に5日後。 畑には虫の息の痩せ細ったまりさが力無く横たわっているだけだった。 柵と網に守られた畑には野菜はおろか、雑草すらも生えていない。 パートナーのれいむがどうなったかはまりさの全身の歯形と散乱した餡子が物語る。 じっくり見てみると、畑の中には虫くらいはいるが、それはまりさのご飯ではなかった。 「むしさ、ん・・・やめてね・・・もってかないでね。まりさ、ゆっくりできないよ」 ---あとがき--- おうち宣言を可愛いと思うのは俺だけじゃないはず うちの生意気な妹に通じる愛嬌があると思うんだぜ? byゆっくりボールマン [[このSSに感想を付ける>感想フォーム]]

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