ゆっくり加工場系16 小規模加工所でのゆっくり処理



幻想郷に突如として現れた謎のナマモノ、通称ゆっくり。
旺盛な繁殖力によって、各所でその数を増やしていが、
その傍若無人振りは当然人間や妖怪の知るところとなり、やがて害獣として駆除されるようになった。
また、早い段階でゆっくり種が様々な中身の詰まった饅頭であることが認知されると、
食料としての狩猟、または飼育対象にもなっていた。

ここは人間に害をなすゆっくり達を捕獲し、主に食料として加工する「ゆっくり加工所」
加工所は複数点在するが、ここはその中でも比較的小規模だ。
今日もゆっくり達が荷馬車で運ばれ、中から木箱が複数降ろされる。
捕獲されたゆっくりが押し込まれているらしく、
中からは「ゆ~」だの「ゆっくりだしてね!」などと気味の悪い鳴き声が聞こえる。

この加工所ではゆっくりの飼育は行っていない。
ただ純粋に害獣であるゆっくりを捕獲し、副産物である皮や中身を加工して利益を上げるだけだ。
加工所での作業に従事している人間も、ゆっくりの傍若無人さは身に染みついているため、
彼らはゆっくりを「饅頭」「ゴミクズ」などと揶揄する。
実際ゆっくりはなぜか人間の言葉を喋るが、知能が低く、所かまわず人間の農作物を荒らす、
人を小馬鹿にした態度を取る、などの理由があり害獣として認知されている。
まれに愛玩用のペットとして飼う物好きもいるようだが、加虐心を誘う態度のせいで
大抵は虐待された末、潰れた饅頭となる。

この加工所では自動機械の類はなく、全て人力によってゆっくりの処理が行われている。
憎たらしいが人でも動物でもない、殺しても何の罪悪感も生じることのない、ただの饅頭である
ゆっくりをこの手で直接始末できるとあって、作業員にとっては趣味と実益を兼ねていると言えるかもしれない。

前述のゆっくりが押し込められた木箱が作業所内へと運ばれる。
そこは10メートル四方の何もない倉庫のような部屋。
木箱が空けられ、すかさず木箱を運んできた人間は部屋を出てシャッターを閉めた。
中のゆっくり達が一斉に飛び出す。
「ゆー!」「やっとお外に出られたよ!!」「ゆっくりしていくね!!」
ゆっくりの中でもっとも種類の多いれいむ種とまりさ種が全部で20体はいるだろうか。
何もない殺風景な部屋を跳ね回る。
「なにここー!」「はやくごはんもってきてね!!」

3人の作業員が人間用の扉から中に入ってきた。
手にはそれぞれ棍棒、ナタ、竹槍を手にしている。
「さて、やるか。たっぷりと恐怖を味合わせてやれ」
「ゴミどもが。腹が立ってしょうがねえ」
「おいおい、あまりやり過ぎるなよ」

ゆっくり達にとっての地獄。人間達にとっての至福の時間。
突然の出来事に逃げ惑いながら、それぞれ殴られ、両断され、突かれ、
阿鼻叫喚の表情で崩れた饅頭となっていく。
「だずげでぇ゙ぇ゙ぇ゙ぇ゙ぇ゙!!!」
「どゔじでごん゙な゙ごどずる゙の゙ぉ゙ぉ゙ぉ゙ぉ゙ぉ゙!!!!」
「ゆ゙っ ゆ゙っ゙ぐり゙や゙め゙でぇ゙ぇ゙ぇ゙ぇ゙ぇ゙!!!!!!」
残り5匹。作業員達はそれぞれゆっくりと怯えた饅頭達を部屋の隅まで追い詰める。
「だずげでぐだざい゙ぃ゙ぃ゙ぃ゙!!!」
1体のゆっくりまりさがどこで覚えたのか敬語で必死に命乞いを始める。
だが作業員達はまりさのずる賢い性格を熟知している。
こんなことは無意味どころかかえって作業員達を刺激するのだ。
「けっ、ゴミクズが てめえだけは助かりたいってか つくづく腹の立つ饅頭だ」
思い切り棍棒を叩き降ろされ、まりさは目や口から餡子を吹き出し、潰れた。

「終わったか、よし、餡子と皮を回収するぞ。」
「しかし、恐怖を感じながら死ぬと味が増すってのは本当かねえ」
「ま、ウチは小規模だが商品の餡子はそこそこ好評だ
それに俺の大嫌いなゆっくりを思う存分ぶちこわせるココは最高の職場だぜ」

餡子や皮をヘラで袋に回収し、ゆっくり達の入っていた木箱を片付けようとする作業員達。
だが、木箱の中には思いがけないモノがまだ残っていた。
「これは・・・」
そこには蔦が生え、茶色く朽ち果てた1体のゆっくり。蔦の先にはプチトマト大くらいの
ゆっくりの幼体が5個実っていた。
「こいつ、運ばれる途中に交尾してやがったのか」
「生存本能というやつか?」
「荷馬車の振動も刺激になったのかもな」

蔦をつかまれ、木箱の外に出されるゆっくりだった泥団子。
そして無慈悲に蔦からもぎ取られたゆっくり達は、
食らわれ、握り潰され、または踏み潰された。

「ふう、すっきりしたぜ」
「やはり泣き叫んで逃げ惑ってくれないと処理のし甲斐がないな」
「休憩だ、戻るぞ」

人里を荒らすゆっくりは後を絶たない。
それはひとえにこの饅頭達の学習能力のなさにも起因するが、
だからこそ、このような施設が存在し得るとも言える。
この人間とゆっくりの奇妙な関係はいつまで続くのだろうか・・・




後書き=======================

前置きが長い割にゆっくりを処理する描写が薄すぎてすいません。
直接ゆっくりを嬲り殺す施設という設定で書きたかっただけです。
使いやすい設定かと思いますので、どんどん使ってゴミゆっくりを処理してやってください。
食用にも虐待にも使える万能ナマモノ、ゆっくり万歳!





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最終更新:2008年09月14日 10:10
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