「さて・・・今日も軒先で茶でも飲むかのぉ。・・・おや、ゆっくりかえ?」
「ゆっ!おばーさん、でいぶのあがぢゃんがうごがないよおおおお!!」
「ん~、どれどれ・・・このまりさじゃな?なんじゃ、ただゆっくりしてるだけじゃないか」
「ゆぅ?でぼ、ごはんもだべないぢ、いぎもぢでないんだよ!?」
「知らんのかえ?ドスまりさになるゆっくりは子どもの頃に息をしなくてもゆっくりできるようになるんじゃよ」
「ゆゆっ!ほんとうに!?れいむのあかちゃんがどすになるの!?」
「そうじゃ。この調子で頑張ればいずれドスになるじゃろうて」
「すごい!れいむのあかちゃんがどすになるなんて!」
「じゃから、ちゃんと巣に連れて帰って、ゆっくりさせておやり?」
「うん!ゆっくりりかいしたよ!おばあさん、ゆっくりさよなら!」
「お~、達者でな~」
~翌日~
「ゆっくりしていってね!」
「おお、言われんでもゆっくりしとるよ~」
「おばあさん、まりさのあかちゃんをどすにするんだぜ!」
「なんじゃ、やぶからぼうに?」
「れいむからきいたぜ!おばあさんがあかちゃんをどすにするほうほうをおしえてくれたって!」
「お~、そういうことかえ。何、簡単なことじゃ。れいむのところの子どもと同じように何も食べさせず、呼吸も身動きもさせなければ良いだけの話じゃ」
「ゆっ!ほんとうにそれでなれるんだぜ!?」
「ちゃんと成長できればの。あと、まりさ以外の子でも大きくなってリオれいむとかラオシャンみょんになるぞ」
「ゆゆっ!すごいね!じゃあ、まりさのあかちゃんたちみんなどすになれるんだぜ!」
「それならさっさと帰って子ども達をゆっくりさせてやらんとなぁ」
「そうだぜ!まりさはゆっくりかえるんだぜ!」
「お~、達者でな~」
~2日後~
「ゆわあああああん!おばあさあああああん!」
「なんじゃ、この前のれいむかい。何かあったのかい?」
「あのね!むれのごどもがびんなでいぶのあがぢゃんのまねをずるの!?」
「ふむ、それがどうかしたのかいのぉ?」
「だがらね、ごのままだど、でいぶのあがぢゃんがどずになっでむれのりーだーになれないよ!!」
「おお、そうかそうか。なら簡単な話じゃ。れいむもゆっくりしたらええ」
「ゆぅ?どういうごどぉ?」
「親もドスになる子どもと同じように息一つせずにゆっくりしておればその子どもはもっとゆっくりできるじゃろ?」
「ゆっ!そっか、そしたらいちばんゆっくりできたれいむのあかちゃんがいちばんゆっくりしたどすになれるんだね!」
「ああ、そういうことじゃ」
「れいむはゆっくりおうちにかえるよ!おばーさん、ありがとう!」
「お~、達者でなぁ~」
~翌日~
「おばーさん、まりさにあかちゃんをすごくゆっくりしたどすにするほうほうをおしえるんだぜ!」
「ん~、お前さんはこの前のまりさかえ?」
「そうだよ!だから、ゆっくりしないですごくゆっくりしたどすのそだてかたをゆっくりおしえるんだぜ!」
「れいむにきいとらんのかえ?」
「れいむはおしえてくれないんだぜ!だからききにきたんだぜ!」
「そうかえそうかえ、けちんぼじゃの~」
「まったくだぜ!」
「簡単な話じゃ。家族全員がドスになる子どもと同じくらいゆっくりしたらええ」
「ほんとうにそれだけなんだぜ?」
「おお、それだけじゃよ」
「ゆっくりりかいしたぜ!まりさはおうちにかえるぜ!」
「達者でな~」
~あるゆっくりの集落(れいむの巣)~
「みんな!むしさんにかまれてもゆっくりしてるまりさをみならってね!
「おきゃーしゃん、おにゃ「ゆっくりだまってね!」
「おきゃーしゃん、おしょとであしょび「どすになれないこはいらないよ!」
「おきゃーしゃ・・・「しゃべったら、となりのまりさのこにまけちゃうよ!」
「おきゃ「ゆっくりだまってね!できないこはゆっくりしんでね!」
「ゆぎゃ!?「ひめいをあげないでね!」
「ゆぎぃ!?「だからひめいをあげないでね!」
「ゆげぇ!?「もううるさいよ!ゆっくりしね!」
「・・・」
「ゆっ!すごくゆっくりしてるね!これでうちからどすがふたりもたんじょうするよ!」
「・・・ゅぅ」
「・・・・・・これじゃちっきゅちできにゃいよ!」
「ゆっくりしんでね!」
~あるゆっくりの集落(まりさの巣)~
「うごくとゆっくりしぬんだぜ!」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・おきゃーしゃんがいちびゃんうごいちぇるよ?」
「ゆっくりできないのをまりさのせいにするこはゆっくりしね!」
「・・・まりさはおなかがすいたからごはんをたべるぜ!みんなはちゃんとゆっくりしてるんだぜ!」
「ゆぅ・・・これじゃゆっくち「しぬとうごくぜ!」
「ゆぎゅ!?・・・もっちょゆっくちちたかったよ・・・」
~あるゆっくりの集落(ぱちゅりーの巣)~
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
返事が無い、みんな揃ってただの屍のようだ。
~あるゆっくりの集落(みょんの巣)~
「・・・ちーっんぴょ!」
「ちんぴょーっ!「ぢんぼっ!?」
「ちーんっぽ!ちんぽっ!ちーっんぽ!!」
「ちんっぴょー!?」
「ちんぽ!ちんぽーっ!!」
「ぢんぴょ!?」
「・・・ちーん「ちんぽーっ!!」
「きょちぇい!?」
「・・・・・・ちーんっぴょ・・・」
「ちんぽーっ!!」
~あるゆっくりの集落(ありすの巣)~
「・・・もおがばんでぎないわあああああ!!ばりざああああ!ありずとしゅっぎりぢよおおおお!!」
「だめだよありす!こどもたちがゆっくりできないよ!」
「ぞんなのぢらないわあああああ!ず~りず~り!」
「ゆぅぅうううううう!?やべでえええええ!!」
「づんでれなまりざのがわいいよおおおおお!!」
「いやあああ、いぐううううううう!!?」
「ありずもいぐよおおおおおおお!!」
「「んほおおおおお!すっきりーーーーー!!」」
「ゆべっ!?」
「どうしてすっきりするのよ!まりさのばか!ゆっくりできないまりさなんてゆっくりしになさい!」
「むちゃくちゃだよおおおおおお!!」
「「「ありしゅたちもちゅっきりちゅるよ!」」」
「「「やべるんだじぇえええええ!?」」」
「「「「「「んぽおおおおお、しゅっぎ!?」」」」」」
「ゆっくりできないいなかものはゆっくりしになさい!!」
「「「・・・もっとしゅっきりちたかっちゃよ」」」
「「「・・・もっとゆっくちちたかったよ」」」
~1週間後~
「おお、虐太郎じゃないか。ひさしぶりじゃのお」
「お袋こそ、元気そうで何よりだよ」
「全くうちに寄り付かんくせによう言うわ、ふぇふぇふぇ」
「こんにちは、おばあさん」
「おや、どちらさんかのぉ?」
「私は里のはずれの竹林で開業医をやっている八意永琳です」
「おお、そうかそうか。で、ばばの庵に何のようじゃ?」
「お袋は知らないのか?最近この辺りでおきたゆっくりの集団心中を。もう200匹以上が死んでるだ」
「ほうほう、なるほど。そういうことかえ」
「ええ、そういうことです」
「お袋も先生もそれだけで通じるんかい!?」
「お前とは違うんじゃよ。大方、その心中の原因究明のために先生がここに寄越されて、近くに実家のあるお前が助手になったんじゃろ?」
「お袋、あんた相変わらず勘が良いな・・・」
「お前が鈍いだけじゃ。わしにはお前があわよくば先生に言い寄ろうとしているのもお見通しじゃよ、ふぇふぇふぇ」
「それはさて置き、おばあさん。貴女は今回の心中について何かご存知では?」
「そんな風にどうでもよさげに流さないでくださいよ、先生・・・」
「ふぇふぇふぇ、さすが先生。伊達に八意を名乗るだけのことはあるわい」
「・・・なんだ、お袋の虐待だったのか。人騒がせな・・・」
「うんにゃ、間違いなく病じゃよ。親の欲目と身の程知らず、それと名誉欲じゃな。鳶から鷹は生まれんというのになぁ」
「なるほど、不治の病ね」
「馬鹿と同じじゃよ、ふぇふぇふぇ。そういうことじゃから虐太郎よ」
「な、なんだよ?」
「どこにでもいるばばの倅に過ぎんお前も身の程をわきまえて、相応の嫁さんを見つけるんじゃぞ?」
「う、うるさいわっ!?」
「鷹が雀を産むことはあるのにねぇ・・・」
‐‐‐あとがき‐‐‐
誰かゆっくりみょんオンリーの作品を会話だけで仕上げてみてくれ・・・
虐待おばばなのでいつも通り短め。
行間に関してはあまり気にしないけど、この作品の場合これで問題無い、と思う。
そして、ゆっくりが類を見ないほどにお馬鹿。いくらなんでもこれは無いわ。
byゆっくりボールマン
最終更新:2008年09月20日 01:25