その他 ゆっくりくえすと

3000年前…力を持った一匹のゆっくりが自らを魔王と名乗り人々を苦しめた。
だがやがて勇者が現れ魔王は封印される。魔王は封印される間際に言った。
世が乱れ憎しみで満ちたとき我は再び蘇る、と。そして現在、ついに魔王が復活したのだった!





第一章 プロローグ


魔王はまりさ種であるが全長10mをゆうに超え、頭には2本の角、鋼のような黒く硬い皮膚を持っていた。
その赤い瞳からは知性を感じさせるが同時に残忍さを感じさせる。側には四匹の側近が付き添っていた。
魔王により各地のゆっくり達は魔王の根城、風雲ゆっくり城へと集められていく。
「ゆっ!魔王さまがゆっくりできない人間達をこらしめてくれるね」
「これでみんなゆっくりできるようになるよ!」
ゆっくり達は魔王が人間達を倒したつもりになって喜んでいる。
「でもなんで魔王様はみんなを集めたのかな?」
「きっとゆっくりできるいい話だよ」
やがて世界中のゆっくり達が魔王の住む風雲まりさ城に集まった。魔王がゆっくりと口を開く。
魔王「皆に集まってもらったのは他でもない…朕はゆっくり達が平和で幸せにゆっくりできる世界を創ろうと思う」
ゆっくり達から歓声が上がる。やはり魔王さまはゆっくり達のために戦ってくれるのだ!
魔王「だが問題なのは勇者の存在…奴は必ず我の前に立ちふさがるであろう。お前達は我に協力してもらいたいのだ」
ゆっくりたちの歓声はさらに強くなる
「みんな魔王様と一緒に戦うよー」
「みんなでゆっくりできる世界をつくろうねー」
だが魔王はゆっくりと首を振る
魔王「いやその必要は無い」
魔王はゆっくりと息を吸い込むとゆっくりたちに向けて吐き出す。魔王の息は炎となりその場のゆっくり達を焼き饅頭に変える。
突然の事態にパニックになりながらも逃げ惑うゆっくりたち。
「い゛ぎゃ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛づい゛い゛い゛い゛!!」
「な゛ん゛でな゛の゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!」
「も゛っ゛どゆ゛っ゛ぐり゛じだがっ゛だよ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛!」
逃げ惑うゆっくり達をみながら魔王は口を開く。
「前回勇者に倒されてから朕は考えていたのだよ…なぜ朕が人間ごときに負けたのか」
それに続き側近達が口を開く。
「それはお前達雑魚ゆっくり達が勇者に倒されることにより経験値を与え勇者を強くしたからだ」
「ゆっくりを倒すことでしかLVUPできない勇者は雑魚ゆっくりが滅びれば強くなれない」
「お前達雑魚ゆっくり達は我ら上級ゆっくりのために滅びてもらう」
「ちからなきゆっくりたちよ…ゆっくりちね!」
それを聞いたゆっくりたちは逃亡にかかる。
「魔王さまの考えはゆっくりできないよ」
「ゆっくり逃げようね!」
だが入ってきた扉が閉まりゆっくりたちはみな閉じ込められた。
ゆっくり達の中には無謀にも魔王に歯向かおうとする者もいた。
だが魔王の鋼鉄の毛が針のように体に突き刺さり身動きが取れなくなる。
「あ゛、あ゛が…あ゛があ゛あ゛」
針が刺さっても餡子が漏れる事はないのでなかなか死ぬことができない。
激痛のためもがこうとするが針が食い込みより痛みが強くkなる。
「光栄に思うがいい、魔王さまの手にかかり魔王さまの経験値となることができることを!」
「喜ぶがいい、魔王さまに食べられ魔王さまの血肉となることができることを!」
その日風雲ゆっくり城はゆっくり達の悲しみと苦痛の叫びで満たされた。





第二章 悪霊のごときお兄さん


勇者の血を引く人間”き゛やく”が主人公。魔王の追撃から唯一逃げることができたゆっくりれいむは
魔王に復讐すべく勇者に倒され経験値となる。だが勇者もゆっくり1匹程度の経験値ではレベルアップできない。
勇者の相方で僧侶の”まいこ”はリザレクションの魔法で何度もゆっくりれいむを蘇らせ勇者に倒させる。
そのうちゆっくりれいむの経験値に満足できなくなった勇者はゆっくりれいむをその辺に住む醜悪なモンスターと合体させる。
醜くなった代わりに強化されたれいむのおかげで楽々LVUPする勇者。ついに前勇者が魔王を倒したLVに到達する。

れいむ「こ、これだけ強くなれば十分だよね?もうれいむを殺さないでね」
き゛やく「いや俺LV上げるの楽しくなってきたわ。このままLV99目指すぜ(ザク)」
れいむ「い゛ぎゃ゛あ゛あ゛あ゛い゛だい゛い゛い゛い゛い゛!れ゛い゛ぶま゛だじぬ゛う゛う゛う゛う゛!」
まいこ「死んでもすぐ生き返らせるから大丈夫ですよ。リザレクション!!」
やがてLV99になる勇者
れいむ「こ、今度こそもう終わりだよね…もうれべるあっぷしないもんね」
き゛やく「それがさっき調べたらLV99になると転生してよりパワーアップすることができるらしい。
    LVが1に戻る上LVUPに必要な経験値が3倍になるけど強くなるためにはやるっきゃないよね(ザク)」
れいむ「ぐげえ゛え゛え゛え゛え゛!も゛う゛でい゛ぶを゛え゛い゛え゛ん゛の゛ね゛む゛り゛に゛づがぜでえ゛え゛え゛え゛え゛!」
まいこ「じゃあ生き返らせますね。リザレクション!!」

※ゆっくりと別の生き物との合体がゆっくり転生と設定が被るので没になりました。





第三章 そして伝説へ


チルーザム「さあ来いき゛やく!オレは255回斬らないと倒せないぞオオ!」
き゛やく「チクショオオオオ!くらえチルーザム!」
勇者は携帯用火炎放射器をチルーザムに向けると炎を吹き付けた。
チルーザム「ギアアアア!」
物理攻撃には強いチルーザムだが炎には弱いらしく一瞬で消し炭になる。
レミール「チルーザムがやられたようだな…」
デスレイム「ククク…奴は四天王の中でも最弱…」
メフィスリン「人間ごときに負けるとは上級ゆっくりの面汚しよ…」
チルーザムが倒れても四天王は3匹残っていた。
音速で移動・ワープができるレミール、即死魔法を使うデスレイム、そして全てが謎の存在メフィスリン。
いずれもチルーザムなど比較にならないほどの強敵である。
き゛やく「ウオオオオオオ!この炎をくらえエエエエ!」
3匹「グアアアアアアア!」
部屋に入ってきた勇者は3匹に火炎放射器の炎を向ける。3匹も一瞬で消し炭になった。
き゛やく「やった…ついに四天王を倒したぞ…これで魔王のいる風雲まりさ城への扉が開かれる!!」
魔王「よく来たな勇者き゛やく…待っていたぞ…」
き゛やく「こ…ここが風雲まりさ城だったのか…!感じる…魔王の魔力を…」
魔王「き゛やくよ…戦う前に一つ言っておくことがある。
   朕の魔王スパークは一撃でトウキョウ租界を消滅させるほどの威力を持つが、撃つまでに溜め時間が10時間必要だ」
き゛やく「な 何だって!?」
魔王「そしてちょうどこれから溜め始めるところだ。どう考えても間に合わないなクックック…」
大魔法が間に合わないなら詠唱時間の短い魔法で戦えばいいんじゃね?と思うだろうが、
勉強嫌いな魔王は魔王スパーク以外の魔法を勉強していなかった。
いわゆる”ギガデインが使えれば他の魔法使えなくてもいいんじゃね?”理論である。
き゛やく「フ…上等だ…オレも一つ言っておくことがある。ここに到達するまでに
    強敵(ライバル)との戦いや伝説の装備集め、可愛い相方とのラブラブイベントなどがあると期待していたが
    ホームセンターで火炎放射器を買ったのと四天王討伐以外のイベントは何一つ無かったぜ!」
魔王「そうか」
第二章が没になったので勇者のLVは1。相方の存在自体もなかったことになっている。
魔王はゆっくりと魔王スパークの溜め状態に入り完全に無防備な状態となった。勇者はすかさず魔王にとびかかる。
勇者 「ウオオオいくぞオオオ!」
き゛やくの勇気が世界を救うと信じて…!ご愛読ありがとうございました!

過去の作品
  • ゆっくり転生(fuku3037.txt~fuku3039.txt)

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最終更新:2008年10月17日 22:42
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