ゆっくりいじめ小ネタ203 ゆっくりこうないえん

小ネタ・ゆっくりこうないえん


ある日、野生のゆっくり達のいつもの食事の光景にそれは起こった。

「ゆぎゅっ!?」
一匹のれいむが餌にがっつきすぎて口の中を噛んだ。
「ゆひぃゆひぃ……、ひたぃ…」
「ゆっくりたべないからだよ!!」
「ゆぅ、ゆっくりたべるよ!」

何気ないアクシデント……で終わるはずだった。翌日にれいむが目覚めるまでは。

「ひ、ひたいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」

口の中に違和感がある。それに気づいて舌で触ってみる。
とたんに走る激痛!!
「ひたい!ひたいよぉ!!」
このれいむの痛がりように仲間達も驚いた。
「どうしたのぉ、れいむぅ?」
「すごくいたがってるけど、おけがはしてないね?」
「くちが!おくちのなかがいたいんだよぉ!!」
群れの中で一番賢かったぱちゅりぃが呼ばれて口の中を見た。
「むきゅ!これは〈こうないえん〉ね!」
「こうないえん?」
「くちをかんだり、ふせっせいなせいかつをしたりするとおくちにできるのよ!たべるときにふれるとすごくいたくなるのよ」
なお、ぱちゅりぃは不摂生の細かい意味はわからない。拾った本に書かれていた知識を述べただけだ。
「ゆぅぅぅぅぅぅぅ!」
「でも、だいたいななかいくらいよるがくればなおるのよ!!」
「そうなんだ!よかったねれいむ!!」
「ゆ!よかったよ!!」

しかし、考えて欲しい。我々人間でも口内炎になると食欲不振になるのだ。
このれいむもその例にもれず、あまり食べ物が食べられなくなった。
いや、本当は食べたいのだ。だが食べ物をたべようとすると
「ゆぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
患部に触れる度に激痛がれいむを襲うのだ。そりゃあ食べる気も失せる。
しかしきっちりご飯を食べないとこの病気は長引く、とぱちゅりぃには言われている。
「ゆぅぅぅぅぅぅぅぅ………、しみるよぉぉぉぉぉぉ……」
ゆっくりゆっくりとれいむは食べ物を飲み込んでいく。もう他のゆっくり達が餌を食べ終え遊び始めてもまだ食べ切れなかった。
さらに、ゆっくり達は跳ねて移動する。跳ねるたびに口内も動き、炎症箇所に歯が当たりまた激痛が走る。
「はやくなおるほうほうはないの? これじゃゆっくりできないよ!」
身から出た錆なのにれいむはぱちゅりぃにぼやく。
というかマジ痛いんだこれ。誰か助けて。
ぱちゅりぃはそのぼやきに対し
「はやくなおしたいなら、まずくささんやむしさんをばらんすよくたべることよ!
 あなたはむしさんばかりたべてるからこうないえんになりやすいのよ」
このぱちゅりぃの言葉は正鵠を得ている。
しかしれいむは子供のように駄々をこねた。
「だってくささんはにがいよ!」
「れいむはもうおとなでしょ!にがいのもたべれないといけないわ!」
「にがいものはやなのぉ!」
「じゃあゆっくりなおるまでがまんしてね!」
「ゆぅ……」
れいむは引き下がった。
夜に寝てても誰かが寝返りをうってぶつかれば
「ゆぎぃ!」
朝に起きて、挨拶をするときも歯が患部に当たり
「ゆぎゅ!」
こんなのが2、3日続いたら周囲のゆっくり達もゆっくりできないわけで。

そんなある夜のことである。この群れにれみりゃがやってきた。
『れ み り ゃ だ ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!』
当然群れは逃げ惑う。何とか木の虚にかくれることができたゆっくり達がいた。
(し、しずかにね!れみりゃにみつかっちゃうよ!!)
(わ、わかったよ!!)
「う~♪、あまあまどこだどぉ?」
せまい木の虚に息を殺して隠れるゆっくり達。
身動きするたびに誰かに当たる。
つまり、当然、あのれいむにもぶつかるのもありえるわけで。
コンッ!
「ユッギャァァァァァァァァァァ!!」
「どぼじでおっぎなごえだずのぉぉぉぉ!?」
「あまあま~♪みぃつけた」

れみりゃは虚にいたゆっくり達をおいしく頂くと去っていった。

後書き
口内炎が痛くてしょうがないから書いた。今は反省している。だけど痛い……。




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最終更新:2008年11月08日 13:14
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