ゆっくりいじめ系2577 初めての制裁

  • 一応幻想郷でないほうの現実世界です
  • 原作キャラは登場しません
  • 他作者さんの設定を多数お借りさせていただいてます




「さて・・・こいつらをどうするものか・・・」
俺は透明な箱の中に入っている生首
「なまくびじゃなくてれいむはれいむだよ!」
「まりさだよ!」
・・・を見下ろしている
「そんなところでゆっくりしてないではやくれいむたちをだしてゆっくりでてってね!」
「それとたべものもちょうだいね!」
うるさいと思って箱を蹴ろうと思ったがこいつらのことだ
もっとうるさくなりそうだからやめた

―――――――――――――――――――――――――――――――

こいつらはここ最近姿を見るようになった「ゆっくり」と呼ばれている生物らしい
なんでも饅頭のくせに人語を話し理解することができるらしいが性格がどうも自分勝手で
「おやさいさんがはえているところをにんげんさんがひとりじめしちゃだめだよ!」と主張し畑を荒らしたり
「こんなところにたべものがあるかられいむたちがもっていってあげるよ!」と店の商品を盗み出したりと
被害は日を追って増えているらしい
噂には聞くが本当にそんな饅頭がいるのか?
とアパートの扉を開けるまではそう思っていた

ガチャ!

「「ゆっくりしてってね!!」」
「「「「ゆっちゅりしてってね!!」」」」
「ここはまりさとれいむのおうちだよ!おじさんはじゃまだからゆっくりでてってね!」
「ここでゆっくりしたかったらごはんとおかしをちょうだいね!」
「ゆゆ?おじちゃんはゆっりゅりできるひと?」


目の前にバレーボールほどの大きさの生首が二つとピンポン玉程度の生首が4つほど
赤いリボンをつけているのと黒い帽子をかぶっているのが一つずつ
ピンポン玉のもそれぞれ二つずつ
リボンの方がれいむと帽子の方がまりさと呼ばれているのタイプだ
小さいのはこいつらの赤ちゃんか?
いるんだ。世界というものは本当に広い
こいつらがいると俺がゆっくり眠れなさそうだ、とりあえずやんわりと出てってもらう
「ここはおじさんの家だから自分たちのお家に早く帰りなさい」
人語を理解できるほどの知能があるんだ、ちゃんと言えば言うことを聞いてくれるはず
しかし、そんな簡単に事が進むわけはない

「ここはまりさとれいむのおうちだっていったよ!ばかなの?しぬの?」
「おじさんこそおじさんのいえにかえってね!ついでにごはんとおかしももってきてね」
「れいみゅはあまあまがいいー!」
「まりしゃもあまあまほしい!」

ああ、そうか
自分勝手ってそういう思考だもんな、期待していた俺がバカだった。


ふと周りを見回すと朝仕事に行った様子とずいぶんと違っている
リビングに整頓していたものがめちゃめちゃにぶちまけられている
台所は食器が割れて見るも無残だ
だが冷蔵庫は無事だった 饅頭だから取っ手が掴めなかったのだろうか
推測するにこいつらが体当たりでもしたのだろう
せっかく昨日片付けたのにな・・・

家でゆっくるするにあたりリビング周りだけでも掃除しておくか
と思った矢先キラリと光るものが
「ん・・・」
手に取るとカードの切れ端のようだった文字が書いてある
ル・・フ・・ォ・・ー・・ス・・ブ・・リ・・ザ・・
記憶を探るとそれはおそらく
「エターナルフォースブリザード」のカードの成れの果て
邪気眼TCG世界の選択編の1カートンに1枚しか入っていないと言われるレアカード
それがなんでここに?
疑問に思い俺の邪気眼のコレクションへ・・・



驚愕した・・・
ストレージボックスに収められた邪気眼カードはねとねとした液体でぐちょぐちょに、
ところどころボロボロになっていた
初刷限定のホロ仕様のディアボリック・デスバーストはちぎられ
公式大会でのくじで2等だったオリジナルのカタストロフィック・ホーリー・ブレードは餡子で汚れ
雑誌の懸賞のサイン入りのバーニング・ダーク・フレイム・オブ・ディッセンバーに至っては
サインのあったところしか確認できないほどだ
その他箱に収められているカードすべてが全滅だ・・・今までの面影を見ることができない・・・

「そのかみたちはまずかったよ!もっとおいしいものもってきてね!」
「「「「もっちぇきちぇね!」」」」
プチン・・・
何かが俺の中で裂けた
今こいつらに対して恐ろしいほどの憎しみを覚える
初めて買ったパックの中に入っていたひときわ目を引くカードに心を奪われたこと思い出
公式大会での抽選会での鐘の音とともに渡された輝くカードの思い出
雑誌のにて抽選で3名と書かれてダメもとで送って当たったサイン入りカードを目の前で見たときの思い出
発売日に箱を買って、仕事帰りにパックを買って一喜一憂しながら開封した思い出
その思い出の証がゆっくり達に蹂躙された・・・

そういえば近くにゆっくりをいじめるのが好きな人がいたはずだ
その人に知恵を貸してもらおうかな・・・

とりあえずこいつらが他を荒らさないよう家にあるもので簡易バリケードを作り
時間を稼ぐために食パンでも与えておく
「おにいさんは出掛けてくるからそこでゆっくりしててね」
「ゆゆ?ごはんをくれるの?おじさんはゆっくりできるね!」
「ゆっくりいただきますしようね!」

「「「「ゆっくりいただきます!」」」」

「むーしゃむーしゃ しあわせー♪」
「しあわちぇ~」
「これうめぇ!マジパネェ!」


言動だけが不愉快だと思っていたら食事の風景もずいぶんと癪にさわる
特にあの黒い帽子をかぶったまりさっていうやつは食べかすをそのあたりに撒き散らして・・・
今ここでひねりつぶしてやりたいほどだ
だがまだその時じゃない、俺の宝物を破壊したことをゆっくり後悔させてやる・・・




例のお兄さんに事情を話したら快く道具を貸してくれた
「じゃ拘束用の箱がこれね、ちなみに奴ら饅頭だから傷は小麦粉を溶かしたやつでなおせるし~
生気がなくなってきてもオレンジジュースとか栄養を与えれば復活するから~」
なんで饅頭がジュースで復活するんだよ
「あとやつら一旦要求のむとすごいつけあがるからね~そこから落とすっていう手段もいいね~
僕は絶望しか味わせないやり方が好みかな~」
「初心者だったら身の回りの道具で工夫したらいいんじゃないかな~僕が使っている道具はちょっと上級者向けだから~」
とよくわからないことを言っていた
「じゃお楽しみに~何かあったらまた呼んでね~ 僕も仲間が増えることはうれしいことだから~」
結果ゆっくりに直接危害を与える道具は貸してくれなかったが
大きなゆっくり一人分くらいの大きさの拘束用の箱を3つ借りることに成功した



「やぁゆっくりしてるかい?」

「ゆっくりおかえりなさい!」
「「ゆっちゅりおかえりなちゃい!!」」
「おじさんあれだけじゃたりないよ!もっともってきてね!」
「あとおかしももってきてね!」

どうやらあの後もゆっくりしていたようだ

まずは箱に入れるといいよ~
逃げる?ゆっくりの逃げる速度なんて文字通りゆっくりだから~

お兄さんの言っていた通りにゆっくりを箱の中にいれていく
驚くほど簡単であった、こんな動きで本当に自然界を生きてこれたのだろうかと思うくらい
小さい方なんて「おちょらをとんでる~」とむしろうれしそうであった
持った感触はまるで饅頭、すぐ壊れそうだから慎重に扱わないとな・・・

「ゆっ?おじさんなにするの!ゆっくりここからだしてね!!」
「いまならゆるしてあげるからゆっくりおかしもだしてね!!」
「ままとすりすりしちゃい!だちて!」
「「「ゆっちゅりだちてね!!!」」」

大きいれいむ 大きいまりさ 小さいれいむ2つとまりさ2つに分けた
このまま3日間くら放置して苦しめるという手もあるがやはり直接手を下して苦しめてやりたい


身の回りにある道具でいたぶる たしかあのお兄さんも言っていた
文房具でいいか、とりあえず引き出しを開けてみる
ちょっと足りなそうだから台所も調べてみる
饅頭って料理だから調理器具あたりかな・・・

こんなものかな

準備は整った
さぁ、ショータイムのはじまりだ・・・


――――――――――――――――――――――――――――――


まずは子供から攻撃するといいよ~親の悲鳴が聞けてぞくぞくしちゃうから~
お兄さんの言葉を思い出して赤ちゃんまりさ1つを持ち上げる
そうだ、いいことを思いついた

「たきゃいたきゃい~」
「あかちゃんをゆっくりかえしてね!ついでにれいむたちもここからだしてね!」
「いいぞ、ただし俺との勝負に勝ったら返してやる」
「ゆゆ?なんでおじさんとしょうぶしなきゃいけないの?ここはまりさとれいむのおうちだよ?」
「おうちのもちぬしのいうことはきかなきゃいけないんだよ!ゆっくりりかいしてね!!」

腹の立つ言動で自然と赤ちゃんまりさを持った手に力が入る

「ゆゆゆゆゆゆ」
「あかちゃんがいたがってるよ!ゆっくりやめてね!」
「いまならゆるしてあげるからゆっくりやめてね!」
「俺との勝負を受けるか?」
「ゆっくりおことわりだよ!!」

「お前らが受けないと言うなら仕方ないな」
さらに力が入る
ムギュ
「ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛」
赤ちゃんまりさの口から餡子が漏れてくる
「ゆっくりやめてね!うけてあげるからゆっくりはなしてあげてね!」

ようやく勝負を受けると言ったので赤ちゃんまりさを箱の中に戻してやる

「ルールは簡単だ、今から俺がクイズを出す。
それに正解したらおまえらをそこから出してやろう。ついでにおかしもくれてやる。
ただし間違ったらそこにいるお前らのあかちゃんが残念なことになる」
その言葉を聞いて赤ちゃんたちの顔が青ざめる
そんな赤ちゃんを安心させるためか
「ゆっくりできないおじさんがゆっくりなまりさにくいず?ゆひゃひゃひゃ!」
「れいむはゆっくりだからどんなもんだいでもゆっくりこたえられるよ!」
こいつら親の心はあるようだな、自分勝手じゃなけりゃかわいいのに
てかその自信はどこから沸いてくるんだ
「「「「おとーしゃんおきゃーしゃんゆっちゅりぎゃんびゃっちぇね!!」」」」
赤ちゃんの声援を受けて親たちの顔にいっそう気合が入る
「準備はいいか?」
「「ゆっくりもんだいをだしてね!」」

「さて問題です、ここは誰のお家でしょう?」
「まりさたちのおうちだよ!!」
「れいむたちのおうちだよ!!」

今すぐこいつらに契約書関連を見せてやりたいが
俺のカードをめちゃくちゃにしたんだ、見せたところで理解なんてできるわけないだろう

「せいかいでしょ?はやくれいむたちをだしてね!」
「おかしもちょうだいね!」
こっちが言う前にもう正解と思っているらしい
おめでたい奴らだ



「ざんねーん不正解!正解はおじさんの家でした!!」
「ゆゆ?おじさんうそはゆっくりできないよ!」
「ここはまりさとれいむのおうちだよ!」
ツッコむのも面倒になってきたので無視して続ける
「不正解なので赤ちゃんには残念なことになってもらいま~す」

先ほどの赤ちゃんまりさを素早く掴み
背中?にシャーペンの芯の出るところを突き刺す

「ゆぎゃ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!」
赤ちゃんゆっくりは悲鳴を上げる
「れいむはくいずにせいかいしたよ?ゆっくりりかいしてね!!」
「まりさのいうことがきけないの?ばかなの?しぬの?」

そのままシャーペンをカチカチカチと押していく
芯はゆっくりと赤ちゃんまりさの体の奥深くに侵入していく

「ひぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」
「はいいちぇこないでえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛!!!」
「ゆっくりやめてね!」「ゆっくりやめてね!」

カチカチと押すたびに苦痛に顔を歪める
「ち゛ぐち゛ぐは゛びや゛あ゛あ゛!!ち゛ぐち゛ぐは゛びや゛あ゛あ゛!!!!!」
そして、ついに体を貫いた。
芯は背中から入り右目のあたりを貫通している
「おべべぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛!ばりじゃのおべべぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!!!!!」
「どうじでぞんなことするのおおおおお゛お゛お゛お゛お゛ぉぉぉ!!!!」


この程度で息絶えてしまっては困る
俺は追い討ちをかけるように今度はつまようじをまんべんなく体に突き刺してゆく
残った目だろ、饅頭のくせに髪の毛まであるな、そこもやっとくか
あと口と、そういやお兄さんが顎の下あたりがとかなんとか言ってたな、ついでにそこも
こいつら耳ないのかな?ありそうなところにやっとくか
まだだいぶあるな・・・あとは適当に
グサッ!
「ゆぎゃ!」
グサッ!
「ゆぎゃあ゛あ゛あ゛!」
グサッ!
「ゆぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!」
グサッ!
「ゆぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」

「ふぅ、こんなもんか」
気がつくとつまようじの容器が空になっていた
赤ちゃんまりさは全身につまようじをまといまるでハリセンボンのようだ
「も・・・ち・・・ちゅ・・・ち・・・っ・・・」
赤ちゃんまりさはそうつぶやくと叫び声をあげなくなった
喉の奥にもつまようじが刺さっているのか、滑稽な断末魔の叫び声だった


「い゛や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」
「あがぢゃんがじんじゃったあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!
がえぜ!!あがぢゃんをがえぜえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!!」

「さぁ次はどの子にしようかな・・・」
「ゆゆ?おにいさんつぎのくいずがまだだよ!」
「ゆっくりはやくだしてね!」
まだチャンスがあると思ってやがる
てかこっそりおにいさんに昇格してる
「何を言っているのかな?おじさんのクイズに不正解だったじゃないか!
ゆっくり残念なことになってね!」
「ぞんな゛ごどい゛わ゛だい゛でよ゛お゛お゛お゛お゛お゛!!!」

次は赤ちゃんれいむを掴む
そしてそのまま大根おろしにかける
素早くやってしまうとすぐなくなってしまいそうなので丁寧にかけていく
ゴリ!
「ゆぎゃああああ!べいびゅあ゛ん゛よ゛ぎゃあ゛あ゛あ゛!!!
ゴリ!
「いちゃい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!」
ゴリ!
「べいびゅぼぐぢぎy・・・」


おっと、勢いあまって口まで削ってしまったのは失敗だったかな
底の方の餡子が漏れてるようだがまだ息がありそうだ
今度は側面から

ゴリ!
「・・・・・・・・・!」
ゴリ!
「・・・・・・・・・・・・・!!」
ゴリ!
「・・・・・・・・・・・・・・・・!!!」

表情の変化でどれだけ苦しんでいるか伺える
反対側からもやろうとしたが表情が動かなくなっているのでやめた

「あ゛がぢゃんがあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」



「こうなったのもお母さんがクイズに間違えたのが悪いんだよな~
もし正解していたらこんなことにはならずおかしも食べれたのにな~」
「ゆ゛?じょうやよ!おぎゃあぢゃんぎゃゆっぢゅりしぢぇぢゃり゛ゃ
ごんにゃぎょどにばにゃら゛なぎゃっだよ゛お゛お゛お゛!!!」
「しょうだよ!ゆっちゅりじぇきにゃいおかあちゃんはゆっちゅりちね!」
「ゆっぢゅり゛ち゛ね゛え゛え゛え゛え゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛!」
「どぼしてぞんなごという゛の゛お゛お゛お゛お゛!!!
お゛があ゛ざんばぢゃんどがんばっだのにい゛い゛い゛ぃ゛ぃ゛!!!!」

親と子の関係を壊そうと口から出任せに言ってみたがまさかここまで効果があるとは
本当にこいつら自然界でやっていけてるのかなぁ

「ゆう!そんなこというあかちゃんはれいむたちのこじゃないよ!ゆっくりしんでね!」
「「ゆっくりしんでね!!」」
「やじゃあ゛よ゛う゛う゛う゛う゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛」

いつまでも親子喧嘩を見ていてもつまらないものだ
と、ここでまたいいことを思いついた

「そうだ!お前達にもう一回だけチャンスをやろう」
「ゆゆ?ほんと!」
「ゆっくりみんなをだしてね!それとゆっくりおかしももってきてね!」
「赤ちゃんを一つだけ助けてやる」
「おじさんなにいってんの?あかちゃんはふたりいるよ!ゆっくりりかいしてね!!」
「つべこべいわずゆっくりだしてあげてね!」
おいおい、ちょっと甘さを見せたらおじさんに降格したな
「ルールは簡単だ、お前達それぞれが助けてほしいあかちゃんを選べ。
選んだほうは助けてやるが選ばなかったほうはさっきのようになる。
ただしお互いの意見が違ったら両方さっきのようにしてやる」
「ゆ・・・」
お兄さんの拘束用の箱は蓋を閉めたら防音効果があるそうだが
念のため両方の口にセロハンテープを貼り付けてから蓋をする
これで相談もできないだろう

「・・・・!」
「・・・!・・・!」



まずはれいむからだ、箱の蓋を開けてセロハンテープをはがしてやる
「ゆはぁ!いきなりれいむのおくちをふさぐなんてぷんぷんだよ!」
「さぁお前の助けたい赤ちゃんはどっちだ?」
「れいむのあかちゃんのほうがゆっくりしているかられいむをたすけてあげてね!」
「そうか」
ここまでの経験で後で意見を変えようとしそうだから今の会話はボイスレコーダーで録音しておく
そのまま新しいテープを口に貼り付けて蓋を閉める
「・・・!・・・!!」


一方赤ちゃんのほうは
「おきゃあちゃんはれいみゅのほうをえりゃんでくれちゃよ!
まりしゃはいらにゃいこりゃったんりゃね!」
「いらにゃいこにゃんてそんにゃわけにゃいよ!
きっとこんどはまりしゃのほうをえりゃんでくれるよ!」
あのー意見が食い違ったらどっちも助けないって言ったはずなんですが


つぎはまりさだ、蓋を開けテープをはがす
「ゆはぁ!まりさのおくちをふさぐおじさんはゆっくりしね!」
「助けたい赤ちゃんはどっちだ?」
「まりさのあかちゃんのほうをたすけてね!れいむのほうはゆっくりしんでね!」
「そうかそうか」


赤ちゃんまりさの喜ぶ声が聞こえる
「やっぴゃりまりしゃをえりゃんでくりぇたよ!れいみゅはゆっくりちね!」
「いやあ゛あ゛あ゛あ゛!!!れ゛い゛み゛ゅもっどゆっぢゅりじだい゛い゛い゛い゛!」

やはりこうなったか・・・
自分とおなじ種の赤ちゃんのほうがかわいいよな
で本能のままに従いそのまま自滅する・・・と。
笑いが止まらないな


親れいむの方の蓋を開けテープをはがした
「それでは結果発表です。
親れいむは赤ちゃんれいむを、親まりさは赤ちゃんまりさを選びました!
よって両方ゆっくり死んでね!!」
その瞬間親れいむと親まりさの目が合った
こいつらアイコンタクトもできるのか?
「お、おじさんう、うそはよくないよ!れいむはまりさのあかちゃんをえらんだよ!
だからゆっくりたすけてね!」
そういうことか・・・
食い方から想像するに親れいむと親まりさとが言い争ったらまりさの方が勝ちそうだ
この状況下、赤ちゃんを一人でも助けたいと思ったのか親れいむが折れて親まりさに寝返った
やっぱり録音しておいてよかった。すぐに論破してやる

その言葉を聞いて赤ちゃんれいむは「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」と喉が壊れるほどに叫んでいる
一方赤ちゃんまりさは「ゆ~♪ゆ~♪」と呑気に歌っている
安心しろ、赤ちゃんれいむ。赤ちゃんまりさも助からないぞ
と心の中でつぶやき先ほど録音したものを再生する

「ゆはぁ!いきなりれいむのおくちをふさぐなんてぷんぷんだよ!」
「さぁお前の助けたい赤ちゃんはどっちだ?」
「れいむのあかちゃんのほうがゆっくりしているかられいむをたすけてあげてね!」
「そうか」

「あれあれ~れいむ、さっきこんな風にいわなかったかなぁ?」
「ゆ・・・ゆ・・・」
「おじさんも嘘つきはぷんぷんだなぁ!」
れいむの箱に修正液を流し込む
白い液体がれいむにまとわりつく
「ぐざい゛よ゛!!!ゆ゛っく゛り゛でぎな゛い゛よ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛!!!」
ついでに親れいむの口をこじあけて液体のりを飲ませ蓋をするためにボンドを塗って口を閉じさせる
いや・・・ボンドより小麦粉で口そのものをなくしたほうがいいかな
小麦粉を水に溶かしたもので親れいむの口をなくす
「・・・・!・・・・・!!・・!!!!!」
今鼻だけでしか呼吸ができない なので力強く鼻から空気を吸い込むだろう
そして鼻から侵入した修正液のにおいが鼻腔に突き刺さる!
その苦しみだろう・・・と推測した
いや待て、こいつに鼻なんてあったっけ


「べいむ゛になんでごとずるのお゛お゛お゛お゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛!!!」
「「お゛ぎゃあ゛じゃん゛ん゛ん゛ん゛ん゛!!!」」

やがて修正液が乾いたらカピカピの感触に、
口の中の液体のりが固まったら体が常にパンパンになって苦しむだろう

「・・・!!!!」

目から涙が出ている。
そうだ、ついでにはさみでまぶたも切り取って瞬きも封じてやろう

「!!!!!」

目からとめどなく涙が流れる
こんなむき出しの目を見せられたら針状のもので突き刺したいという思いがあるが
まぁ雑菌とかいろいろ入って自然に目も潰れるだろう
むしろそっちの過程のほうがきついに違いない
その様子に満足して親のれいむの蓋を閉めた

(ゆっくりしていってね!)


親れいむを始末している間は蓋を閉めていたため声は聞こえなかったが
箱の内側がよだれのぐちゃぐちゃになっている辺りから相当叫んでいたらしい

さて、そろそろ赤ちゃんの処理をしてやるか・・・
今までとは少し違うやり方を試したかったので
台所で準備をする
ガスを開けてコンロから火が出ることを確認し
フライパンにチョコレートのかけらを置いて
そうだ、赤ちゃんの様子がよく見えるように親をここに置こう・・・


赤ちゃんの蓋を開けるとまだ言い争いをしていた
「まりしゃのせい!」「れいみゅのせい!」
「二人は仲がいいんだねー
そんな仲良しなゆっくりにはおかしをあげよう!」
「「おかし?」」
「おかしなられいみゅがひとりでたべりゅよ!」
「なにいっちぇんの?まりしゃがひとりでだべりゅかられいみゅのぶんはいらにゃいよ!」
言い争いをしている赤ちゃんをフライパンに放り込む
チョコレートを見つけたのか赤ちゃんたちは言い争いをやめる
現金なやつらだ
「さぁゆっくりたべてね」
「「ゆっちゅりいちゃちゃきまーす!!」」
「むーちゃ♪むーちゃ♪ちあわちぇ~♪」
「これうめぇ!まじパネェ!」

こんな光景を見るために俺はチョコレートを与えたわけじゃない
ここからがお楽しみだ・・・
その憎たらしいほどの幸せな顔がここまでだと思うとゾクゾクする
「ゆっちゅりできりゅね!」「ゆっちゅり!」
あっという間にチョコレートを平らげた赤れいむと赤まりさ
それらを憎しみで握りつぶさないように慎重に持ち上げ
背中にボンドを塗り接着する
「ゆゆ?おにいさんもっちょおかしちょうらい!」
「あれらけやたりないよ!ゆっちゅりもっちぇきちぇね!」
図々しい発言はやはり心に耳栓をしてやり過ごすに限る
無視しながらそのままコンロの上にフライパンを乗せて火をつけた
「ゆっくりうごきぇないよ!」
「なんで???」
お互い別々の方向に行こうとしているから
運動エネルギーが打ち消しあったその場でピョンピョンと跳ねている
たぶんそのことは気づいてないだろうな・・・
「ゆ~!あっちゃかくなってきちゃよ」
「ゆっちゅりできる~」
火はちゃんと通っているな、このまま様子を見るか・・・




数分後

ジュー・・・・
「あちゅい!あちゅい!」
「おじちゃん、ここからゆっちゅりだちてね!」
先ほどゆっくりしているのが嘘のような剣幕だ
必死にフライパンの外から出ようとしているが
運動エネルギーの関係でその場を跳ねるのみ
「あちゅい!」
ピョン
ジュ!
「あちゅい゛!」
ピョン
ジュ!
「あちゅい゛い゛い゛!!」
ピョン
ジュ!
「あちゅい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!!」
ピョン
ジュ!
「あ゛ぢゅい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!!!」
「つかれてもうぴょんぴょんできないよ・・・」
「そんなこといわにゃいでぴょんぴょんしてねぇぇぇぇ!!!!」
「「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」」

赤れいむの方の体力がなくなったようだ
赤まりさは必死に跳ねようとしているが赤れいむが枷となって動きがとれない

「お゛お゛お゛お゛お゛がががががががががだだだだだだだだだ」

身体を焼かれて助けを求める声もヒートアップしてる



そろそろ頃合か・・・
白い煙と甘い香り、これは饅頭の中身のにおいかを放つフライパン
そこに水を投入する
ジュワアアアアアアアアア!
水はたちまち水蒸気へと変える
間髪いれずにフライパンに蓋をする

「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぢゅい゛い゛い゛い゛いいいいいいいいいいいいい!!!」
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」
「ゆっちゅりできにゃい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛」」

水蒸気はフライパンから出ようにも蓋がしてあり脱出はできない
となると水蒸気の逃げ道は・・・
赤ちゃんゆっくりに水蒸気が容赦なく襲い掛かる

「みずしゃんぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」
「あ゛づいよお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!!」

もし食材とかに口があればこんなことを叫ぶのだろうか・・・
すぐに皮から浸透して中までしっとりと蒸され、
叫び声が聞こえなくなったのを確認してフライパンの蓋を開けると
餡子の香りを漂わせたもの言わぬ饅頭がふたつ 顔はとんでもないことになっていた
頭の中から少し餡子を取り出して口に入れてみる
熱っ!
もう少し冷めてから試してみよう


目の前で赤ちゃんを蒸される光景を見て正気でいられる親がいるものだろうか
さすがのゆっくりにもこれにはこたえたようで
叫び声をあげるのを通り越してウンともスンとも言わなくなっていた
見ると親まりさの箱の底が黒くなっていた、体の餡子でも吐き出したのだろうか
親れいむは・・・変わってないな、動けないししゃべれないから
息は・・・ある、気絶しただけか・・・。
このまま栄養失調でくたばってもらっては困るので
引き出しにあったおもちゃの注射器の中にオレンジジュースをいれて
親れいむとまりさに注入する

今日は疲れたこれくらいにしてやろう
俺は布団を敷いて寝ることにした

――――――――――――――――――――――――――――――

寝しなに今日のことを振り返る
今まで人を殴ったり蹴ったりはしたことはあるが
つまようじで刺したり大根おろしでおろしたり
液体のりを食わせたりフライパンで焼いたりとかはしたことはなかった

ふとこの饅頭がもし人間だったらと思った
俺はひょっとしたら極悪人ではないのか?
罪と罰の比率がおかしいような気がする

奴らの犯した罪
  • いきなり沸いてきて自分の家と言い張った
  • 家のなかをめちゃくちゃにした
  • カードのコレクションを再起不能にした

再起不能に・・・そうだな、これくらいじゃ罪の方が大きすぎるよな・・・。
そもそも人間だったらという仮定自体間違っている
奴らは饅頭である、食べ物で遊ぶなとは聞くが食べ物が遊ぶとは聞いたことない
そうだ、奴ら妖怪だ・・・そして俺は妖怪を退治する妖怪バスターだ・・・。


―――――――――――――――――――――――――――――――


「ゆっくりしていってね!!」
その声で目が覚めた
時計を確認する。午前7時か・・・。
昼からの仕事なので午前10時に起きて準備すれば十分間に合う
つまりこいつは俺の睡眠時間を3時間奪ったことになる
まだ罪を重ねるのか・・・それならば俺ももっとがんばらないとな

「おじさんのせいでれいむとあかちゃんがしんじゃったよ!
ゆっくりできないおじさんはゆっくりごはんをもってきてとっととしね!」

こいつらの脳、いや餡子は昨日の惨劇のことを覚えていないのだろうか
いや、本能的に自ら記憶を封じたのかもしれない
しかしそんなことはどうでもいい
俺は罰を与えるだけだ
      • と思ったが俺の部屋に使えそうなのはもう残っていない
10体いたら10通りの苦しみを味わってもらいたいので同じものは使いたくはない
なので近くのおにいさんに借りいくか
いや、こいつをそのまま持っていってレクチャーを受けるのも・・・

「おじさん!ごはんをゆっくりとっとともってきてね!!」

考え事をしているのに無神経な奴だな、
俺はホッチキスの針を伸ばしたものを消しゴムに刺す
伸ばしては刺して伸ばしては刺して
こうしてできた針消しゴムは昨晩の赤まりさのようだ・・・を
うるさいまりさの体内にいれてみるか

「ゆゆ?まりさはゆっくりごはんをもってきってっていったよ!」

背面に回りこんで背中の皮を剥がす

「ゆぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」

そして針消しゴムが入るように餡子を抜いていく

「ばりざのあだまをどごにぼっでいぐのお゛お゛お゛お゛!!!」

空いたスペースに針消しゴム投入

「あだまがあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!
ばりざのなかにはいってこないでえ゛え゛え゛え゛え゛え゛!!!」

そのまま皮を戻して小麦粉を水に溶かしたもので縫合
これで準備は完了だ、後は自らスイッチを押してくれるハズだ

「なんでそんなことするのおおお!!ゆっくりあやまってね!」
ピョン
「ひぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!」


そう、頭のなかに針を埋め込んだことで動けば動くほど
針が刺さって痛みの信号を送り続ける
それも外からじゃなくて中からだ、痛さも半端じゃないだろう
そしてその痛みでまた跳ねて、針が刺さり、
針が刺さった痛みでまた跳ねて・・・
無限ループの完成である

「ひぎゃああああああああああ!」
ポン
「ああああああああああああああああああああ!!!」
ポン
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」




と、
そんな様子を眺めていたらもう午前11時。
そろそろ準備をしないと。



どうせ帰ってきたときにはこいつは死んでいるだろう
しかしこいつらの罪はゆっくり全体の罪だ
俺のゆっくりに対する虐待、いや制裁はまだ始まったばかりである。






見よう見まねで書いてみた結果がこれだよ!!!

反省
  • ゆっくりの悲鳴が思いつかない
  • 赤ゆっくりのセリフが安定しない
  • 破壊物が幻想郷関連ではない

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最終更新:2009年05月16日 23:50
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