ゆっくりいじめ小ネタ514 ゆっくりうつほ

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「うにゅ」

これはゆっくりでも珍しい、うつほ種である。
地底から間欠泉に乗ってやって来たとか核融合で生まれたとか色々な逸話がある。
うにゅ、という鳴き声が特徴的だがそれ以外にも色々な特徴がある。それは後々…
では、野生のゆっくりうつほの生態を見ていこう。


ここはゆっくり研究所内。ゆっくりうつほ研究用のブースだ。
なるべく外の世界での生活に近づけるように、巣となる穴のあいた箱を用意してある。中の様子はカメラで確認できる。

「うにゅ!ゆっくりもどってきたよっ!」
「ゆゆっ!おかえり!!」

中にいるのはゆっくりれいむ。このうつほのパートナーとしてあてがっている。
基本的にゆっくりうつほは喋り方や行動、知能がれいむやまりさに近いものがあるので、近くに置いておくだけですぐに仲良くなる。

「ゆっ!ごはんはどこなの?」
「にゅ…おぼえてないねー」
「なんどいったらわかるの!!」
「うにゅ~♪ゆっくりとってくるよっ!」

訂正しよう。ゆっくりうつほの知能、特に記憶力は他のゆっくりに比べても格段に低い。三歩歩けば忘れる、とはよく言ったものだ。
このうつほも例外ではなく、この光景を今朝から3回ほど繰り返している。
外のスペースには木や草が広がり、虫もいる。しっかりと管理されているので、通常ゆっくり達が食べ物に困ることはない。
しかし、うつほは能天気に外を跳ねまわっているようなので、監視室からスピーカーを通して呼びかける。

「うつほ、何を探しているんだい?」
「うにゅほ…わすれちゃった!」

こんな様子では2匹揃って餓死してしまうので、とりあえず餌を持たせてやることにする。
空からばらばらと降ってくる草や木の実。
それを口に含み、喜びながら巣へと帰っていくうつほ。先が思いやられる。

「むーしゃ…むーしゃ…しあわせー!!」
「ごはんおいしーよね!!」

食事が終わったようだ。
このタイミング見計らって、箱に取り付けた振動器で箱をガタガタと揺らす。
一見適当に揺れているように見えるが、ご存じのゆっくり達を発情させる振動である。

「ゆっゆっゆっ…」
「にゅっ…にゅっ…にゅっ…」

2匹の顔が赤らんで、徐々に目がトロンとしてくる。

「すっきりしよぉぉおぉ!!!」
「ふゅーじょんしましょっ!!」

お互いに発する台詞は別々だが、ゆっくり同士にはちゃんと伝わるらしい。
ゆっくりみょんの「ちーんぽ」を聞くだけでゆっくりならばそこから意味を見いだせるのと同じなのだろう。

うつほとれいむが肌をこすり合わせ、お互いの体をまさぐり合っている。
お互いの喘ぎ声が高まってくるにつれて、2匹の接点から粘液が分泌され始める。徐々にその粘液の分泌は全身に広がり…

「すっきりー!!」
「あづい!!あづい゛よ!ずっきりー!!!」

れいむがかなり熱がっている傍で、うつほは至福の表情を浮かべている。

れいむ頭からにょきにょきと茎が伸びてきた。にんっしんっ!したのだ。

うつほが幸せそうに茎を見上げる。
茎には赤ゆっくりとなる蕾ができはじめていた。


それから順調に赤ゆっくりは育っていった。
うつほには珍しく、お得意の物忘れがあまり発生しなくなっていた。
きっとやればできる子なのだろう。赤ちゃんを産むれいむのために頑張って餌集めをしていた。
日に日に大きくなる赤ちゃんへの期待もあったのだろう。
巣に戻ると茎になった赤ゆっくりを眺めて過ごすのがうつほの日課になっていた。


しかし、ある日うつほが巣に帰るとれいむが涙を流していた。

「にゅ?どーしたのれいむ?」
「あがぢゃんが!あがぢゃんがぁぁ!!」

茎に生った赤ゆっくりは、目こそ開いていなかったが姿かたちは分かる程度にまで成長していた。
しかし、その表面はただれたように赤くなり、見るからに皮がぶよぶよになってしまっている。

「にゅ~…あかちゃん、ゆっくりしていってね」

うつほがぺーろぺーろした瞬間にその異形の物体はポトリと地面に落ちて潰れた。
その他の赤ゆっくりも異常な様相を呈していた。
肌の表面が腫れぼったくなっており、目が開いているのかどうかすら分からない。

「ユ…ユ…ユ゛ッ!」

ぽとりと産まれおちた赤れいむは苦しそうにもがき、沈黙してしまった。
どうやらゆっくりうつほにはゆっくりを被曝させる能力を持っているらしい。
つまりは放射能駄々漏れ。実に危険である。
人間にも危害を与える可能性があるゆっくりうつほ。
もし上手くいけばゆっくり駆除ゆっくりとして活躍していただろう。
もちろん、彼女としてもそれは不幸な未来だったかもしれないが。


「れいむのおがおが…」

数日後、お相手のれいむの顔もただれてきた。
ぺろぺろを繰り返すうつほ。
それが一層症状を悪化させる。


「ゆ゛っ…もっとゆっくり…したかったよ」
「れいむぅぅぅぅぅ!!」

うつほは実験ブースにただ一匹取り残されてしまった。

人間にもゆっくりにも害になるゆっくり。

実験者はサラサラと何かを紙に書き留めた。そして部下に指示を出す。

ブース内に水が撒かれ始める。

「あめさんはゆっくりできないねっ…」

うつほは人からもゆっくりからも忌み嫌われる存在として、本当の孤独の中でそのゆん生の幕を閉じた。

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最終更新:2009年06月08日 03:51
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