- 永遠亭と紅魔館と地霊殿は誰が一番ゲスまりさを捕まえるのがうまいか証明しようとしていた。
八雲紫は彼女らをテストすることにした。彼は森に一匹のゲスを放つと、それを捕まえてくるよう各々に指示した。
地霊殿の主は、自分のペットを森じゅうに配置した。さらに、ゆっくりたちを集めて心服させていった。
そうして三ヶ月に渡る徹底的な調査が終了した後、彼女らはゲスまりさは存在しないという結論を下した。
紅魔館の面々はレミリアが飽きるまでの間森の中を捜索し、主が退屈したとみると森に火をつけゲスもろともみんな殺してしまった。
彼女らは肩をすくめて、ゲスまりさに責任があると言った。
永遠亭の一同は注射器片手に二時間ほど森に入っていたかと思うと、焦点の合わない目をしたゆっくりれいむを連れてきた。
れいむはにへらと意思を感じさせない笑顔で答えた、「そうだよ、そうだよ、れいむはまりさだよ、ゲスまりさだよ」
- 食糧不足になった群れのドスまりさは畑荒らしを敢行するため、側近のまりさ、れいむ、ぱちゅりーに意見を募った。
まりさは「ゆっへっへ、まりささまがりーだーになれば、じゅうにんでじゅうぶんやれるんだぜ」といった。
れいむは「まりさはすぐうらぎるから、ゆっくりかんしするためにばいのにじゅうにんいるよ!」「どぼぞんのー!?」といった。
ぱちゅりーはそんな二匹とドスに半眼を向けて曰く、「むっきゅん。ぱちぇとドスのふたりいればじゅうぶんよ」
他の三人が「どうして二人で十分なの?」と聞いたところ、ぱちぇは取り澄ましてこう応えた。
「だって、はたけあらしにしっぱいしてつぶされるぱちぇと、あやまりにいってつぶされるドスいがいにだれがひつようなの?」
「ねぇれいむ。まりさたちは、ほんとのゆっくりプレイスにたどりつくまでいきていられないよね。でも、おちびちゃんたちなら……」
れいむは楽しそうに飛び跳ねるおちびちゃんたちのゆっくりした将来を想像しようとして、
「ゆゆーん♪ そうだね、まりさ……ああ、なんてかわいそうなおちびちゃんたち!」
「すばらしいゆっくりプレイスの紹介ありがとう! ほんと、どんどんみんなゆっくりしてしまうよ!
……次は、もっと別のゆっくりプレイスの紹介をお願いね」
- ドスがぱちゅりーに群れの食料事情がよくない、なにかいい案はないかと訴えた。
ぱちゅりーが出した改革案は次の二つ。
「空想的なもの:みんなの努力で何とかする」
「現実的なもの:みんなで神様にお祈りして何とかしてもらう」
- 二人の男性が酒場で旧交を温めていた。以下その会話。
「悪い酒というのはあるのだろうか」
「ない。酒はいいか、またはとてもいいかのどちらかである」
「悪いゆっくりはいるのだろうか」
「いない。でも結果的に殴り足りないということはある」
「おかーさん、れーむはいつまでもおかーさんたちをみすてないからね!」
「ゆっ!? おかーさんをおどすのはやめにしてね!」
- 白玉楼の門に、死んだゆっくりれいむとまりさがやってきた。
「れいむをはくぎょくろーにいれてね!」
「まりさはいいこだよ! はくぎょくろーにいれてね!!」
「それはできません。あなたの行くところは地獄と決まったはずです」
妖夢が応えると、二匹はとぼとぼとゆっくり地獄へと立ち去った。
やがて妙に機械的な発音をするゆっくりの一団が同じように白玉楼の門まで来たが、同じように地獄へと追い返された。
しばらくして白玉楼の門に、ゆっくり地獄の鬼に転職していた虐待お兄さんの一団がやってきた。 妖夢は驚いた。
「一体あなた方は何をしに来たのです!?」と妖夢は言った。するとしょげ返った虐待お兄さんたちが言うには、
「我々は地獄から亡命してきたのです。
「神よ、人間の里の生活環境はいつ良くなりますか」
神奈子は答えた。
「貴方の寿命の内には良くなる」
博麗霊夢が神奈子に尋ねた。
「ねえ、うちの神社への信仰心はいつ回復するの?」
神奈子は答えた。
「貴方の寿命の続く内にはには無理じゃない?」
最後にゆっくりさなえが神に尋ねた。
「かみさま、ゆっくりのたいぐうはいつよくなりますか?」
少し悩んで神奈子は答えた。
「それは閻魔に聞いてみないと……」
Q:「とかいはのあいはむげんなのよぉぉぉぉ!」
A: 「はてさて、どうですかね。どんなものにも限りはあるものです。
例えば都会派の愛ならば、「ばりざああぁ!」で始まり「もっどゆっぐり……」で終わるもので」
Q:「それじゃ、ありすがあいでえいえんにゆっくりすることってあるの?」
A:「いいえ。もっとも、相方はそういう訳にもいかないようですが……」
Q:「にゃああ。わからないよー? ばかなゆっくりとりこうなゆっくりのちがいはなんなのかなー?」
A:「明瞭です、明瞭です。馬鹿なゆっくりは人間さんが目の前に示す好意を愛情と受け止めますが、
利口なゆっくりは周囲に人間さんが周囲に現れない状況を愛情として受け止めます」
Q:「ドスはどうやったらむれのあかちゃんのかずをふやさないようにできますか?」
A:「おお、不可能です不可能です。残念なことに、赤ゆの再生産の手段はドスの所有権のもとにはありません」
Q:「にんげんさんにつかまったとき、かならずぬけだせるほうほうってあるの?」
A:「おお、存在します存在します。具体的には、魂だけの存在になることによって」
Q:「どうしてちぇんやぱちぇりーたち、おやさいさんをとるのはだめっていったゆっくりたちはむれからおいだされたの?」
A:「最良のゆっくりは、主に飼いゆっくりとして出荷されるからです」
Q:「まりさのむれにえーきがきたよ! なにかかわるかな?」
A:「おそらく、えーきの判決の前に制裁を行うことが禁止されるのではないでしょうか。結果は変わらないでしょうがね」
Q:「むきゅううぅぅ! どうしてまりさたちはにんげんさんのゆっくりプレイスにでかけていくのかしら!」
A:「おお、愚か愚か。自分を招待してくれた人を見つけるためにでしょう」
Q:「せかいじゅうのみーんなにゆっくりしてもらうことはできるみょん?」
A:「やめてください、せかいがほろんでしまいます」
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※今までに書いたもの
神をも恐れぬ
冬虫夏草
神徳はゆっくりのために
真社会性ゆっくり
ありすを洗浄してみた。
ゆっくり石切
ありすとまりさの仲直り
赤ゆっくりとらっぴんぐ
ゆねくどーと
ゆっくり花粉症
十姉妹れいむ
※今現在進行中のもの
ゆっくりをのぞむということ1~
最終更新:2009年06月08日 03:57