ゆっくりいじめ系2816 ゲスの見た夢2

ゲスの見た夢2(終)









「ゆ゛っ!ごはん!?」

男の腹の上に乗って「ゆぴぃゆぴぃ」と眠りについたまりさだったが、大きな物音で飛び起きた。
部屋の戸や障子がガタガタと大きな音を立てて揺れている。
その原因は外で吹き荒れる風だった。

「に、人間さん!風さんがゆっくりしてないのぜ!お野菜さんがあぶないのぜ!」

男にお野菜さんの危機を伝えようと腹の上をぽいんぽいんと跳ねるまりさ。
男は薄目を開けてそんなまりさの慌てふためく仕草を見ると小さな声で答えた。
大根は強い。地面に深く根を張って風に耐える。何の問題も無い。ゆっくり寝ろ。
男は取り留めなくそんな事を言うと再び眠りについてしまった。
まりさが窓を覗き込んで外の様子を見る。
大根よりもずっと大きな木がミシミシと大きな音を立てて撓っている。

「で、でもまりさは少しだけ様子をみてくるんだぜ」

そう呟くと部屋の隅に干してあった帽子を取り出して被り、器用に口で戸をあけて外にでた。
日中の刺すような日差しが嘘のようにひんやりとした空気と強い風がまりさにまとわりつく。
今まで寝起きを共にした見慣れた外の光景が知らない異世界の様にまりさには感じられた。
帽子が風で飛ばされそうになり、おさげで必死にそれを押さえる。
ブルッ!と小さく身震いをするまりさ。
お野菜さんが無事な事だけを確認したら直ぐに人間さんの巣へ戻ろう。
そう決めたまりさが意を決したように地面を蹴った。
強い風に体を吹き飛ばされそうになりながらも何とか畑にたどり着いたまりさ。
男の言った通り、まりさが進むのに苦労するような風でも野菜はビクともしていなかった。

「お野菜さんはつよいのぜ」

まりさが目を丸くして感心したような唸り声をあげた。
その時である。

「むーちゃ!むーちゃ!うめっ!これすっげうめっ!」

まりさの担当する畑の区域から何やら声が聞こえる。
「ゆっ?」と声をあげてその声が聞こえる方へと振り向くまりさ。
その視線の先には信じられない光景が広がっていた。
粉々に砕けた残骸と化した手塩にかけて育てた大根の数々。
それをやった張本人が空に向かって飛び跳ねながら罵声をあげている。

「かぜさん!うるちゃいよ!しずきゃにしてにぇ!れいみゅがゆっくちできないよ!」
「ゆっ!れいむ!まりさがいるよ!」

それは2匹の子れいむだった。2匹はまりさに気がつくと、
まりさを睨み付けながらぷくぅ!と頬を膨らませて膨れ上がった。
そんな稚拙な威嚇に怯む事無くまりさが子れいむ達に向かって叫んだ。

「ここでなにしてるんだぜ!」
「きょきょはれいみゅのゆっくちプレイスだよ!」
「まりさはあっちいっちぇにぇ!」

まりさと人間さんのゆっくりプレイスでお家宣言をする子れいむ達。
ゆっくりと反省したとは言えそれは以前まりさもやってしまった行為だ。
こんな馬鹿な事をするのは群からはじかれたまりさだけで十分なのに。
このおちびの親は一体何をやっているのか?ちゃんとこのおちび達に掟を教育しているのだろうか?

そんなゲスから脱却したゆっくりとした精神の裏で
まりさは煮えたぎるような怒りを感じていた。
手塩にかけて育てたお野菜さんを貪るその行為。
子れいむの頭の悪そうな顔、頭の悪そうな飾り、頭の悪そうな食べ方。
全てがまりさと人間さんの努力と苦労を嘲り、嘲笑しているように感じた。

「畑からでるんだぜ!おちび!」

そう叫ぶとまりさは片方の子れいむに体当たりをした。
圧倒的な体格差もあって成すすべ無く、子れいむは地面を跳ねて空気を噴出しながら吹き飛んだ。

「ゆびっ!ゆっぐぢいじゃい!!」
「ゆぎゅ!れいみゅがおそらをちょんじぇるぅぅ!?」

もう一匹の子れいむは地面に叩き付けれて拉げながら転がっていく姉妹を見て
空気をぷしゅーと噴出しながら目が飛び出さんほどに驚きの表情を浮かべた。

「ここは人間さんとまりさのゆっくりプレイスなんだぜ!
もう痛い痛いしないから、おちびはゆっくり人間さんに謝るんだぜ!」

残されたもう片方の子れいむに立ちはだかって睨みつけるまりさ。
子れいむは「ゆわわゆわわ」と身震いして動く事ができない。

「お゛っ!おきゃーしゃーん!おきゃーしゃーん!!」
「ゆっ?」

吹き飛ばされた方の子れいむが泣き叫びながら暗闇の中を駆け出した。
その声に反応して視線を移すまりさ。その先には一匹の丸々と太った親れいむが居た。

「ゆゆっ!どぼじだの!?おちびちゃん!」
「あのまりしゃがれいみゅのお野菜をとったのぉぉぉ!」

涙をボロボロと垂れ流しながら親れいむに体を擦り付けて
息をするような気軽さで嘘をつく子れいむ。
そんな子れいむの仕草を見て親れいむの顔に青筋ならぬ餡筋がビキビキと浮んだ。
すぐ側に親ゆっくりがいた事にまりさは安堵の表情を浮かべた。

「丁度よかったんだぜ!れいむ!そのおちびが人間さんの・・・・」
「おちびちゃんは下がっててね!ゲスはれいむがゆっくりできなくしてあげるよ!」
「な、なにいってるのぜ!?」

まりさの言う事にハナから耳を貸さないれいむの態度。
餡筋をビキビキと浮き上がらせながらジリジリとまりさににじり寄る親れいむ。
月明かりを反射してギラギラと光る目。腐った魚の様な目。以前のまりさと同じ目。
間違いなくゲスと呼ばれる人畜有害なゆっくりの目だった。
まりさの額に薄っすらと汗が滲む。更に間合いを狭める親れいむ。

「ゆっ!ここはれいむのゆっくりプレイスにするよ!」

他のゆっくりより一回り大きいまりさよりも更にれいむの体格は一回り大きい。
ここが誰かのゆっくりプレイスと理解した上で強奪に来ている。ありえない暴挙だ。
自分のずっと下に子ゆっくりが居てそれ以外は全部ゴミという腐ったヒエラルキーを構築したそれに
まりさは純粋に恐怖を感じた。それに片足をつっこんで平気な顔をしていた以前の自分自身にも恐怖を感じた。

「ゆっくり聞くんだぜ!ここは人間さんと」
「ゆっくり死ね!」

巨体を揺さぶりながら親れいむがまりさに体当たりを仕掛ける。
何とか身を翻して親れいむの頭の上に飛び乗ってそれをかわすまりさ。
まともに食らえば全身が潰されて、餡子を吐いて永遠にゆっくりできなくなるだろう。
親れいむの頭から畑の杭の上に飛び乗って距離を取るまりさ。

「ゆゆっ!」

まりさは餡子脳をフル回転させ一生懸命に考えた。
ここは一旦逃げて人間さんを呼んだ方がいいだろう。
地面に刺さっている杭の上を飛び跳ねて行けば安全に逃げる事ができる筈だ。

しかしそんな冷静な考えとは裏腹にまりさは動かない。
まりさの頭の中にはもうひとつの魅惑的な考えがよぎっていた。
ここでれいむ達をこらしめて、朝になったらそれを人間さんに見せる。
守られたお野菜さん。ゆっくりできた地面さん。そしてゆっくりと役に立つまりさ。
人間さんは自分の方から一緒に暮らそうと言ってくるかもしれない。
今逃げて助けを呼んだら、人間さんは役に立たないまりさにガッカリするかもしれない。
使えないまりさを人間さんは畑で働かせてくれないかもしれない。

こんな状況なのにまりさを褒め称える人間さんの事を想像すると
まりさの頬は高揚した。呼吸が荒くなった。胸が締め付けられるように疼いた。

「れいむ!まりさがゆっくりできなくしてやるんだぜ!」

まりさはそう叫ぶと杭から飛び降りて親れいむに飛び掛ろうと地面を蹴った。

・・・・はずだった。
まりさの体は親れいむの元へたどり着く事無く、宙に浮いてぷらんぷらんと揺れている。
「まるでお空を飛んでるみたい」暢気にそんな事を考えていたまりさだったが、
気がつくと背中と腹に焼け付くようなジリジリとした痛み。
そして、後ろから感じる荒い息遣いに気がついて後ろを振り向く。
そこには一匹のゆっくりありすが居た。
その口には木の枝がくわえられており、その枝先はまりさの背中に深々と刺さって腹から頭を覗かせていた。

「ゆっ!、ゆぅっ!ゆ゛っぐり゛!ゆ゛っぐり゛ぃぃぃ!!」

その激痛にじたじたと尻を振って体を揺らすまりさだったが、突き刺さった枝から脱出することはできない。
ありすがニタニタと汚い笑みを浮かべてまりさを舐めまわすように眺めている。
やがてありすが枝を口から噴出すとまりさは地面に叩きつけられた。

「ゆ゛っ!ゆ゛っ!」

地面を転がるまりさ。
突き刺さった枝をつたって餡子がダラダラと流れ出した。
それを見て心底ゆっくりできない気分になったまりさは涙をポロポロとこぼしながら
男の家へと這うように体を動かした。

「ゆっ!・・・人間さん!まりさが困って・・・」

なめくじのようにずりずりと地面を進むまりさの上に親れいむが圧し掛かってその動きを止める。
枝の先から流れ出す餡子の勢いが増してまりさがのた打ち回るように暴れた。

「ゆ゛っ!いたいよ!どいてね!ゆっくりできないよっ!」

まりさは情け無い声をあげてれいむに懇願した。
強気な口調は鳴りを潜め、他のゆっくりと変わらない弱気な言葉遣いに変化するまりさ。
それを見下ろしてニヤニヤと汚い笑みを浮かべるれいむとありす。2匹は番だった。

子ゆっくりが居たのならば必然的に親は番である。
なんらかのトラブルで片親という可能性も無くは無いが、
餌に困っていなそうな丸々と太った子ゆっくりを見ればその可能性は低いであろう。
ゆっくりと考えればわかった筈である。まりさは目先の功名心に我を忘れていた。
2匹の親ゆっくりは暗闇に身を潜めているであろう子れいむ達に呼びかけた。

「ゆっ!もう大丈夫だよ!おちびちゃんたちはゆっくりと出てきてね!!」
「おかあさん達はこのまりさにゆっくりと自分の立場を理解させるからね!」

ブサイクな顔で地面に叩きつけられた頬を必死に舐めまわしていた子れいむと
遠く離れた杭の影から「ちね!ちね!」と罵声を飛ばしていたもう一匹が
満面の笑みを浮かべて親ゆっくり達に擦り寄ってきた。

「ゆわーい♪おきゃーしゃんはちゅよいにぇ♪」
「これでゆっくちできるにぇ!ゆっくち!ゆっくち!」

親ゆっくり達と頬を擦り合わせて他力本願な勝利を謳歌する2匹の子れいむ。
そして2匹はまりさの側に移動して何度も体当たりをする。

「ばきゃ!ばきゃ!ゆっくちちんでにぇ!」
「いたいでしょ!れいみゅのつよさをゆっくちりきゃいちてにぇ!」

まりさはそれには反応せず、涙を滲ませながら何度も
人間さん・・・人間さん・・・と呟いた。

「ゆぷぷ!にんげんしゃーん!にんげんしゃーん!」
「おぉ、ぶじゃまぶじゃま!」

2匹は地面に転がってブサイクな顔でまりさの物真似をしている。
それを見ながらゲラゲラと汚い笑い声をあげる親ゆっくり達。
親れいむがまりさのお飾りである帽子に齧り付いて一気に引きちぎる。

「ゆうっ!まりさのお帽子がっ!」

男に洗ってもらいオイルで念入りに磨いてもらって
艶やかな光沢を放っていた命と同じくらい大事な帽子が無残にも千切れて
れいむの口にくわえられている。

「かえしてっ!まりさのお帽子を返してねっ!」

瞳に零れんばかりの涙を溜め込みながらまりさが悲痛な叫び声をあげた。
綺麗に洗われた透き通るようなキラキラと輝くまりさの金髪が露になった。
それを見た親ゆっくり達は息遣いを荒くしながら子ゆっくり達の方へ振り返る。

「おちびちゃん達はお野菜さんをむーしゃむーしゃしでぎでね!」
「ぞうだね!ありずたちはまだまだまりさに自分の立場を理解させる必要があるね!」
「みゅみゅん♪れいみゅはおにゃかがちゅいたよ♪」
「きゃわいいれいみゅはむーしゃむーしゃしてきゅるにぇ♪」

まりさの痛めつけられる姿を堪能して溜飲を下げた子ゆっくり達は
ぽいんぽいんと地面を蹴って暗闇へ消えていった。



何時になっても戻らないまりさが気になって外の様子を見に来た男。
しかしそこにまりさの姿は無く、食い散らかされた野菜が散乱しているだけだった。
無残な姿を晒す大根のひとつを手に取る男。それにはクッキリとゆっくりが齧り付いた歯型が残っている。
自由になって、体が綺麗になって、おいしいものを食べて、
ゆっくりと眠りについて目が覚めたら目の前には沢山の野菜。
目の上のタンコブは家でぐうぐう眠ってるとくれば・・・

「まぁ、こうなる事もある。ゆっくりだものな」

少し悲しそうな表情を浮かべて男が来た道を戻りだした。
が、その時、暗闇からぽいんぽいんと何かが弾む音と共に頭の悪そうな声が聞こえてくる。

「ゆっ!ゆっ!ゆっくちすすむよ!」
「ゆぅーせっ!ゆぅーせっ!ゆっくち!ゆっくち!」

暗闇の中を跳ねる饅頭が2匹。

「ゆっ!こんどはにんげんがいるよ!」
「ゆっくちどっかにいっちぇにぇ!ここはほんとうにれいむたちのゆっくちプレイチュだよ!」

ようやく夜の闇で朧気だった2匹の姿が見えてくる。どうやら2匹ともれいむ種のようだ。
サイズからいって赤ゆっくりと子ゆっくりの間くらい。生後数週間といった所か。
男は子れいむ達に歩み寄って声をかける。

「チビ共、ここにまりさが居ただろ?」

まりさの名前を聞いて2匹の目の色が変わる。
わざとらしくビクン!と体を振るわせて飛び上がった。

「ゆっ!まりさのなかまだにぇ!ゆっくちにげるよ!」
「しょうだにぇ!こいつもおきゃーしゃんにやっつけてもらおうにぇ!」

踵を返してぽいんぽいんと逆方向へ跳ねていく2匹の饅頭。
男は目を見開いた。だんだんと状況が飲み込めてきた。
まりさは畑を荒らしているこいつらを見つけて
止めようとした所をこいつらの親に襲われたのだ。
男は自分の予想が外れた事に小さくため息をついて安堵した。
そして目を細めて闇に逃げようとしている子ゆっくり達を見る。

こいつらの体格と色艶。餌には困っていないようだ。
このサイズで親と一緒に狩りをするというケースはあまりない。
まだ狩りをする体になっていないからだ。

子ゆっくりにしては丸々と太った体格からも
餌が豊富にあり、危険を冒してまで狩りをする必要が無い事がわかる。
それに人間に対して全く警戒心が無い。つまりこいつらは親から何も教わっていない。
こいつらの子ゆっくりサイズになっても抜け切っていない赤ゆ言葉からもそれは明らかだ。

自分の意思を次の世代に伝えようとして産み落とされたのでは無いのだろう。
この饅頭の親はロクに育ちきってもいない2匹を連れまわして
何も教えずにただ自分の有能さをアピールし続けたのだろうか?まるでお飯事の子育てだ。

(殺してしまおう)

野菜を食べたくらいなら散々痛みつけて開放してやってもよかったが、
自分の仕事仲間を傷つけたのは許せない。舐めた真似をした結果を教えてやる必要がある。
人間は地面を蹴って駆け出した。急速に2匹との距離を縮める。
一気に追いつく事は容易かったが、まりさの元に案内させる必要があった。
一定の間隔を保ちつつ、そこからジリジリと距離を縮めていく。
人間の足の速さに驚く2匹。徐々に大きくなる地面を踏みしめる轟音と
後ろを振り返る度に大きくなる人間のシルエットに目をむき出して驚きの表情を浮かべた。

「ゆっ!ゆっくちしちぇいっちぇにぇ!」
「こっちこにゃいでにぇ!」

やがて2匹の進行方向に薄っすらと丸い影が見えてきた。あれが2匹の親であろう。
その2匹の足元にぐったりとして動かないもう一つの丸い影。

「あれがまりさか」

男はするりと懐に手を忍ばせた。
親は殺す。親が居なくなったら何も教わってない子は生きていけないだろう。
生きる為に他の畑を無計画に荒らす可能性がある。ならば子も今殺してしまおう。
野生で潤沢な食料を貪り、伸び伸びと育ったゆっくりは大根と同じで強い。
皮はゴムの様に柔軟に伸縮して破れず、生の大根を噛み砕く強靭な歯は
油断すれば指くらいは持っていかれるかもしれない。男の手に力が篭る。

ここで一気に男の走る速度が跳ね上がった。
顔を真っ赤にして汗を垂れ流がしながら必死に飛び跳ねていた2匹がそれを見て形相を浮かべる。
人間の手には草刈り鎌。月の光を反射して怪しく光る刃先。

「ゆっ!ゆぅっ!にゃにしてるの!?はやくたしゅけてにぇ!」
「かわいいれいみゅがこまってるよ!ばきゃ!こっちみてにぇぇぇ!」
「!?・・・・!?・・・・」

ようやく2匹に気がつく親れいむと親ありす。
親れいむは舌から唾液を撒き散らしながらテラテラとぬめった輝きを放つ頬をまりさに擦りつけ、
親ありすは恍惚の表情を浮かべながらまりさの上に乗って腰を一心不乱に振っていた。

「おっ!おちびちゃん!どぼじでもどってぐるのぉぉぉ!?ちがうからね!これはちがうからね!」
「こ、これは3匹で「ゆっくり相撲」の練習をしてただけだからねっ!決してすっきりなんてしてないんだからね!」

自分たちの変態プレイを見られたことに歯を剥き出して驚いて赤面しながら必死に取り繕う親れいむ達。
しかし何やら子れいむ達の様子が何かおかしい。
すぐに理由が分かった。人間に追われているのだ。
親れいむと親ありすは人間の恐ろしさを知っていた。その手に握られている刃物の恐ろしさも知っていた。

「ゆ゛っ!ありす!ゆっくりしないでにげるよ!」
「ゆ゛っ!ゆっくり理解したわ!おちびちゃんたちはそこでゆっくり死んでね!」

踵を返して親れいむと親ありすが駆け出す。
清々しい程にあっさり自分達を見捨てた親に子れいむ達は状況が理解できない。

「どきょいくにょぉぉぉぉ!?ばきゃなのぉぉぉお!?」
「きゃわいいれいみゅはここだよぉぉぉ!れいみゅだけはたしゅけてにぇ!」

2秒で崩壊した家族。
男は既に子ゆっくり達と併走していた。

「ゆ゛っ!」

気がついたら隣に居る男にしーしーを撒き散らしながら驚く子れいむ達。
男は右側の一匹に狙いをつけて草刈り鎌をなぎ払うように振り下ろす。
まりさの時と違って中枢餡と呼ばれるゆっくりの急所を正確に両断した。

「・・・・・!!」

子れいむは突然飛び跳ねる事をやめて目の前の草むらに頭を突っ込んでぼすんぼすん!と転がった。

「・・・・・!?・・・・!?」

体がピクリとも動かない。声も出せない。呼吸もできない。
草むらに仰向けになって目を見開き、プルプルと痙攣する子れいむ。
何が起こったかはわからない。
しかし絶望的にゆっくりできない状況に顔は醜く引きつった。
そして少し遅れて言葉に言い表せない程の激痛が全身を襲った。
その激痛に顔を歪めながらもゲスの血を引く狡猾な餡子脳が一つの結論を導き出した。

自分の中の大事な何かが壊されて、体だけが死んでしまって心だけが生きているのだ!
例え呼吸ができなくても、身が狂いそうな程の激痛に襲われようともゆっくりは
体内の餡子を大量に失わない限り死には「至れない」
鳥か、虫か、天候かによって子れいむの体が無くなるまでこの激痛は続くだろう。

「ゆっくり死ね」

人間は子れいむとのすれ違い様に小さく呟いた。

「・・・・ひ」

子れいむは顔を真っ青にして小さくなっていく人間をただ見つめるしかなった。
男は大きく回りこみながら親ゆっくり達との距離をどんどん縮めていく。
標的が自分では無くなった事に気がついたもう一匹の子れいむは歩みを止めて地面を飛び跳ねた。

「ゆっ!人間があっちへいったよ!れいみゅにおそれをなしたんだにぇ!」

姉妹が永遠にゆっくりできなくなったのにもかかわらず
満面の笑みを浮かべて自分の無事と一方的な勝利を喜ぶ子れいむ。

ヒュルヒュルヒュルヒュル

「ゆゆん?」

謎の回転音が子れいむの頭上に響く、上空へ視線を移す子れいむ。
それは人間が子れいむに投げつけた草刈り鎌だった。

「ゆ゛っ!なにきょれぇぇ!?ゆっくちむこうへいっちぇにぇ!」

唸りをあげながら吸いこまれるように子れいむへ向かっていく草刈り鎌。
その刃先は子れいむの下腹部を抉り取って地面に突き刺さった。

「ゆ゛ぴぃぃぃぃぃぃ!」

餡子を撒き散らしながら地面を弾む子れいむ。
ビュルビュルと放物線を描きながら噴出する自分の中身。
人間で言うところの足。底の部分が完全に切り取られて餡子が露出している。

「ゆ゛っ!!ゆ゛っぐぢ!!」

何とか体勢を整え、咄嗟に頭を真下にして逆立ちの姿勢で餡子の流出を防ぐ子れいむ。
並々と注がれた杯の水のように中身の餡子が揺れる。
動けば餡子が流れ出して死ぬ。
親か群のところに戻って何とかしてもらうしかない。
でも動けない。動いたら死ぬ。でも動かないと助けて貰えない。

「どうずればいいにょぉぉぉぉ!」

涙を額の方向に垂れ流しながら顔を醜く引きつらせて叫ぶ子れいむ。
誰か、誰かいないの?誰か早く助けてね。ゆっくちできないよ。かわいいれいむがゆっくちできないよ。
藁にもすがる思いで周囲を見回す子れいむ。

「・・・・・・」
「ゆ゛っ!!」

しかし視界に入ったのは目を血走らせて
無言で自分を睨みつける姉妹の子れいむだけだった。
怒ってる。れいむがれいむを見捨てた事をゆっくりしないでとても怒っている。
思わずバランスを崩しそうになって「ゆぴゃぇ!」と滑稽な声をあげる子れいむ。

「こっ!こっちみにゃいでにぇぇぇぇ!!」

悲痛な叫び声が親ゆっくり達の後方から響いた。
しかし親ゆっくり達は子れいむ達の惨状など微塵も気にかけて居なかった。
それどころか人間が鋭利なゆっくりできないきらきらした物を投げ捨てた事に勝機を見出していた。

「ゆっ!ありす!馬鹿な人間がきらきらさんを捨てたよ!これで勝てるね!」
「ゆっ!そうね!れいむ!いつものようにありすが後ろからプスプスするからゆっくり囮になってね!」
「ゆっくり理解したよ!帰ったらすっきりしてまたおちびちゃんをつくろうね!」

丸聞こえの作戦。
親れいむが立ち止まって人間のほうへ振り返る。
そして親ありすも立ち止まり、横に飛び跳ねて岩陰に身を潜めた。
速度を落としてゆっくりと親れいむに歩み寄る人間。それを睨みつけながら親れいむはほくそ笑んだ。

「ゆふん!あのお野菜さんが生えてる場所はれいむとありすのゆっくりプレイスだよ!人間さんはでていってね!」

人間は親れいむを見ていない。ぐったりとして動かないまりさをジッと見つめていた。
馬鹿な人間。あんなちっぽけなまりさに気を取られて。すぐに仲良くゆっくりできなくしてあげるよ。

勝機!

「いまだよ!ありす!ゆっくり死ね!」
「ばかな人間さん!ありすはうしろよ!ゆっくり死んでね!」

正面の親れいむと岩陰に隠れた親ありすが同時に人間に向かって飛び掛った。
岩陰に隠れていた親ありすの口には木の枝がくわえられている。
これまで幾多のゆっくり達をこの戦法でゆっくりできなくしてきた。
これであのお野菜さんはれいむとありすのもの。
ちびは失ったが、また幾らでも産めばいい。あのゆっくりプレイスならばそれが可能だ。
あのプレイスを足がかりにれいむ達はいつまでもいつまでもゆっくりす

「「ゆ゛っ!?」」

いとも容易く2匹は人間に頭を掴まれた。
両手に双方、無造作に握られた2匹がキョトンとした顔を浮かべた。
そのまま男はまりさの元へ駆け出した。

「ゆ゛っ!ゆっくりはなしてね!もういっかいやるから下へおろしてね!」
「はやくしてね!ありすを怒らせないほうがいいわ!ゆっくり理解してね!」

2匹を掴む手に力が篭る。
握られた部分の餡子が移動して2匹の顔が膨らむ。

「「ゆ゛ぷっ!!」」

人間は走りながら親ありすを親れいむのあにゃるに無理やり詰め込みはじめた。
物凄い勢いで首を振ってそれを拒絶する親ありす。
親れいむのあにゃるが強引に押し広げられて親ありすの頭の半分があにゃるに収まる。

「ぐざい゛!ぐざぁぁぁい゛!やべでね!ゆ゛っぐり゛やべでね!」
「くさいとかいわないでねっ!!んほっ!んほおおおおおおおお!」

顔を真っ赤にして舌から唾液を撒き散らしながら、体を捻って男の手から脱出しようとする2匹。
そんな親ゆっくり達の抵抗は男の前には何の意味も成さない。
強引に親ありすの体を親れいむの中へねじ込んでいく。

やがて親ありすがぶるんぶるんと一心不乱に振り回す尻だけを残して親れいむのあにゃるに収まった。
裂けて崩壊する限界にまで押し広げられた親れいむのあにゃる。
赤ゆっくりを出産するだけでも想像を絶する激痛に襲われるというが、
今は生態サイズのゆっくりが収まろうとしているのだ。
その痛みは計り知れない。さぞかし苦しいだろう。

「ふほおおおおおお!ふほおおおおおお!ふほおおおおおお!」
「ん゛っぎぃぃぃぃ!い゛だい゛!!い゛だぁぁぁぁい゛!ゆ゛っぐり゛ざぜでぇぇぇぇぇ!!!」

歯を剥き出し、眼球をグルグルと回転させ、滝の様に汗と謎の液体を垂れ流しながら
耳を劈くような奇声をあげる親れいむの頭を鷲づかみにする。
その親れいむの顔を狂ったようにぷりんぷりんと暴れまわるありすの尻、あにゃるの前に寄せる。

「ゆ゛ッッ!!!」

ピタリと止まる親れいむの奇声、
まるで全力疾走しているかのような荒い呼吸をあげながら死にそうな顔で男の方を見た。
これからはじまる事をゆっくりと理解したようだった。死にそうな顔が死んだ顔になるのは時間の問題だろう。
徐々に距離を縮める親れいむの顔と親ありすのあにゃる。
携帯のバイブのような痙攣をしながら迫り来るあにゃると男の顔を交互に見る。
あにゃるとの距離が縮むにつれてその速度が増した。男が口を開く。

「なにか言いたい事は?」
「れ゛い゛む゛は゛!れ゛い゛む゛だげば!!だずげでねっっ!!」
「0点だ」

親れいむの顔を親ありすのあにゃるに一気に押し込む。
親れいむの体内から「んほおおおおおお!!!」と親ありすの篭った叫び声が聞こえてくる。
歯を食いしばって涙をダラダラ流しながら親ありすのあにゃるに入る事を拒む親れいむ。
男は髪の毛と一緒に親れいむのお飾りであるリボンを毟り取って地面に捨てる。

「ゆ゛!!ゆ゛ぅぅぅ!!れ゛いむ゛のぎれ゛い゛な゛おが・・・・・・ざあああぁぁぁあああッッ!?」

お飾りに気を取られた親れいむの顔面が一気に親ありすのあにゃるに挿入される。
目を見開いて口を窄めたマヌケ面が残像を残しながらケツの穴に沈んでいった。

ビクンビクン!と胎動するもう何だか良く分からない丸い物体。
中からは2匹の篭った苦悶のうめき声が聞こえてくる。
それを男は雑巾を絞るように一気に捻り上げた。

「びっ!!びっぎゅばあああああああ!!!」
「ゆびぺひぇぇぇぇっぇえっ!!おっばっ!!」

断末魔の悲鳴をあげるそれを子れいむ達の居る方向へ向かって放り投げた。
無言で痙攣する子れいむと泣きじゃくる子れいむの真ん中あたりにその丸い物体は落ちた。
弾む事無く、べしゃ!と湿った鈍い音を立てた。
それは男と子れいむ達が出会ってから1分弱の出来事だった。

「・・・・ひ・・・・ひ」
「ゆっぐち!ゆっぐちぃぃぃ!」
「・・・・・・えっ・・・・えべっ!・・・・えべひっ!!」
「・・・・・ばっ・・・ばばっ・・・・ばべばばっ・・・・・!!」

真っ青な顔で微動だにしないゆっくりは2日後に蟻が全身にたかってゆっくりと死んだ。
真っ赤な顔でダラダラと汗を垂れ流す逆立ちしたゆっくりは3日後にカラスによって何度も何度も体を突き刺されて死んだ。
真っ黒な何なのかよくわからない塊は1週間後に大雨が降ってやっと死ねた。



男ははまりさを抱き上げた。
背中と腹には枝によってつけられた大きな傷、そして頭からは何本も茎が生えている。
その茎の先には実ゆっくりは生っておらず、足元に小さな茎を生やした黒い塊がいくつも転がっていた。
親れいむと親ありすはすっきりして生ったばかりの実ゆっくりにまですっきりを行ったのだろう。
男はまりさの頭に生えた種無しの茎を毟り取って放り投げる。そして背中と腹の傷は手で押さえた。

「しかしこれは・・・・」

人間には医療の知識は無かった。
しかし素人の目から見ても手遅れなのは明らかだった。
薄目で虚空をぼんやりと眺めていたまりさだったが
ようやく人間の腕に抱かれている事に気がつき顔を上げる。

「に・・・んげん・・・さ・・・まりさ・・・は・・・・」

フルフルと体を振るわせてまりさが力なく喋りだした。

「お前のお陰で畑は無事だ。礼を言うぞ、上出来だ」

人間が白い歯を出して微笑んだ。
この人間はたまに笑う。その笑った顔はとってもゆっくりできる。
そんな人間の笑みを見てまりさも力なく笑った。

「じゃ・・・じゃあ・・・ご褒美に・・・まりさのいうことをきくんだぜ・・・・」
「なんだ?」
「れいむ達を・・・・ゆるして・・・・あげるんだぜ・・・」

男の歩みが止まる。
もはやれいむ達は死んでいる。
生きてはいるが、死んでいないだけの存在である。あれは生きているとは言わない。

「昔のまりさと・・・・おなじなんだぜ・・・チャンスをあげて・・・ほしいんだぜ・・・」

まりさとれいむ達。
元はゲスだったまりさはれいむ達と同じと言いたいのだろう。
出会う順番がもし逆だったら、まりさがれいむ達のようになっていた?

それは違うと人間は思った。一言で言うと運命。
運命は己の生き様によって選択される。
窮地に追い込まれたとき、とりあえず非を認めたまりさと
番を見捨てて自分の命だけを許して欲しいと懇願したれいむ。
れいむの運命はれいむの生き様から導き出されたものである。
一方的な穿った自分勝手な考えであるかもしれない。しかしそれが人間の考えだった。

「わかった。れいむ達はお前の時みたいに杭に縛り付けておいたからな」
「・・・・ゆっ、無事なの・・・・ぜ?・・・・よかったのぜ・・・」
「お前の畑でれいむを働かせてみろ、俺は知らないからね」

まりさの頬を涙が伝った。
お前の畑。まりさの居場所はあったのだ。
変な気を回さないで最初からお願いしていればこんな事にならなかったかもしれない。
まりさはゆっくりと路頭に迷うのが怖かった。
人間さんをゆっくりと信頼していればこんな事にはならなかったかも知れない。
打ち寄せる波の様にただただ後悔という言葉がまりさの頭の中を駆け巡った。

「も、もうひとつ・・・・もうひとつだけきいてほしいのぜ・・・・」
「まだあるのか?なんかおかしくない?それ?」
「・・・・すりすりしてほしいのぜ」

まりさの体から体温が急速に失われていく。
餡子の鼓動が全く感じられない。まりさに残された時間はもう殆ど無かった。
男ははまりさを持ち上げて優しく頬擦りした。
まりさは顔を綻ばせ「ゆっくりゆっくり」と小さく呟くと目を瞑った。
男もそれに答えて「おぉ、ゆっくりゆっくり」と呟いた。

いつの間にか風は止んでいた。
ゆっくりしていない風さんに驚いて隠れていた虫さん達が声をあげはじめた。
前は自分を馬鹿にしているように聞こえた虫さん達の声は今のまりさには心地よく聞こえた。
「ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!」とまりさに語りかけてくる様に感じた。



雲ひとつ無い晴れ渡った空。
その空にはゆっくりとしたお日様がいくつも昇っている。
見渡す限り一面の野菜畑、そこには大根だけでなく人参やじゃがいも
丸々と太った芋虫やちょうちょまでが生い茂っていた。

「ゆっ!ゆっ!ゆっくりすすむよ!」

頭に籠を乗せた親れいむが地面を元気良く跳ねる。
その籠の中には山の様に積まれた様々なお野菜さんが弾んでいる。

「「ゆっくち!ゆっくち!」」

畑に生える雑草を競うように引き抜いて楽しそうな声をあげる子れいむ達。
時折頬をすり合わせて互いの健闘を称えあう。

「ゆっ!おちびちゃんたち!すりすりもいいけどゆっくりとがんばろうね!」
「ゆっくち!りかいしたよ!」
「ゆっくち!がんばるにぇ!」

口にくわえていた如雨露を地面に置いて親ありすが子れいむ達に声をかける。
子れいむ達は交互に地面を軽やかに弾んでそれに答えた。
人間さんが使っていた大きな鍬を口にくわえて振りかざしながら
その様子をにこにこと嬉しそうな表情で眺めるまりさ。

お腹と背中に大きな傷跡は残ったが、人間さんの献身的な介護もあり、まりさは一命を取り留めた。
今ではお野菜さんは勝手に生えてこない事をゆっくりと理解したれいむ一家は
ゆっくりと反省してまりさの仕事を手伝ってくれている。
かつて腐った魚の様な目をしていたゆっくり達は手を取り合って
人間さんから任せられた広大な畑を取り仕切っていた。

「ゆっくりおろすよ!」

大きな樽に籠に入ったお野菜さんを流し込む親れいむ。
その2つの大きな樽の中にはぎっしりと色々なお野菜さんが詰まっていた。
ひとつは人間さんに、もうひとつはかつての群のゆっくり達に
大きな鍬を地面に置いてそれを眺めていたまりさの顔がほころんだ。
今回のお野菜さんはいつもより一層ゆっくりしている。皆喜んでくれるに違い無い。

「ゆっ!準備ができたのぜ!みんなゆっくりとお野菜さんを運ぼうね!」
「ゆっくりはこぶよ!」
「ゆっくり理解したわ!」
「「ゆっきゅりはこぶにぇ!」」

ぽいんぽいんと地面を跳ねて樽の周りに集まるゆっくり達。
しかしその時、ぽつぽつと水滴が地面を濡らし始めた。

「ゆっ?」

それを見上げるまりさ。
雲ひとつ無い晴天だった筈の澄み切った空は
見る見るどんよりと薄暗いドロドロとした雲が覆った。
強まる雨脚にまりさは眉をひそめた。

「みんなゆっくり人間さんの巣に非難するの・・・・ゆゆっ?」

まりさが振り返るとそこには何も無かった。
ゆっくりと反省した仲間達も無限に広がる広大な畑も何も無かった。
ただ真っ白で何も無い光景がどこもまでも遠くまで続いていた。
まりさは小首を傾げてその不思議な光景をいつまでもいつまでも眺めていた。



とぼとぼと薄暗い夜道をまりさを抱きかかえた男が進む。
道の小石を踏みしめる音と静かな虫の声だけが辺りに響いた。
まりさの頬を水滴が再び打つ。男は空を見上げて独り呟いた。

「あぁ、降ってきたな。一雨来る前に早いとこ帰ろうか。まりさ」

空にはとってもゆっくりとした星空と満月がぽっかりと浮んでいた。










おしまい


※虐待パートのはかどることはかどること

今まで書いたもの
  • ゆっくり見せしめ
  • ゆっくり電柱
  • ゆっくり脳内補完
  • 副工場長れいむの末路
  • 副工場長れいむの末路2
  • 副工場長れいむの末路3
  • 副工場長れいむの末路4
  • ゲスが見た夢1
  • ゲスが見た夢2

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最終更新:2011年07月31日 16:15
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