「ゆっくりできない川さん」
とあるれいむがまりさとがるんるんと散歩をしていた。
「ゆん♪ゆん♪ 今日もとってもゆっくりしているね!」
「そうだね!」
太陽はきれいに輝き。
雨が降った後なのか風が少し強いが空はきれいに晴れ渡る。
そう、全てはかわいいれいむとまりさのために動いているようなものだ。
「ゆっ!そうだ!!きょうはちがうみちにいこう!ね!まりさ!!」
急なれいむの発案。
断ってれいむとの仲を裂くわけにはと思い。
「ゆう・・・でもだいじょうぶなのかだぜ?」
とまりさは少し質問をしたが
「ゆっ、だいじょうぶだよ!まりさ!」
「それならそれとでいいのだぜ・・・」
れいむとまりさはいつもならまっすぐ行く散歩ルートを右に曲がった。
「「ゆ!?」」
2匹の目の前に移ったものはいつもの川である。
雨が降った後なので川の勢いはまだ止まっていないのだ。
「ゆぅ～ れいむ、このかわさんゆっくりできていないのぜ?」
「だね!ゆっくりできないかわさんをゆっくりわたろうね!」
「ゆん!」
とまりさは帽子を水の上に浮かべる。
知っての通りまりさの帽子は使い方しだいでボートになるのだ。
まりさは帽子に乗り込んだ。
その後何か乗れるものはないかと探した後、とても丈夫で大きな葉を見つけた。
れいむはそれに乗り込み 進み始める。
ひとつの問題が発生した。
この川は実は流れがまだ激しく それを忘れており れいむとまりさは波に飲まれ。
れいむはまりさの帽子ごとに沈み始めた。
「ゆひゃああああああ!!」
「れいむううううううう!!!」
と手を(?)取り叫びをあげる。
怖い。
怖い。
その気持ちが込みあがってくる。
そのことを考えているうちに川の水がれいむとまりさの命を確実に削り取る。
そしてれいむとまりさは餡子の塊となり永遠にゆっくりしてしまった。
「ゆ・・・ っぐ・・・」
「だずげ・・・」
そして餡子の塊と化したれいむとまりさは
川の一部となり、消えて流されてしまった。
するときの中から馬鹿げた声が聞こえる。
「ゆっひゃっひゃっひゃ!! ばかなれいむとまりさなのだぜえ! まだみずさんがはげしいのにすすむなんてばかのすることだぜえ!」
ゲスまりさだ。
今日はそこらへんのありすでもとっ捕まえて激しくレイプしまくるのが目的だった。
が、流れが激しい川を見て少し待つことにしていたらさっきのれいむとまりさを発見した。
そして待つついでに観察を始めたということだ。
流れも少しは緩くなったもう少ししたらわたろう
とまりさは思っていた。
早速わたろうとした瞬間。
完璧な美れいむが川の向こう側にいた。
しかし美れいむは急ぐように木の向こう側に消えた。
今急げば間に合うはず。
あのびれいむをレイプしてやろう。
そう思いまりさは帽子を池においた。
いざ美れいむの元へ。
しかしまりさは美れいむのことで頭がいっぱいで気がついていないようだが実は風が急に強くなり川の勢いも強くなる。
「れいむうううううう!まつんだぜええええええ!!!」と船(もとい帽子)を急がせる。
急ぎまくったせいで風が非常に強いときに川のど真ん中に来てしまった。
(ゆ!やばいのぜ!いそぎすぎてかぜさんがつよいときにまんなかにきてしまったのぜ!)
急いでわたりきらなければ自分もさっきのれいむとまりさと運命をたどってしまう。
あいつらと同じ運命をたどりたくない。
オールをこぐ力を上げ猛スピードで陸を目指す。
「ゆぉぉぉぉおおおおおおおおおお!!!!」
と気合を入れ進む。
しかしオールを力を上げても自然という風にかてずにまりさの帽子は転覆してしまう。
「ゆうぇあっ!」
まりさはまだあきらめておらず。
力を込めて陸に向かう。
しかし流れも強くなる。
まりさの皮はふやけてしまい餡子をたらしはじめる。
風もやまず、流れも変わらない。
もう力もわかない。
己の欲のために進み。
己の欲のためにゆん生の全てを捧げた。
なのに最後は川に流され永遠にゆっくりしてしまうとは。
まりさの目がかすんできた
もうだめだ。全てが終わってしまった。
でも最後にいえることはひとつある
「もっと・・・ゆっくりしたかったのだぜぇ・・・」
そしてまりさはもうどこかに流されてしまい姿かたちすら残されていない。
そして翌日
空はいつも通りに晴れ渡り
何故か風は吹き荒れていた
川は今日も獲物を探すかのように荒れ狂っていた。
あとがき
水上まりさ系の作品と曇り空を見て思いついた作品。
前半と後半とで話の展開が違いますが
そんなことは気にしないでください。
byさすらいの名無しさん
過去作品
いじめ系2850ゆっくり油火踊り祭
いじめ小ネタ545ゆっくりボール
いじめ小ネタ546ゆっくり太郎
最終更新：2011年07月29日 18:07
