ゆっくりいじめ小ネタ620 ゆっくりの油 一生一人でゆっくりしてろ!

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彼は道の真ん中で立ち尽くしていた。
そこに立ち止まっている彼は黒髪黒目、中肉中背。成人男性よりやや
低めの背、猫科動物を連想させるやや釣りあがった性格の悪そうな目
を細めて足元のそれを見下ろしていた。

「何してんだ?」

言われたそれは、彼の足元の床で妙な色の布を被りながら路傍の石の
様に丸くなっている。

「ゆっふっふ、れいむはぎゃくたいおにーさんにちょーせんしにきた
んだよ」

丸まった身体を僅かに震わせながらそれは答えた。彼はそれの言葉に
僅かに眉を顰める。
虐待お兄さん。それはゆっくりを虐待するものに与えられる称号とも
ゆっくりを虐待する妖怪とも、南米の深奥に潜むヌボンバ族に十年に
一人生まれる伝説の戦士で、現地の言葉で『小人を甚振る事に快感を
覚えるもの』という意味を持つ人間であるとも言われている。彼は一
つめに該当する人間だった。
どこからそれが漏れたのか知らないが、それを誇るような趣味は無い
ので自分がそうだという話が広まってるような事は好ましくない。ま
た後で早朝からゴミ拾いをするなど対策を練らなければならないと彼
頭を抱えた。

「それで、何してんだ?」

そして、頭を抱えている間もずっとそこで蹲ったままのれいむに対し
て再度同じ問いを重ねた。

「ゆっひっひ、れいむは『こーがくめーさい』をてにいれたんだよ。
これをつかえばれいむはおにーさんにはみえなくなるからおにーさん
はもうれいむにかてないんだよ」
「ふーん」

れいむは奇妙な笑い声を上げ、襤褸切れのスキマから底部の後ろの方
を覗かせながらそう言った。当然だが襤褸切れで覆われてる部分も丸
見えである。
彼はどうでもよさそうに呟きながら片足だけ靴を脱ぎ、

「じゃあ、」

そしてれいむの頭に脚を乗せて言った。

「今俺が右足を乗せてるこの丸っこくて柔いものは何だ?」
「ゆっへっへ」

柔らかい体をぐにぐにと歪ませながられいむは笑う。

「れいむはとーめいでみえなくなってるはずだから……それはたぶん
れいむのぶんしんさんだね!」

勢いよく顔を上げて自信ありげな顔をする。もはや全身のほとんどが
襤褸切れで隠されてすらいない。無論透明でもない。

「そーなのかー。分身なら」

彼はれいむに乗せた足にやや力を込める。

「床板まで砕く勢いで捻りを咥えながら踏み抜いても痛くないな潰れ
ないな壊れないな死なないな」
「ゆっはっは。そんなのあたりまえでしょ。ぶんしんはれいむじゃな
いんだよ。それにしてもなんだかあたまがいたいよ。ふしぎ!」

脚に押し潰され、もう球形とは言えない横長の楕円の形に全身を歪ま
せながらもれいむは高々に宣言した。
そしてれいむは、

「ふんっ」
「ゆぷんっ!」

一息の間に彼の脚に踏み抜かれ、内圧に耐え切れず爆砕した。
一面の餡子の海の中、右足を餡子で汚した彼はぼそりと呟いた。

「痛くて潰れて壊れて死んだじゃねーか」


おわり

作者:○ーメンぶっかけ祭の人

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最終更新:2011年07月28日 19:56
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