綱領

連盟全体の活動家へ向けた綱領

■設立
我々はこの世をより柔軟に生きるためにあらゆる実践活動をしながら共助互助の世界の構築、議論活動、ボランティア活動などをするための組織体として存在価値を見出そうとすることを決した。

我々は国際的な連盟である情愛連盟を中心に各団体の加盟者を中心とした自主自立運営体制を促進し、各団体が情愛連盟の事業体として華々しく成果をあげられるよう努力する。

我々の組織としての基礎は2021年3月26日に結成された柔軟主義臨時人民民意調査局である。

人民民意調査局は平和と、確立されていない柔軟主義を基礎にして、人民が生活の上で何を要求しているのかなどをインターネット上で調査せることを目的として創立された。

事業などを貫徹する上で、人民、会員の諸要求を忠実に守るという信念を強くする上で、この柔軟主義臨時人民民意調査局の創立は活きている。臨時人民民意調査局が人民民意調査局に改組された後も、その決意と目的は不変であった。

柔軟主義・民主主義へと脱皮した柔軟主義人民民意調査局は、活動を自由民主主義と議会制民主主義に依拠し、世界的に寛容な精神をもった国々をつくるための議会革命、平和革命の柔軟主義革命を目指した。

柔軟主義・民主主義はこのような自由と民主主義を理論的基礎とした組織であったうえ、自由民主主義との差異がなく、自由民主主義との差別化を図れなかったことから、柔軟主義は一度停滞し、柔軟主義・民主主義は政治経済学習連帯に改組した。

政治経済学習連帯は政治的・経済的諸問題に向き合う上での人民間での共同学習をインターネット上で行う組織としてその存在意義を有した。
小規模ながらに高度な政治経済的学習が行われていた。また、その中で根幹となる柔軟主義は自由民主主義と一体であることを確認し、次なる改組に備えた。

政治経済学習連帯は2021年7月15日に自由を世界にに改組され、ミャンマーの情勢の改善に向けて活動する在日ミャンマー人の人びとや学生の運動組織設立の準備機関として設立された。2021年8月には自由を世界には自由連帯へ改組された。

自由連帯は人民の自由と権利の獲得のための組織として存在した。しかし、具体的な組織化の挫折と、ある程度の柔軟主義アイデンティティの復活から自由連帯全員会は活動の一時停止を決議するに至った。

自由連帯は柔軟主義協会としての活動再開を決めた。柔軟主義協会の掲げる柔軟主義は自由と平和を守り、世界相互扶助にむけて柔軟な対応をし、各国政府へ働きかけ、議会革命を促すという壮大なものであった。柔軟主義協会は2021年の9月に正式設立され、活動の本拠としてインターネットを重きにおいた。

やがて柔軟主義協会は柔軟主義活動協会に改組した。柔軟主義活動協会はさらに、自由民主主義に依拠し、自由民主主義を世界の大前提として、非自由民主主義的と判断された政権に提言をするという姿勢こそが柔軟性に欠くという外部からの理論的批判に際し、その体系的な解釈を取り入れた。

また、活動の確実化を図るために民主的権力集中制を組織に採用した。中央委員会と書記局の設置はそのためである。中央委員会は委員長の選手後に柔軟主義の理論化を開始、柔軟主義活動協会は実活動よりも、理論の構築のために活動した。大体の理論的な基礎は2021年11月頃に完了し、2021年11月20日に柔軟主義活動協会は情愛活動協会に改組、名称変更した。

情愛活動協会は理論的に構築された柔軟主義の基に、世界と社会に政治的事業・アプローチを前提とした柔軟主義革命の遂行を最大の活動目標とし、世界各国での政治的権力獲得という目標を掲げた。

また、世界は情愛に満ちていなければならないという価値観より「情愛」の名を冠することになった。基本的に愛情は親子間や恋人間などに有するものと判断し、世界人民分け隔てない親愛は情愛の価値観のみによってなされるというスタンスこそがまさしく情愛の精神であり、ここで獲得された価値観は今の情愛連盟全体に強く活きている。

情愛活動協会はその後しばらく情愛の精神と柔軟主義を通じた議会平和革命という政治的な目的を持って活動することとなった。柔軟主義のイデオロギーとしての確立と引き続きの柔軟主義革命を目指していた情愛活動協会は、中央委員会の決定により、政治的な議会革命至高の転換と、組織改編をした。

新しく生まれ変わった情愛活動協会は、柔軟主義を「万物に寛容になりながら、万民の幸福追求権を保障するもの」と総会で規定し、それに根ざした諸分野にまたがる事業の遂行などをする新しい組織として再出発した。

また、それらの他に教育を中心にする情愛大学が2022年の3月に正式に発足した。また、情愛活動協会はインターネットから離れ、本格的な活動へ舵をきった。

情愛大学や情愛活動協会などの諸組織の存在は、それをまとめる連合組織の結成を要求した。その要求に応えるべく、情愛活動協会と情愛大学を現加盟とする情愛連合が結成された。

また、組織の飛躍的な発展として、オープンチャットの人員は全体42人から最終的には620人前後にまで発展した。

数か月での倍増に伴って深刻な攻撃や、妨害、内部混乱などの困難に恵まれたが、将来を見据えた諸事業に希望を持つ活動家の奮闘により、乗り切った。

2022年5月は内紛により、情愛連合から情愛連盟が分離。情愛連盟と情愛連合の短期間の分断があったが、懸命な努力により、情愛連盟に統合。2022年8月の情愛活動協会の3Aへの改組は政治的色彩を帯びる柔軟主義の名称変更を促し、我々は新しく柔軟思考の基に活きることになった。情愛室町財団や情愛スポーツ協会の諸事業体の結成と情愛連盟への参加のあと、我々はオープンチャット部門を解散、組織的にはオープンチャットから完全に撤退し、本格的な法人化に向けて動いている。

オープンチャットから完全撤退したあと、柔軟思考の再定義がなされ、事業や活動家の地位についての取り決め、定款なども総括された。

我々はインターネットでの活動が主だっていたが、社会と世界をみた上で、より柔軟思考的、広範な事業を遂行し、会員の獲得をするためにはその範疇を超えなければならない。よって我々は新しい道を切り拓いていくべきである。

■柔軟思考のあるべき解釈
○呼称
柔軟思考はまず、なぜ柔軟思考と呼称するのか、それは、これからの世界・社会を生きる上、生活をする上での柔軟な立場を持たなければいけないという意思からである。

単一もしくは少数のイデオロギーや政治思想、宗教思想のみに支配された政党・宗教団体・圧力団体またはそれに類する組織が社会や世界を支配、あるいは世界のあらゆる勢力の仲裁をはかったり平和を推進することは不可能に近い。

それらは限りなく少ない種類の思想信条の利益にもとづいて世界変革や社会変革を望む。そのような立場を持って社会に臨むと、不測の事態の発生などに際して、エコーチェンバーのようなかたちになり、柔軟な対応ができなくなってしまう。

これからの世界や社会では多岐にわたった対応が求められてきている。そうした中で、社会の問題や世界に対してあらゆる分野の同志が集い、即応力・柔軟な対応をとることができる事業遂行・議論の場を構築しなければならない。

まさにその橋渡し、諸々の立場の仲裁・調整のツールとして柔軟思考が存在する。社会や世界を改変・改良するのではなく、調整・仲裁や、世界人民の幸福追求権の保障に向けて尽力するのが我々の目指す役割である。

○二極化思想への反対
我々は組織的に二極化した考え方に陥ってはならない。事業遂行の上での二極化した考えは非常に危険である。例えば、「善」「悪」、「敵」「我々」、こうした二極化の思想は多様な思想信条の画一化を推進してしまう。こうした二極化の推進は本来交際すべき勢力との交際や、根本的に必要な柔軟さを欠いてしまう。柔軟さの維持のためには、敵対思想のついてまわる二極化思想は極力排除しなければならない。

○精神における柔軟思考の目標
我々が活動するにあたって、最大の困難は、資金でも、環境でもない。我々の脳裏に根を張る、各種の精神的障壁である。この精神的障壁はあまりにも規模が大きく、これらとの格闘は人類史上最大の闘争行為である。柔軟思考は、この闘争における最終的勝利を人民が享受できるようにするための、政治的・宗教的・哲学的・経済的なアプローチの包摂と共闘の紐帯という性格を大いに有していることを深くこの綱領に銘記しなければならない。

情愛連盟の活動家の使命は三つあるといえる。一つは、連盟構成団体に賛同する会員が要求する事業計画の完全な遂行と会員の要求貫徹計画の履行、二つ目は、日々の活動や自己特化分野における懸命な学習とその成果の共有(共同体験)、三つ目は上記の精神的障壁との闘争における先導。

情愛連盟の加盟団体は、基本的に、最高構成者たる会員や評議員などの要求や意思を原動力に活動する。年度や最高議決集会の際に会員から要求される内容は綿密に把握し、信任された執行部は、これに即した事業計画を作成しなければならない。そして、地域・中央が共同してその具体的な実行を司令し、そのための適切な指示をださなければならない。

最高構成者の要求に即した事業による最高構成者への絶対的な還元(最高構成者第一主義)、最高構成者が総じて参加する最高議決機関において行使される公平な被選挙権・選挙権で選出された指導部と、その計画の遵守は、情愛連盟の組織としての最高の目標である。この組織原理があってこそ、至高の事業が誕生する。

○共同体験における指導
また、活動家は、最高構成者の要求の探索と、広範な社会問題解決のための細胞単位からの会議を設けなければならない。その会議は事情に即応して綿密に設定された区画に設置され、最高構成者と活動家の合議とする。その場では、活動家は積極的な議題提供を行い、最高構成者同士の議論の拡大をしなければならない。最高構成者が素朴に感じる疑問や考えは社会問題や要求の原石で尊重するべき要素である。

活動家はこの場で、共同体験の造成の場を整備しなければならない。共同体験とはなにか。情愛連盟に集いうる様々な立場、思想信条の人たち(最高構成者・同志)の心中・精神にとどまっている各人特有の記憶、経験を成熟・柔軟思考的な議論を通じて引き出し、または発表することで、個人の精神・心中のみに保存されていた記憶・経験を共同体験の参加者の場において、参加者全員の記憶・経験として昇華することである。

ここで得られた体験を分析し、体系化することで、複数の体験をかけ合わせ、弁証法的に新たな体験への教訓や知識、対策を見出す。この一連の造作は単一の価値観によってまとまった組織でもある程度可能ではあるが、どうしても思想信条を同一にするものという最大の欠点によって大きく共同体験の質が下がってしまう。我々はかつてにみられなかったレベルでの柔軟さと寛容さを持ち合わせることで、幅広い立ち位置の人民の経験を会得し、万民ともいうべき単位の人民の精神に、共同で豊富な経験を昇華させる。これが共同体験と柔軟思考の関係である。

共同体験において、幅広い最高構成者を受け入れるべきではあるが、あまりにも多くの種類の人民を受け入れた場合、組織体の崩壊を招いてしまうことを肝に銘じておく必要がある。最高構成者の多様化を保証するためには、我々活動家はある程度強力な結束を持つ必要がある。そのために指導部の指導・計画方針を遵守することが、組織の維持に繋がり、結果的に総合的な柔軟さも発展させることができる。

共同体験や各種の事業において我々の根幹・骨格をなす言葉がある。「許容はせずとも受容はせよ」はその一つである。世人は許容と受容を混同していることが多い。

許容は、本来の意味とは多少異なるが、某は、許容は「他人の意見の意見や考えに賛同し、受け入れること」と定義する。

受容は、「他人の意見の存在のみ認めるが、賛同はしない」ことと定義する。

我々はこの精神を基に、共同体験・各種議論・事業を遂行する必要がある。しかし、世の中の機構は思想信条が絡んだ場合は非常に複雑になるのが常である。こうした場合、十二分に衝突があることが予想される。このとき、活動家は衝突の回避と仲裁をする。衝突が深刻であった場合は同一の場に当事者が居合わせることを回避するなど、綿密な工作により、均衡を保たなければならない。これは柔軟思考下で唯一認められた思想信条への積極介入である。また、このような場合にあっても、それらの思想信条を排除することや、どちらかの立場に肩入れすることは固く禁止する。

○同志愛
柔軟思考の基に集った活動家は率先して情愛を実践する必要がある。相互ともに先生、仲間で、その関係に思想信条・年齢・出自に優劣はなく、差別的な階級もない。この同志という言葉は先生・仲間・友人などの言葉をすべて含有した言葉で、情愛で満たすべき活動において、相互に「同志」と呼称し合うことは大切で、相互学習の場面をはじめ、各種の場でぜひ実践してほしい。


情愛連盟総裁・最高評議会議長
日本3A理事長

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最終更新:2023年01月13日 23:35