「なあなあ!!なー!なぁ戦人ぁアアーっ!」
…五月蝿い。
「ばーとらー!うぉーいいいっ!ばーとーらー!!」
人が真剣に考えにふけっているというのに。
「こっち向けッつってんだらぁあああアあ!?無視してんじゃねぇえエエよオオお!うわあああん!」
うっせぇ…
あんまりにも五月蝿いので、振り向いてみた。
…そこに居たベアトは、
「……何お前…その格好…」
「ふふん!どーぉだ戦人ァ!メイド服だぞォっ!コロリと来たか?なあなあ?」
何故かメイド服だった。

しかも黒地に白なんて大人しいモンではない。
全体の至るところがフリルフリフリに装飾され、大きく谷間の見えるカットの胸元、スカートも、パンツが見えるかどうかスレスレの短さである。
おまけに足はニーソックス、ヘッドドレスはねこみみで、ご丁寧に尻尾まで付いている。
電波ゆんゆんの魔改造メイド服だった。
「お前、頭大丈夫か?」
「ぬわぁああぁアんだとォゴルァアアアア!?」
俺の率直な感想を聞いたベアトが憤慨する。

「ほらァ!メイド服だぞっ!萌えるだろォ?かわいいであろう!?」
「別に。」
「『おっ』、『お帰りなさいませ☆ご主人様っ☆』」
「………ハァ~…」
「何か言えよォオオッ!?」
コイツの意図が全く持って見えない。
何なんだ。また何かおかしな作戦だろうか?

意図を探るべく、顔を覗き込むと、驚く事に彼女は嗚咽を漏らしていた。
「……ぅう…ぐすっ…ぅう…」
ますますわけが分からない。
というかそろそろご勘弁願いたい。
「ばとら、ぁ…ひっく」
「な、何だよ…」
「妾はそんなに魅力無いかよォ……。こんな恥ずかしいメイド服着て、馬鹿みたいじゃねぇかよォ……。ぅっ…く」
女に泣かれると弱い。
慌ててフォローする。
「い、いや、そんな事は無いんじゃねぇの?ほらお前、顔と乳だけはいいじゃん?」
「顔と乳だけか!妾の魅力、顔と乳だけかァアア!?」
余計に泣き出してしまった。
予想外の状況に、こちらもテンパってきた。

「そんな事ねぇって、魅力的だって!俺のメイドにしたいくらいだぜ!?」
はっ、何言ってんだ俺は!
「…ぐすっ。……ほんとう?」
そこに食い付くのかよ!
しかし仕方無いのでこの方向で宥める事にした。
「あっ、ああ。そりゃあもう!」
「……わ、わらわ、家事とかできない……ぅ、ひっく、それでも?」
「かっ関係ないぜ!お前が家事できなくて全然パーでも、まあ関係ないぜ!」
「ぅー……家事できなくても、メイドにしてくれる、のか…?」
「まあな!」
「じゃあ、妾、頑張る…ぐすっ」
「おう!頑張れ!」
もうほぼ勢いだ。

話がよく分からない方向に流れたが、とりあえずベアトは落ち着いてきたように見える。
「だからさ、ほら、泣き止め……、ってぅおぉ!?」
いい感じにまとめようとした矢先、いきなりベアトが突進してきた。
いきなりの衝撃に耐えられず倒れ込むと、俺がベアトに押し倒された姿勢になった。
えっ、ナニコレ。どゆこと?
「じゃあ、妾、頑張るからな…戦人…」
「えっ?おっ、ちょ!?」
涙目でベアトは俺のズボンに手を掛けた。
「ちょっ、ちょっと!ちょ、何するつもりだよベアト!?」
「ぅう…家事が出来なくてもご奉仕ならできるもん……そなたは黙って妾の奉仕に身悶えておれ!」
止めようにも涙目の彼女に手は出せず、いつの間にかズボンのジッパーは下ろされ、ベアトは俺の息子に手をかけていた。

「ん…。こ、これが戦人の…」
「おっおい、触んなって…そこは紳士の色んな事情がだな…」
ベアトは俺の言葉を聞かずにそのまま肉棒に顔を寄せ、ニ三度頬擦りすると、ぺろぺろと舐め始めた。
「ん、はふ、んっ…」
「あっコラ!」
金髪で美人のベアトが俺のモノを加え込んで奉仕する様をまじまじと見せ付けられ、息子もむくむく元気になってゆく。
どこかつたない奉仕だったが、ベアトの舌と柔らかい唇に肉棒の敏感なところを愛撫される感触は悪くなかった。
「んっ……ぅ、ん…、ふ」
ベアトがくわえ込みながら上目遣いでこちらを見やる。
一旦口を外し、再度唾液を絡めて加え込んだ。
甘い吐息を漏らしながら口の中で不器用に舌を這わせ、吸い上げられる。
その感覚に、慣れない快感がじわじわと身体を通ってゆく。

「おいベアト……そろそろヤバいって…!」
頭を離そうとすると、ベアトは尚更奥まで加え込んだ。喉の奥にごり、と押し当たる。
「んっ……んぅ…っ」
頑張って喉の奥で吸い上げているが、流石にちょっと苦しそうだ。
「おいベアト、…苦しいだろ、無理すんなよ」
「んんぅ…、っ」
すると、首をふるふると振って更に奥までくわえ込もうとし、咳き込んだ。
「っけほ、げっほゲホ、っ~…」
「ほら、言わんこっちゃないぜ…」
慌てて背中をさする。
「けほ…、戦人ぁ…、今度はもっと上手にやるから…」
「なんでそんな難しい事しようとするんだよ…。そんな無理してされたって嬉しくないぜ」
咳き込みながらもベアトはふたたび息子をくわえ込もうとするので、頭を押して止めた。

「っけほ、ぅう…なんで止めるんだよぉ…もしかして下手だったか?…嫌だったか?」
ふたたびベアトは目尻に涙を溜め始めた。
「そうじゃねぇって、無理してする事じゃねぇだろ…」
「でも…。」
そんなベアトを見て、ふっと息を付いてから、言った。
「どうせしてくれるならおっぱいの方が良いぜ!いっひっひ、お前、乳は極上だからなぁー」
「乳…!」
ベアトはそれを聞くと表情を輝かせた。
「そうかぁ、それは盲点であった!じゃあ次は胸でするぞっ戦人!!」
ベアトは大きく服の空いた胸の谷間に、唾液まみれのそれをにゅるにゅると擦り付ける。
「んっ……上手くできぬ…」
「お前、…どうせそういう事するなら、その上脱げよ…、」
「~っ、そ、そうだな……」
何故かベアトは赤くなり、躊躇う素振りを見せた。

「何だよ…今更だろ、別に…」
「うう…分かった。分かった!脱ぐッ!」
ベアトは顔を赤らめながら、半分空いた胸の部分をゆっくりとずり落とす。
形の良い、白い乳房が、薄い紅色の頂が姿を現した。
「おお…、すげぇな…」
素晴らしい眺めに、思わず息を漏らす。
「と、当然だッ!」
ベアトが胸を張ると、たゆん、と揺れた。
「じゃあ、その…続き、するぞ…」
「お、おう。」
むにゅりと、両手を添えた乳房で肉棒を挟み込む。
息子が胸の暖かい感触と柔らかい感触に包まれた。
ベアトが、その先端に舌を這わせながらそれを擦る。
「ぅ…あ…」
その感触に、すぐに高まった。

「やべ、出るっ…!」
「んっ…!」
ドクンと脈打ち、くわえ込んでいたベアトの口の中に白濁を吐き出した。
ベアトの唇と、離したブツの間で糸が引く。
「んっ……ぅ…ん」
ベアトは、それを律儀にこくんと飲み込んだ。
口の端を伝い落ちようとしていた分まで、拭って舐めた。
「は…ぁふ…、にがいぞ…」
「そりゃそうだろ。」
ベアトの頭をくしゃくしゃ撫でてやった。

「うう……妾の勉強したやつでは苦いなんて言ってなかった…」
「勉強?」
気になるワードが出てきた。
そういえばなんでコイツが急にメイド服なんか着て奉仕だの何だの言い始めたのか謎のままだった。
「何だよその勉強って…」
「うむ、ギャルゲーで沢山勉強したのだ!!メイドの極意やら、奉仕の仕方とか…。」
それどう考えてもメイドモノのエロゲーだろ……。
突っ込みたかったが、ぐっと抑えて、ふと浮かんだ別の質問をする。
「え、じゃあお前、それで今日そんな格好でメイドやらご奉仕やら…」
「う、うむ」
顔を赤らめながら、ベアトは言葉を繋げる。
「メイド萌えで男はイチコロなのであろう?…ば、戦人もこれで…メロメロ(死語)になるかなァって…思っ…て……」
ベアトの台詞は、後半になるにつれて小声になっていった。
「ベアト…お前…」
「うむ…」
「新しい作戦とかじゃなかったんだな!」
「当たり前だ!!」
どうやら方法はアレだが、作戦とかではなく、好意(?)で始めた事のようだった。

まだ胸を出したままのベアトを見て、俺は口をニヤリと歪ませる。
「へぇ……それなら、お前、まだ本番が残ってるぜ?」
「本番?」
ベアトが首を傾げた。
「メイドのご奉仕は、あの先があるんだろ?」
「あっ……」
思い当たったらしく、ベアトはまた顔を赤らめた。
「ば……戦人…その……妾……、あんまりそちらは、まだ勉強してないというか、上手に出来ぬと思う…から…」
「大丈夫だぜ、俺を誰の息子だと思ってんだよ」
「で、でも…」
「お前、あんだけご奉仕ご奉仕言っておいてここで終わる気かよ?」
「ぅ……」
ベアトは赤らめた顔を更に湯気が出そうな程に蒸気させ、うつ向いた。
「…いや…ではない…が…」
「じゃあ決定だな」
近くにあったベッドに移動し、ベアトの体をシーツに押し付けた。
「ぅ…」
「じっとしてろよ……」
ベアトのはだけた胸に吸い付いた。
「ん…ぁっ」
ベアトは小さく声を漏らす。
「コラ、ば、戦人ぁ……奉仕するのは妾、なのだぞっ……」

舌で乳首をなぞり、吸い上げると、ベアトは身体を固まらせて震わせた。
空いていた右手でベアトの太股を撫で上げる。その右手をするすると股まで滑らせた。
「んっ…。」
下着の上から割れ目をなぞられたベアトが、上ずったような声を出す。
割れ目をなぞり陰核を探し当てると、それをこりこりと優しく擦ってやる。
「あっ…!」
「ん、ここがいいのかベアト?」
「ぅ……んぅ…っ」
すると下着が湿りを帯び始める。
下着を下ろして改めてなぞると、愛液が手を濡らしていた。
その股を開かせて、舌を這わせる。
「ひっ……ぅう…っ」
そのとろとろとした感触に、そろそろいいかな、と思い、口を離す。
肉棒をニーソックスを穿いた太股に数回擦り付けて、熱を上げた。
「ぅぅ……」
ベアトが、もどかしそうな声を出す。
その股に押し当てた。
「じゃあご奉仕頑張ってもらうぜ、ベアト」
ぬるりと、秘裂に滑り込ませた。
「やっ……ぁああ!」
ベアトは上ずった声を出しながら、それを受け入れる。

ベアトの中は、きつくて、熱い。
ゆっくりと押し進めながら、顔を見た。
「っは……、痛かったりしないか?」
「んっ……平気だ…。」
ふるふると首を振るのを見て、少しずつ動かした。
きついものの、ベアトの中はすぐにほぐれて、ベアトも甘い声を漏らし始めた。
「は、ぁ、ば、とらぁ……っ」
「ご主人様、だろ?メイドなんだから」
「ぁっ…ご、ごしゅじ…さまぁ…っん、っ…!」
浅く何度も突き上げてやると、ベアトは指をシーツに食い込ませて堪えた。
彼女の甘い喘ぎ声は、甘さを更に増しながら増えていく一方だ。

「ご主人様へのご奉仕なのに……お前の方が余裕無さそうだぜ?」
「や……ぁん…!ちがぁ……あんっ!」
首筋に口付けると、身体がビクンと跳ね上がる。
全身が敏感になっているようだ。
胸の先も舐めながら、身体を抱え込んで突き上げる。
きつく締めるベアトの中でずるりと引き抜き、また奥へと押し込んだ。
「ぁあんッ!!」
すると、ベアトは少女のような声を出して身体を縮こまらせた。
手を固く握りしめながら、それを更に奥の方にゆっくり押し込む。
「はっ……ぁ…んっ、やぁ…あぁ…」
壷を割り開かれる感触に、ベアトは手に力を込める。
そして、ごり、と奥に押し当たった。
「―――ひぅっっ!!」
ベアトは全身を仰け反らせて高い声を上げた。
段違いの反応だ。中も格段に締まった。
ふたたび引き抜いて、そこを何度も何度も焦らすように突いた。
「やぁ…ん!!ぁ、ああっ、ふぁ、あああんっ……!」
ベアトが甘い喘ぎ声を出しながら俺に全身でしがみつく。
きゅうきゅうと締め上げられて、肉棒を快感が伝う。
速度を上げながら、ベアトの敏感なところを何度も何度も苛めた。
「やっ、ぁん、ばと、らぁっ……っ!」
「違うだろ?」
「ごっ、ご主人、様、ぁっ!も、ぁんっ、や、おかしくなっちゃ…あっ…!」
ベアトが俺のシャツを噛み、堪えるように目をぎゅっと閉じた。
その目には、生理的な涙が滲んでいる。

「ゃ……あっ…!ご主人、様、ご主人様ぁっ……!」
「くっ……ぁ、ベアト…っ」
息を切らしながら呼ぶベアトに、応えてやる。
そろそろお互いに限界だった。
「じゃあ、行くぜ……ベアト……っ、ちゃんと、締めとけよ……っ」
「は、ぁふっ……ぁ、ぅ、ん……!」
「ベアト……っ」
「やっ……ご主人、様ぁっ……!」
ベアトがビクンと跳ね上がり、仰け反った。
「ぁっ、あ、あぁぁあッ――――!」
それを皮切りに、身体を抱き込みながら中に全て注ぎ込んだ。

しばらくお互いに肩で息をしてから、ゆっくりと引き抜く。
その中から、欲望の証がどろりと垂れ落ちた。
「はぁ、はぁ……っ、ぁ、ご主人様……、いや戦人、妾の奉仕、良かったか……?」
「ああ、良かったぜ。なんか奉仕してたのは俺な気もするけどな。」
「ぅうう……」
真っ赤になって縮こまるベアトを見て、笑みが零れる。
「お前も可愛い所、あるんだな」
「~!!!」
それを聞いたベアトはより一層赤くなってそっぽを向いた。
そっぽを向いたまま、モゴモゴと口を開く。
「……メイド服、また着ようかのぅ…」
「別にメイドじゃなくてもいいけどな。」
「じゃあスク水かのぅ」
「……まぁ、いいか。」
全くもって何を考えているのか分からない奴だが、悪くない気分だった。
「またかわいいって言われたら……、普段着にでもしようかの……」
「それは勘弁してくれ!」


end

  • ベアトかわいいよベアト -- 名無しさん (2010-06-03 21:44:07)
  • ベアト☆もえっっ―― -- 礼奈 (2010-06-03 23:07:21)
  • 普段着でもいいよーーーww -- XI (2010-07-03 15:18:35)
  • か…かわいい…! -- 名無しさん (2010-07-17 15:26:06)
  • ベアトかわいすぐるww -- ベアト萌え (2011-08-01 12:04:56)
  • きゃぁ☆ベアトリーチェ様可愛いずぎぃ☆ -- アスモデウス (2014-03-26 22:41:00)
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最終更新:2014年03月26日 22:41