出口社長コメント
- オリンピックを縦横思考で考える。昔の人はどう考えるか、世界の人はどう考えるか?
- 昭和の東京五輪は、経済成長の通過点というとらえ方。スプリングボード。
- 2020年東京に呼ぶなら、なぜ呼ぶのか、なぜやるのかをよく発信しないと、コンセンサスをとれない。
- ロンドン五輪と比較してみる。
- ロンドンの狙いは、ヨーロッパの金融街だけではやっていけないから、貧民街の方を開発して、次の世代につなげるという目的が想像できる。
- 東京を貸座敷(ウィンブルドンのように)する選択もある。あわよくば、アジアの金融の中心にする。そのためにオリンピックを持ってくるなら意味はあるかも。
- 羽田と成田の使い分けをしっかりとすることが、一つの課題。
- 何のためにやるかが、第一。費用対効果、第2。
司会者説明
- 実際には、6月の所信表明演説で触れた後、7月に正式立候補。
- 参考までに前回の招致活動報告書から数字を拾ってみると、招致活動費150億円。これは実際に使ったらしい。
- 以下はもし五輪が来ていたら発生した金銭。大会収入と支出は3,000億円。これは北京五輪がその程度だったので、おおむねその金額か。
- 設備投資2,500億円。ただこれは、例えば国立競技場を改修したとすると、その後の効用も高まるので、単に費用だけとはならない。後は、観客700万人が東京に落とすお金と、一流アスリートの技が見られる等のプライスレスなもの。
出口社長コメント
- 民間では、このような資料を役員会にかけて意思決定するだろう。自治体なら議会ではないか。
- その際、コスト面では設備投資が重要。国立競技場の改修で効用があるとのことだが、設備にはそのときの支出だけでなく、ランニングコストもかかる。それも含めて想定しなければならない。これが重要。
- 民間の役員会で突っ込まれるとしたら、ランニングコスト込みの設備投資、それから、経済効果とプライスレスなものの数値化をもっと精緻にと言われるだろう。
- 子供に小遣いせびられたときと一緒。何に使うか、そこから何を得るのか。これを確認すること。
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最終更新:2011年10月16日 19:30