対象年齢15歳以上記事


 この文章は完全に私の自己満足的なものに過ぎない。この文章を考察するのは勝手だが、何の意味も得られない愚行であると言うことを先に断じておこう。

 私(杏珠)は「遊び鯖」と言う存在に出会いまもなく5年が経過する頃である。「遊び鯖民」としては37鯖から数えて4年目だ。
 そんな私であるが、遊び鯖に篭っているものの遊び鯖がなんたるかということをいまだ完全に理解することができていない。つまるところこの記事及びこのシリーズはそれを探求する、いわば遊び鯖の理解を目指すシリーズである。はっきり言ってしまえば一般の遊び鯖民、古参ですら関知しない話だ。
 では何故そんな誰にも需要がないようなものをこのwikiに投稿するのかと問われれば、後世の遊び鯖民に私のような「遊び鯖学者」が現れた際に記録として残すためである。
 閑話休題。下記が本題である。

本題

 私は前回の総評において、少しばかり「遊び鯖の死」に触れた。もしかすると読者の皆様の中には「106鯖が存続しているのだから遊び鯖は当然生きているだろう」と思う方もいるかもしれない。
 確かにそれはそうだ。実質的に意味を失った「遊び鯖」という言葉を借りて表すのならそれは間違いではない。しかし私が主張したいのは本質的な遊び鯖の死である。私が考える遊び鯖の死は単に106鯖の滅亡を示すものではない。以下に私の考えを書き写そう。

遊び鯖の「死」とは?

 はじめに私が考える遊び鯖の死の定義を記しておく必要がある。
 私の思う遊び鯖の死はずばり「遊びとしての運営が出来なくなった状態」である。何を言うか杏珠。106鯖は未だ続いているではないか。それの何が運営の出来なくなった状態なのだ?と思う方も少なからず存在するだろう。説明しよう。
 現代の遊び鯖、というか専ら106鯖は遊び鯖としての機能を失ったように思える。遊び鯖の機能とは何だろうか?-例えば、隠れ側のチームが自発的にリス地に出向いたり、コロバグしたり、一方で鬼は隠れ側のチームを倒さずに共に楽しむ。これが本来の遊び鯖の姿だと思う。確かに、今は荒らしが多いから遊びは出来ていない。と考える読者の方は少し認識が違えているかもしれない。

106鯖来訪目的の多様化

 現代において遊び鯖の来訪目的の主な理由は何か?という点で考えた方が合点がいくかも知れない。今、これを読むあなたは何故106鯖に来られるのだろう。遊び、チャット、馴れ合い、荒らし、バグ練習、放置、レベリング。見て貰えばわかる通り37鯖期の頃よりも幾分目的が多様化している。参考程度に37鯖期は遊び、チャット、荒らしが主だったことを頭に入れてもらいつつ、1つずつ見ていこう。

遊び・荒らし

 遊び鯖の本来のめあてと言えばこれだ。遊び鯖の名を冠する以上言わずもがなこれと言いたいところだが、現在ではこれを目的に遊び鯖を訪れる人は極めて少数になっている。そして、残念なことにこれを目的とする少数の人々は新参の低年齢層に集中している。
 古参、そして高年齢層の人々は基本的に始めは遊び目的で来たものの、鯖での知人が増えるにつれチャット目的に回ることが多い。私もこのパターンの1人であり、このパターンに属する人々の多くは鯖へ定住する(定住とはここでは1年以上鯖に浮上し続けることを指す)。一方で新参の低年齢層はどうか。彼らは遊び、荒らし目的で一時的に鯖に来ることはあっても、定住することはほとんどない。
 そして現代では更に人口の減少によって新参の低年齢層ですら遊び・荒らし目的での来訪者が少なくなっている現状である。

チャット

 遊び鯖へ来る目的のうち、現代では最も多くを占める目的である。特に古参の高年齢層に多いが、度々低年齢層にも見られる。
 この層は「遊び」などという本来の目的は眼中に無く、ただ友人と話す為だけに来ている者が多数である。言うまでもないが、彼らが遊び鯖のルールに完璧に則っているかと言われれば微妙である。しかし勘違いしてほしくないのが私はチャット目的に遊び鯖へ来ることを完全には否定していないと言うことだ。なぜなら、彼らは遊び鯖の本来のルールに則っていないとしても、善良的な者が多く鯖の治安を特段悪化させる原因にはなりえないこと、そして人数確保としての要員となるからである。
 したがって私は決して彼らを106鯖から追い出そうと言う気はない。欲を言えば、もう少し「遊び鯖」に参加してもらいたいという所である。

馴れ合い

 私は正直に言うとこのタイプが1番厄介だと思っている。
 このタイプは始めある程度のコミュニティが完成した状態で鯖に現れる(過去に存在したコミュニティを例に出すのならば、MAKAやAzureが適当か)。それだけなら良いのだが、彼らもまたチャット勢と同じく身内とのチャットを楽しみに鯖に訪れている者がほとんどなので、当然ながら身内とチャットを始める。これは余計に遊び鯖の死に拍車をかけるために非常に厄介だ。
 MAKAを例に説明しよう。MAKAはウィプレーと呼ばれる隠れん坊オンラインではないゲームがきっかけで構築されたコミュニティなのだが、はっきり言ってしまえば民度が悪い。彼らは単純に物量が多いために鯖のチャットを占領しがちになるし、他の鯖民はそれについて行くことができない。Azureのように人が少ない深夜帯にチャットを占領するのは全然良いのだが、一方でMAKAは特に人が多い6時〜8時帯でこれをすると言うのだから、こちらとしても苦言を呈したい所なのである。
 こちらも追放こそしないものの、少し自分たちのチャットが他の人の邪魔になっていないかをよく考えていただきたい。

放置・レベリング・バグ練習

 これを目的に鯖に来る者はよっぽどの坊中毒者かレベルの節目が近い者のみだと思う。私は彼らをネオ乞食と呼んでいる。
 勿論彼らも遊び鯖の本来のルールには一切則っていない。そしてこの層がチャット勢の次に多いんだと言うのだから驚きだ。彼らの多くはチャット勢を兼ねているかチャット勢と同じ性質を持つ。基本的には善良的な者が多く、人数要員にもなる粘土のようなものだ。しかし粘土だけが多くあってもコンクリートや鉄筋のような硬い基盤がなければ結局意味はない。彼らも益もあれば害もあるその場しのぎの人材に過ぎないのだ。

今の106鯖は何者なのか?

 上記の論拠を見て「遊び鯖」が何故死んだと言うことに関しては十二分理解していただけたと思う。では、実際のところ今の106鯖は何者なのか?-ここで私は1つ新たな鯖の形について提案させていただきたい。名付けて「総合サーバー」だ。
 つまるところ遊び鯖の死というのは遊び鯖という名称を使用するから起こるのであって、遊び、チャット、バグ練習、放置、レベリング全てを包括範囲内とした新たな鯖の形態「総合サーバー」に移行することでこの違和感は解消できる。遊び目的で来る者が少ないということは、それほど遊び鯖はニーズが落ちているという表れでもある。
 よって私は2025年6月16日をもって106鯖を総合サーバー、略して総鯖へと移行することを決定した。今、106鯖は総合サーバーのしての意義を復活させたのだ。

総評

 pt.1でも触れたように、遊び鯖というものは4年前の37鯖から大幅に変化し、現在ではほぼ別物となっている。遊び鯖という名称はそもそも時代錯誤であり、単純な遊びとしてのニーズが少ない現代では選択肢も増えている(その証拠に4年前にバグ鯖なんてものは存在しなかったし、放置は今よりも断然少なかった)。そして、これはpt.3で考察するであろう106鯖が今もなお生き続ける理由にも繋がってくる。
 読者の皆様におかれては、いま一度自分がどういった目的で106鯖に来ているのかを再考してほしい。私からはこの文章では以上である。
最終更新:2025年06月16日 19:29