「酔いを覚ます」二人の男はパーティーから席を外し
夜空を見上げていた
笑い声や騒ぎ声はまだ続いている
酔ったアリスは酷い酒乱だった。木下は泣き上戸だった
ナナエルは酷い絡み酒だった。カイザーは一口で昏倒して、救急車で運ばれた
それでも、おそらく、仲間達がまだ馬鹿騒ぎしているのだろう
「よせシルヴィア、それはギデオンだ。楽器じゃない!」
「そうッスよ…それは多分新種のメガネザルッス」
「ぼくとくま。あきたろうかしゅうたろうかわからないの」
「私はこの世界の歪みは何なのか、どうすれば世界がよくなるのかを」
「兄さん、ちょっとキャラが違うんちゃいますか?酔ってはるんです?膿みはったん?脳を」
等という声が、外にまで聞こえてくる
「…俺ァよ、ホント言えば怖かったんだ」
「あぁ」
「変な声だわ、小さいわで、てっきり陰湿なジジババの類と思ってた」
「あんなガキだったんだな。可愛い幼女じゃねぇか」
「冷たく当たってた自分たちが情けねぇ」
次郎に「ワカメの女」と呼ばわれていた時の
デスメタルの顔を
思い出して、二人同時に小さく噴き出した
「死者を操るってのも訳アリなのかもしれねぇな」
「決めたぜ、兄弟」
「何かあったら、今度は俺が守ってやるさ」
「俺達、だろう」
「…そうだな」
流れ星が一つ、続けてもう一つ。二つ落ちた
お酒に酔って別室で寝ていた少女は、それを見て
みんながげんきでしあわせいっぱいでありますように
と祈った
最終更新:2008年11月08日 05:09