「まて!
ドム族。渋谷は俺が守って見せる!」
いっけいの脳裏に浮かぶは幼い頃の記憶
殆ど覚えていないが、この街で家族できた思い出があった
だからこそ、彼はドム族に一人で戦いを挑んでいた
「レッドツェペリン!」
「
ギャルサー魔法。チョベリバ!」
「グレイトフルデッド!」
「ギャルサー魔法。MK5!」
「いっけい、このままじゃマズイ。いったん引くぞ!」
「ダメだ。ここは引けない。ヴァージニアスはサポートを頼む!」
「馬鹿野郎!お前今日軟便だったろうが!胃の調子が悪い証拠だ。無理するな!」
「うるさい!」
ヴァージニアスの静止すら振り切り、いっけいは戦う事を辞めなかった
そこには父と、母と、自分の思い出が眠っているのだから
「ほほう。あのヒョーロク玉。やるじゃないか」
「うむ。ワシらが直々に相手をしてやろうかのう」
「血がたぎりよるわ」
三人の巨大なダークエルフが大地に降り立つ
その異様な闘気に、いっけいは反応を示した
「ギャルサー魔法。ルーズソックス」
黒い三連星と呼ばれるドム族最強の戦士の足が大地から離れる
「
マッシュ・オルテガ!
ジェットストリームアタックを仕掛ける」
「応!」
「目にもの見せてくれるぜ!」
「なんだ・・・あのドム族は・・・他と動きが違う!」
「下、いや、正面か!」
「踏み込みた足りん!」
「違ういっけい!こいつら一人じゃない!三人だ!」
「なんだって!」
「気付いた時にはもう遅い!」
三位一体の黒い星がいっけいの身体を吹き飛ばす
「うわあああー」
「いっけい!畜生、よくもいっけいを!」
「騒ぐなよヴァージニアス・・・」
「いっけい・・・おまえ!」
「ほう。まだ意識がありおるか」
ガラガラと瓦礫を押しのけて、いっけいは立ち上がった
「ヴァージニアス、お前こそ無事か?」
「なんとかな。多少切れちまったかもしれん。便の時は油断するな。持っていかれるぞ」
「あぁ…」
ヴァージニアスと軽いコンタクトをしたのち、いっけいは黒い三連星に向かい合い指を振った
「こんな攻撃じゃあ俺は殺れないな・・・」
「聞いたか
ガイア、こやつ言いおる」
「ぐふふふふ・・・くらわせてろうぞ」
「ジェットストリームアタック!」
「ぐああぁー!」
今度こそ死んだだろう。そう思い黒い三連星はその場から立ち去ろうとした
だが
「まだだ・・・まだ終わってないぜ」
「何・・・こやつ」
「いっけいやめろ!今度こそ切れた!結構深い!今すぐ医者にいけ!恥ずかしがらずに行け、早期治療がお前を救
う!」
「それは・・・悪くない提案だなヴァージニアス・・・だけどまだいけないよ。こいつらを倒すまでは・・・」
その言葉を最後にいっけいは前のめりに倒れた。
「気を失ったか」
「しかし敵ながら天晴なやつ」
「・・・マッシュ、オルテガ。この男を前線キャンプに連れていくぞ」
「ワシもそう思っておったところじゃあ」
最終更新:2008年12月22日 15:58