【銭亀町】
ゼニガメチョウ。蛟龍町西隣の街。規模はやや大きく、科学など文明の発達したぎらぎらした街。
ロボットやアンドロイドを使い生活しており、住民は選民意識が高く、他の街を見下してい
る。「銭亀財閥」という財閥に統治されている。
隙あらば支配しようと狙っていた
蛟龍町の
八咫鴉に数回辛酸を甞めさせられ、目の敵にして
おり、やたらと張り合ってくる。蛟龍タワーが自分の街よりも高いのが気に入らないらしく、
更に高いエネルギータワーを建設しようとしては八咫鴉に邪魔されている。(自分から挑発
しに行っているので、自業自得だが)
酷く自意識過剰だが、強きにも決して屈しない面倒な民族性を持つ。赤系黒髪族。
長年、蛟龍町の領土である「
宝玉島」の所有権を主張しているが、全くの言いがかりである。
工業街である銭亀町は、居住区・海産物・貿易ルート確保のために宝玉島を狙っており、隙
あらば蛟龍町も支配下におこうとしている。
<銭亀財閥>
小さな交易から、街全体を支配するまでに成長した財閥。取り扱う商品、職種は様々だが、
ロボット・アンドロイド工業に力を入れていて、家系の中にもその技術に秀でた者が多い。
特に選民意識が酷く、子供の頃から帝王学を学ばされていて、全員腕は確かだが、人間性に
難ありな人物が多い。
欲深く、蛟龍町を手に入れようと長年手をこまねいているが、代々八咫鴉に負かされている。
二代目八咫鴉の時代には、合併と財産を狙って無理やり財閥の息子と結婚させようとするが、
ぶちギレられ当時建設中だったタワー周辺を更地にさせられる。三代目の頃は大震災に乗じ
て攻め入ろうとしたが、三代目に説得され断念。今度こそはと、幼い四代目を誘拐し脅そう
とするが、逆に息子を人質に取られタワーの動力で、銭亀町の英知の結晶である「エネルギ
ーコア」を持ち逃げされる。現在は、人質にされトラウマを植え付けられた息子が、四代目
に挑んでは泣かされている。
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【御蜥蜴町】
ミトカゲチョウ。蛟龍町の東隣の街。規模は蛟龍町より少し小さいくらい。蛟龍町とは山に掘った
「
胎道トンネル」で繋がっており、比較的友好関係を築いている。
漁と農業で生計を立てており、銭亀町、蛟龍町と比べて貧乏で地味な街である。蛟龍町には、
昔の大震災時の物資不足の時に助けられた恩がある。赤系黒髪族。
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【因幡町】
イナバチョウ。蛟龍町のある島国の北端にある中規模の街。寒さの厳しい田舎で、農家が多く特に
何も面白いものもない殺風景な街。緑系黒髪族。
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【九龍街】
クーロンガイ。蛟龍町より更に北東に位置する、世界で最も悪名高い最低最悪の街。
世界警察は腐
敗しきり、政治組織も成り立っておらず、とにかく権力、力、金を持った者が街を支配してい
る状況である。弱い者から利用され殺され、街に住む全員が何らかの犯罪者である。マフィア
が乱立し、勢力争いに街が巻き込まれている。
赤毛を始めとした差別が激しく、「赤毛狩り」と称した虐殺運動でこの街の赤毛は残らず殺さ
れてしまった。青系黒髪族。
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【鱶島町】
フカジマチョウ。小さな島全体が街になっている。
初代八咫鴉の故郷であり、建物が無秩序に立ち並び、
狭い島に大量の人々が住んでいた。蛟龍町の造形に少なからず影響を与えている。
世界大戦時の爆撃により、島は沈み現在では僅かな廃墟が残るだけである。
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最終更新:2013年03月12日 00:05