道化の手記


 表紙と裏表紙になめし革を用い、開閉する金属の輪で閉じられた手記。
 表裏の表紙の間にある紙は疎らで、恐らくは必要になった時、適宜枚数を増やしていく形式のものなのだろう。
 間に挟まれた紙は余り上等とは言えぬ羊皮紙で、其処には堕落世界のものとは似ても似つかぬ文字が連なっていた。


カテゴリ
手記
覚書

#weblog
最終更新:2006年05月25日 18:49