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深刻な「虚偽報道」津波 テレ…」(2016/09/04 (日) 21:09:46) の最新版変更点

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#right(){&font(80%){ 昨日&counter(yesterday)今日&counter(today)}} [[2011年3月]] *深刻な「虚偽報道」津波 テレ朝 03/21/2011 14:06:00 安禅不必須山水 iza!(復活) いくらかでも放射線のことを考えたことのある人なら、 今朝8:00からのテレ朝「スーパーモーニング」を見て腰を抜かしたでしょう。 #image(http://www.iza.ne.jp/images/user/20110321/1334797.jpg) (画像は以下を含めて本日放送分ではありません) 2時間の前半は、第一原発への海水注入にあたった消防士らの勇気を称えるものでした。 そこでは、環境に放出された「目に見えない敵」放射線の恐ろしさが強調されていました。 しかし後半は、環境に放出された「目に見えない敵」放射線は、 とるに足らないものだ、ということが強調されました。 この二律背反があたかも整合しているように見せかけられているのが、 今日現在のマスコミ報道の現状です。 ~~~~~~~ ゲストコメンテーターは、松本義久東京工業大学准教授(※0)。 #image(http://www.iza.ne.jp/images/user/20110321/1334794.jpg) 放射線生物影響の専門家として紹介された松本氏の開口一番は、 >暫定基準値を27倍超えたからといって何の心配もありません。 >私は、家族でそのホウレンソウを美味しく戴きます というものでした。松本氏の主張は、 「暫定基準値なんて非科学的なもので、じっさいは水に洗ったりすれば 300年間毎日食べつづけても問題にならない」 というものらしく(※1)、 何の計算的根拠も示さない断定的なものでした。 番組はつづいて、 「風評被害のいわき市」の現場レポートへとなります。 そこでのキーワードは、 『放射線測定値0.73マイクロシーベルト』 です。 レポーターいわく 「福島市なんかより低いのに物資のトラックがこない」 「トラック運転手は郡山で下車してしまう」(※2) 「市の北の一部が30Km圏なので、市全体が避難地区と思われている」 などのレポートがあったあと、 #image(http://www.iza.ne.jp/images/user/20110321/1334810.jpg) コメンテーターの鳥後俊太郎氏いわく >松本先生、私は年に3回もCTを受けていますが、 >その1回分は6.900マイクロシーベルトだそうですね。 >いわき市の値はたった1万分の1じゃあないですか ここで、スタジオにいたコメンテーターは、卒倒しなくてはならないのですが、 確かに、0.73マイクロシーベルトを、 6,900マイクロシーベルトの「一万分の一」といっても、 誤差の範囲内で正しいといえるでしょうが、 放射線が総量で管理されていることを一切無視した 鳥越氏の暴論には唖然としました。(※4) 松本準教授は、 >これに24と365を掛けるのですが・・・・ といったものの、鳥越発言を否定はしません。 すると鳥後氏はエスカレートし、 「(X線)CTは短時間のうちに浴びても&bold(){大丈夫}じゃないですか!」(※4) つづいて番組は、いわき市の市長と電話でつなぐのですが、 放射性物質を含む原子炉内蒸気放出や水素爆発(※5)のとき、 もし北風で放出水蒸気がいわき市に流れていたらどうなったか、 などという考察は一切しません。 そうして鳥越氏は、畳み掛けるように、 >放射線の測定値に関するあやまった認識は政府の責任ですね と締めくくり、 #image(http://www.iza.ne.jp/images/user/20110321/1334795.jpg) 恐ろしいことに、司会者の赤江珠緒氏は 番組のまとめで、こういいのけたのです。 >(0.73は)1万年間そこに住みつづけても大丈夫な値なのに、どうしてそのことを、(政府は)周知させないのでしょうか? と。 椅子ごと卒倒する以外にはありません。 いくら科学に弱いこと、知らないことも物怖じしない、 が「ウリ」の女性キャスターだからといって、 公共の電波でこれはありえないでしょう。 テレビ朝日は局丸ごと、事実を事実として見ない、 ムードに覆われてしまったようです。 ※0 http://www.titech.ac.jp/whoswho/Profiles/0004/0011520/profile.html ※1 言葉の曖昧さをちりばめたロンリですから、私には正確な聞き取りはむりでした ※2 福島第一原発対応の自衛隊の待機地が郡山市ですから、それから先は警戒するのも当然です ※3 因みに、0.73マイクロシーベルト毎時を、年間に換算するには、 24時間x365日=8760を乗じなくてはなりません。 0.73x8760=6394.8マイクロシーベルト/年です。 毎時を毎年に速算で換算するには、10.000を乗じれば誤差の範囲でしょう。 ※4 鳥越氏がX線CTを年3回も行って当たり前なのは、氏がすでにがん患者であるため、発ガンのリスクを天秤にかけないでいい状態だからです。鳥越氏にとってはCTはありがたい存在であることは認めますが、だからといって、それをガンに掛ってない人に押し付けていい訳はありません。氏がガンになって、ガンのメカニズムを本当に勉強したというなら、「発ガン」のリスクを無視したこのような 発言は出来ないはずです。 ※5 1号炉 3.12 格納容器内の蒸気放出、水素爆発 2号炉 3.14 燃料棒全露出空焚き状態に 3.15圧力抑制室で爆発格納容器損傷 3号炉 3.13格納容器内の蒸気放出 3.14水素爆発建屋損壊 3.16使用済み核燃料プールから白煙 4号炉 3.15使用済み燃料による建屋火災  3.16再び火災 ~~~~~~~~ 私は、 テレビ朝日に抗議しようと電話をしましたが、「電話応答」は中止で、3分間の留守番電話しか認めていません。 ~~~~~~~~ 原発擁護派の「だいじょうぶだ~あ」の譬えは、 最初は、「胸のレントゲン写真600マイクロシーベルト」でしたが、いまは「CTスキャン6900マイクロシーベルト」です。それだけグレードアップされたといえましょう。安全は1桁切り下げられたのです。不安全が1桁増したのです。 昨日のNHK特集では、 >水道水の値が基準値の数百分の1なのに、外国のメディアは大騒ぎしている  >そんな風評被害に惑わされるな とNHK解説委員2氏がアジテーションを繰り返していました。 しかし、けさの報道では、福島市などの水道でヨウ素131の値が基準値を超えているそうです。 「だいじょぶだ~あアジテーター」が、 「だいじょぶだ~あ」と叫べば叫ぶほど、 国民のマスコミへの不信は高まるでしょう。 もし幸いにして、福島第1原発が、 爆発やベントなどを繰り返さずに理想的に終息するとすれば、 モニタリング値は低下するかもしれません。 しかし、モニタリング値の正しい読みかたを国民に呈示せずに、 マスコミが「だいじょぶだ~あ」を繰り返すならば、 次に起こる危機に対応できず、この国は自壊するでしょう。 深刻なデマゴギー汚染もしくは「虚偽報道津波」は、 少なくとも、NHK、テレビ朝日の中枢部までひたひたに飲み込んでしまいました。防波堤があったはずですが、その機能は喪失してしまったようです。 次へ [[]] ---- [[2011年3月]] コメント #comment_num2(size=50,vsize=2,num=20,logpag=) ,
#right(){&font(80%){ 昨日&counter(yesterday)今日&counter(today)}} [[2011年3月]] *深刻な「虚偽報道」津波 テレ朝 03/21/2011 14:06:00 安禅不必須山水 iza!(復活) いくらかでも放射線のことを考えたことのある人なら、 今朝8:00からのテレ朝「スーパーモーニング」を見て腰を抜かしたでしょう。 #image(http://www.iza.ne.jp/images/user/20110321/1334797.jpg) (画像は以下を含めて本日放送分ではありません) 2時間の前半は、第一原発への海水注入にあたった消防士らの勇気を称えるものでした。 そこでは、環境に放出された「目に見えない敵」放射線の恐ろしさが強調されていました。 しかし後半は、環境に放出された「目に見えない敵」放射線は、 とるに足らないものだ、ということが強調されました。 この二律背反があたかも整合しているように見せかけられているのが、 今日現在のマスコミ報道の現状です。 ~~~~~~~ ゲストコメンテーターは、松本義久東京工業大学准教授(※0)。 #image(http://www.iza.ne.jp/images/user/20110321/1334794.jpg) 放射線生物影響の専門家として紹介された松本氏の開口一番は、 >暫定基準値を27倍超えたからといって何の心配もありません。 >私は、家族でそのホウレンソウを美味しく戴きます というものでした。松本氏の主張は、 「暫定基準値なんて非科学的なもので、じっさいは水に洗ったりすれば 300年間毎日食べつづけても問題にならない」 というものらしく(※1)、 何の計算的根拠も示さない断定的なものでした。 番組はつづいて、 「風評被害のいわき市」の現場レポートへとなります。 そこでのキーワードは、 『放射線測定値0.73マイクロシーベルト』 です。 レポーターいわく 「福島市なんかより低いのに物資のトラックがこない」 「トラック運転手は郡山で下車してしまう」(※2) 「市の北の一部が30Km圏なので、市全体が避難地区と思われている」 などのレポートがあったあと、 #image(http://www.iza.ne.jp/images/user/20110321/1334810.jpg) コメンテーターの鳥後俊太郎氏いわく >松本先生、私は年に3回もCTを受けていますが、 >その1回分は6.900マイクロシーベルトだそうですね。 >いわき市の値はたった1万分の1じゃあないですか ここで、スタジオにいたコメンテーターは、卒倒しなくてはならないのですが、 確かに、0.73マイクロシーベルトを、 6,900マイクロシーベルトの「一万分の一」といっても、 誤差の範囲内で正しいといえるでしょうが、 放射線が総量で管理されていることを一切無視した 鳥越氏の暴論には唖然としました。(※4) 松本準教授は、 >これに24と365を掛けるのですが・・・・ といったものの、鳥越発言を否定はしません。 すると鳥後氏はエスカレートし、 「(X線)CTは短時間のうちに浴びても&bold(){大丈夫}じゃないですか!」(※4) つづいて番組は、いわき市の市長と電話でつなぐのですが、 放射性物質を含む原子炉内蒸気放出や水素爆発(※5)のとき、 もし北風で放出水蒸気がいわき市に流れていたらどうなったか、 などという考察は一切しません。 そうして鳥越氏は、畳み掛けるように、 >放射線の測定値に関するあやまった認識は政府の責任ですね と締めくくり、 #image(http://www.iza.ne.jp/images/user/20110321/1334795.jpg) 恐ろしいことに、司会者の赤江珠緒氏は 番組のまとめで、こういいのけたのです。 >(0.73は)1万年間そこに住みつづけても大丈夫な値なのに、どうしてそのことを、(政府は)周知させないのでしょうか? と。 椅子ごと卒倒する以外にはありません。 いくら科学に弱いこと、知らないことも物怖じしない、 が「ウリ」の女性キャスターだからといって、 公共の電波でこれはありえないでしょう。 テレビ朝日は局丸ごと、事実を事実として見ない、 ムードに覆われてしまったようです。 ※0 http://www.titech.ac.jp/whoswho/Profiles/0004/0011520/profile.html ※1 言葉の曖昧さをちりばめたロンリですから、私には正確な聞き取りはむりでした ※2 福島第一原発対応の自衛隊の待機地が郡山市ですから、それから先は警戒するのも当然です ※3 因みに、0.73マイクロシーベルト毎時を、年間に換算するには、 24時間x365日=8760を乗じなくてはなりません。 0.73x8760=6394.8マイクロシーベルト/年です。 毎時を毎年に速算で換算するには、10.000を乗じれば誤差の範囲でしょう。 ※4 鳥越氏がX線CTを年3回も行って当たり前なのは、氏がすでにがん患者であるため、発ガンのリスクを天秤にかけないでいい状態だからです。鳥越氏にとってはCTはありがたい存在であることは認めますが、だからといって、それをガンに掛ってない人に押し付けていい訳はありません。氏がガンになって、ガンのメカニズムを本当に勉強したというなら、「発ガン」のリスクを無視したこのような 発言は出来ないはずです。 ※5 1号炉 3.12 格納容器内の蒸気放出、水素爆発 2号炉 3.14 燃料棒全露出空焚き状態に 3.15圧力抑制室で爆発格納容器損傷 3号炉 3.13格納容器内の蒸気放出 3.14水素爆発建屋損壊 3.16使用済み核燃料プールから白煙 4号炉 3.15使用済み燃料による建屋火災  3.16再び火災 ~~~~~~~~ 私は、 テレビ朝日に抗議しようと電話をしましたが、「電話応答」は中止で、3分間の留守番電話しか認めていません。 ~~~~~~~~ 原発擁護派の「だいじょうぶだ~あ」の譬えは、 最初は、「胸のレントゲン写真600マイクロシーベルト」でしたが、いまは「CTスキャン6900マイクロシーベルト」です。それだけグレードアップされたといえましょう。安全は1桁切り下げられたのです。不安全が1桁増したのです。 昨日のNHK特集では、 >水道水の値が基準値の数百分の1なのに、外国のメディアは大騒ぎしている  >そんな風評被害に惑わされるな とNHK解説委員2氏がアジテーションを繰り返していました。 しかし、けさの報道では、福島市などの水道でヨウ素131の値が基準値を超えているそうです。 「だいじょぶだ~あアジテーター」が、 「だいじょぶだ~あ」と叫べば叫ぶほど、 国民のマスコミへの不信は高まるでしょう。 もし幸いにして、福島第1原発が、 爆発やベントなどを繰り返さずに理想的に終息するとすれば、 モニタリング値は低下するかもしれません。 しかし、モニタリング値の正しい読みかたを国民に呈示せずに、 マスコミが「だいじょぶだ~あ」を繰り返すならば、 次に起こる危機に対応できず、この国は自壊するでしょう。 深刻なデマゴギー汚染もしくは「虚偽報道津波」は、 少なくとも、NHK、テレビ朝日の中枢部までひたひたに飲み込んでしまいました。防波堤があったはずですが、その機能は喪失してしまったようです。 次へ [[]] ---- [[2011年3月]] コメント #comment_num2(size=50,vsize=2,num=20,logpag=) ,

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