梓「純の誕生日?」
憂「うん!お姉ちゃん達も一緒にお祝いしたいって」
梓「唯先輩達が?」
憂「そう」
梓「私はいいけど純が驚くんじゃない?」
憂「それでいいんだよ。律さんが純ちゃんビックリさせたいんだって」
梓「そ、そうなんだ…」
憂「楽しみだね!純ちゃんの驚いた顔!」
梓「誕生日じゃなくて?!」
♪
純「はあ…」
律「イッエ〜イ!大成功!」
唯「サプライズだよ!」
紬「ドッキリだよ!」
唯 紬「全員集合!」
澪「何だそれ…」
憂「ごめんね純ちゃん」
純「ビックリしたよ…。憂と梓しかいないと思ってたのに…」
梓「それは、先輩達がどうしてもって…」
純「だからっていきなりクローゼットの中から出てきたり、キッチンの陰からクラッカー鳴らしていいの?!」
律「私が許す!なんてたって部長なのだから!」
純「私にも聞いて下さい!」
律「それじゃあサプライズにならないじゃないか〜」ブーブー
唯「しょーだしょーだ」ブーブー
純「ぐっ…」
紬「純ちゃんなら驚いた顔も可愛いよ」
純「そういう問題じゃなくて…」
紬「もしかして…嫌だった?」ショボン
純「いえ!私サプライズ大好きです!嬉しいです!」アセッ
紬「本当に?」
純「はい!」
紬「本当の本当?」
純「はい!」
紬「本当の本当の本当「本当です!」
紬「…////」テレッ
純(なぜ照れる?!)
梓「純!」コソ
純「なに?」
梓「このサプライズ考えたのムギ先輩みたい」コソコソ
純(やっぱりよく分からない人だー!)
紬「うふふふふ」ニコニコ
純(……まぁ、いっか…可愛いし)
憂「純ちゃん。いっぱい食べてね。紬さんと律さんといっぱいお料理作ったから」
唯「飾りつけは私と澪ちゃんだよ」
澪「ふふ、私は律のエプロン姿で妄想が捗っ「澪先輩?」ギロ
梓「今日くらいは自重する約束でしたよね?」ゴゴゴ
澪「はい…」ビクビク
純「す、少しくらいなら…。私も慣れたし…」
澪「いや、今のは私が悪かった…。確かに律の裸エプロンや、『ご主人様お風呂にする?ご飯にする?そ・れ・と・も・律を食べちゃうの?』なんてシチュエーションを妄想「相変わらず人の話を聞いてないみたいね」
唯「遅いよう〜。和ちゃん」
和「ごめんなさい。ちょっと弟達がゴネちゃって」
憂「いらっしゃい和ちゃん!」
和「あら、憂。今日はずいぶん張り切ったみたいね」ナデナデ
憂「えへへ/////」
憂「あのね、紬さんと律さんも一緒に作ってくれたんだよ」
和「そうなの?」
憂「あ、でもこれとこれは私が作ったんだ〜。和ちゃん食べてみて!」
和「慌てないの。主役は純ちゃんでしょ?」
憂「あ!」
律「ジトー」
唯「ジトー」
純「ジトー」
紬「ふふふふふ」キラキラ
律「妬けますなぁ」
唯「いやいやまったく」
純「羨ましいかぎりで」
憂「も、もー!/////」
和「ほらほら、怒らないの。憂こっちに来なさい」
憂「和ちゃん…///」
梓「あの憂が子供みたい…」
唯「和ちゃんさすがでしょ〜?」
梓「流石かどうかまでは…」
律「みんな揃ったところでプレゼントといくかー」
律「私からはピックだよん。あのバンドのベーシストのサイン入り」
純「す、すごい!どうしたんですかこれ?」
律「え〜?応募したら当たった」
純「嘘?私もあれに応募したのに…」
律「まあ、運が良かったんだな」
純「いいんですか?」
律「いーのいーの。澪はそのバンド興味ないし」
律(まさかドラムスティックと間違えて応募したとは言えないし)
澪「上手いとは思うんだけどな…」
唯「私はこれ」
純「…マリモ?」
唯「可愛いでしょ〜」
純「ははは…」
憂「私はCDだよ。前から欲しがってたよね?」
純「おおー!さっすが憂!」
梓「私からは参考書。これすっごく分かりやすいんだ」
純「おおー…さっすが梓…」
和「これつまらないものだけど…」
純「缶詰め…」
律「お歳暮か!」
澪「私は手品を…」
唯「澪ちゃん手品できるの?すごい!」
律「初耳だな」
澪「えっと、まずここに座って…。律、手伝ってくれ」
律「ほいほい。何すりゃいいんだ?」
澪「まず私が頭を下げるから、ちょっと頭を踏んでくれないか?」
律「」
和「」
純「」
梓「」
唯「何が始まるんだろうね?」ワクワク
憂「え〜っと………」
紬「」REC
澪「さあ!遠慮しないで!私の顔が恍惚の表情に変わるマジックを「ふん!」ゴス
澪「ぶふっ」
梓「自重するって言いましたよね?言いましたよね?」グリグリ
唯「大変だよ!あずにゃんがキレたよ!キレる若者になっちゃったよ!」
和「たまにはいい薬じゃないかしら?」
純(よっぽど我慢してたんだろうな…梓が)
紬「後輩と先輩の逆転の図…。いいですわぁ〜」ハアハア
澪「冗談だから!冗談ですから!私が踏まれたいのは律だけだ!」
梓「寝言は寝て言って下さいね?」
梓「律先輩も何か言って…」クルッ
律「わ、私だけ…?//////」キュン
梓「」
憂(梓ちゃん…)
憂(頑張って!)グッ
紬(いつか踏んで貰えたらいいね。澪ちゃん)
紬(頑張って!)グッ
唯「え?手品は?」
澪「あれは…冗談で…。私からは楽譜を用意してたんだ」
梓「はじめから出して下さい」
澪「ごめんなさい」ビクビク
律(はっ!何照れてんだ私!)
純「わ…。難しい…」
澪「リズムの取り方が独特だから、いい練習になるよ」
純「が…頑張ります」
紬「最後は私で〜す」
唯「任せた!」
紬「任されました」フンス
律「何をだよ」
紬「気に入ってくれるといいんだけど」
純「うわぁ…!」
梓「ギター…じゃなくてベース型のピンですか」
唯「すご〜い!綺麗だね!」
純「わぁ…。いいんですか?」
紬「うん。ずっと前から純ちゃんにあげたかったんだ…」
純「ムギ先輩…」
紬「おめでとう純ちゃん」
純「ありがとうございます。ムギ先輩」
唯「アツアツですな〜」
律「若いもんはいいですな〜」
和「あんた達は一体いくつなのよ」
紬「楽しいね」
純「はい!」
おめでとうございます。純ちゃん。
最終更新:2013年04月08日 21:50