律「何だよ?」
澪「む、虫が…あんなに大きな虫が」
律「そりゃ虫くらい居るだろ」
律「大袈裟だな~澪は」
澪「り、律だって怖い癖に」
律「私は怖くないぜ!」
澪「嘘だ」
律「だって澪が一緒だからな」
澪「律///」
律「どうしたんだよ?」
澪「良い詞が思い浮かばないんだ…」
律「澪なら大丈夫だって」
澪「律も何か考えてくれよ」
律「うーん…」
律「寂しがり屋で怖がりだけど何だか憎めない君の傍にずっと居たいとか?」
澪「律、それって…」
律「言わせんなよ恥ずかしい///」
澪「///」
澪「りつぅ~」
律「今度は何だよ?」
澪「もうすぐ学祭だな」
律「だな」
澪「私、ボーカルやりたくない…」
律「まだそんな事言ってんのかよ?」
澪「だって、恥ずかしいじゃないか」
律「全く…」
澪「唯にやって貰ったら駄目かな?」
律「私は澪に歌って欲しい」
澪「?」
律「私は澪の歌を聴きながら演奏するのが好きだから」
澪「律///」
律「だから頑張ろうぜ澪」
澪「うん、律の為に歌うよ」
律「お、おう///」
澪「りつぅ~」
律「何だよ?」
澪「これ、可愛いだろ?昨日見つけて買ったんだ」
律「カチューシャじゃねぇか?澪がつけるのか?」
澪「律の馬鹿///」
律「へっ?」
澪「律がつけるんだぞ」
律「私が?可愛過ぎないか?」
澪「律に似合うと思うぞ」
律「いや、でもこれは…」
澪「駄目かな?」
律「人前では恥ずかしいかな…」
澪「じゃあ」
律「うん?」
澪「私の前でだけ付けて欲しい///」
律「えっ?」
澪「律の可愛い姿を私にだけ見せて欲しい///」
律「わ、わかったよ仕方ねぇな///」
澪「仕方ないの?」
律「いや、その…だぁーわかったわかった!澪の前だけ付けるから///」
澪「ありがとう律」
律「おう///」
澪「りつぅ~」
律「…」
澪「さっきは打ってごめん」
律「…」
澪「痛かった?」
律「…」
澪「ごめん律…許して」
律「…」
澪「律…ごめんなさい本当にごめんなさい許して」
律「なーんてな」だきっ
澪「うわっ!律///」
律「冗談だって怒る訳ないじゃん」
澪「酷いぞ律!」
律「ごめんごめん」
澪「私、怒ったからな!」
律「手を繋いで帰ってやるから機嫌直せって、なっ?」ぎゅっ
澪「今回だけだからな///」ぎゅっ
律「はいはい」ぎゅっ
澪「りつぅ~」
律「はいはい何だ?」
澪「梓の前で失敗してしまった…」
律「失敗なんて誰だってあんだろ?気にすんなよ」
澪「律みたいに失敗だらけなら気にしないだろうけど…」
律「何だよそれ?」
澪「えっ…」
律「失敗だらけって何だよって聞いてんだよ」
澪「ご、ごめん律」
律「澪が私の事どう見てるのか良くわかったよ」
澪「ち、違う」
律「帰る」
澪「律、待って!」
田井中家
律「全く!何だよ澪の奴…」
ピンポーン
律「たく、誰だよ!澪…」
澪「さっきはごめん…」
律「帰れよ」
澪「律、待って」
律「今は澪の顔見たくない!いいから帰れよ」バタン
澪「律…」
律「言い過ぎたかな」
1時間後
律「うん?いつの間にか雨降ってたんだな」
律「澪、雨にうたれてないかな」
律「辞めた辞めた!あんな奴の事気にするの」
律「澪…」
くしゅん
律「誰か居るのか?って澪!」ガラッ
澪「…」ぐすっ
律「馬鹿!お前何やってんだよ風邪ひくぞ」ガチャッ
澪「律…許してくれる?」
律「いいから中に入れって!風呂貸してやるから」
澪「うん」
律「ずっと居たのか?」
澪「うん、律が許してくれるまで」
律「私も言い過ぎた…ごめん澪」
澪「悪いのは私だからごめん律」
律「もう良いって仲直りしようぜ」
澪「うん、ありがとう律」
澪「りつぅ~」
律「何だよこんな夜中に電話してきて…」
澪「たまたま、テレビ付けたら怖い番組がやってたんだ!」
律「そうか、大変だなおやすみなさい」
澪「りつぅ~頭から離れないんだ!パパもママも居ないし…」
律「寝たら忘れるから、じゃあなおやすみ」プツ
律「…」
律「…」
律「…」
律「だぁーもう!」
秋山家
澪「怖いなぁ…」
律「全く、こんな夜中にテレビ観ないで早く寝ろよ澪」ガチャッ
澪「律!何で…」
律「私は眠いから早く寝るぞ」
澪「律…」ぐすっ
律「だぁーもう!泣くな泣くな一緒に寝てやるから」
澪「うん、律の顔見たら安心した」ギュッ
律「はいはい、おやすみ澪」なでなで
澪「おやすみ律」
寂しがり屋で怖がりだけど 何だか憎めなくてそれでも大好きな澪の傍にずっと居たい
大好きだよ澪
おしまい
最終更新:2013年04月09日 01:45