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梓「だいぶ見ましたね」
紬「ええ。・・・これはタバコの宣伝かしら?」
梓「そうみたいですね。画家というよりはイラストレーターなんですねミュシャさんって」
紬「あの四季シリーズや乳首が出ていた絵も何かの宣伝なのかしら?」
梓「さぁ? あとから調べてみましょうか」
紬「そうね・・・あっ、これ」
梓「クッキーの箱ですね。ミュシャの絵が描かれた」
紬「素敵ねー。こんな絵が描かれてたら、箱目当てで買ってしまうわ~」
梓「ふふっ、こんな箱を使ってティータイムできたら素敵ですね」
紬「ねー」
梓「あっ、この絵のタイトル・・・」
紬「どうかしたの・・・百合の中の聖母?」
梓「はい・・・」
紬「百合の中の聖母ねぇ」
梓「ふーむ」
紬「どうしたの?」
梓「ムギ先輩に似てると思いませんか?」
紬「金髪なだけじゃない?」
梓「なんだかムギ先輩って百合の神様みたいなところがありますし」
紬「ふふっ、そんなことないわよ」
梓「それに左にいる女の子が私みたいだなーって」
紬「確かにこっちの女の子、髪を二つにわけてるわね」
梓「流石にツインテールじゃありませんが・・・」
紬「でも黒髪ではないし共通点は少ないんじゃない?」
梓「百合の中の聖母なんです」
紬「うん?」
梓「ゆりのなかのせいぼ」
紬「・・・なかの」
梓「はい・・・」
紬「じゃあこの女の子と聖母様はこれから結ばれるんだ?」
梓「・・・はい//」
紬「やっぱりだーめ!」
梓「な、なんでですか!」
紬「だって、左下の女の子より梓ちゃんのほうがずっとかわいいわ!!」
梓「それを言うなら聖母様よりムギ先輩のほうがかわいいです!」
紬「こんなに美人じゃないわ、眉毛だって太いし」
梓「眉毛は関係ないです。それに、それを言うなら私も・・・」
周囲の人「・・・」ニヤニヤ
紬「あ、あずさちゃん」
梓「は、はい。次に行きましょう」
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紬「これは・・・ステンドグラスの複製ね」
梓「こういうのも作ってるんですね」
紬「ね、これ特にアンサガっぽいと思わない」
梓「はい・・・この黒いマントの人ならゲームにそのまま出てきてもおかしくない、そんな感じがします」
紬「そうよねぇ、スタッフさんもこの絵をみて着想を得たのかしら」
梓「冗談抜きで、そうかもしれませんね」
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紬「ふぅ・・・これで終わりかしら」
梓「そうみたいですね。意外と少なかった気がします」
紬「点数は数えてないけど、美術展としてはちょっと少なめかしら」
梓「ただ、ミュシャの絵ばかりでしたから、そこは評価してもいいかと」
紬「そうね。◯◯展と名乗っておいて、違う人の絵が多い美術展も珍しくないから・・・」
梓「おみやげコーナー・・・」
紬「梓ちゃんは何か買う?」
梓「これ・・・」
紬「あら、四季シリーズのしおり?」
梓「はい」
紬「梓ちゃん、こっちに乳首のほうもあるわよ」
梓「そ、それはいらないです!」
紬「そう? 素敵な絵だと思うけど・・・」
梓「確かに素敵ですけど・・・。ムギ先輩は何か買わないんですか?」
紬「・・・このマグネットにしょうかしら。あっ、そうだ!」
梓「どうしました?」
紬「互いに買ってプレゼントしない?」
梓「いいですね。じゃあ私はマグネットを買ってムギ先輩にプレゼントします」
紬「じゃあ私はこの栞4枚セットを買って・・・」
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紬「はい、どうぞ」
梓「ありがとうございます。では、こちらをどうぞ」
紬「ありがとう。さっ、帰りましょうか」
梓「はいっ!」
==下宿!==
紬「ふふふ~ん」ペタッ
梓「冷蔵庫に貼ってあるマグネット、随分増えましたね」
紬「梓ちゃんとデートに行くたびに買ってるから」
梓「本当に色々行きました」
紬「梓ちゃんが大学生になったら、もっといろいろ行こうね」
梓「はいっ!」
紬「ディズニーシーも」ボソッ
梓「・・・///」
紬「はやく増えるといいわ~」
梓「私も開けてみます・・・あっ・・・これ」
紬「ふふっ、気になってたみたいだからおまけにつけちゃった。130円のポストカードだから、ね」
梓「・・・ありがとうございます」
紬「でも、梓ちゃんは本当に乳首が好きねぇ」
梓「・・・否定はしません」
紬「あらあら。・・・そろそろ夜ご飯を作るわ。今日も泊まっていくでしょ?」
梓「はいっ!」
==深夜っ!==
梓「・・・ムギ先輩?」
紬「どうしたの?」
梓「あの絵を見てたら無性に・・・」
紬「もう、梓ちゃんたら仕方ないのね」
梓「ごめんなさい//」
紬「いいの。私も梓ちゃんのちっさいお胸を愛してあげたい気分だったから」
梓「そ、そんな//」
紬「今夜はたくさん楽しみましょう♪」
おしまいっ!
以上アンサガとミュシャ展のステマでした
展示数もそこまで多くなく、常設もないのでコスパがいいとは言えませんが、
興味をもった人は足を運ぶのもいいかも
素直に「イイ」と思える絵が多いので
最終更新:2013年04月14日 21:52