ガララッ
紬「みんなおはよ…」
唯「はじめて~の~ちゅ~♪きみとちゅ~♪」
梓「もう///唯先輩ったら///そんな歌歌わないでくださいよぉ///」
紬「!!?こ、これは…!」
紬「ついに…!ついになのね!ついに唯ちゃんと梓ちゃんキスしちゃったのね!?」
紬「前々からもう付き合っちゃいなさいよと思ってはいたけど…ついに付き合っちゃったのね!?それで誰もいない音楽室でキスを…///あらあらまぁまぁ!!」
紬「で!初めてのキスは何味だったの唯ちゃん、梓ちゃん!?私にこと細かく話して!あぁ、こんなことなら部室に監視カメラを設置しておくべきだったわ…」
紬「いやいやそんなことより今日は盛大なお祝いをしなくちゃ!なにせ付き合い始めた日だものね!」
唯「ムギちゃん…?」
紬「唯ちゃん!梓ちゃん!とりあえずおめでとう!女の子同士で付き合うなんて私はとても素敵なことだと思うわ!ぜんっぜん変なことなんじゃない!」
紬「むしろ百合は正義なのよ!ジャスティス!唯梓は正義!」
梓「あのー…ムギ先輩?さっきから一人で何をブツブツつぶやいていらっしゃるんですか?」
紬「梓ちゃん!私は梓ちゃんのこと応援するわ!もし陰口なんかたたくような人がいたら私に報告して!私が百合の素晴らしさを教授して改心させるから!」ガシッ
梓「いや、あの仰っている意味がよくわからn」
紬「唯ちゃんもよく頑張ってキスしたわ!なかなかできないことよ!残念なのは私がその場に居合わせられなかったことだけど…」
唯「キス…?ムギちゃん、何の話…?」
紬「もう!いまさらとぼけなくっていいのよ!もう唯ちゃんと梓ちゃんの関係はよく分かってるから!いやー、でもここまで来るまで本当に長かったわ!」
紬「毎日毎日いつ付き合うのかが心配で気が気じゃなかったもの…」
唯「あのー、ムギちゃん…すっごく言い辛いんだけどね…」
紬「ううん、言い辛くなんかないわ!堂々と言っちゃっていいのよ!私たち付き合うことになりましたってね!うん!」
唯「私たち別に付き合ってないし、それにキスもしてないよ…?」
紬「……はい?」
紬「だ、だって唯ちゃんさっきはじめてのチュウがなんとかって…」
唯「あー、あれはアニメの主題歌だよ。なんとなく気が向いたから歌ってただけだよー」
紬「あ、梓ちゃんもそんな歌 歌わないでくださいって恥ずかしそうにしてたじゃない!」
梓「いや…私その歌で中学校の頃からかわれたことがありまして…」
紬「…」
紬「なんじゃそりゃあ!!!」
唯「!?ム、ムギちゃん!?」
紬「だって、毎日抱き付き合ったりして、もう完全に付きあってるようなものなのに…!それが、ついに今日公認されたと誰だって思うでしょう!」
紬「私の期待を返して欲しいぐらいだわ!!」
梓「…なんだかすみません」
梓「もう!唯先輩があんな歌 歌うからいけないんですよ!」
唯「あずにゃんが変な反応するのもまずかったと思うよ!」
唯梓「ギャーギャー」
紬「あぁ…私の夢が…ドリームが…消えていく…」ガクッ
唯「でもあずにゃん なんであんな恥ずかしそうにしたのさ!普通あんな反応しないでしょ!」
梓「そ、それは先ほども言ったとおりで中学校のときの…///」
紬(…ん?何か怪しいわね…?)
紬「梓ちゃん」
梓「な、なんですか?」
紬「その話本当のことかしら?」
梓「!?ほ、本当に決まってるじゃないですか!」アセアセ
紬「正直に答えて」
梓「!!(ム、ムギ先輩の表情が今までで見たことのないくらい真剣だ…!)」
梓「はい…実を言うと唯先輩に初めてのチュウと言われてちょっと唯先輩とのキスのことを想像してしまいました///」
唯「!?あずにゃん!?」
紬「…じゃあ梓ちゃんは唯ちゃんとキスしたいと思ってたのね?」
梓「そりゃそうですよ。じゃなきゃそんな想像しませ……ん……? はっ!!いや、これはその!!あの///」
紬「!!(キマシタワー!!)だそうよ唯ちゃん?」
唯「あ、あずにゃんとキス…? …わたしもしてみたいかも…」
梓「!!ゆ、唯先輩!無理しなくていいんですよ!」
唯「大丈夫だよ。私あずにゃんのこと好きだから」
紬梓「!!!」
梓「ゆ、唯先輩!」
紬「(これは…!ついに夢が現実になろうとしているのね…!ドリームカムトゥルー!!!)」
梓「私も、その先輩が好きなのでキス…してもいいですか…?」
唯「わかったよ、あずにゃん。さぁこっちおいで」
紬「」ドキドキドキ
ガチャ
律「はじめて~の~ちゅ~♪きみとちゅ…あ、あり…?」
唯梓紬「…」
紬「空気読め!!!」ボコッ
完
最終更新:2013年07月05日 00:25