さわ子「……」
律(おいおい、あのさわちゃんが真面目な顔してるぞ……)
唯(さわちゃんが悩んでるってなんか変だね~)
澪(いやいやお前ら……)
梓(そうですよ、さわ子先生だって教師なんですから思い悩む事くらいありますよ)
紬(担任持つのは今年が初めてだって言ってたしね……)
律(そんなもんかねぇ)
澪(今日くらいはそっとしておいてあげようよ)
梓(それがいいです!)
紬(教師としての悩みなら私達がどうこう言うわけにもいかないもんね)
唯(ほぇ~、さわちゃんも大変なんだね~……)
さわ子(……婚期やべえ)
さわ子(やばい……マジでやばいわ……)
さわ子(最近やたら結婚式に招待しやがってあんちくしょうども……)
さわ子(これじゃ私が行き遅れみたいに見えるじゃない!)
さわ子(確かにもうそろそろ若くもなくなっちゃうけどさぁ)
さわ子(……)
さわ子(ウッ…ウッ……)
律(おいおい、今度は泣き出したぞ……)
澪(そんなに深刻な悩みだったのか!)
梓(問題だらけの現代教育現場の最前線に立ってるわけですからね……)
唯(ねえ、やっぱり見てるだけじゃダメだよ!私達にできることをしてあげなくちゃ!)
澪(そうは言ってもなぁ……)
梓(もしかしたら先輩たちの進路のために悩んでるかもわからないですし)
唯律(ぎくっ)
唯(で、でもでもこのまま見てるだけじゃ……)
紬(そうだ!私がお茶を淹れるからそれを飲んでもらいましょ?ね?)
唯(それだ!)
紬「先生、お茶どうぞ」
さわ子「あら、ムギちゃんありがと」
紬「あの……もし何か悩んでることがあったら遠慮なく言ってくださいね?」
さわ子「えっ」
紬「もしかしたら私達じゃ力になれないかもしれないですけど、こういうのって言うだけでスッキリしたりしますし。ね?」
さわ子「ムギちゃん……」
紬「……」
さわ子「」ジー
紬「?」
さわ子(ムギちゃん……)
さわ子(炊事スキルには文句なし、財力にいたってはすこぶる素晴らしい)
さわ子(顔もかわいいし、なにより気配りができるのがいいわ)
さわ子「」ジー
紬「あ、あの……」
さわ子(……)
さわ子(……悪くないわね)
さわ子「ムギちゃん……」
紬「は、はい!」
さわ子「あの……その、私と……」
紬「先生と?」
さわ子「……」
紬「先生?」
さわ子(……な、なにをしてるの私!相手は生徒よ!)
さわ子(そしてなによりムギちゃんは……)
紬「?」
さわ子「ペニスがないじゃない!!!」
俺「最悪のオチだ!!!」
おわり
最終更新:2012年10月13日 17:59