◇紬の部屋

菫「おねえちゃん、起きて」ポンポン

紬「zzz」

菫「起きてったら起きて」ポンポン

紬「むにゅむにゅ……」

菫「起きて!!」ドン

紬「むにゅぅ……すみれ?」

菫「あっ起きた」

紬「むにゅっ……今日は創立記念日で学校お休みじゃなかった?」

菫「お姉ちゃん、お友達が来てるよ」

紬「えっ、誰かしら」

菫「平沢唯さんだって」

紬「唯ちゃん? それは大変! 急いで寝ぐせを直さないと」

◇応接室

紬「おはよう唯ちゃん。待った?」

唯「ううん、いいよいいよ。突然来ちゃった私が悪いし」

紬「それで、今日はどうしたの?」

唯「えっとね。今日はムギちゃんの誕生日でしょ」

紬「あ、うん。そうね」

唯「今日はね、いつもみんなに尽くしてくれてるムギちゃんに恩返ししようって色々計画したんだ」

紬「それで朝から来てくれだんた?」

唯「そうだよ」

紬「うふふ。嬉しいわ」

唯「じゃあさっそく私の家にレッツ・ゴーだよ」

紬「えっ、唯ちゃんの家に?」

唯「うん。憂が首を長くして待ってるからね」

◇道中

紬「朝はやいからまだ涼しいね」

唯「うん。最近暑くて嫌になっちゃうよ」

紬「唯ちゃん、クーラー苦手だものね」

唯「うん。あっ、そーだ。手を繋いでこ」

紬「暑くない?」

唯「朝だからへーきへーき」ギュ

紬「そうだね」ギュ

唯「うんうん」ギュ

紬「唯ちゃんの手、ひんやりしていて気持ちいいわー」

唯「お褒めに預り恐縮です」

紬「あらあら」

唯「えへへー」

紬「そういえば今日はどういう予定なのかしら?」

唯「えっとね……それは秘密なんだ」

紬「そうなんだ。それは楽しみ」

唯「あっ、そういえば重要なこと聞き忘れてた」

紬「なぁに?」

唯「ムギちゃんって、今日おうちの予定とか入ってなかったの?」

紬「あっ、それなら大丈夫」

唯「そうなんだ。それは良かった」

紬「今から全部キャンセルしちゃうから」

唯「えっ」

◇唯の家

憂「いらっしゃい、紬さん」

紬「ういちゃーん」ダキッ

憂「つ、つむぎさん」

紬「うんうん。憂ちゃんはいつ抱きついてもやわらかいわー」

憂「もうっ……」

唯「ムギちゃん、今は憂より朝ごはんだよ!」

紬「朝ごはん!!」

憂「あ、はい。紬さんのために朝ごはんを作ったんです」

紬「これ、私が食べてもいいの」

憂「そのために作りましたから」

紬「玉子焼き……焼鮭……海苔……それに白いご飯。まさしく日本の食卓ね!」

憂「もっと豪勢なものにしようかとも思ったんですが」

紬「ううん。私、これがいい! 憂ちゃんありがとう」ダキッ

憂「つ、つむぎさん//」


紬「うーん、美味しい♪」モグモグ

唯「ね、ムギちゃん。憂の朝ごはんは絶品でしょ」モグモグ

紬「本当ね。この焼鮭の焼き加減と塩加減が最高」

唯「うん」

憂「そう言ってもらえると嬉しいです」

紬「我が家にも憂ちゃんが欲しいわー」

唯「一家に一台憂がいればいいのにね」

憂「一台?」

紬「憂ちゃん量産計画ね。今度御父様と相談してみるわ」

唯「実現したら素敵だねー」

紬「ねー」

憂(一体なにがはじまるんだろう?)

◇朝食後

唯「それじゃあムギちゃん、出かけるよ」

紬「出かけるんだ?」

唯「うん。次は和ちゃんの家に行くんだよー」

紬「和ちゃんの家!? 行く行く」

唯「それじゃあ行ってくるね、憂」

憂「うん。いってらっしゃい。お姉ちゃん、紬さん」

紬「あら、憂ちゃんはいかないの?」

憂「私はパーティーの準備があるので」

紬「パーティー!?」

憂「はい。腕によりをかけてごちそうを作るので楽しみにしてくださいね」

紬「うんっ!」

◇和ちゃんの家

和「あら、いらっしゃい、唯、ムギ」

唯「おはよー和ちゃん」

紬「おはようございます、和ちゃん」

和「誕生日おめでとう、ムギ」

唯「あっ、誕生日おめでとうムギちゃん」

紬「ありがとう、ふたりとも」

和「なんで唯もこのタイミングで言うのよ」

唯「だって言うの忘れてたし……」

和「はぁ……」

?「あ、唯お姉ちゃん……こっちのお姉さんは誰?」

唯「あっ、和妹ちゃんだ!」ダキッ

和妹「唯お姉ちゃん、くすぐったいよー//」

和「あ、ムギははじめてね。この子は私の妹よ」

和妹「お姉さんのお名前は?」

紬「はじめまして和妹ちゃん。私は琴吹紬っていいます」

和妹「つむぎおねえさん……」

紬「……あの、和妹ちゃん」ウズウズ

和妹「なぁに?」

和「ふふ。いいわよ。ムギの好きにして」

紬「もうしんぼうたまらんとです」ダキッ

和妹「つむぎおねえさん……//」

紬「和ちゃんにこんなにかわいい妹がいたなんて」

和「弟もいるんだけど、朝からサッカー教室で留守なのよ」

紬「そっかぁ」ハグハグ

和妹「おねえさん……//」

紬「うふふ。和妹ちゃんかわいい」

和妹「もうっ……//」

唯「私も混ざる」ダキッ

和「それじゃあ私も混ざろうかしら」ダキッ

和妹「わっ、くるしいよぅ……//」

◇10分後

唯「それじゃあ私達はそろそろ行くね」

紬「もう行くんだ」

和「ええ、パーティーには私も参加させてもらうわ」

和妹「私もいきたい……」

和「えっ」

紬「和妹ちゃんも来てくれるんだ」

唯「うんうん。ひとりぐらい増えても大丈夫だから絶対きてね」

和妹「うんっ♪」

和「もう、仕方ないわね……」

紬「じゃあ、またね、和ちゃん、和妹ちゃん」

唯「ばいばーい」

◇公園

紬「うふふ。和妹ちゃんかわいかったわー」

唯「うんうん」

紬「ね、唯ちゃん。今日はありがとう」

唯「どうしたの、畏まっちゃって」

紬「こんなに楽しくていいのかなって、不意に思っちゃったんだ」

唯「いいんだよ。ムギちゃんはいつも私達のために色々してくれてるし」

唯「これくらいどうってことないよ」

紬「唯ちゃん……」

唯「ムギちゃん……」

律「お、唯、ムギ、もう来てたのか」

紬「あっ、りっちゃん」

唯「りっちゃん。10分遅刻だよ」

律「悪い悪い」

紬「ここでりっちゃんと合流する予定だったんだ?」

唯「うん」

紬「それで、これからどうするの?」

唯「実はね、今日のこと一人だけ説明してない人がいるんだ」

紬「え、説明してない」

律「今からそいつのところへ行きます」

紬「えっと、アポ無し訪問ってこと?」

律「あぁ、そうだ。じゃあいくぞー」

唯・紬「おー!」

◇澪の家

澪「あ、はーい」

唯・紬「こんにちは澪ちゃん」

澪「え、唯とムギ? それに律まで」

律「あぁ、今日はムギの誕生日だからアポ無しで澪の家に来たんだ」

澪「え、意味がわからないんだけど」

紬「ごめんなさい。お邪魔だったかしら」シュン

澪「あ……。っと、それはそうとムギ、誕生日おめでとう」

律「あ、ムギ、誕生日おめでとう」

紬「うん。ありがとう、ふたりとも」

澪「なんで律も言うんだ」

律「いい忘れてたから」

澪「まったく……」

唯「えっと、澪ちゃん。ちょっとお願いがあるんだけど」

澪「なんだ」

唯「澪ちゃんの部屋を物色させて欲しいんです」

澪「え、なんで私の部屋?」

唯「それは、澪ちゃんの部屋が一番おもしろそうだから、かな」

澪「嫌だよ」

唯「そこをなんとか、ムギちゃんの誕生日だし、ね」

紬「えっと……無理には」

澪「……そうだな。ムギにはいつもお世話になってるし、ちょっとだけなら」

律「おしっ!」

澪「変なもの……なにもなかったよな」ブツブツ

◇20分後

唯「見て見てームギちゃん」

紬「あら、小さい頃の澪ちゃんとりっちゃんね」

唯「うん。かわいいねー」

紬「お人形さんみたい」

澪「あっ、これかー懐かしいな。これは律が隣の家の飼い犬にちょっかいを……」

律「お、おい。その話は」

紬「気になるわー」

唯「わー」

律「駄目だ。それだけは話せない。私の女としての尊厳にかかわるから」

紬「それじゃあ仕方ないか」

唯「えー」

紬「それにしても澪ちゃんの部屋っていろんなものがあるのね」

唯「そういえば、ムギちゃんの部屋ってどんな感じなの?」

澪「あ、私も気になる」

律「誰も行ったことないよな」

紬「実は梓ちゃんだけ来たことがあるんだけど」

唯「むっ、あずにゃんめ」

紬「そうだ。今度私の家でお泊り会しない?」

澪「いいのか?」

紬「うん。ちゃんと予約をとれば大丈夫」

律「そういうことなら、なあ」

唯「うんうん。今度ムギちゃんの家でお泊り会だね」

紬「うふふ。楽しみねー♪」

唯「じゃあ、次は……」

律「私の家だな」

紬「りっちゃんの家?」

律「あぁ、っと。私は先に走って帰るから。じゃあ」

紬「いっちゃった。なんだったのかしら?」

唯「お昼御飯はりっちゃん担当なのです!」

紬「りっちゃんが?」

澪「あぁ見えて律の料理の腕はなかなかなんだ」

唯「うんうん。じゃあ私たちはゆっくり歩いて行こう」

◇律の家

律「おまたせー。りっちゃん特製あんけかパスタだ」

紬・唯・澪「いただきまーす」

紬「ぱくっ……これは」

唯「おお、これは……」

澪「ああ、これは……」

律「寸劇はいいから、早く食べてくれ」

紬「ご、ごめんなさいりっちゃん。じゃあいただきます」パクッ

唯「うん」パク

澪「ふむふむ」パク

紬「うん。あんがよくパスタに絡んで普通に美味しいわ」

唯「うん。普通に美味しいね」

澪「あぁ、感動するほどじゃないけど、普通に美味しい」

律「なんか微妙なリアクション……」

紬「りっちゃん、落ち込まないで。普通に美味しいから」

唯「うんうん。普通に美味しいよ」

律「まあ、いいか。おかわりも……」

紬「おかわり!!」

律「え、ちょっと早過ぎないか」

紬「だって、普通に美味しいもの」

律「そうか! じゃあすぐよそってくるから」

唯「りっちゃん嬉しそうだね」

澪「うん。やっぱり普通に美味しいな。このパスタ。私もおかわりもらおうかな」

◇30分後

梓「こんにちはー」

唯「あっ、あずにゃん」

梓「ムギ先輩を回収にきました」

紬「えっ、私?」

唯「私とりっちゃんはこれからパーティーの準備があるから一旦抜けるね」

紬「えっ、唯ちゃんいなくなっちゃうんだ……」

唯「ムギちゃん……かなしいね」

紬「唯ちゃんと離れ離れになるなんて……」

梓「そこ、そういうのはいいですから」

唯「あっ、うん。澪ちゃんはムギちゃん達と一緒に行くでしょ?」

澪「あ、私は唯たちが来るなんて知らなかったから……」

唯「うん?」

澪「お昼のうちに誕生日プレゼントを買いに行こうと思ってたんだ……」

唯「じゃあ仕方ないね。あずにゃん、あとのことは任せたよ」

梓「はい、任されました。じゃあムギ先輩行きましょう」

紬「はい」

◇梓の家までの道のり

梓「だいぶん暑くなってきましたね」

紬「ええ、朝は涼しかったんだけど」

梓「まぁ、夏は仕方ないです。それはそうと、ムギ先輩」

紬「なぁに」

梓「誕生日、おめでとうございます」

紬「ありがとう、梓ちゃん」

梓「プレゼントは後からになっちゃいますが」

紬「うふふ。楽しみにしてるわ」

梓「あ、せっかくなので手を繋いでいきませんか?」

紬「でも、暑いよ?」

梓「先輩は嫌ですか?」

紬「ううん。そんなことないけど」

梓「じゃあ、失礼します」ギュッ

紬「梓ちゃんの手、あんまり冷たくないね」

梓「ムギ先輩の手も、あんまり暑くないです」

紬「なんだかいいね、こういうの」

梓「そうですね。あ、もう着いちゃいました」

紬「そう。えっと、梓ちゃんの家では何をするの?」

梓「ジャズタイムです!」

紬「ジャズタイム?」

◇梓の部屋

紬「あ、これお祖父様の家で見たことある」

梓「はい。レコードっていうんです」

紬「昔のCDプレーヤーよね」

梓「はい。またCDとは違った趣があっていいものです」

紬「そうなんだ」

梓「今日は中野家秘蔵のレコードの数々を聞いてもらいます」

紬「うふふ。それは楽しみ」

梓「じゃあ、このレコードをセットして……と。ちょっと待っててくださいね」

◇10分後

梓「おまたせしました」

紬「ねぇねぇ、梓ちゃん、すごいね、この音」

梓「はい。音響機器の類にすごいお金がかかってますから」

紬「うん。こんな迫力のある音を聞いたの、演奏会以外じゃはじめて」

梓「ふふ。喜んでもらえたようで嬉しいです。それはそうと……」

紬「あ、お茶とおかし?」

梓「はい。アイスレモンティーとドーナツです」

紬「ひょっとして、梓ちゃんが作ってくれたの?」

梓「ドーナツは憂と一緒に作りました。レモンティーは私が」

紬「嬉しいな。でも」

梓「どうしました?」

紬「なんで梓ちゃんは猫耳なの?」

梓「純が、こうしたほうがムギ先輩が喜ぶからって……」

紬「そっかぁ、ねぇ、この部屋空調も聞いてて涼しいね」

梓「……? あ、はい」

紬「でも、ちょっと寒いぐらいだと思わない?」

梓「あ、そうですね。じゃあ……」

紬「梓ちゃん、おいで」

梓「はい」

紬「ふふ、こうやってくっつくとあったかいね」

梓「にゃん♪」

紬「いい音を聞きながら、可愛い後輩と過ごす午後。こんなに幸せでいいのかしら」

梓「いいんです」

紬「梓ちゃん?」

梓「だって、ムギ先輩は本当にいつも私達に……」

◇1時間後

ピンポーン♪

紬「あら」

梓「誰か来たみたいですね」

さわ子「あ、ムギちゃん。誕生日おめでとう」

紬「さわ子先生!?」

唯「えへへー。私達もいるよ」

憂「あ、私もいます」

紬「唯ちゃん、それに憂ちゃんも」

さわ子「買い出しに私が必要ってことで、一肌脱いだわけ」

紬「さわ子先生……ありがとうございます」

さわ子「気にしないで。ムギちゃんにはいつもいつも美味しいお茶とケーキを頂いてるから」

紬「あら、この車……前に乗せてもらったのと違いますよね」

さわ子「ええ。人数が多いからワゴン車を借りたの」

唯「ほら、ムギちゃん、あずにゃん、乗って」

紬「うんっ♪」

梓「はい」

さわ子「それじゃあ行くわよー」

◇純の家の前

梓「あ、ちょっと止まってもらっていいですか」

さわ子「うん」

梓「ちょっといってきます」

◇3分後

梓「おまたせしました」

唯「何か用事だったの、あずにゃん?」

梓「あ、ここ純の家なんです。残ったドーナツと、ちょっと言付けを」

紬「そっかぁ」

さわ子「じゃあ車を出すわね」

◇業務用スーパー

紬「見て見て、このカレー粉。148人前用だって」

梓「すごく大きい。そして1870円……これは安いんでしょうか」

唯「ねぇ、こっちの胡椒もすごいよ」

紬「わっ、大きい」

さわ子「憂ちゃん。あの子達遊んでるけどいいの?」

憂「いいんです。何を買わなきゃいけないのか把握してるの、私だけだから」

さわ子「そっか。あ、あの冷凍鶏肉安い」

紬「ねぇ、憂ちゃん。何を買うの?」

憂「えっと、チーズと、お菓子と、生ハムと……」

紬「ふぅん。じゃあ順番に買って行きましょうか」

憂「はいっ♪」

◇10分後

紬「いろいろ買ったわねー」

唯「あ、さわちゃん。そっちのかごは?」

さわ子「これは自宅用よ」

唯「そうなんだ」

梓「ムギ先輩」

紬「なぁに?」

梓「こうやってスーパーをみんなで見てまわるのも楽しいですね」

紬「ええ、ほんとに」

唯「あ、ムギちゃん、あずにゃん、こっちきて、すごいよ、この骨付き豚肉」

紬「うん、いま行くねー」

◇唯の家

唯「準備はほぼできてるんだけど、まだ来てない人がいるからもうちょっと待ってね」

紬「うん」

和「こんばんは、あ、ムギ」

和妹「あ、つむぎお姉さん」

紬「こんばんは、和ちゃん。和妹ちゃん」

和妹「お誕生日おめでとうございます。お姉さん」

紬「ありがとう、和妹ちゃん」ギュッ

和妹「あわわ//」

紬「うふふ」

菫「お姉ちゃん?」

紬「あら、菫?」

唯「私が呼んだんだよー」

菫「うん。私も……いいかな」

紬「もちろん。菫が一緒に祝ってくれるなんて嬉しいわ」

菫「えへへ//」

唯「これでみんな揃ったかな」

梓「はい。これで全員のはずです」

?「待った!」

紬「あら、あなたは……佐々木さん?」

純「佐々木でもなく鈴木でもなく斎藤でもなく、鈴木純です!」

紬「いま鈴木でもなくって言ったような……」

純「細かいこと気にしちゃ駄目です」

紬「うん。そうね。鈴木純ちゃんも来てくれたんだ」

純「はい。お誕生日おめでとうございます、琴吹先輩」

紬「うん。ありがとう純ちゃん」

純「あ、これ誕生日プ」

梓「純、誕生日プレゼントは後から」

純「そうなんだ」

唯「これで本当に全員だね」

憂「ケーキの準備ができました」

唯「じゃあみんなで歌おう」

律「おお」

澪「せーの!」

唯・律・澪・梓・憂・純・和・和妹・さわ子・菫「はっぴばーすでいとぅーゆー」

唯・律・澪・梓・憂・純・和・和妹・さわ子・菫「はっぴばーすでいとぅーゆー」

唯・律・澪・梓・憂・純・和・和妹・さわ子・菫「はっぴーばーすでいでぃあ(ムギちゃん)(ムギせんぱい)(ムギ)(つむぎさん)(琴吹先輩)(紬お姉さん)(お姉ちゃん)」

唯・律・澪・梓・憂・純・和・和妹・さわ子・菫「はっぴーばーすでいとぅーゆー」

唯・律・澪・梓・憂・純・和・和妹・さわ子・菫「誕生日おめでとう」

紬「みんな、ほんとにありがとう」

梓「ほら、ムギ先輩」

和「ろうそくを消して」

紬「うん……」フーッ

パチパチパチパチ
パチパチパチパチ

◇1時間後

紬「今日は本当に楽しかったわぁ」

唯「まだだよ、ムギちゃん?」

紬「えっ」

唯「これから人生ゲームをチーム対抗戦でやるんだから」

紬「人生ゲーム!?」

唯「うん。そうだよ」

紬「ふふっ、こんなに楽しくていいのかしら」

澪「いいんだよムギ」

紬「あっ、澪ちゃん」

律「あぁ、そうだぞ、ムギ」

紬「りっちゃんも」

梓「私たちはムギ先輩に色んなものをもらってますから」

紬「梓ちゃん」

澪「今日はそれをほんのちょっと返しただけだからさ」

紬「でも、私はいつも自分の好きにやってるだけだよ」

律「それでも、私たちはムギに感謝してるんだ」

澪「特に私なんか、ムギがいなかったらここまでやってこれなかったかもしれないと思ってるんだぞ」

唯「だからね」

梓「これからも、ずっと仲良くしてくださいね、ムギ先輩」

紬「うんっ♪」



おしまいっ!