唯「はいはい語るよー」
梓「珍しいですね、主催者が一番最初に語るなんて、いつもは最後に
ザコ共乙って貶しておいしいところを持っていっているのに」
唯「企画語りって後で語ったほうが有利だしね
○○さんはこう語ったけど、私は違うと思うんだ
とか言えばもう○○さんはかませ犬以外の何者でもないよね」
梓「ならなぜ最初に語るんです?」
唯「今回のザコ共が私だったからさ」
梓「あっわかりました、同情狙いですね
まず私は今回駄目でしたって嘆いて、いえいえ主催者さんは頑張りました
ってフォローさせてお涙頂戴の展開をつくり、主催者マンセーの空間を作るんですね
頭いいです」
唯「こざかしいなあ、そんなんじゃないよ」
梓「じゃなければ、どういうことなんです」
唯「まず、今回の企画は理想の1割も満たせていないという現実を知るべきなんだよ、私達は」
梓「何が不満だったんですか」
唯「私ってさ、よく○○さんならどうするかなっていう事を考えて行動するんだ」
梓「さっきのかませ犬の奴ですね」
唯「今回の○○さんは違う○○さんだよ!」
唯「例えば絵を描くとき、堀口さんならどうするだろう、かきふらい先生ならどうするだろう
SSを書くとき、あの名作を書いた書き手ならここからどう続けるだろう、どう書くだろう
そんな事を考えて創作に励むの」
梓「グレンラガンのシモンみたいな奴ですね」
唯「でさ、今回の企画って実質私が提案したわけじゃないじゃん」
梓「そうでしたっけ」
唯「そうなんだよ、三題噺をやろうYOとかのたまったのは確かに私なんだけど
この企画に息吹を与えてくれたのは『あの人』なんだよ」
梓「誰ですか」
唯「誰とは言わないけどめちゃくちゃ面白いSSを書けて
自分を売るような真似をせず、淡々と名作を投下し、各所で話題になるあの人」
梓「ああ。あの人ですか、何故か作品の続きを書かずに、この企画に参加したあの人」
唯「正直、私はあの人のファンでさ
ぶっちゃけ華麗に3つのお題から物語をつむいでいく様は
アカギが死の際に見せたナインの全引き分けみたいな奇跡だと思った」
梓「ほんと、一度ファンになったら全肯定ですよね」
梓「で、ソイツがどうしたんです」
唯「ソイツじゃないよ!
それにしてもいい企画案を出してくれたよあの人
SSだけじゃなくて企画力もあるんだもの、素直に頭がいいんだろうなあって感心しちゃった」
梓「ある分野で特出してる人が別の分野でもいいところを魅せるとちょっとときめいちゃいますよね」
唯「そういうことだね、ただでさえ天使の澪ちゃんが実は妖怪人間とかだったらよろめいちゃうよ」
梓「いっしょに頭痛も襲ってきそうですね」
唯「今回私がザコっていうのはそういうこと、私はあの人の提案に従っただけ」
梓「理想の一割も満たせてないとは?」
唯「うん、進行がものすごいグダグダだった
企画を始める前に決めるべき項目が埋まってないのは論外だよ」
梓「たしかに次のお題が始まる条件、制限時間、投票のルール、もくじ、進行
反省点がいっぱいです」
唯「大事なところがぼけてるんだよね、こまかい進行方法のルールを定めておくべきだった
次のお題を出すタイミングもこれでよかったのかなって思ってる
まず1つのお題のSSが出揃った時点で投票したり語ったりしたほうが良かったような気もしてたんだ」
梓「今回は書き手が疲れたり勢いが薄れて冷めたりするのが怖くて畳み掛けるように進行しちゃった感がありますね」
唯「だけど未だにベターな解答が思いつかない
確かに今回は三題噺β版みたいなところがあって反省点が出ても
次回にフィードバックすればいいやって気楽に考えてたんだけど」
梓「だけど?」
唯「やっぱりあの人の期待に添えられてないのが哀しい」
唯「私の進行を見て『あちゃあ~こうすればいいのに~』とか思ってたに違いない
私にはあの素晴らしい企画案を遂行する技能がなかった
提案してくれた人の理想をいろいろ読み取ろうと思ってたんだけど
焦りからただ無理やり実行するくらいしか出来なかった自分を悔やんでる」
梓「企画を提案してくれた人ならどう進行するかを考えてやろうと思ったけど
思い通りに出来なかったわけですね」
唯「だから企画を提案してくれた人、良かったら教えてほしいです
今回何が悪くて、どのようにすればよかったのか」
唯「あと次回があなるら今度は進行をやってほしいです」
梓「有名書き手が企画者になるのは、あのお笑い芸人が映画監督!?みたいな好奇心が沸きますね」
唯「うん、とにかく進行の件はすいませんでした」
唯「次回があなるらってなんだかいやらしいよね」
梓「もろちん誤字ですよ、『あるなら』です」
唯「でもさ今回の企画は参加者に救われたねえ」
梓「最初は死ぬかと思いましたね、安価を出しても反応がなくて」
唯「震えが止まらなかった、はじめてSSを立てたときがそんな気分だった」
梓「しかも安価のSSも難易度高くて最初かけなかったですし」
唯「みんなレベルが高かったけど
速攻の異名を持つ◆ywLV/X/JUI 長編の二つ名を持つID:1acGkafE0あたりが引っ張ってくれなかったら
企画自体潰れていたかもしれないよ、ほんとうにありがとね」
唯「そうそう、そういえば今回の企画、私は原点回帰だったと思うんだ」
梓「原点回帰ですか」
唯「みんな!空はみんな繋がっているからね!」
梓「フフッ懐かしい名前だ」
唯「このスレタイから連想できる内容を書く
これが記念すべき最初の企画だったよね」
梓「あの時は安価をいいセンスの人がとってくれて、いい進行の人がいて、いい参加者がいたから
素晴らしい企画になりましたね、1つでも欠けていたら今の企画文化には繋がらなかったと思います」
唯「でもねあずにゃん、この企画文化はこの2年間で形を変えていたのに気がついた?」
梓「えっ」
唯「同じスレタイなのに、書き手によってどう内容が異なるか
ここがミソだったんだよ」
梓「書き手の個性主体ってことですね」
唯「いまの企画はねテーマに沿ったSSそのものが主体なの
純企画ならかわいい純ちゃんを書くのが目的
書き手の個性よりも、いろんな純SSを読むのが目的になってるの」
唯「狭いテーマからの多様性を楽しもうから、みんなで○○を書いて楽しもう♪
こういう風に変化していったんだね」
梓「今回の企画はむしろ前者に近いですよね」
唯「後者の企画はそれが好きな人が集まる
前者の企画は難題にチャレンジしてみる人が集まる
実は企画に望む心持ちがぜんぜん違うと思うんだ」
唯「難題にチャレンジした人のSSは
どんな作品でも面白い、だって難題なんだもん、駄作でも難題に飲まれてこうなっちゃったかー
っていう楽しみ方が出来る、良作なら、おお!あのお題をこう活かしたかっていう関心があって面白い
そういう部分で今回は唯空で感じた懐かしさを思い出したよ」
梓「今回の 和「私の家」のオチなんかは 和「とも(唯)と下校する」を思い出す鮮やかな技でしたね」
唯「書き手の腕がもろに出る企画はもっと増えていいと思うよ、読んでも書いても楽しそうだもの
もちろんテーマ主体にはテーマ主体のいいところもあるとは思うけどね」
唯「一通り言いたいことは言ったよ」
梓「この語りに『ひくわ』ってなって投票が盛り下がらなければいいんですが」
唯「そうそう、まだ投票が残ってたね」
唯「それじゃもくじ決定版と投票ルールを作るから、ちょっと待ってねー」
梓「いまから作るんですか…」
唯「どうしたんだいあずにゃんや」
梓「投票が3人だけです……」
唯「えぇーーっ!?」
梓「どどどどどどうしましょう、唯先輩!」
唯「おおおおおおおおちついて!」
梓「まままままままままほう!?」
唯「いいじゃないか、あずにゃん!!ティナは魔法が使える。
私達は使えない。ただそれだけの事さ。
そしてティナの魔法は今、必要なんだ!!!!!」
梓「唯先輩も落ち着いてください!!」
唯「とりあえず今集計してきたんだけどさ」
梓「はい」
唯「普段の企画に比べてもの凄く集計が大変だった、膨大な数の作品だもの
投票者が3人でもこんなに大変なんだから、人数が増えるともっと大変だと思うんだよ
あとでまた語るけど、この企画はアンケートCGIが必要だね」
梓「今回の企画、やはり全ては進行の責任ですね」
唯「反省点が沢山あるね……」
梓「とりあえずキャラ語り形式で挙がった意見でも読んでいってみましょうか」
こういう企画っていつものやつよりさらにスピード感が大事だね。間が開いちゃうとあっという間に…
梓「はい、熱が引きますね」
唯「忙しかったのもあって1日ルール提示が遅れてしまいました」
梓「テンポよく行かなかったことが原因です、すいませんでした」
無駄なスレを増やすのは気が引けるけど御題を出すスレと
SS書き込むスレを分けるとよかったんじゃないのかな
御題を出すスレで話が出来た宣言をしてからSSを投下するようにすれば
安価取やSSがかぶさったりせずにできたのかもとか思いました
梓「こういう意見も挙がっています」
唯「ご意見ありがとうございますー
おっしゃる通り投下が被ったり、安価の間隔が狭くて安価下でグダグダっていう事態は改善策が必要だと思います
投下前の挙手も機能してなかったですねー
お題スレを別にして、投下スレと分けたら進行がグダグダになることはなさそうですね
ただ企画の勢いもそがれてしまいそうなので難しいところです
あとから読む人もちょっと混乱しそうですしね
安価の流れをその都度、投下スレにコピペすればいいだけの話かもしれませんが」
梓「感想はお題スレ投下にしたらSSを指定するとき向こうのスレの37番みたいな書き込みしか出来なくて
分かりづらくなりそうなので、投下スレでやった方がいい気がします」
唯「こういう企画は練りこまないと破綻しちゃうね」
梓「従来より企画者の立ち回りも重要になってきますしね」
唯「アンケートもCGIを用意して投票製にすべきだった
集計も面倒くさいし、みんな投票もよくわかんなかったんだと思う」
梓「何せいままでの企画と違って、上から5位だけじゃなく、今回に至っては最大18作も順位をつけなくちゃいけませんからね」
唯「投下されたSSだけなら、30ぐらいになるのかな、全部を吟味してたら大変そうだもんね」
唯「ただ、参加者の方々は楽しんでくださった方もいるようで」
梓「またこういう形式の企画をやってみたいですよね」
唯「企画者はいろんな準備しなくちゃいけないけど、生のライブ感でいろんな書き手の技量に触れることが出来るので
やりがいがある企画だよ」
梓「もし次回があるなら、興味を持った書き手さんは参加してくださいね」
1 「人の名前」ムギ 「品物」棒 「場所」和ちゃんの家
1位◆ywLV/X/JUI 60ポイント
1位◆WTKCAmRU8c 60ポイント
3位◆3hqm7P36Pw 30ポイント
2 「人の名前」菖 「品物」腕時計 「場所」 澪の部屋
1位◆WTKCAmRU8c 50ポイント
1位◆Z9mtzUoIH. 50ポイント
3位◆ywLV/X/JUI 30ポイント
3位◆jNZRGbhN7g 30ポイント
3 「人の名前」梓 「品物」ごちそう 「場所」吉野家
1位◆3hqm7P36Pw 60ポイント
2位◆ywLV/X/JUI 30ポイント
2位◆jNZRGbhN7g 30ポイント
2位◆Z9mtzUoIH. 30ポイント
4 「人の名前」純ちゃん 「品物」皿 「場所」温泉旅館
1位◆3hqm7P36Pw 60ポイント
2位◆WTKCAmRU8c 50ポイント
3位◆ywLV/X/JUI 30ポイント
5 「人の名前」さわちゃん 「品物」指輪 「場所」テニスコート
1位◆WTKCAmRU8c 50ポイント
2位◆vZmyym56/2 40ポイント
3位◆jNZRGbhN7g 30ポイント
3位◆1N54jAn/yA 30ポイント
6 「人の名前」和ちゃん 「品物」入浴剤 「場所」鉄棒
1位◆Z9mtzUoIH. 50ポイント
2位◆vZmyym56/2 40ポイント
3位◆3hqm7P36Pw 30ポイント
3位◆ywLV/X/JUI 30ポイント
総合順位結果発表!
1位◆ywLV/X/JUI 60ポイント
1位◆WTKCAmRU8c 60ポイント
1位◆3hqm7P36Pw 60ポイント
1位◆3hqm7P36Pw 60ポイント
書き手順位題3位
3位◆ywLV/X/JUI 190ポイント
書き手順位題2位
2位◆3hqm7P36Pw 200ポイント
書き手順位題1位
1位◆WTKCAmRU8c 240ポイント
唯「わああ」パチパチパチ
梓「という結果になりました」
唯「おめでとうございまーす」
梓「この結果発表も大会終了直後にやれば、玉入れのあれみたいに盛り上がったかもしれないですね」
唯「ちょっともったいないことしたね」
唯「やっぱり1位は……ぐぬぬ」
梓「今回私達はランク外でしたね」
唯「はあー、ほんとかなわないようー」
梓「語ることはもう散々語ったので、ここらでおいとましましょうか」
唯「もしよかったら、感想とか書き込んでくださいね、ありがとうございました」
最終更新:2012年10月13日 18:10