律「私、結婚したい人が居るんだ」

紬唯梓「!?」

律「という訳で、澪ー、好きだー。結婚してよ」

澪「いや、無理」

律「ええっ!?」ガーン

紬唯梓「!?」

律「澪……何で……えぐっ」

澪「お、おい。泣くなよ、そして落ち着け」

律「だって、澪が私と結婚するの嫌だって」ぐすっ

澪「早とちりするなよ。嫌とは言ってない。無理なだけだ」

律「女同士だから?」

澪「法も宗教倫理も知った事か。もっと単純な理由さ。
  だって、私と律はもう既に結婚してるからな」

律「あ、そういう事かー」

紬「納得ね」

唯「なぁんだ、そういう事か。確かに、既に結婚してても、おかしくない二人だね」

梓「暗黙の百合夫婦だったんですね。意思を心に留めていても、通じ合う二人です」

澪「いや、言葉こそ交わさなかったけれど、イシは明示されていたよ」

律「えっ?そうなの?だとしたら、私、失礼な事言っちゃったね。
  それに気づかず、結婚して、だなんて」

澪「律は悪くないさ。気付かなくても無理はない。
  イシは律から私に、っていう感じだったから」

律「私から意思を示していたんなら、私が気付いてない方がおかしいよ」

澪「示す、というより、私に捧げた、と言った方が近いな。
  律からガーネットを貰った日、夫婦になったんだよ」

律「あっ、ああっ///」

紬「うふふ、惚気ちゃって」

唯「ああ、そういう事かー。
  でも、澪ちゃんからもりっちゃんに、石を渡さなくていいの?」

梓「それもう、律先輩が石を渡し次第、オートマチックじゃないですか」


律「そういえば、捧げた日以来、私、幸せだったよ」///

澪「私だってそうさ。律から貰った日以来、幸せだった」


唯「ああ、確かに」

<FIN>



最終更新:2013年07月13日 15:28