「あんでるせん」

ある小さな街に、二人のこどもが住んでいました。

 「なに読んでるのッ?」

 「ひッ?!」


二人はまるできょうだいのように、いつも仲良しでした。

 「ぜんぜん似てないよ〜」

 「アハハハハッ……!」


そんなある日のことです。

 「せっっかくの和との楽しいランチタイムをジャ・マ・し・て・さ!」

 「!!──、そんなこと言ってないだろッ!!」


二人の住む街に、ちいさな鏡のかけらが降り注いだのです。

 「……なんっか調子出ないや……まーた放課後ね〜……」

 「…………バカ律、……」


それはひとりの悪魔が作り出した、恐ろしい鏡のかけらでした──





女王「お前らが来るのを待っていた……………死ねぇぇええええええぇぇっ!!!!!」

「「ひぃぃいいいいぃ!!??」」





律「『君の手がとても冷たいね どんな人の手も温かかったはずなのに
だから今日は温めてあげる いろんな温かさを知って 誰より優しくなれたから』
ってなにこの紙」

澪「『アイスクリームな、アイツ』の完全版なんだけど〜……どう、かな?」テレテレ

律「却下」ポイッ

澪「え〜」




宮崎某「ゲル嬢がいいの〜♪」   おわり


「はにゃ〜ん!」
TV < だったらわたし、およめさんになる! 一番すきだもんっ!

TV < わたしより好きな人ができたらあきらめる!
    でもその日まではわたしがおよめさんよ!いいっ!?

TV < ──じゃぁ、婚約解消だねっ。

TV < 私がっ!! わたしがっ世界でっ一番すきなのにぃぃっ──




律「手が痛いんだけど黒髪ツリ目」ギュウゥゥッ…

澪「力入れすぎだぞアニオリ乙女」ギュウゥゥッ…




●REC(窓を汚してごめんなさい♪)ボタボタボタボタ   おわり


「きゃらそん!」

澪「和のお弁当、今日はミートローフなんだー」

澪「ううん、やっぱり自分で焼いたりできるなんてすごいよ。 私なんてー」


律「……」


律「!! ちょ、なんだよ澪! 今日は来るなって…」

律「う…これは、ちょっと…失敗しただけで、…! ダメだってそんな黒コゲの…!」

律「おいしくないけど嬉しいって……意味わかんねーし…」

律「……おーし言ったなぁー! 今にみてろー、澪に教わったのより旨いの作ってやっからなー!!」



郊外の瀟洒な家!

和「事あるごとに私が三角関係に巻き込まれて修羅場みたいになるの、何とかならなかったのかしら…」

唯「でも普段楽器持たない和ちゃんがどこかの版権絵で持ってたのトライアングルだったよね〜」

和「そうよね…そうなのかな」

唯「そうだよ〜」

和「…そうね」

唯「えへへ〜」

和「ふふふ…」



澪「…………、律…」

律「ぅん?」

澪「……」

律「どしたー澪ー」

澪「…………ぁ」

律「?」


澪「…………あのね!」                           おわり


「さんぜん!」

澪「まったく、いつも仕方がないな律は」

律「ありがと〜ごぜえますぅ〜澪しゃ〜ん」

澪「必ず返せよ、三万円」

律「ちょ、三千円だって」


ガチャ


純「あ、澪先輩に律先輩!」

憂「お久しぶりです。 今お茶を用意しますね」

律「ありがとね、憂ちゃん」

和「今みんなのいきたい場所を確認していたから、あとは二人の希望だけね」

澪「なんだか悪いな……気を遣わせちゃって」

唯「りっちゃんと澪ちゃんのしんこんりょこーも兼ねた旅行だもん! 気合入れないとー!」

「「///」」

紬「花嫁ゾロゾロ、まさに微笑みの出発(たびだち)ね〜」

梓「なんですか、それ?」


ガラララッ


さわ子「それならオススメの場所があるわっ!!」

澪「さわ子先生!」

さわ子「この地図の先にズバリ、貴女達の望む楽園があるのよ!」バサッ

律「ほほー、どれどれ〜?」





「「「「「「「「ひょうたん島の、ひょうたん火山……?」」」」」」」」


「井上さんは最高です」   おわり



最終更新:2013年07月13日 15:35