梓「純、うるさい」

純「だって、今日の最高気温知ってる梓? 39℃だよ39℃」

純「これは暑いと叫ばない方が太陽に失礼でしょ!」

梓「何に気を遣ってるのやら……」

憂「純ちゃん、暑い時に暑いって言うと余計に暑くなっちゃうよ?」

純「どうりでさっきから体が溶けてるなーって思った」ダラ~

梓「にゃーっ!?」ビクッ!

純「あ~ず~さ~、涼ませて~」ベタベタ

梓「暑苦しいからくっつかないでよ」

憂「私、アイス持ってくるね」パタパタ

純「梓って体温高い方?」

梓「はぁ? ……平均だと思うけど」

純「じゃあくっついてた方が涼しいよ。だって人間の体温は高くても36℃くらいでしょ」

純「39℃と36℃なら私は後者を選ぶさ」ベタベタ

梓「意味が分からない!」ガーン!

梓「あーもー離れてよー」グイグイ

純「どろーん」ベタベタ

梓「そんなにくっつきたければフローリングにでもくっついてなさい」ポイッ

純「ぶー」ゴロン

純「あ、以外と冷たくて気持ちいい」

憂「お待たせー。ガリガリ君で良かったかな?」パタパタ

純「んー」ペター

憂「何してるの?」

梓「床が冷たくて気持ちいいんだってさ」

憂「へぇー、お姉ちゃんみたい」

梓「……あはは」

純「ゴロゴロ怪獣たれ純ちゃん!」ドーン!

梓「えっ?」

純「説明しよう……ゴロゴロ怪獣たれ純ちゃんとは……」

純「床をごろごろすることにより、床独特のひんやり感を楽しむ無害な怪獣なのだー!」ゴロゴロー

梓「無害かどうかはともかく、見てて凄く鬱陶しい」

純「二人もごろごろしようよー」ゴロゴロー

憂「しょうがないなぁ……」ワクワク

梓「憂まで!」

純「どうどう?」ゴロゴロー

憂「ひんやりして気持ちいいよ~♪」ゴロゴロー

純「でしょー!」

純「梓はごろごろしないのぉ~?」ニヤニヤ

梓「私は別に……」

純・憂「ぺたーんからの~? ひんやり~♪」ペター

梓「……」ウズウズ

梓「す、少しだけだからね……」

梓「んっ」ゴロン

梓「……」

梓「……?」

憂「……!」オロオロ

梓「……」スッ

梓「誰だ床暖のスイッチ入れたの」

憂「」チラッ

純「わ、私知らなーい」

梓「純しかいないでしょー!!!」ガバッ!

純「きゃーっ!?」

梓「このー!」コチョコチョコチョコチョ

純「あはっ! あははははっ! ちょっ!? 梓、ごめ……あはははっ!」ジタバタ

梓「いたずらにも限度がある!」コチョコチョコチョコチョ

純「あははははっ!? わ、悪かったからっ! あははは! 謝っ」ジタバタ

憂「いいなー、純ちゃん」ニコニコ

純「こっ、これのっ、あははは! どこがいいって、あははははっ!」ジタバタ

純「ひゃんっ! ///」ピクッ

梓「あっ」

純「え? あ……」

憂「(入った)」

純・梓「……」

梓「その……ごめん」

純「いや……こっちもやり過ぎたかなって」

憂「///」

梓「……」

純「……」

憂「えっと……アイス食べない?」

純「え、あっ、そ、そうだね! 暑いし!」

梓「う、うんうん! 夏はやっぱりアイスだよ!」

憂「じゃあ食べよっか!」ガサゴソ





憂「あ……溶けてる……」

純・梓「うそぉーん……」


終わり。



最終更新:2013年07月24日 02:13