純「あっ!律先輩と澪先輩」
憂「こんにちは律さん、澪さん」
梓「お出かけですか?」
律「暇だからな~ぶらぶらしてた」
澪「3人で出掛けるの?」
梓「ちょっと、バッティングセンターまで」
純「最近、ハマってるんです」
憂「もし、良ければ一緒に行きませんか?」
律「面白そうだな!澪、行こうぜ」
澪「私は何か苦手かな…」
律「見てるだけで構わないからさ」
澪「律がそう言うなら行くよ」
律「決まりだな!」
バッティングセンター
純「はっ!」カキーン
純「ほっ!」カキーン
律「純ちゃん上手いな」
梓「ハマってますからね」
澪「凄い!凄いよ純ちゃん」
憂「純ちゃんいいよ~」
梓「次は私ですね」
梓「それっ!」カキーン
梓「やってやるです!」カキーン
純「梓、いいぞー」
憂「梓ちゃん凄いよ!」
律「何か私の番が怖いな…」
純「次は憂ですからね…凄いですよ憂は」
澪「そ、そんなに凄いの?」
純「隣の親子の会話を聞いただけでホームラン打ちました」
憂「たまたまだよ///」
澪「さすが憂ちゃんだな…」
梓「次、憂だよ」
憂「うん」
憂「来た!」カキーン
憂「めっ!」カキーン
律「痛烈な当たりかホームランだな」
澪「うわぁ~」
律「よし、私だな」
澪「律、怪我するなよ」
律「おう!」
律「キャベツうめー」カキーン
律「よっしゃ!」カキーン
梓「次、澪先輩どうですか?」
澪「やってみたいけど怖いな…」
純「体に当たるような事はありませんよ」
憂「頑張って下さい澪さん」
律「ふぅ~いい汗かいたぜ」
澪「わ、私もやってみる」
律「大丈夫か?」
澪「うん」
澪「ヒィッ」ドスン
澪「こ、怖い」ドスン
澪「速すぎるって…」
梓「私が勧めてしまったから…」
純「すいません…」
憂「澪さん…」
律「大丈夫だって」
梓「でも…」
律「お前達、澪を甘く見すぎだよ」
梓憂純「…」
律「おーい澪、辞めとくか?」
澪「も、もう少し」
律「なっ?大丈夫だろ?」
梓「澪先輩が熱くなってるの初めて見ました」
律「あいつは人の何倍も負けず嫌いなんだぜ?」
純「そんなイメージなかったです」
憂「私もです…」
律「小さい頃にさ、こんな事があったんだ」
子供時代
みお「かけっこ負けちゃった」ぐすっ
りつ「大丈夫だって!負ける事もあるよみおちゃん」
みお「うん…」
公園
りつ「あれはみおちゃん?」
みお「ま、負けないもん」ダッ
りつ(特訓してるんだ)
みお「あっ…」どてっ
りつ「みおちゃん!」
みお「痛いよー」
りつ「大丈夫?みおちゃん!血が出てるよ…」
みお「ヒィッ!血が…」
りつ「消毒して治療しようよ」
みお「うん」
りつ「みおちゃん、もう辞めよう」
みお「辞めたくない」
りつ「でも、怪我しちゃったし危ないよ」
みお「次は勝ちたいもん」
りつ「何でそこまで勝ちたいの?」
みお「せっかく、りっちゃんが応援してくれたのに負けちゃったから…」
りつ「みおちゃん…」
みお「私、頑張るから応援してね!」
りつ「うん!私も一緒に特訓するね」
律「あの大人しくて泣き虫の澪があんなに熱くなってびっくりした」
梓「律先輩が応援してくれたのに負けてしまったのが悔しくて堪らなかったんですね」
純「それで、勝ったんですか?」
律「見事な勝利だったぜ」
憂「やり遂げたのが澪さんらしいですね」
律「ほらっ、見てみ?澪の目付きが変わってきたろ?」
澪「怖くない怖くない!当てるんだ」
澪「それっ!」チッ
梓「かすりました!」
純「もう少しですよ澪先輩!」
憂「頑張って下さい!」
澪「うん!ボールを良く見るんだ」
澪「ここだ!」カキーン
律「でかいぜ!」
梓「ホームランです!澪先輩ホームランですよ!」
純「やった!やりましたね澪先輩!」
憂「やった!澪さん凄いです」
澪「や、やった…やったぞ!ホームランだぞりつぅ~」ピョンピョン
律「良かったな澪」
帰り道
梓「澪先輩は凄いね」
純「澪先輩は努力の人なんだ」
憂「ベースも勉強も相当努力したんだね」
梓「私も頑張ろう先輩達に負けたくないから」
純「私もジャズ研の先輩達に負けない!」
憂「梓ちゃんと純ならきっと大丈夫だよ」
梓純「うん!」
憂「私達も律さんと澪さんみたいに3人で支え合いながらも切磋琢磨しようよ」
梓「親友でありライバルか」
純「いいね、それ!」
憂「誰が一番幸せになるか勝負だよ?」
梓「うん!」
純「ずっとずっと親友でありライバルだよ!」
憂梓純「おー」
おしまい
最終更新:2013年07月23日 22:54