角馬「放課後ティーブレイクがさらに力を増したー!
そしてゴッドハンドを破っていまゴール!
放課後イレブン得点で追いつきましたー!」

放課後イレブン 4
雷門中イレブン 4

律「ハァハァ…これが放課後ティーブレイク完成版…」

澪「パワーも疲れも失敗作とは段違いだな…」

梓「あと一回が限界ですよ…」

唯「一回うてれば逆転だよ…!十分すぎるよ」

紬「そうね…私達があのゴッドハンドを破ったのよ…!」

律「そうだな…!やったなみんな!」

澪「今でも信じられないよ…」

唯「でも次も決めるよ…絶対に!」

梓「やってやるです!」

紬「いつまでもみんな倒れてるわけにはいかないわね…」

円堂「…」

豪炎寺「どうした円堂」

円堂「両手のゴッドハンドを破られちまった…
もう止める手段がないぜ…」

豪炎寺「守るだけがサッカーじゃない…
今度はこっちが攻める番だイナズマ一号落とし…やるぞ!」

円堂「…ああ!まだ負けたわけじゃないしな!」

角馬「さぁ雷門イレブンのキックオフで試合開始です!
っとなんと円堂前へでるこれは…イナズマ一号落としを使うつもりかー!?」

壁山「お二人ともいっくすよー!」

豪炎寺「いくぞ!」

円堂「ああ!」

円堂、豪炎寺、壁山「イナズマ一号落…!」

憂「やらせません!」

角馬「なんとー!空高く上がったボールを平沢妹がシュートされる前に
カットしたー!なんというジャンプ力だー!」

円堂「何!?」

純「ふう…私を踏み台にするなんて憂も無茶を考えるよ…」

憂「お姉ちゃん達が死ぬ気で取った一点…逆転なんてさせない!
逆転するのはこっちだよ!梓ちゃん!」

角馬「平沢妹から中野にパスが回るー!
これは…またしても放課後ティーブレイクかー!
放課後イレブン!!ここで試合を決める気だー!」

梓「時間的にこれがラスト…決めましょう!」

唯「一回成功したんだ!もう失敗なんてしないよ!」

紬「私たちなら絶対に成功できるわ!」

澪「これを決めれば…勝てる!」

律「これでとどめだ!」

唯、律、澪、紬、梓「放課後ティーブレイク!」

さわ子「まだよー!」

角馬「なんとー!ここでゴールキーパーの山中が走ってくる
一体何をするつもりなのかー!?」

さわ子「こうするのよ…!真!放課後ティーブレイク!」

角馬「山中がシュートにかかと落としをかけたー!
直線的なシュートが無軌道にコートを進んでいくー!」

さわ子「これが放課後ティーブレイクの完成系…!
真!放課後ティーブレイク!その威力は放課後ティーブレイクの5倍!」

律「すげえ…あのシュートがさらに威力を増して進んでいくなんて…」

澪「必殺シュートにさらに連携をするなんて先生も無茶しますね」

さわ子「本当はみんなだけにシュートをうってもらおうと思ったんだけどね…
放課後ティーブレイクを見たらついつい血が騒いじゃった」

角馬「さぁ真放課後ティーブレイクが雷門ゴールを狙っているー!
しかし円堂先ほどのイナズマ一号落としの失敗からまだゴールについていないぞー!」

円堂「くそ!止められないだけならまだしも…
シュートと戦うことすらできないなんて…!」

半田「円堂!諦めるな!」

マックス「僕たちがここで時間を稼ぐよ!」

土門「その隙に早くゴールに戻れよ!」

円堂「半田…マックス…土門…!ありがとう!」

染岡「よっしゃ俺もシュートを受け止めに入るぜ!」

半田「いや…駄目だ!染岡と豪炎寺は放課後イレブンゴールに行くんだ!
俺たちが…円堂がシュートを止めてくれる
二人はドラゴントルネードで得点をしてくれ!」

染岡「なっ!?だけれどよ!」

豪炎寺「…染岡!」

染岡「なんだよ!?」

豪炎寺「信じろ」

染岡「…」

豪炎寺「…」

染岡「後は任せたぜ!みんな!行くぜ豪炎寺!」

豪炎寺「ああ!」

角馬「さあ雷門中も防御の体勢を整えていくー!
そして今、半田の目の前に真放課後ティーブレイクが襲いかかるー!」

半田「くっ!うわあああ!」

マックス「うわ!」

土門「うお!半端じゃないぜ…!うああああ!」

角馬「半田!マックス!土門が吹き飛ばされるー!
しかし円堂まだゴールについていない!
そして真放課後ティーブレイクの前には
風丸、宍戸、少林寺が立ちふさがるー!
今度こそ止めることはできるのかー!」

風丸「くっ!うわああ! 円堂…後は任せたぞ…!」

宍戸「うおおお! 染岡さん…!決めてください!」

少林寺「竜巻旋風!止めて見せます…!
くっ!止まらない…!うわ!豪炎寺さん後は任せます!」

角馬「風丸、宍戸、少林寺も吹き飛ばされたー!
受け止めた後にさらに威力を増す放課後ティーブレイク!
このシュートを止めることは不可能なのかー!?
そして円堂ついにゴールに辿りついたぞー!」

円堂「みんなのおかげでゴールまで辿りつけた…!
その思いを無駄にしないゴッドハンド!!」

角馬「円堂!両手のゴッドハンドで対抗だー!
真放課後ティーブレイクがゴッドハンドに直撃!
円堂耐えているが押されているー!」

円堂「くっ…!みんなの思いを…!」

梓「止められるわけありません!」

紬「私達の思いだって!」

律「負けちゃいないぜ!」

澪「このままパワーを上げて!」

唯「突き破るよ!」

さわ子「いけー!」

円堂「くっ…ここまでか…!」

壁山「キャプテン!」

栗松「一人だけで背負わせたりはしないでヤンス!」

角馬「なんと!円堂を栗松と壁山が後ろから支えている…
いや…ゴッドハンドがさらに大きく…これは新必殺技だー!?
真放課後ティーブレイクを受けきったー!」

目金「三人で守りを固める新必殺技…
トリプルディフェンスと名付けましょう!」

壁山「止められたんですね…やったすね!」

栗松「うう…嬉しいでヤンス!」

円堂「二人の…いや!みんなのおかげだ
このシュートは全員で止めたんだ…!
そして…後は任せたぜ!染岡!豪炎寺!」

染岡、豪炎寺「おう!」

壁山「力を使いすぎたっす…もう駄目っす…!」

栗松「染岡さん…豪炎寺さん…キャプテン後は任せたでヤンス…」

円堂「壁山!栗松! 動けないか…! なら!後は任せてくれ!」

律「嘘だろ…」

澪「あのシュートを止めるなんて…」

紬「速く私達のゴールに戻らないと…!
雷門中の二人がシュートを狙ってるわ!」

さわ子「…ごめん…シュートで体力使っちゃって動けない…」

律「何だってー!って私も動けない!」

澪「座ることはできるけど立てないぞ…」

梓「私…動けます!やってやるです!
間に合うかはわからないけどゴールを守りに行ってきます!」

律「梓…ってもうあんな遠くに…なんで動けるんだ?」

澪「梓にそこまで体力があるとは思えないけど…」

さわ子「唯ちゃん…何か知ってるんでしょ」

唯「…えへへ、敵わないなあ…
あずにゃんの疲れの分を私が引き受けるようにシュートしたからね…」

紬「えっ!?なんでそんな無茶を…!」

唯「なんでかな?なんだか必要になると思って…
だからかな…話すのもちょっときついんだよね…
大丈夫…あずにゃんに憂、和ちゃんに純ちゃん…
これだけいるんだもん!任せて大丈夫だよ…
けれど横になったまま動けないんだ…
これじゃあ…みんなの活躍が見れないや…」

紬「唯ちゃん…ほら私に寄りかかって…」

唯「わっ!ムギちゃん!」

紬「こうすればみんなが見れるでしょ
あとはここで応援しましょう」

唯「ありがとう…ムギちゃん…」

角馬「さあ!染岡にボールが回りました
既に豪炎寺が構えている…!
これは予想通りドラゴントルネードの構えだー!」

染岡、豪炎寺「ドラゴントルネード!」

角馬「さあドラゴントルネードが放課後イレブンゴールを狙っている…!
真鍋と平沢妹がボールを止めようと立ちはだかるー!」

和「どんなシュートも真下から蹴りあげれば動きが止まるはず…
憂…!私の言うタイミングでガードできる!?」

憂「わかった…やってみるよ!」

和(憂の足の長さ…ボールのスピード…全てのタイミングを見極めるのよ…)
 「憂!」

憂「!」

角馬「おおーっと!ファイヤトルネードに向かって平沢妹がすくいあげる蹴りで応戦!
これは無謀な挑戦かー!?」

憂「重い…けれど…えーい!」

角馬「なんとファイアトルネードが上に跳ね上がった…!?
ただの蹴りでファイアトルネードを止めたというのかー!?」

和「ただの蹴りでもタイミングさえ合えば必殺シュートを止められる…
名付けてピンポイントブレイク!」

憂「和ちゃん!見て!ボールが空中で回転してる!」

豪炎寺「残念だったな…」

染岡「それだけで俺たちのシュートが止まるかよ…!」

角馬「ドラゴントルネード死なずー!空中に上がったがゴールに向かって再加速だー!
シュートの向かう先には平沢妹がー!これは直撃コースかー!?」

憂「ひっ!」

和「憂!やらせないメガネクラッシュ!」

春奈「メガネクラッシュって…まさか!」

目金「秋葉名戸で僕が使った技です…
ゴールをずらしてシュートを入らなくした相手に対して僕がドラゴンクラッシュを顔面で受けて
軌道を変えて得点した技…それを防御技として使う気なんですよ!」

角馬「おっーと平沢妹の前に真鍋が立ちふさがり…顔面でボールを受け止めたー!
眼鏡が割れても構わない精神でボールに立ち向かう…
これは雷門イレブンのメガネクラッシュと同じ技だー!」

和「っく!あああ!」

角馬「真鍋吹き飛ばされたー!シュートは勢いは落ちているものの
ゴールを狙って突き進んでいるぞー!」

憂「和ちゃん!なんでこんな無茶を!
…眼鏡が割れてるじゃない」

梓「憂!真鍋先輩は大丈夫!?」

憂「梓ちゃん!和ちゃんが…!和ちゃんが!」

和「憂…落ち着いて私は大丈夫よ…
それよりもシュートはどうなったの?」

梓「威力は落ちているけどゴールに向かっています…
守れるのはもう純しかいません…」

和「やっぱり…憂と私の二人の技でファイアトルネード分の威力は落としたけど
ドラゴンクラッシュの分は残ってしまったはずだわ…」

梓「それって純が止められなかったシュートじゃ…」

和「ええ…純ちゃんじゃドラゴンクラッシュは止められない
この試合は私達の負けね…」

梓「…」

憂「…純ちゃんはやるよ…!昔から一緒にいたけど、
いざって時の力は凄いんだよ!」

和「…」

角馬「ドラゴンクラッシュに変化したシュートが放課後イレブンゴールへと突き進んでいくー!
放課後イレブンの守りは鈴木しかいないが…どうやって守るのかー!」

純「っ!」

角馬「なんと鈴木がボールとは反対方向に逆走だー!
ここで敵前逃亡かー!?」

和「無理もないわ…
純ちゃんは一度あのシュートで吹き飛ばされてる…
逃げるのもしょうがないわ…!」

角馬「ゴールの目の前で鈴木が動きを止めたー!
ここでシュートを受け止めるというのかー!?」

純(うわああ…あのスピートとパワー…受け止めるなんて無理だよ…
ここは避けちゃったほうがいいよね…)

???「純!俺と練習したことを思いだせ!」

純「!!あっちゃん!? …応援に来てくれたんだ…
そうだね…二人でやった技がまだ残ってたね!」

純「ボンバーダッシュ!」

和「シュートに向かって突撃!?
あのスピードでシュートにぶつかったら体がもたないわ!」

純(今回の試合…一度も活躍できなかった…!
せめてここでくらい活躍したいよね!)

純「ボンバーブロック!」

梓「ボンバーブロック!? あの技じゃドラゴンクラッシュの動きを
一瞬止めることしかできない!」

純(一瞬止まれば十分…!そしてここから)

純「ボンバーシュート!
くっ重い…!けど!いつまでもやられてばっかりじゃいないんだから!」

憂「一瞬止まったボールへカウンターシュート…!?
ダッシュの加速がついてすごい威力になってる!」

角馬「一度負けたシュートに対して全ての技を組み合わせた
カウンターシュートだー!鈴木執念の一撃だー!」

純「これがボンバーコンビネーション!」

???「さすがだぞ純」

純(ありがとう…あっちゃん…私のお兄ちゃん…!)

和「…すごいわ、純ちゃんはダッシュ、シュート、ディフェンスの全てが
決して強くなかった…それを合わせて新必殺技を開発するなんて…
あれならソフトクリームバスター並みの威力があるわね…」

角馬「中野と平沢妹がシュートに向かって構えているー!
これはあずにゃん一号かー!?」

憂「威力が足りないなら!」

梓「上乗せするだけです!」」

角馬「おーっと!中野と平沢妹がシュートを上乗せだー!
そしてこの構え…
これはあずにゃん一号の構えだー!」

さわ子(あれはシュートにシュートを被せる必殺技!
シュートチェインって技術じゃない!
もうあんな技が使える発想力…技術…全く女子高校生は最高ね!)

律「あずにゃん一号だって!?唯と梓の技が使えるのか!?」

唯「憂とあずにゃんならできるよ…!」

和「…確かに二人ならあずにゃん一号を成功させることができるわ…
けれど威力が弱いあずにゃん一号を上乗せしてもゴッドハンドは破れない!」

憂、梓「あずにゃーん!3号!」

和「3号!?」

憂「あずにゃん一号はスピード重視の必殺技…
そして3号はパワー重視!」

円堂「何!?シュートが!?」

角馬「ボンバーコンビネーションとあずにゃん3号…!二つの必殺技を受けて
さらも必殺技が変化していくー!?これは合体必殺技だー!?」

純「私のボンバーコンビネーションと!」

梓「私達のあずにゃん3号を組み合わせた!」

憂「生まれたての新必殺技!」

梓、憂、純「若葉ストライク!」

角馬「合体必殺技の若葉ストライクが雷門ゴールへと襲いかかる 
現在シュートを止めることができる位置にいるのは円堂のみ!
若葉ストライクを止めることはできるのかー!」

唯「すごいボールのコートの芝が絡みついて突き進んでいる!
進むほど大きくなってるんだよ」

律「ボールの回転が竜巻を起こしてるんだ…それにあの芝に包まれたら
  前が見えなくなるし重さも普通のボールよりも重くなってるんだ…!」

和(三人で使ってる分
威力は放課後ティーブレイクほどは強くないかもしれないわね…
だけどあの威力なら!)

円堂「ゴッドハンド!」

角馬「円堂両手のゴッドハンドだー!
そして若葉ストライクがゴッドハンドに突っ込んでいくー!」

円堂「すげえシュートだ!…だけど!ここで負けるわけにはいかないぜ!」

角馬「円堂耐える…!しかし若葉ストライクの威力は全く落ちていないぞー!」

純「これだけじゃ終わらないよ!」

憂「絶対に負けないんだから!」

梓「私達だって三人だって先輩達みたいにできる…
いけー!」

円堂「うわあ!?」

角馬「若葉ストライクがさらに力を増して突き進んでいくー!
おっと円堂吹き飛ばされたー!」

ピーッ!

角馬「ここで試合終了だー!」

澪「終わったな…」

律「ああすげえ試合だったな…」

唯「あずにゃん達の必殺技すごかったね…」

紬「うん」

角馬「雷門中イレブン4点!
放課後イレブン…4点!
同点で試合が終了…!この試合同点だー!」

さわ子「ゴッドハンドで若葉ストライクの威力はほとんどなくなってた…
そこで吹き飛ばされながらも熱血パンチでボールを吹き飛ばしたのね…」

和「あれで中学生だっていうんだから恐ろしいわね…」

純「もう一歩も動けませんよ」

梓「全ての力を使いつくしたのに勝てなかったですね…」

円堂「放課後イレブンの皆さん!ありがとうございました!」

律「どうしたんだ…私達そんなお礼を言われることなんてしてないぞ?
って悪いな、横になったままで動けないんだ…」

円堂「いいえ!サッカー部じゃない皆さんここまで戦えたのをみて思ったんです
皆さんはお互いへの思いがあそこまでのパワーを出せたんじゃないかって!
それを俺たちもわかってるつもりでしたが…改めてその凄さを学べたんです!」

唯「…よくわからないけど、友達を大切にってことだよね…
うん!それならわかるよ!みんな大切だもん!」

円堂「ええ!そうですね!」

紬「二人とも仲良くなったのね…ふふ、私また一つ夢ができちゃった…
またこのメンバー全員でサッカーやること今度は私達が勝ってみせるわ」

澪「ああ、今度は付け焼刃じゃない力を見せることができることができるはずだぞ…」

円堂「はい!楽しみにしてます! こっちももっと必殺技を改良していきますよ!」

唯「じゃあこっちも負けてられないね!またいつか…!」

全員「サッカーやろうぜ!!」





最終更新:2013年08月05日 05:02