男「…」
唯「最後の忠告をします!私は本気ですからね?」にっこり
男「はっはい!」ゾクッ
唯「いい子ですね立ち去りなさい」ニコッ
唯「憂、行きましょうかムギちゃんも手当てしましょう」
紬「という訳だ」
梓「カッコイイですね唯先輩」
紬「まあな」
梓「ムギ先輩もカッコイイです!自分を連れて行けなんて普通は言えないですよ」
紬「そ、そんな事ねぇよ///」
紬「///」
梓(何だこの可愛い生き物は)
梓「でも、唯先輩は何でそんなに強いんでしょう?」
紬「ありとあらゆる武道に精通してるって話だな」
紬「可愛い 優しい 頭良い 強いそれでいて人を悪く言ったりしない凄い奴だよ私なんて…」
梓「ムギ先輩だってあんなに美味しい紅茶が淹れられるじゃないですか!キーボードも上手いですし」
梓「それに体を張って憂を守ったじゃないですか!」
梓「私はムギ先輩は凄い人だと思います」
紬「あ、ありがとな///」
梓(連れて帰って保護したいな)
紬「じ、じゃあまた明日な///」
梓「はい、また明日」
翌日
澪「はぁー終わった終わった律帰ろう」
律「うん、帰ろう」
紬「今日は帰りに寄る所あるから帰るわ」
唯「では、あずにゃん一緒に帰りましょうか」
梓「はい!喜んで」
梓「唯先輩って強いんですね」
唯「フフッムギちゃんから聞いたんですね」
梓「はい、ムギ先輩も唯先輩の事を凄い人だと言ってました」
唯「私は何も凄くありませんよ、憂やみんなと一緒に音楽をやりながら普通に生きられたら良いんです」ニコッ
梓「そういう事が言える所が人柄を現してます」
唯「褒めてもご褒美は何にも出ませんよ」
梓「唯先輩と帰れるのがご褒美ですから」
唯「あずにゃんは可愛いですね」なでなで
梓「エヘヘ///」
梓「あっ!夕飯の買い物に行かないと」
唯「お父さんとお母さんは?」
梓「今日と明日は仕事で家に居ないんです」
唯「では、私の家に来て下さい憂も喜びますから」
梓「でも、悪いですよ…」
唯「あずにゃんなら大歓迎ですよ」
梓「はいっ!なら喜んで」
唯「ただいま憂」
憂「お姉ちゃんお帰りなさい、梓ちゃんもいらっしゃい」
唯「憂、直ぐに夕飯を作りますからあずにゃんにお茶を出してあげてね」
梓「ありがとうございます唯先輩」
憂「梓ちゃんこっちだよ」
梓「うん」
憂「お姉ちゃんカッコイイでしょ?」
梓「うん、凄くカッコイイと思うし憧れるよ」
憂「お父さんとお母さんが留守がちだから私もお姉ちゃんの力になりたいけど中々…」
梓「でも憂は優しくて明るいから可愛いと思うよ」
憂「そんな事///家事とか任せっきりで…お姉ちゃん部活で疲れてるのに」シュン
梓「一緒に家事をやれば良いんじゃない?」
憂「私はお姉ちゃんだから、憂は何もしなくて良いって言ってやらせてくれないんだ」
梓「そうなんだ…」
唯「ご飯が出来ましたよ二人とも手を洗ってきてね」
憂&梓「はーい」
唯「今日はハンバーグとポテトサラダですよ」
梓「凄い…美味しそうです」
唯「あずにゃんどんどん食べて下さいね」
憂&梓「いただきます」
唯「お口に合いますか?」ニコニコ
梓「美味しいです!」
唯「良かった」
憂「お姉ちゃんの料理は世界一だよ」
唯「憂ありがとう」
唯&憂&梓「ごちそうさまでした」
唯「あずにゃん、もし疲れてなければ練習に付き合ってくれますか?」
梓「はい!喜んで」
憂「私は宿題してるねお姉ちゃん」
唯「終わったら呼びますね」
唯「では、始めましょうか」
梓「あの、練習の前にお話が…」
唯「どうしたんですか?」
梓「あの、憂にも家事をやらせてあげてくれませんか?」
唯「憂に家事を?」
梓「はい、憂が唯先輩の力になりたいと言ってたので」
梓「憂は唯先輩と一緒に家事をやりたがってます」
梓「このままでは憂も心苦しいと思います姉妹は協力するのが良いと思うんです」
唯「…」
梓「あ、あの唯先輩?」
唯「あずにゃん」
梓「す、すいません生意気言いました!忘れて下さい」
唯「その通りですね私が間違っていましたよ」ニコッ
梓「唯先輩…」
唯「妹だからと何もやらせなかったのは間違っていました」
唯「これからは一緒に家事をやる事にしますね」
唯「あずにゃんありがとうございます」
梓「唯先輩…良かったです」
唯「さぁ、練習しましょうか」
梓「はいっ!」
唯「憂」コンコン
憂「お姉ちゃんどうしたの?」
唯「明日からは二人で家事をやりましょう」
憂「お姉ちゃん…いいの?」
唯「えぇ、わからない事は私に聞いてくれたら良いから」
憂「お姉ちゃん…」
唯「今まで憂の気持ち分からなくてごめんなさい」
憂「お姉ちゃんそんな…私頑張るね!」
唯「はい、頑張りましょうね憂」
唯「じゃあお風呂に入りましょう」
梓「さっぱりしました」
憂「梓ちゃんありがとう」
梓「えっ?何が」
憂「お姉ちゃんに言ってくれたんだね、姉妹なんだから言えば良かったのに言えなくて」
梓「いいよ、でも二人は本当に仲良し姉妹だね」
憂「うん私、お姉ちゃん大好きだよ」
梓「そうだね、おやすみ憂」
憂「おやすみ梓ちゃん」
翌日
律「ゆ、唯の家に泊まってんだ」
梓「はい、楽しかったですよ」
律「よ、良かったね」おどおど
梓(何で何時もおどおどしてるんだろ)
梓「律先輩が軽音部に入ろうと思ったのは何でなんですか?」
律「う、うん本当は文芸部に入ろうと思ってたけど澪に誘われたんだ」
梓「そういえば律先輩と澪先輩は幼馴染みでしたね」
律「そ、そうだよ小学生からの親友なんだ」
梓「へぇーきっかけは何だったんですか?」
律「澪がね声をかけてくれたんだ」
律「わ、私ね昔は誰とも話せずに何時も一人で居たんだ」
女子「田井中さんって何で何時も一人なの?暗いよ」
律「あ、あの…」
女子2「何でそんなに暗いの?はっきり言って気持ち悪いから」
律「ご、ごめんなさい」
澪「辞めろよ!そんなの人それぞれじゃないか」
女子「だってさ~暗いの見てたらイライラするもん何時も一人で居るし」
澪「一人で居たら悪いのか?」
女子2「田井中さん浮いてるよ」
律「あ、あの…」
澪「じゃあ、私が律の友達になるぞ!」
女子「本気で言ってんの?こんな暗いのと」
澪「本気だぞ!律は凄いじゃないか勉強だって一番なんだぞ」
女子「ふーんまぁ頑張ってね」
律「あ、あの秋山さんありがとう…」
澪「律、お前は出来るんだから自信を持て!」
律「う、うん…」
梓「澪先輩って熱血なんですね」
律「初めての学祭ライブの時に私が緊張で泣き出した時に励ましてくれたのも澪なんだよ」
律「で、出来ないよぉ私なんか…」
紬「りっちゃん根性出せよ!」
唯「りっちゃん大丈夫ですから」
澪「律、私達は知ってるぞ!お前が誰よりも一生懸命練習してきた事を!」
澪「誰よりも部活を真面目にやって軽音部を支えて来た事を!」
澪「何時も何時も頑張ってきたじゃないか!お前なら出来る!自信を持て律」
律「澪…う、うん!わ、私頑張るから!」
梓「良い話ですね」
律「澪が居なかったら私どうなってたか…」
澪「おっ?珍しい組み合わせだな」
梓「澪先輩お疲れ様です」
澪「おう!何の話をしてたんだ?」
律「澪と出会ったきっかけとかだよ」
梓「律先輩は澪先輩に感謝してるんですね」
律「う、うん!澪はイケメン…なんだよ///」
澪「照れるじゃないか律」
梓(何だこの二人)
澪「でも、律だって強いんだぞ」
梓「聞きたいです!」
澪「中学の時にいじめッ子が律に万引きをしろと脅迫して来たんだ」
男子「おい田井中!お前万引きしてこいよ」
律「そ、そんな悪い事したら…だ、駄目なんだよ」
男子「いいから行って来いよ」
女子「行かないと殴っちゃうよ?」ゲラゲラ
律「ま、万引きなんてしないよ…」
男子「いいから行って来いよ」バシッ
律「痛ッ」
女子「ほら行けよ」ドカッ
律「ど、どんなに殴られても私はしないから…」
男子「何だこいつ?生意気だな暗くて鬱陶しい秋山しか友達居ない癖によ」
律「み、澪を悪く言わないで…ゆ、許さないから」
最終更新:2013年08月17日 02:40