紬「何かして欲しい事はありますか?お姫様」

純「肩揉みますよ。おーひめっ様ぁ♪」

律「へ?」

唯「ジュースでございまさぁ。お姫様」

律「へ?」

さわ子「チャイナドレスなんてどう?お姫様!」

律「それはいい」キッパリ

澪「是非!」ガタン

梓「澪先輩にうっかり喉チョップしてみました。お姫様」

律「澪ぉぉおー!」

澪「ぐふっ」バタリ

さわ子「めげちゃ駄目!めげちゃ駄目よさわ子!」メソメソ

和「中間テストの過去問題をまとめたノートはどうかしら?お姫様」

律「くそー…。微妙に欲しいとこ突いてくるなぁ」

憂「何か食べたい物があったら、どんどん言って下さい。お姫様」

律「うん。ありがと。で?何でお姫様?」

唯「りっちゃん!今日はお姫様になっちゃっていいんだよ」キリッ

律「説明しろよ」

唯「今日はりっちゃんがお姫様だぜ!」ウインク

律「だから説明しろっつーに」チョップ

唯「あう」

紬「今日はりっちゃん、お誕生日だからりっちゃんをお姫様にしちゃおうってみんなで話したの」

律「うん。なんとなく分かってたけど」

唯「なら何でぶったのさ」ガーン

律「なんとなく」

唯「なんとなく?!」ガーン

律「ノリで」

唯「ノリ?!」ガガーン

唯「ノリかぁ~。なら仕方ないね」

律「いいんかい!」

さわ子「ならノリで際どいナース服なんてどう?!」

澪「!」ムクッ

律「いらない。あと澪は寝てろ」

律「って言うかさー。こんなのってムギとかの方が向いてないか?」

紬「何が?」

律「ほら、お姫様ー、とかお嬢様ー、みたいなの」

紬「うーん…。やっぱりりっちゃんはこんなのは苦手?」

律「苦手って言うか…」

律「恥ずかしいって言うか…」

律「てれる…みたいな?」

紬「はう!」キュン

澪「oh...」ポタポタ

唯「大丈夫だよりっちゃん!」

唯「私も毎日憂にお世話になってるけど、慣れたら平気になるよ!」

憂「お姉ちゃん口にソースついてるよ」フキフキ

唯「ありがとう」キリッ

紬(禁断の姉妹愛?!)ハアハア

律「唯はお姫様っつーよりも…」

唯「う?」モグモグ

律(手のかかるちっちゃい子?)ナデナデ

唯「?りっちゃんどうしたの?」モグモグ

憂「イチゴもあるよ。お姉ちゃん」

唯「わ~い」

律「よかったでちゅね~。唯ちゃん」

唯「うん!」

憂「律さん、この竹輪良かったら食べてみて下さい」

律「ち、竹輪?」

憂「はい。この間美味しいお魚を貰ったので、ちょっと作ってみました」

律「憂ちゃんすげぇ!」

さわ子「う~ん、美味しいわ。ビールが飲みたくなるわね」

憂「確か冷蔵庫にお父さんのビールがあったので持って来ますね」

さわ子「あら~、悪いわね」

律「おい」

梓「こう言っちゃ何ですけど…」

和「律がいると突っ込みの負担が減るわね」

梓「ですね」

澪「私、ちょっと鼻血拭いてくる…」

紬「いってらっしゃい」

唯「あー!イチゴにつけるミルクがないよぅ」

律「そのまんまでもいいじゃん」モグモグ

律「竹輪うまっ!」

憂「エビのすり身も入れてみたんですよ。さわ子先生ビールどうぞ」

さわ子「や~ん。これでますますお箸がすすんじゃ~う」

律「こりゃ男に振られるわけだ」モグモグ

さわ子「今なんつった?」ギロッ

律「唯ミルクあったか?」サッ

唯「ん~ん。取ってくるね」

憂「私が行くよ」

唯「憂は座ってて。私が行くからいいよ」

憂「そう?ありがとうお姉ちゃん」

律(ミルク取りに行くだけで感謝されるって…)

律「お、これもうまい。このソースどうやって作ったの?」

憂「これは、まずヘラで枝豆潰しながらをバターで炒めて…」

律「ふむふむ」

唯「ほ~い。お待たせ~」

律「おかえり~」

唯「もうすぐイチゴちゃんと会えるよ。ミルクちゅわ~ん」

律「本当に食いしん坊だな。唯は」

唯「でへへ。それほどでも…。あ…」ツル

律「わっ!」ベチャ

唯「あ…」

憂「あ…」

律「…」

さわ子(……りっちゃん…ちょっといやらしい感じに…)

律「ゆ~い~」

唯「あわわ…ごめん!りっちゃん!」

律「どーすんだよ!ベタベタじゃねーかぁ!」

唯「ごめ~ん!」

和「律、大丈夫?目に入ったりしてない?」

梓「怪我はないですか?」

紬「どうし…おぅふ」バタリ

純「わー!ムギ先ぱーい!」

さわ子「服は…大丈夫そうね」

憂「でもタオルじゃ拭ききれそうにないですね」

律「う~」ドロッ

唯「ごめんね。りっちゃんごめんね」

律「…」

唯「本当にごめんなさい」

律「もういいよ。服も無事だったし」

唯「でも…」

律「唯だってわざとじゃないんだろ?なら仕方ないって」

唯「うん。ごめんね?」

律「だ~から、もう気にすんなって。お姫様の言う事がきけないのか~?」

唯「りっちゃあん」

律「その変わり、今度アイス奢れよな」ニシシ

唯「うん」コクリ

律「ほ~ら、泣かなくていいから」

唯「りっぢゃぁあん」

律「だぁぁあー!抱きつくなー!余計ベタベタするー!」

紬「純ちゃん…。私もう悔いはないわ…」

純「え?ちょっ…え?」

紬「まさか女の子同士のかけあいがみられる日がくるなんて…」

純「掛け合い?何の?!」

紬「夢って実現するのね」フフフ

純「さっぱり意味が分からない!」

紬「ジャスティスはここにあったのね」ガクリ

純「ムギ先輩!ムギ先輩!」

澪「おい。何の騒ぎだ?」

律「あ、澪」ドロッ

澪「YES!!」ドバッ

律「ぎゃー!」

憂「大変!澪さん凄い血の量!」

梓「気にしなくていいから」

憂「え?でも…」

和「憂、澪はあれで平常なの。心配いらないわ」

憂「へ、へぇ…」

律「いきなり鼻血は止めろって言ってるだろ!」

憂(わ~、本当にいつもなんだ)

澪「ごべん…」ドバドバドバドバ

憂「ねえ、澪さんのタオル真っ赤なんだけど…」

梓「いつも通りだから」

和「いつも通りね」

憂「…」

澪「それで…。なんで律はそんなに魅惑的で卑猥な姿に?」

律「ん?このミルク?唯がこぼしちゃってさ~」

澪「…………………………………は?」

律「こわっ!」

澪「つまり、唯にぶっかけされたのか?私だってまだぶっかけてないのに?」

唯「あう~。ごめんよ~」

律「いいって言ったろ。澪もそんな怒ることないじゃん」

澪「律のミルクぶっかけ初体験が唯だとぉ!」

律「何言ってんだこいつ」

唯「澪ちゃんすごく怒ってるよ~」

律「だから、掛けられたのは私なんだし、澪がそんな怒るなって」

澪「むしろそれが問題なんだ!」

律「何で?」

唯「澪ちゃん…。きっと、りっちゃんの事が心配なんだよ」

律「あー、なるほど」

和「何故かしら?唯と律の会話に癒されるのは」

梓「純粋って、こんなにいいものなんですね」

さわ子「その分、澪ちゃんが際立ってるけど…」

純「いやぁー!ムギ先輩しっかりー!」

澪「私が!私が美味しくなめなめするはずだったのに!」

律「もういいからそこどけよ。早く落とさないと、ベタベタで気持ち悪いんだよ」

澪「!」

澪「律…。もう一度言って…いや、『ミルクベタベタするよぅ』って、言ってみてくれ」

律「えー?ミルクがベタベタする。いっぱいかかっちゃったし」

澪「」

澪「生きててよかったぁぁぁぁぁー!」

律「もういいか?足にも掛かってるから、早く落とさないと床に垂れちゃうし」

澪「足?」チラッ

澪「Y E S !」ブハッ

律「澪が分からない」

さわ子「もう放っておいていいから、早く行きなさい」

律「そうする」

澪「待ってくれ…。最後に…最後にそのミルクを指で掬って舐めてみてくれないか?」

梓「うっかりあずにゃんアターック」

ベチーン!

澪「あべし!」

梓「今のうちにどうぞ」

律「今凄い音したけど」

唯「2等身あずにゃんだ~」ワーイ

梓「放すです。唯先輩」

唯「可愛いよ~」ギュム

紬「いいわぁ~」スクッ

純「おお…」

憂「律さん。こっちですよ」

紬「あれ?りっちゃんのミルク舐め披露はまだですか?」

和「早く行かないと服についちゃうわ」

紬「私は構わないんだけど…」

和「ムギ」

紬「ごめんなさい澪ちゃん!私じゃ力不足だったみたい!」

澪「気にするな。いつか2人っきりの時にやって貰うさ」

紬「澪ちゃん…」

澪「私は…決して諦めたりしない」キリッ

純(いい話っぽくまとめてる?!)

さわ子「なんだかりっちゃんが不憫な気が…」

梓「あれはあれで律先輩も受け入れちゃうから、いいんじゃないでしょうか。私達の前でやらなきゃ」

紬「私はいつでもwelcomeです」

和「それはムギだけよね」

紬「そんな事ないよね?純ちゃん」

純「まあ、なんというか…」

紬「純ちゃん?」

純「わ、私はムギ先輩と一緒に入れればいいかな~、なんて~」

紬「純ちゃん…」

和「上手く逃げたわね」

澪「あなたを甘いクリームでデコレーション…いや、甘いくてビターあなたをミルクにのせて…う~ん。何か違う」

梓「最初から最後まで間違えてますから」

さわ子「ところでみんな、りっちゃんをお姫様扱いはどうしたの?」

一同「あっ!」




律「ふい~。サッパリサッパリ」

憂「タオルをどうぞ。律さん」

律「サンキュー。色々ごめんな憂ちゃん」フキフキ

憂「いえいえ、今日の律さんはお姫様ですから」

律「まだあったのか、その設定」

憂「皆さんがお待ちですよ。お姫様」

律「それはもういいって~」

憂「えへへ」

律「あはは」

律「でもさ~、やっぱりみんなとはいつも通りの方がいいや」テクテク

憂「そうですね」テクテク

ガチャ

唯「お姫様!お帰りなさいませ」

律「うそーん」

紬「ケーキの準備が出来てますわ」

澪「出来ればお姫様もデコレーションした「さあどうぞ。こっちです」

純「お姫様はイチゴたっぷりの所がいいですか?チョコのプレートもオマケしちゃいますよ」

唯「今日はりっちゃんお姫様だから、チョコは譲るよ」

律「だからぁ!」

律「お姫様はもういいってーの!」ウガー!




おしまい



蛇足編

聡「姉ちゃん。これ」

聡「これじゃ分かんないか…」

聡「今日誕生日だろ。やるよ」

聡「ヘアピンぐらいで偉そうだな」

聡「優しい弟からのプレゼントだぞ」

聡「駄目か…」

聡「もう家に着いちゃったよ…」

聡「まあなんとかなるだろ」

カチャカチャガチャッ

聡(電気がついてる)

聡「姉ちゃん?いる?」

聡「姉ちゃん?」

ゴソゴソ

聡(そうだ!脅かしてやれ)クククッ

そろ~りそろ~り

聡「姉ちゃ「ああ!なんて芳しいんだ律のパンツは…」クンクン

聡「」

澪「律の可愛さのあまり、送り狼になっちゃったけど…。ついつい可愛すぎてヤリすぎてしまった…。ごめんよ、律」クンクン

澪「パンツも持って帰りたいけど、流石に怪しまれるし…」スーハースーハー

澪「愛する律とパンツから離れなきゃならないなんて、まるでロミオとジュリエットじゃないか!」

聡「…」クルッ

スタスタ

ドア「だよね…」パタン

ガチャリ

聡「さて…適当にブラブラするか…」

聡「ううっ……」


その後、タイミングを逃し夜遅く帰って来た聡君は両親に怒られ、律に怒られ、澪に「あんまり心配かけちゃ駄目だぞ」と言われたが、大人の対応をしたそうな。哀れ聡君であった。