唯｢りっちゃんのバカ～！もう知らないもんね！｣
律｢何～？こっちこそ知らないからな！｣
唯｢ふんだ！｣
律｢ふん！｣
『喧嘩は駄目よ～』
律｢誰だ？！｣
唯｢りっちゃん！あそこ！｣
ヒューン
律｢あ、あれは…？｣
唯｢鳥か？｣
律｢飛行機か？｣
律｢違う…あれは…｣
唯 律｢むぎゅうーまんだ！｣
ドシーン！
むぎゅ｢喧嘩は駄目よ。仲良くしないと｣
律｢だって唯が！｣
唯｢りっちゃんが！｣
むぎゅ｢喧嘩両成敗です！めっ！｣
唯｢うぅ…｣
律｢う…｣
唯｢ごめんね。りっちゃん、言いすぎちゃった｣
律｢私もごめん…｣
むぎゅ｢ふふふ、分かってくれたみたいね。もう喧嘩は駄目よ｣
唯｢分かったよ。むぎゅうーまん｣
律｢仲良くするよ｣
むぎゅ｢ふふふ。じゃあ私は帰るわ。とう！｣
ヒューン
ありがとう！むぎゅうーまん！頑張れむぎゅうーまん！
唯 律｢バイバーイ！｣
澪｢はあ…。明日のライブ緊張しちゃうな…。また失敗したらどうしよう｣ﾃｸﾃｸ
『そんな事考えちゃ駄目よ～』
澪｢え？だ、誰？｣
『私よ～』
澪｢あ、あなたは！！｣
ヒューン
澪｢むぎゅうーまん！｣
ドシーン！
むぎゅ｢澪ちゃん！せっかくみんなとセッションできるのよ。楽しまなくっちゃ｣
澪｢でも…。もし失敗したら…｣
むぎゅ｢大丈夫よ！澪ちゃんには軽音部のみんながついてるじゃない｣
澪｢！｣
澪｢そうだよ…。みんなが、仲間がいるんだ…。｣
むぎゅ｢もう大丈夫ね｣
澪｢うん！ありがとう。むぎゅうーまん｣
むぎゅ｢明日のライブの大成功を祈ってるわ。とう！｣
ヒューン
澪｢むぎゅうーまーん！私頑張るからー！｣
素敵だぜ！むぎゅうーまん！クールだぜ！むぎゅうーまん！
梓｢まったく、律先輩も唯先輩も、いっつも練習しないでふざけたり、お茶ばかりして！｣
梓｢…やっぱり私…軽音部には合わないのかな…？｣
『そんな事ないわ～』
梓｢あれは…｣
ヒューン
梓｢むぎゅうーまん！｣
ドシーン
むぎゅ｢梓ちゃん。何をそんなに焦ってるの？｣
梓｢だって！沢山練習して早くうまくならないと他のバンドに負けちゃいます！｣
むぎゅ｢確かに練習も大事よ。でも、梓ちゃんはありのままのみんなの演奏に心を惹かれたんじゃない？｣
梓｢そうですけど…でも…｣
むぎゅ｢それにね、唯ちゃんやりっちゃんも、ふざけてばかりじゃないでしょ？｣
梓｢…あ…｣
ー律のやつ急に家でセッションしようなんて言いだして、大変だったよー
ー昨日はお姉ちゃんがギター弾いてばかりでお母さんに怒られてたんだ～ー
梓｢そっか。そうだよね…｣
むぎゅ｢じゃなきゃライブであんなにいい演奏はできないもの｣
梓｢はい！やる時はやる！これが私達軽音部です！｣
むぎゅ｢いつか武道館でライブをする時は見に行くね。とう！｣
ヒューン
梓｢特等席を用意して待ってますからー！｣
粋だね！むぎゅうーまん！流石だね！むぎゅうーまん！
紬｢っていう夢を見たらしいの～｣
律｢んなバカな｣ﾊﾊﾊ
唯｢巨人かぁ～｣
梓｢実際にいたら大騒ぎですよね｣
澪｢一体誰がそんな夢をみたんだ？｣
紬｢トンちゃんよ｣
唯｢トンちゃんか～｣
律｢トンちゃんなら仕方な…｣
律｢！｣
梓｢！｣
澪｢！？｣
唯｢？…！｣
紬｢ね～。トンちゃん｣
すぃ～
プクプクプクプク
おしまい
最終更新：2013年08月22日 22:29
