幸「菖、何やってるの？ ゲーム？」
菖「スト2だよ～！ 幸もやる？」
幸「ううん、私はゲーム苦手だから、見てるよ」
ﾁｭﾝﾘｰ『ﾔｯﾔｯﾔｯ！』ｹﾞｼｹﾞｼｹﾞｼ
菖「いけいけー！ 蹴り蹴り～！」
幸「やっぱり蹴りが好きなんだね」
菖「ふふーん、まぁね。……お？ そうか、これを晶に応用すれば……」ｲｼｼ
……
ある日
晶「まったく……朝から隣の私の部屋までまる聞こえなんだよ！！」
唯「ひーっ！！ 怖いよーっ！？」
晶「こんなテキトーなやつらが本当にバンドなんて出来るのか？」
菖「こらー！ 失礼なこと言うな晶！ 百烈脚～！」ｹﾞｼｹﾞｼｹﾞｼ
晶「あだだだだ！？」ﾄﾞｻｯ
菖「ごめんねー後でまた軽音部でねー」ｽﾞﾙｽﾞﾙ
晶「」ｽﾞﾙｽﾞﾙ
律（今５回ぐらい蹴ったぞ……）
……
またある日
吉井「バンド名は何て言うの？」
唯「放課後ティータイムです！」
晶「のほほんとしてるあんたたちにはぴったり……」
菖「タイガーッニーッ！」ｶﾞｯ
晶「う゛……！？」
菖「かわいいかわいい！」
律（脇腹にヒザ入ったぞ……肋骨折れてんじゃね？）
……
さらにある日
菖「え？ 何？ じゃあムギちゃんちってお金持ちなの？」
晶「ってことはみんなお金目当てで付き合ってたんじゃね？ なんちゃって……」
菖「……竜巻旋風脚！」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝﾌﾞﾝ
晶「ぐえっ！？ ちょ、菖、へぶっ！？ おいやめ、ぐはっ！？」ﾄﾞｻｯ
晶「」ﾋﾟｸﾋﾟｸ
紬（……飛んだ！？）ﾎﾟｶｰﾝ
……
晶「……おい菖！ やりすぎだろ！」
菖「晶が失礼なこと言うのがいけないんでしょ！」
晶「な……だからって限度ってもんがあるだろ！ この――」ﾀﾞｯ
菖「スピニングバードキーック！！」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝﾌﾞﾝ
晶「あばばばば！？」ﾄﾞｻｯ
菖「ほーら、反省した？ ……ありゃ」
晶「うぅ……ひどい、よ……」ｼﾞﾜｯ
菖(やっば、昔の晶に戻っちゃった……ちょっといぢめすぎたかな～)
菖「ご、ごめん！ つい調子に乗っちゃって……」
晶「うぅ～……」
菖「もー、ごめんってば……」
晶「……」ｼﾞｰｯ
菖「ね？ このとーり」ﾍﾟｺ
晶「……バカ……」
菖(かわいいやつめ)ｲｼｼ
菖「よし！ 行こ！ デザートおごってあげるから！」
晶「……フン、それぐらい当たり前だ！ まったく……」
菖「でーもっ！ あんまひどいこと言ったらまた蹴るよ？」
晶「わ、わかったよ……ほら、さっさと行くぞ！ とびっきり高い奴注文してやる！」
菖(まーったく強がっちゃって……ほんと面白い子！)
菖「ま、だから飽きないんだけどね！」
晶「なんの話だ？」
菖「なんでもない！ よーし、幸も誘ってこ～！」
おわりです
最終更新：2012年10月17日 21:41
