晶「よし。明日の準備はしたし、そろそろ寝るか」

晶「よっとっ…」ゴソゴソ

晶「ふぅ……」

晶「………」

晶「………」

晶「………」

ガチャン、ガタゴト

晶(?)

『…先輩、…は早い…すか?』

『あぁ…講義が……るから』

晶(澪の部屋…)

晶(誰かいるのか?)

『じゃあ……ですね』

『あぁ………だか………らな』

晶(あ、そういえば今日はあいつらの後輩が来てるんだったな)

晶(たしか名前は“梓”?だったっけ…澪の部屋に泊まるのか)

『梓は………のか?』

晶(あいつら、今日は結構遅くまでワイワイやってたらしいじゃねーか)

『えへへ……ぉ先輩も……ですよ』

晶「………」

晶「もうちょっとよく聴いてみよう…」ソー

梓『じゃあ電気消しますね』

澪『うん』

パチン

晶(あの後輩、わざわざ一人でこっちまで来たんだよな…)

梓『今日は本当に楽しかったです』

澪『うん、久しぶりだな。全員でこうやって集まったのは』

澪『でも最初は驚いたよ。まさかここまで梓が来るなんてな。ははは』

梓『えへへ……だって澪先輩達、夏休みは帰省しないって聞いたから』

晶(よっぽど好かれてるんだなあの後輩に)

澪『まぁまだ一年目だけど、色々やらないといけないからな』

晶(ていうかこの寮どんだけ壁薄いんだよ…)

梓『さっき律先輩達も言ってましたね。大変そうです…』

澪『あぁ、でもすごく楽しい』

澪『高校の時は高校の時で楽しかったけど、今は今で全然違うんだ』

澪『一日一日がいつも違った形で充実してる』

澪『なんの束縛も無い自由な中で、自分自身で物事を進んでやり遂げてる気がする。積み重ねて行っている』

澪『これが大人になるってことなのかな?とにかく、毎日が楽しくて仕方がないよ』

梓『いいなぁ…私も、絶っ対にこの大学に来ますから!』

梓『いっぱい勉強して、ギターも今よりずっと上手くなってきますから!』

澪『うん、それまで待ってるからな。梓は私たちの大切な後輩なんだ』

澪『また5人でやろうな。放課後ティータイム』

梓『はいっ!』

晶(後輩ねぇ…)

澪『それまで私たちも、梓に追い抜かされないように頑張らないとな〜』

梓『あはは』

晶(なんだよ、くそ。ちょっと羨ましいとか思っちまったぞ)

晶(ま、せいぜい頑張るんだな。後輩ちゃん)

澪『そうだ梓、久しぶりにアレやろうアレ』

晶「ん…?」

梓『あ、アレですか…?///』

晶(アレってなんだ)

澪『いいだろちょっとくらい』

梓『えぇ〜…でも…///』

晶(なにやるんだ?)

梓『う、うぅ……澪先輩もやってくれるんですよね…?』

澪『もちろん!二人でやんないと意味ないじゃないか』

晶(………?)

梓『じゃ、じゃあ…』

晶(………)

梓『澪お母さん、澪お母さん!』

晶「?」

梓『み、澪お母さん、お腹すいたにゃ〜!』

晶(え………?)

梓『ひもじいにゃ〜!ひもじいにゃぁぁぁ〜!』

晶「はっ…!?」

澪『ふふふ、梓は食いしん坊だにゃぁ』

晶(だにゃぁ!?)

梓『うぅにゃ〜!』

晶(〜〜っ!?!?!?)

澪『さっきあたりめ一箱全部食べてたくせにだにゃ』

梓『だって唯姉ちゃんが他のお菓子殆ど食べちゃったにゃ〜』

梓『梓もきんつば食べたかったにゃぁ…』

澪『唯も食いしん坊だにゃ』

澪『でももう寝る前だから食べちゃダメだにゃ』

梓『うにゃぁぁぁん!』

晶(なんだこいつら!?バカか!?)

梓『うぅ〜…じゃあ代わりになでなでしてほしいにゃ』

晶(なでなでしたら空腹がおさまるのかよ)

澪『ふふふふ、梓は甘えん坊屋さんだにゃ』ナデナデ

梓『えへへだにゃ…』

晶(そこは“だにゃ”付けなくてもいいだろ)

晶(しかしなんなんだこれ……まじでなんなんだ…)

晶(どういう関係だよアイツら…)

澪『梓の頭いいにおいだにゃ』ナデナデ

梓『えへへだにゃ』

澪『あたりめの臭い』

梓『えぇ〜ひどいにゃー!』

澪『嘘だにゃ』

晶(………)

梓『澪お母さんこそまだ少しお酒くさいにゃ〜』

澪『ごめんだにゃ〜。だって菖が強引に…』

晶(え、菖もいたの!?)

梓『菖お姉ちゃんの持ってきたお酒、なかなか美味しかったにゃ』

澪『あの透き通った深みはなかなか味わえるものじゃないにゃ。水が違うんだにゃ水が』

晶(なんか言っちゃってるよ)

晶(ていうかお前らまだ未成年だろ)

晶(そうか。こいつら酔ってるからこんな…)

澪『にゃにゃにゃにゃ〜!!』

梓『にゃーにゃー!みおみお〜!にゃーにゃー!』

晶(狂ってる…)

梓『やっ…澪先輩っ…そこはだめですにゃぁっ…あっんっ!』

澪『もう逃がさないにゃ〜?梓は一生私の奴隷だにゃー』

晶(………)

梓『にゃぁ!澪ぉ〜澪ぉ〜』

澪『へへへへ!ほら、この体勢のままにゃんにゃんするにゃん!』

梓『にゃ…にゃんにゃん!にゃんにゃん!』ギシギシ

晶(………)イライラ

澪『違うにゃ。もっと腕を高く上げるにゃ』

梓『こ、こうにゃ?』

梓『にゃんにゃん!にゃんにゃん!』ギシギシ

澪『いいにゃん、その調子だにゃん!』ギシギシ

梓『にゃんにゃん!わわわっ!澪にゃんそんなことしたら…!』

ドスンッ!

晶(うわっ!?)

澪『梓!?』

梓『いたたた…』

澪『大丈夫か?梓』

梓『はい…ちょっと壁に頭打っちゃいましたけど、平気です』

澪『ごめんな、ちょっとやり過ぎちゃった』

晶(事故って素に戻ってんじゃねよ)

梓『えへへ、平気ですってば』

梓『それよりも隣部屋の人大丈夫でしょうか?』

澪『あぁ、晶なら大丈夫だにゃん。たぶんもう寝てるにゃん』

梓『そうですか。それなら安心だニャン!』

晶(こいつらぁ…)イライラ

澪『ほら、おいで梓』

梓『にゃ〜!にゃ〜!』

晶(………)イライラ

澪『にゃんにゃん!』

梓『にゃんにゃん!』

晶(………)

ニャンニャンニャンニャン!!!

・・・・・・・・・

澪『おやすみ梓』スーリスリスリ

梓『おやすみなさい、澪先輩』ゴーロゴロゴロ

澪『………』

梓『………』

晶「………」

晶「やっと死んだか…」

晶「はぁ…とんでもないモン聞いちまった…」

晶「こんなやつらと知り合いになっちまったのか私は」

晶「つうか部活まで同じじゃねぇか…」

晶「………」

晶「しかし、よくまぁこんな連中と一緒にバンドなんか組んで…」

晶「お前も色々大変そうだな、唯?」

唯「ん…うぅ…ん…zzz」

晶「お前、隣があんなにうるさいのによく寝てられるな」

唯「うふふ、晶ちゃんそこは落とし穴だよ〜?zzz」

晶(幸せそうなヤツ…)ナデナデ

唯「zzz」

晶「………」

晶「さて…私も寝よう」

晶「おやすみ唯」

唯「えへへ…zzz」





最終更新:2013年12月06日 07:38