2分後

唯「あ、できた」

梓「ぶっ」

唯「お、撮影した写真をそのまま待ち受けに出来るんだ」

唯「自撮りカメラも付いてるんだね~」

唯「よし!あずにゃんの待ち受けを取るよっ」フンスッ

梓「ええっ」

唯「ツーショット取るからもっと近くに来て」

梓「は、はいっ///」

梓(ホッペが・・・ホッペが当たる・・・)クンカクンカ

唯「はい、チーズ♪」ピロリーン

梓「///」



律「こんな街中で何やってんだ」
澪「Vipperには辛い光景だな」
紬「むほほぅ」カシャカシャ

唯「待ち受け完成~」

梓「あわわわわわわわ」

梓(画面いっぱいに唯先輩と私が///)

唯「さぁアイスを食べに行くよっ」フンスッ

梓「はい///」ジョワー

なかのけ!


梓「ほげー」

梓母「梓、御飯よ」

梓「ほげー」

梓父「どうしたんだ?」

梓母「帰ってきてからこの調子なのよ」

梓父「おーい、あずさー」

梓「ほげー」



梓(唯先輩いい匂いだったなー///)

梓(待ち受けも唯先輩とのツーショットだし)

梓(カメラを試す振りして唯先輩の写真をいっぱい撮ったし)

梓(唯先輩とあんなこともしちゃった・・・///)



回想~

唯「二人で違う味にすると二倍楽しめるねっ」

梓「そうですね」

唯「はい、あずにゃん。あ~ん」

梓「///」アーン

唯「おいしい?」

梓「はひ///」

唯「私にもちょーだい」

唯「あ~ん」

梓「///」

唯「おいし~」


梓(ああ唯先輩・・・///)
梓「にへへへへへ///」



梓父「ニヤニヤしたぞっ」
梓母「こわっ!わが子ながらこわっ」



ゆいんち!

唯「今日は幸せだったよ~」

唯「アイスもおいしいし、あずにゃん可愛いし、憂のご飯は最高だし」

憂「うふふ、お姉ちゃんありがと」

唯「こっちこそありがと~だよ~」

憂「梓ちゃんは結局スマホにしたの?」

唯「うん、iPhoneにしてたよ」

憂「ふーん、そっか」

唯「私もiPhoneにしようかな~」

憂「えっ、でも難しいんじゃ・・・」

唯「説明受けたけどちんぷんかんぷんでしたっ」フンス

憂「うん、梓ちゃんに使い方よく聞いてから決めてね」

唯「は~い」

梓「はぁ、それにしても使い方全然分からないや・・・」

梓「あ、メールが来た」

梓「唯先輩からだ!」

梓「これを押すと見れるのかな・・・」

梓「あ、出てきた」


唯『私もiPhoneにしたいからあずにゃんに使い方教えてもらうね!』


梓「」チーン

梓「お母さん!iPhoneの使い方書いてある本探してくる!!」ダッ

梓母「こんな時間にあいてる本屋さんがあるわけないでしょ!」ガシッ

梓「いや~!離して~!!iPhoneの使い方をマスターしないと~!!」ジタバタ



よくじつ!

純「梓~、おはよ~ん」

梓「あ、おはよう・・・」ドヨーン

純「うわっ」

純「すごいクマ・・・髪もボサボサだし」

梓「寝ずにネットでiPhoneの使い方調べてノートにまとめてたの」

純「梓、機種変したんだ」

純「iPhoneは難しいらしいからね、ゆっくり覚えなよ」

梓「私は一刻も早くマスターしなければいけないんだ!」ウワーン

純「ちょ、ちょっと!」

純「明後日の方向の走って行ってしまった・・・」



ほうかご!

律「おい~っす」

紬「おい~っす」

唯「りっちゃん、おい~っす」

澪「おはよう」

律「あれ?梓は?」

澪「それが今日授業も出てないみたいなんだ」

唯「憂も会ってないって~」

律「風邪でも引いたか?」

唯「昨日は元気だったよ?」


ダダダダダダダダ

紬「あら?何の音かしら?」

バーーーーーーーーーーーーーーーーーーン

紬「キャー」
澪「ひいいいいいい」バタッ
律「うおっ」



梓「iPhoneマスター中野、ただ今参上」



唯「あずにゃんだ」

紬「きゃあ!澪ちゃんが倒れてる」

律「おい!澪!生きてるか?」

澪「ブクブクブクブク」

紬「泡吹いてる」

律「保健室だ!いや、救急車か!?」

紬「もしもし斎藤!すぐに医療班の手配を!」

唯「iPhoneマスター?」

梓「ええ、iPhoneを全て把握しましたよ」

唯「すごーい!教えてあずにゃん先生!」

梓「どんとこいです!」

唯「じゃあ機種変にいこー」

梓「いきましょういきましょう」



律「やばい瞳孔が開いてる」

紬「斎藤!医療班はまだなの!?」

澪「」

律「澪~澪~」

紬「戦闘機でも戦車でも何でも駆使しなさい!!」
ワーワーキャーキャー



ソフトバンクショップ

唯「二年縛りがあと一年もあった」

梓「」チーン

唯「うう、すまないのぅあずにゃんや」

唯「せっかく私の為に勉強してくれたのに」

梓「いえ、自分の為でもあるので」

梓「それに機種代二年縛りとかせこいルールを作ったハゲが全ての元凶だと思いますし」



SB「」シーン

梓「いとしの唯先輩は何もわるくありません、というか天使です。大好きです」

唯「//」

梓「唯先輩?どうしたんですか。真っ赤ですよ」

唯「そんな大きな声で告白されたら・・・///」

梓「え?」

梓「えええええええええ!」

梓「眠くてぼーっとして全部声に出てたんだ・・・」

唯「そこも声に出てますです///」

唯「あずにゃん。私の事、好きなんだね//」

梓「いやあああああああああああああああああああああああ」ブンブンブン

唯「いたっ!ツインテールがっ」

梓「いやあああああああああああああああああああああああ」ダッ

唯「あっあずにゃん!」

ピャー



なかのけ!


梓(心の声が全部外に出てたなんて)ジタバタ

梓(唯先輩に告っちゃったよ)ジタバタ

梓(もしかしてiPhoneマスターとか恥ずかしい事も全部口に出してたのかな)ジタバタ

梓(恥ずかしすぎるううううううう)ジタバタ


梓母「帰ってくるなり枕に顔埋めてジタバタしてどうしたの?」

梓母「中二病が治った人みたいよ」

梓(ええお母様、あなたの娘は今日まさしく黒歴史を作りましたよ)ジタバタ

梓母「平沢さんが来てるからすぐ降りてきなさい」



梓「え?」

梓「なんだ憂か」


憂「ご挨拶だね、梓ちゃん」

憂「お姉ちゃんから一部始終を聞いてかけつけてみたら」フゥ

梓「///」ボッ

憂「心配の必要もないみたいだから帰るね」

梓「・・・さい」

憂「ん?」

梓「ごめんなさい」

憂「よろしい」ニコ

梓「上がって」

憂「おじゃましまーす」
純「おじゃましまーす」

梓「なんで純もいるの?」

純「いやーノリで」ボリボリ

梓「そう」


バタン


純「ちょっと!梓!入れなさいよ!」
ドンドンドンドン

憂「お姉ちゃんの様子が変なの」

梓「え?」

憂「家に帰ってから何かぼーっとしてるし、御飯も全然食べないし」

憂「アイスを目の前に置いたのにとけちゃうくらいぼーっとしてるお姉ちゃん可愛い」

憂「じゃなくて、アイスに気付かないなんてありえないよ!」

梓「確かに・・・」

憂「何か悪い病気なのかも・・・どうしよう梓ちゃん」



梓「びょうき・・・」

憂「梓ちゃん?」

梓「・・・」

憂「あずs」

梓「唯先輩いいいいいいいいいいいいいいいいいい」ダッシュ

憂「きゃっ」

ピューーーーーー

ひらさわけ

ドンドンドンドンドン
梓「唯先輩!唯先輩!死なないで下さい!!」ドンドンドン

梓「開けて下さい!」ガチャガチャガチャ
ドンドンドンドンドン

唯「もー誰?うるさいなぁ」ガチャ

唯「あ・・・///」

梓「唯先輩ぃぃぃ」ギュー

唯「///」

梓「唯先輩唯先輩唯先輩」ギュー

唯「どどどどどうしたのあずにゃん///」

梓「死なないで下さい!」ギュークンカクンカ

唯「死なないよ!何があったの!?」

梓「だって悪い病気だって」

唯「へ?」

梓「アイスが溶けちゃうくらいぼーっとしてるって」

唯「何の話?」

梓「え?」
唯「え?」

唯「あずにゃん・・・一日に二回も大胆な行動に・・・///」

梓「あ・・・///」

唯「///」

梓「あ、え、えっとあのその」

唯「あずにゃん!」

梓「はははははひっ」

唯「大好きだよっ」

梓「・・・私もです///」

梓「唯先輩大好き!」

唯「あずにゃん大大好き///」ギュー

梓「///」キュー







憂「計画通り」ニヤリ


おしまい!



最終更新:2013年12月18日 01:12