唯「あーずにゃん!はい、バレンタインのチョコレート!」

梓「ど、どうもです」

梓「と言うか一緒に作ったんですから改まって言わなくてもいいです」

唯「えー?バレンタインだよ?そこは言っておかないとー」

梓「そういうものですか・・・」

唯「だからあずにゃんも!」

梓「・・・」

唯「」ジーッ

梓「・・・ホコン。唯先輩、バレンタインのチョコレートです」

唯「えへー。ありがとう」ダキッ

唯「本命?」

梓「・・・と、当然です」///

唯「えへへー」

唯「ところであずにゃん。今日は何の日か知ってる?」

梓「だからバレンタインデーと」

唯「聞き方を間違えました。今日は何の記念日でしょーか?」

梓「記念日?」

梓「(なんだろう。憂の誕生日は22日だし)」

唯「・・・覚えてない?」

梓「(私達が付き合い始めた日?いや、それは違うし・・・)」

唯「あずにゃーん・・・」ウルウル

梓「す、すみません。心当たりがないです・・・」

唯「今日はあずにゃんと同棲を始めた日だよー・・・」

梓「・・・それが記念日?」

唯「記念日だよっ!」

梓「・・・はぁ」

唯「」ガーン

梓「それよりもう遅いし寝ますよ。思ったよりチョコ作り時間かかりましたから」

唯「じゃあ寝る前にあずにゃんチョコ食べてもいい?」

梓「もう歯を磨いたでしょ。明日にしましょう」

唯「あずにゃん厳しいよー・・・」

梓「虫歯になったらもっと厳しいですよ。お医者さんが」

唯「うぅ・・・」

梓「明日は一緒に遊びに行くんですよ。早く寝ないと寝坊しますよ」

唯「はっ!明日はあずにゃんとデートだった!」

唯「あずにゃん!早く寝よう!」

梓「くすっ。まったく」

唯「あずにゃんおやすみー」

梓「はい。おやすみなさい」

唯「んー」

梓「・・・なんですか?」

唯「おやすみなさいのキスは?」

梓「・・・今日もですか?」

唯「私は毎日でもいいよ!」フンス

梓「ま、毎日は恥ずかしいです」///

唯「じゃあ私からしちゃう!」

チュッ

唯「ふふっ。おやすみ」

梓「」///

梓「(唯先輩には敵いません・・・)」

唯梓「」スゥスゥ

・・・

唯「んー。トイレ・・・」ショボショボ

梓「」スゥスゥ

唯「いやいや。さすがにバレて怒られちゃうよね」

唯「ふー。危ない危ない」

唯「あずにゃんはああ見えて怒ると怖いからね」

唯「んしょ」モゾモゾ

唯「あずにゃんおやすみー」

次の日!

梓「・・・ん」パチッ

唯「」スヤスヤ

梓「毎朝こうなんだよねぇ」グイッ

梓「ふわぁ・・・」

唯「んあ。あずにゃー・・・」チュー

梓「唯せんぱっ、ん・・・」

梓「・・・ん?」

唯「あずにゃんおはよー」ムニャムニャ

梓「・・・」

唯「あずにゃん?」

梓「唯先輩。昨日、チョコ食べましたね?」

唯「!」

唯「な、な、なんのことやら・・・」オロオロ

梓「正直に言わないと今日のデートはなしですよ」

唯「はい!食べました!!」

梓「正直でよろしい」

唯「で、でもなんでわかったの?」

梓「唯先輩が寝ぼけてした・・・その、キスがチョコの味でしたよ」

唯「なんと!」

唯「私のキスはチョコの味。澪ちゃんが考えそうな歌詞だねぇ」

梓「誤魔化してもだめです!」

唯「ひぃー!」

梓「今日はお説教終わるまでデートは中止です!」

唯「そんなぁー!」

梓「全部唯先輩のせいですからね!」

唯「とほほ・・・」


おわり




最終更新:2014年03月21日 10:10