※リクエスト
菫ちゃんを鞭でビシバシ叩いて悦に浸る紬ちゃんとか見たいれす(^q^)
琴吹邸-紬の部屋
菫「あっ、お姉ちゃん」
紬「菫、私の部屋に来てたんだ」
菫「うん。旦那様からのお話はどうだった?」
紬「それがね……これを渡されちゃった」
菫「……鞭?」
紬「『紬ももう18になったんだから使用人の躾をはじめなさい』って手渡されたの」
菫「……」
紬「……」
菫「お姉ちゃん……」
紬「だ、大丈夫よ。私は菫のことを鞭で叩いたりしないから」
菫「そうじゃなくて、お爺ちゃんも鞭で躾けられたのかな?」
紬「あっ、そっち……」
菫「うん」
紬「……」
菫「……」
紬「上手く想像できないね」
菫「うん……」
紬「それじゃあ執事の斉藤に直接聞いてみましょ」
菫「お爺ちゃんに?」
紬「うん」
菫「そうだね、聞いてみよっか」
菫(ちょっとこわいけど)
紬「じゃあベルを鳴らして」チリンチリン
斉藤「御用事ですか、紬御嬢様」シュタッ
紬「うん。ちょっと聞きたいことがあるんだけど……」
斉藤「聞きたいこと、でございますか。なんなりとお申し付けください」
紬「これのことなんだけど」
斉藤「それは琴吹家に伝わる鞭で御座いますね。遂に紬御嬢様も……」
紬「え、ええ。御父様に渡されたの」
斉藤「そうですかそうですか」
紬「それでその……質問なんだけど、斉藤もこの鞭で躾けられたの?」
斉藤「勿論でございます。話せば長くなりますが……」
菫「て、手短に話してくれればいいよ、お爺ちゃん」
紬「ええ、手短にお願い」
菫・紬(生々しい話はやめて!)
斉藤「そうで御座いますか……。では手短に」
紬「うん」
斉藤「この鞭は使用人と主をつなぐ、いわば絆のようなもので御座います」
紬「絆?」
斉藤「はい。そうで御座います」
菫「鞭で叩かれることが絆なの?」
斉藤「菫、サラブレットと人間はどうやってコミュニケーションを取る?」
菫「……鞭で」
斉藤「そうだ。肉体に直接刻みつけられるコミュニケーションは時として言語以上の意味を持つ」
菫「……」
紬「……」
斉藤「だからこその鞭なのだよ」
菫「わかったような、わからないような……」
斉藤「なぁに、心配することはない。菫もすぐに分かるだろう」
菫「……」
斉藤「それでは御嬢様、菫のことを、どうぞ宜しくお願いします」
紬「え、ええ。わかったわ」
斉藤「では、おやすみなさいませ、紬御嬢様」シュタ
紬「……」
菫「……」
紬「予想の斜め上の話だったね」
菫「うん。鞭で叩かれることが絆だなんて」
紬「そう……だね」
菫「……」
紬「……」
菫「ね、ねえお姉ちゃん」
紬「う、うん?」
菫「私のこと鞭で叩いてみたい?」
紬「えっ」
菫「叩いてみたい?」
紬「……菫は叩かれてみたい?」
菫「ちょっとだけ」
紬「……」
菫「お姉ちゃん?」
紬「……」ピシャン
菫「いぎぃ!!」
紬「す、菫。大丈夫?」
菫「だ、大丈夫。でもいきなり叩くなんてズルいよ」グスッ
紬「ご、ごめんなさい」
紬(涙目で必死に抗議してる菫……かわいい)
菫「これでちょっとは絆が深まったかな?」
紬「う~ん。どうだろう」
菫「もっと叩かれなきゃ駄目かな?」
紬「でも菫、痛かったでしょ?」
菫「うん。痛かったよ。でも……」
紬「ん?」
菫「な、なんでもないよ。お姉ちゃん。とにかくもう一度叩いてみてよ」
紬「え、ええ」
菫「……」
紬「それっ」ビシャン
菫「ひぎっ!」
紬「だ、大丈夫?」
菫「だ、大丈夫じゃないかも」グスッ
紬「す、すみれ……」
菫「い、痛かったよ~」グスッ
紬(か、かわいい///)
紬「さっきより優しくしたつもりだったんだけど」
菫「ちょっと当たりどころが悪かったんだと思う」
紬「私が扱いに慣れてないから……」
菫「慣れてるほうがどうかと思うけど」
紬「そうね。それで結局この鞭、どうしようかしら……」
菫「……しばらく使ってみればいいんじゃないかな
紬「えっ」
菫「私に至らないところがあったりしたら、遠慮なく使ってよ」
紬「でも……」
菫「お爺ちゃんが言ってた絆って、そうやって育まれていくものだと思うから」
紬「そうね。試してみましょうか」
朝-紬の部屋
菫「おねーちゃん、あさだよー」
菫「おきてあさごはんたべよー」
紬「むにゃむにゃ…菫?」
菫「うん」
紬「今日は土曜日だよね」
菫「うん」
紬「それじゃあ菫も一緒に二度寝しましょ」
菫「えーっ、起きて遊びにいこうよ」
紬「……」ピシャン
菫「ひぐぅ!」
紬「すみれ……大丈夫?」(涙目になっちゃった……)
菫「ひ、酷いよ……」
紬「ご、ごめんなさい。でも菫が一緒に寝てくれないから…」
菫「もう……これでいい?」
紬「すみれ……ありがとう」ダキッ
菫「お姉ちゃんなのに甘えん坊さんなんだから」
紬「ふふふ。すみれー」ギュ-
菫「もう。こんなことのために鞭を使うなんて……」
紬「菫はきちんとお仕事してくれてるし、他に使うタイミングないと思ったの」
菫「ほんとう?」
紬「うん。菫は実によく働いてくれてるわ」
菫「えへへー。そっかぁ」
紬「でも自分の欲望のために鞭を使うのはよくないのかしら」
菫「でも他に使う機会なんてないんでしょ」
紬「そうねぇ」
菫「じゃあ使ってもいいんじゃないかな」
紬「う~ん」
翌日
紬「すみれ」ピシャン
菫「いぎぃ!」
紬(や、やっぱりかわいい//)
菫「ど、どうして突然鞭で叩いたの」
紬「えいっ」ピシャン
菫「ひぐっ!」
紬「それっ」ピシャン
菫「いぎぃ!」
紬(はぁ、はぁ、はぁ、やみつきになりそう)
菫「お、おねえちゃん……」グスッ
紬(かわいいわ、菫//)
菫「なんでこんなことするの?」グス
紬「菫が可愛すぎるからいけないの」
菫「私が可愛すぎる?」
紬「うん。かわいいから、思わず鞭で叩きたくなるの」
菫「……わけがわからないよ」
紬「ごめんなさい。やっぱり嫌だったかしら?」
菫「……」
紬「菫?」
菫「嫌……じゃなかったかも」
紬「えっと……」
菫「確かに痛かったけど……ちょっとだけ気持ちよかったから」
紬「あっ、わかる」
菫「え」
紬「痛いのって気持ちいいよね」
菫「う、うん」
紬「じゃあどんどん叩いてもいいかな」
菫「それは……」
紬「嘘よ。たまにしか叩かないから安心して」
菫「……うん」
菫(それからお姉ちゃんは私のことを頻繁に鞭で叩くようになりました)
菫(一緒に寝て欲しい時に)
菫(一緒に出かけたい時に)
菫(一緒に何かを作りたい時に)
菫(お姉ちゃんは私を鞭で叩きます)
菫(鞭で叩かれた後はいつでもお姉ちゃんと一緒)
菫(いつの間にか鞭は私にとって2つの意味でのご褒美になっていました)
菫(これが……絆?)
それからの話
紬「菫、私にキスしなさい」
菫「でも、私達女の子――」
ピシャン
菫「ひぎぃ」
紬(かわいい//)
紬「菫、私とエッチなことしましょ」
菫「でも、私達未成年――」
ピシャン
菫「ひぎぃ」
紬(……濡れてる)
紬「菫、私と結婚しましょう」
菫「でも、私達使用人と主の――」
ピシャン
菫「ひぎぃ」
紬(愛に身分の差なんて関係ないわ!)
紬「菫、私と一生一緒にいてくれる?」
菫「うん!」
ピシャン
菫「ひぎぃ」
紬(関係なく叩いちゃった。でも嬉しそうだからいっか)
菫(お姉ちゃん……もっと叩いて//)
斉藤「絆ですなぁ」
紬祖父「まったくだ」
斉藤・紬祖父「WAHAHAHAHAHAHAHA!」
おしまいっ!
最終更新:2014年04月02日 08:11