点数はまだつけてないので、点数に繋がりそうなポイントを自分で忘れない為に、も兼ねた感想投下。
読み込み浅いので不快に思われる作者様読者様方いるかもしれません、申し訳ない。


0.オープニングSS

最近恒例になってる気がするプレリュード。
進行の菫ちゃんは実際はこれ以降のSSでも沢山出番あるわけで、要するに働きすぎ



自作。三郎(仮)くんへの愛を込めました。
三郎(仮)くんのあの一際異彩を放つ外見は奥田4兄弟の中でもオンリーワンだと思います。
アニメ三期でもあの4兄弟は奥田さんの中の人がちゃんと演じ分けているわけですが、三郎(仮)くんの声質が一番ストライクでした。
次点で二郎(仮)くんが好きです。あの面倒見の良さがいいですよね。



if設定の唯梓…というか単にアニメパロディか。見てないけど。
元ネタ知らない人と知ってる人では採点基準も批評のポイントも違ってくるだろうから、これは知らない人側の意見として垂れ流したいと思う。
地の文は三人称視点でありながら堅苦しくなく、ギャグも挟んでくるので読みやすさに一役買っている。序盤は特に。
展開的にも悪と正義の対決なので、基本的に勝つか負けるかの二択。流れに無理はなかったと思う。
しかし、感想を書くに当たって真剣にオチを考えてみようとしたらどちらに転んでも不満が残る気がして一気に読後感が悪くなった。これは何も考えず答えを出さないのが正解なのだろう。
答えを出さないことで読後感や作品の雰囲気がどうなるかは別の話だが。それを狙った作品なのかもしれないしね。



正統派ほのぼの。
全般的にほのぼのらしいほのぼのであるところが長所か、上手く言えないけど。
ほのぼの系はほのぼの系であるからこそ読みやすさと雰囲気に高得点付きそうな気がする。
重箱の隅をつつくようなケチをつけるなら、少しひっかかったところは、
菫「いえ、ここが一番ですよ。お姉ちゃんが毎日あんなに楽しそうに話してくれた軽音部にわたしも入部できてうれしいです!」
のところ。そのセリフの『お姉ちゃんが話してた軽音部』はいまや梓とさわ子しか残っておらず、実質名前だけの別物のはず。
言いたいことはわかるし、菫もこのSSの最後の手紙では友人あってこその楽しさだってことも察しているのでただの言葉のあやに違いないんだけど。
あともう一つ、直にボーカルやらせようとするなんて純はどういう心境の変化があったんだろうか。



シルキとフィオラ、名前に下地があるのだろうか。
このSSの場合、冒頭と呼ばれる部分は梓と紬のやり取りなのか、それとも紬による時代背景の説明部分までなのかどちらだろう?
なかなかにドラマチックで作中の梓の言う通り壮大な話だけど、本編での斉藤家は琴吹家の忠実な従者である点に対して、この話では琴吹家が一家総出で斉藤家に償いをしているような感じの設定。
このあたりの違いはいかにもif設定、といった感じだろうか。本編設定と辻褄を合わせることによる説得力よりも、現実の事件とまで掛け合わせるアイデアの壮大さで圧倒する作品っぽい。
紬の説明語りとして綴られる地の文も、読みにくいということはなくスラスラと頭に入ってきてよかった。
ただ、オチは二転三転しすぎて意味がわからない。結局何なの?
フィオラの一家にはビジネスの拠点であるフィンランドに来て!と言い、紬の台詞で語られる後日談でもフィンランドで暮らしている。しかし語りの地の文では、シルキとフィオラの2人はシルキのふるさとへ辿り着いた、となっている。
このあたりが意味深…? でも結局わからない。読後感ちょっと、うーん、といったところ。



紬菫、かな? SS中で『それ以上の関係』と言われているけど、読んだ限りではどの程度の関係なのかわからず、ほのぼのとして読んでしまった。
琴吹家企画の中で、琴吹家の中にいる人達のやりとりに焦点を当てた若干変化球なSS。琴吹一家SSとでもいうべきか?
地の文は最低限に留められていてほとんど台本形式で進み、場面転換なども普通の形で行われ、擬音も使われ、スタンダードに読みやすいと言える。
紬父や斉藤執事までもが可愛く書かれているため、雰囲気の点でも可愛さのよる加点が望めるか。
絵は個人的にはこの採点の5項目には当て嵌まらないので加点も減点もしないと思うけどかわいくていいね!



梓のツッコミが好み。
唯梓、律澪、紬菫とそれぞれのカプの描写は飛び出た物こそないけれど安定している感じ。
菫のことを紬の手前もあって菫ちゃんと呼ぶ梓、軽音部4人のことを先輩ではなくさん付けで呼ぶ菫が見れるのはif設定ならではの新鮮さがある。
全体的に丁寧で、綺麗に丸く収まってる感じがした。
あえて言うなら安定して綺麗にまとまりすぎてて印象に残らない感じがあるのでどこかに飛びぬけたところが欲しかった気もする。
というかツッコミが好きなのでギャグが読みたい。と思ってたら十五番手に来た。やっほーい



自作。1点入れたいけど作者は3点を強いられているんだ



オチに声出して笑った。極端に乱暴な丸投げオチだからギャグと割り切れて読後感は良かった。
この急展開からの落差で終わらせるやり方は、『冒頭』からマジメな『雰囲気』をさせておいてそのまま引っ張る『展開』をさせてから落とす、という手順が必要になるので、
つまりだいたいの評価項目と密接に関わるやり方……なのかもしれない。ごめん適当こいた。
人によっては徹底した騙しっぷりが不快に映るかもしれないとも思う。遠回しに紬父が圧力をかけているようにも見えるしね。



このSSにより、そっくりさんネタを使ったすべてのSSが過去になった!
とまでは言わないが、メタギャグとして受け取るべきなのか作者がそっくりさんネタにたいして一言物申したかったのかは判断が難しいかもしれない。
読みやすさや展開、雰囲気などは1レス台本形式であることから極端な点数は付きづらいと思う。
ただ、琴吹家である理由が薄いか。菫がいるからなのだろうけど、逆に言えば菫さえ居ればどこでも出来るネタ…かもしれない。
HTTが在学中に菫と出会ってしまい、そのせいで菫が軽音部を敬遠しだした…という設定のifとして見れば可。



ギャグSS。
散りばめられた小ネタギャグ、そしてキャラのボケとツッコミのノリが絶妙で軽快に読み進められる。
ただ、問題は話があっちこっちに行ったり来たりしているところ。ひなまつりの話かと思いきやムギの家が予想外だった、という話……かと思いきや、まさかの妖怪大行進。
投げっぱなしも二度続くと妙な不安を覚えてしまい、作中の澪のように「ドッキリであってくれ」と願いながら読んでいた。結局そんなことはなかったが。
ギャグなんだからそれでも構わないはずなのだが、何故かこれに限っては夢オチとか妄想オチであってほしかったと思ってしまった。純が豪邸に住んでいるせいだろうか。関係ないね。



どこかで聞いたようなタイトルだけどこれまた未読なのでこれもそういう立場からの感想。
読みやすさは普通だろうか。ここまでコロコロ視点を変える必要性は感じないものの、読めないわけではないので。ちょっと言葉遣いがオラオラすぎる気もするが。
中盤、澪がオリジナル曲をやりたいと言ったことが切っ掛けで結果的に紬は追い詰められていくのだが、それを抜きにしたって澪の頼み方は図々しすぎやしないだろうか。唯が女神の力で赤点回避した時は怒ったような人なのに。
それだけ女神紬との接し方に慣れてきたのかもしれないが、その後の唯の地の文で「みんなムギちゃんに遠慮していた」とか言われてるのでさらに違和感。
(とはいえその更に次の地の文で「ムギちゃんの力に慣れていた」「頼り切っていた」と言われているからおそらくそちらが正しいのだろうけど)
展開そのものは良い意味で先の読みやすい王道展開。さわちゃんがちゃんと先生していて唯が主人公していて、「ムギちゃんはムギちゃんだもん」みたいな感じのことまで言わせたのは個人的に評価高い。
☆マークが視点変更の印だとしたら、最後の☆はどういうことなんだろう? 少し謎が残る。



コメディ。時系列は卒業旅行後ではあるようだ。新キャラが出てこないことから新年度にはなってなさそうだが…?
梓がアホの子寄りなのが少々珍しい気がする。律と澪がだいたいツッコミ役なので雰囲気を作るのは唯と梓の微笑ましいやり取りと斉藤執事の苦労人っぷりだろうか。
ギャグも笑えるものが多く読みやすいが、オチだけは弱い気がする。他にやりようがあるかと言われると難しいが。
Су?здаль=スーズダリ、????? ??????=ルブアルハリ砂漠、????????=バンコク、か? ググりにくいわ!



ムギさわ?
元ネタは知りませんすいません。
スレタイが紬ではなくムギであること、地の文も他のキャラは本名なのにムギちゃんだけムギであること、
それらに何かの意図があることはもちろん言うまでもなく明白であり、それはつまり冒頭における我々読者への目に見えたアピール。
冒頭のつかみとしてバッチグーだし、先の展開も嫌が応にも気になる。奇抜な手法というわけではないし目玉が飛び出て返ってこないほど絶妙な伏線というわけでもないが、短めの作品だしストレートに効果的だったと思う。
読後感も前向きに切なくてたまらなくて雰囲気の良さにも繋がるくらいに悪くはないんだけど、ややテーマから遠いか? 
琴吹家の仕事もテーマに含まれてはいるがこれは仕事というより業だし、琴吹家族の話と見ようにも実験に使われているいう設定があるためクローンムギが家族として扱われているようには受け取れない。
こういう業の深い愛の形こそが家族、というメッセージなのだろうか? 考えすぎかな。
さわ子のバックグラウンドも気になる。あと、このムギが異様に耳がいいのはどういう意味があったのだろうか?



他の皆より一歩前の知識だけで戸惑う唯の純真さが光る。それで上手い具合に皆と行動が噛み合ってるのが面白い。
これは律澪だろうか。だと考えた場合、律澪が一夜の過ちを犯したことを紬は見抜けていなかったことになるわけで、百合に対する嗅覚が異様に鋭いことが多い二次創作の紬らしくなくて新鮮な展開かも。
そして冒頭の唯の言い分が唐突であることから、いくらか前から既にこの冗談が準備してあったことになるわけだが、いつから菫に仕込んでいたのだろうか。



琴吹家、娘にも容赦ねぇ…! これもお金持ち流の教育の一環か!?
これや1つ前のみたいなテンポのいいショートギャグは好き。どちらも明らかに自分のSSより遥かに一番手向きだと思う。
スレタイからしてそうだが、本編設定を織り交ぜて説明しながら話をちゃんと展開していき、「スレタイはこういう意味か!」と来たところで更に斉藤さんを重ね、唯律澪梓は一切の言葉も発せず終わる。実に見事。
でも花のJKの家に斉藤さんを泊めるのはさすがに気まずくないかな。



ちょっと文末に「〜た」が多い。タイプミスや脱字も目立つ。なんとなく、聡視点ならいいか、って気にもなるけど。しかし読みやすさに影響するかもしれない。
聡自身のセリフが最低限に抑えられており、地の文で雰囲気の大半を形作る作品。残りは紬のセリフか。
展開の面では思ったより早く終わったような気もするし、聡の心情を思えば仕方ない気もするし、難しいところだ。
ただ、そのせいで読後感がやばい。バッサリと、ぐはぁって来る。スレタイを最後に持ってきたのも作戦だったのだろうか。初恋はそういうものだ、という作者の言い分。憶測だけど。



これはパロディに分類されるのだろうか。
これも誤字や脱字が多少目立つ。稀に菫らしくない口調になるのは元ネタのせいだろうか。
ツッコミを完全に読者に任せて突き進むスタイルは読み進ませる力があるように感じる。反面、雰囲気を感じさせにくいのは難点か。
個人的には書くのが難しそうな形式なので尊敬に近い読後感があった。この形式であること自体が冒頭の掴みとして際立っているとも思う。



総評としては相変わらず多種多様な作品が集まり、前回に引き続き結構な数があり、それでいてどれも読みごたえがあって面白かった。
皆さん素敵な作品をありがとうございました。お疲れ様でした。