澪にゃん「にゃっ?新しいお友達だってにゃん」



梓にゃん「どんな猫にゃん?」



純にゃん「きっと、優しい猫にゃん」



唯にゃん「それなら安心にゃん」



姫子「この子が菫ちゃん」



菫にゃん「よ、宜しくお願いしますにゃん」



姫子「そして、この子が直ちゃん」



直にゃん「宜しくお願いしますにゃん」



律にゃん「可愛い猫にゃん」



紬にゃん「本当にゃーん」



姫子「皆、仲良くしてあげてね」



澪にゃん「はい、にゃん」



姫子「さてさて、相性を見ないとね」



姫子「今日は定休日だからね、じっくり観察しなきゃね」



姫子「どうかな?」



菫にゃん「直にゃん」



直にゃん「何?」



菫にゃん「私達は野良猫にゃん、先輩達は綺麗な毛並みだから飼い猫なのかにゃん?」



直にゃん「多分、そうだと思うにゃん」



菫にゃん「野良猫だった事は隠した方が良いかにゃん?」



直にゃん「何でにゃん?」



菫にゃん「だって、嫌われるかもしれないにゃん」



直「…」



純にゃん「スミーレにゃんはどこから来たのにゃん?」



菫にゃん「えっと…スミーレ?」



純にゃん「うん、何かスミーレって感じにゃん」




菫にゃん「ははっ」



純にゃん「それで、どこから来たのにゃん?」



菫にゃん「そ、それはその…」



直「入院してた所を拾って貰いましたにゃん」



菫にゃん「直にゃん!」



直にゃん「どうせ、すぐバレるんだから早目に言おうにゃん」



純にゃん「どうしたのかにゃん?」



菫にゃん「えっと…お腹に寄生虫が居て入院してたんですにゃん」



純にゃん「寄生虫?何か悪い物でも食べてしまったのかにゃん?」



菫にゃん「マンソン裂頭条虫っていうのがわいたんですにゃん」



純にゃん「あちゃーカエルか蛇食べてしまったのかにゃん?」



直「はい、そうなんですにゃん」



※マンソン裂頭条虫とはカエルや蛇 鳥に寄生してる寄生虫で猫が食べると発育不良や下痢 嘔吐が見られます。



直にゃん「私達は野良猫だったんですにゃん」



純にゃん「まぁ、飼い猫が蛇やカエルを食べる事は余りないにゃん」



直にゃん「私は猫条虫に寄生されましたにゃん」


純にゃん「ねずみかにゃん?」



直にゃん「はいですにゃん」



菫にゃん「あの、純にゃん先輩」



純にゃん「何だにゃん?」



菫にゃん「私達の事、嫌じゃないんですか?にゃん」



純にゃん「何を嫌がる事があるのにゃん?」



直にゃん「野良猫だからですにゃん」



純にゃん「私は元野良猫にゃん」



菫にゃん「えっ…」



純にゃん「澪にゃん先輩、梓にゃんは野良猫にゃん」



直にゃん「それなのに仲良くなれたんですかにゃん?」



純にゃん「唯にゃん先輩、律にゃん先輩、ムギにゃん先輩も野良猫だからと言って馬鹿にしたりしないにゃん」



純にゃん「勿論、憂にゃんもにゃん」



菫にゃん「でも、何か怖いですにゃん…」



純にゃん「おーい、ちょっと来て欲しいにゃん」



澪にゃん「どうしたにゃん?」



梓にゃん「何かあったのかにゃん?」



唯にゃん「純にゃん、どうしたのかにゃん?」



律にゃん「律にゃん参上にゃん」



紬にゃん「来たにゃん」



憂にゃん「純にゃん、来たにゃん」



純にゃん「スミーレにゃんと直にゃんは野良猫なのを気にしてるにゃん」



唯にゃん「そんなの関係なく仲良くなりたいにゃん」



律にゃん「そうだにゃん」



紬にゃん「野良猫だからといって虐めるような猫はここには居ないにゃん」



憂にゃん「遠慮なんか要らないにゃん」



菫にゃん「でも、私は毛並みが悪いにゃん…」



直にゃん「私もですにゃん…」



澪にゃん「…」てくてく



菫にゃん「?」



澪にゃん「こうやってグルーミングしたら直ぐ綺麗になるにゃん」ペロペロ



梓にゃん「そうだにゃん、綺麗にしてあげるにゃん」ペロペロ



律にゃん「よーし、皆でグルーミングしようにゃん」ペロペロ



直にゃん「にゃっ!」



紬にゃん「綺麗になーれにゃん」ペロペロ



唯にゃん「私もやるにゃん」ペロペロ



憂にゃん「皆でやれば直ぐにゃん」ペロペロ


姫子「あらあら、皆で2匹をグルーミングしておげてるのね」



姫子「良かった、相性は良さそうだね」



純にゃん「まだ、怖いかにゃん?」ペロペロ



菫にゃん「ありがとうございますにゃん///」



直にゃん「嬉しいですにゃん…」



姫子「あっ!そろそろご飯の時間だ」



姫子「いちご、悪いんだけど御飯あげて欲しいんだ」



いちご「わかった」



姫子「じゃあ、少し出かけて来るね」



いちご「ご飯だよ」



澪純梓唯律紬憂「にゃーご飯だにゃん」



いちご「たくさん食べなさい」



澪にゃん「美味しいにゃん」がつがつ



純にゃん「幸せにゃん」がつがつ



梓にゃん「嬉しいにゃん」がつがつ



唯にゃん「憂、私達も食べようにゃん」



憂にゃん「うん、食べようにゃん」



菫にゃん「先輩達が食べ終わるまで待つにゃん」



直にゃん「うん、そうするにゃん」



梓にゃん「直にゃんも菫にゃんも食べるにゃん」



菫にゃん「先輩達の後で良いですにゃん」



直にゃん「私もですにゃん」



梓にゃん「今は食べたくないのかにゃん?」



菫にゃん「そんな事ありませんにゃん」



紬にゃん「じゃあ、皆で食べようにゃん」



直にゃん「良いんですか?にゃん」



澪にゃん「遠慮なんか要らないにゃん、みんな仲間にゃん」



菫にゃん「じ、じゃあ頂きますにゃん」がつがつ



憂にゃん「美味しいかにゃん?」



直にゃん「とっても美味しいですにゃん」がつがつ



いちご「菫、直」



菫にゃん「はいにゃん」



直にゃん「何ですか?にゃん」



いちご「貴女達が思っているような怖い所じゃないから安心しなさい」



菫にゃん「人間は怖いにゃん…」



直にゃん「そうだにゃん…」



いちご「大丈夫、私も姫子も貴女達を必ず守ってあげるから」



菫にゃん「えっ…言葉が通じてるのかにゃん?」



直にゃん「まさかにゃん…」



唯にゃん「この人は猫神様にゃん」



菫にゃん「えっ?猫神様ってあの…」



直にゃん「初めて見たにゃん…」



いちご「今は人間だけど、いざとなれば神の力を使えるから」



いちご「猫神の名にかけて貴女達を守る」


いちご「だから安心しなさい」


菫直「はいにゃん!」



唯にゃん「ふわぁ~食べたら眠いにゃん」



憂にゃん「まだ、お昼だから眠いにゃん」



律にゃん「皆で寝ようにゃん」



紬にゃん「そうしましょうにゃん」



菫にゃん「安心したら眠くなりましたにゃん」



直にゃん「寝よう、菫にゃん」



澪にゃん「5月だけど、まだ寒いにゃん」



梓にゃん「そうですねにゃん」



純にゃん「そういう時はこうするのにゃん」ぎゅっ



菫にゃん「わっ!純にゃん先輩///」



直にゃん「暖かいにゃん」



澪にゃん「仲良しな猫はこうやって暖をとるにゃん」



唯にゃん「暖かいにゃ~ん」




姫子「ただいまって…」



いちご「今、寝た所よ」



姫子「これだけの数の猫団子は爽快だね」



姫子「皆、長生きしてね」


澪純梓紬唯憂律菫直「ZZZ」ぎゅっ


おしまい



最終更新:2014年05月11日 08:59