「うー……」


私の部屋のベッドに横たわったりっちゃんが、枕を抱えて唸り声を上げてる。
私のお気に入りの枕で顔を隠してるけど、枕の裏の顔が真っ赤なのは私にも分かる。
顔くらい見えなくたって分かるわ。
だってりっちゃんの全身、身体中が湯気を出しそうなくらい熱くなっちゃってるんだもの。
小さめの手のひらも、意外な撫で肩も、柔らかそうなお腹も、控え目なおっぱいも、湿り始めている女の子の部分も。
そう、今のりっちゃんは産まれたままの姿なのよね、トレードマークのカチューシャを着けてる以外は。
りっちゃんにそうさせたのは勿論私だったりするんだけど。


「は、早く始めてよ、さわちゃん……」


声を震えさせて、身体を震えさせて、りっちゃんが囁くみたいに続ける。
普段はあんなに気の強いりっちゃんの消え入りそうな声。
何だかとても背徳的な事をしちゃってる気分になってくる。
なんてもう十分背徳的よね、教え子の女の子を自室のベッドで丸裸にしちゃってるんだもの。
こんなの誰かに知られちゃったら懲戒免職よね、間違いなく。
この御時勢、この年齢で懲戒免職なんて洒落にならない。
だけど今更やめられないし、やめるつもりなんて全然無いわ。
だって今から始めるこれこそが、今の私の最優先事項なんだもの。


「ええ、始めるわよ、りっちゃん」


「う、うん……」


手を伸ばして、りっちゃんの二の腕に触る。
温かくて、滑らかで、柔らかくて、やっぱり小刻みに震えていた。
やっぱり緊張してるんでしょうね、りっちゃんでも。
仕方ないわ、私だって初めての日は緊張で泣き出しちゃいそうだったもの。
今度は私の方がちゃんとリードしてあげなくちゃ、年上の恋人として、ね。
小さく息を吸い込んで、私は出来る限りの優しい声を出した。


「ねえ、りっちゃん」


「な、何だよ、さわちゃん……」


「枕、どかしてくれる?」


「や、やだ……!」


「どうして?」


「だ、だって私、今絶対変な顔してるし……!
そんな変な顔、さわちゃんに見せちゃったら私……!」


「りっちゃんの変な顔なんて、私見慣れてるわよ?
軽音部でもよくやってるじゃない、変顔」


「それとこれとは話が違うんだってば……!」


りっちゃんが一層強く枕を自分の顔に押し付ける。
そんなに強く押し付けちゃ窒息しちゃうんじゃないのかしら……。
それくらい私の反応が怖いって事なんでしょうけど。
でもこれじゃ埒が明かないわね。
これからどうしたものかしら……?

……そうだわ。
私は不意に思い付いて、自分が身に纏っていたブラウスを脱ぎ始める。
りっちゃんに聞こえるように、わざと衣擦れの音を強く響かせて。
本当はりっちゃんに脱がせてほしかったんだけど、今日はしょうがないわよね。
積極的なりっちゃんを見せてもらうのは、また今度にしましょう。


「さ、さわちゃん……?」


りっちゃんの声と唾を飲む音が聞こえる。
衣擦れの音を大きく響かせたおかげで、私が服を脱いでいる事に気付いたみたいね。
それだけで私の目論見は成功した様なものだけど、念の為だし駄目押ししちゃおうかな。


「私だけ服を着てるのも失礼だものね。
愛しのりっちゃんに見てもらえないのは残念なんだけど、無理強いは出来ないわよね」


言いながらスカートを脱いで、ブラジャーを外して床に落とす。
それから勝負下着のセクシーなショーツに手を掛けたところで、私は自分の策略が成功した事に気付いた。
りっちゃんの方を見なくても分かるわ。
だって唾を飲む音が私に聞こえるくらい響いていたんだもの。
枕の隙間から私の方を見ているのよね、りっちゃん……。
そう思った時には私はりっちゃんに飛び掛かっていた。


「りっちゃん!」


「うわあっ!」


不意を衝かれたりっちゃんはすぐに反応出来なかった。
私が枕を取り上げると、隠されていたりっちゃんの顔をやっと見られた。
顔中真っ赤にして瞳を潤ませている、とても艶っぽいりっちゃんの表情。
その表情を見ただけで、私も全身が痺れるくらい熱い感情が奔るのを感じていた。


「可愛いわよ、りっちゃんの顔。
全然変なんかじゃない、すっごく可愛いわ、りっちゃん」


「か……、可愛くなんかないしっ!
私、絶対変な顔してるし、絶対絶対おかしーし……」


そんな事無い。
確かに普段のりっちゃんの表情とは全然違ってる。
気が強くて明るく元気な部長のりっちゃんとは全然違う。
頬を染めて、瞳を潤ませて、不安そうにしているりっちゃんの表情なんて、そう簡単に見られるものじゃない。
だけど同じりっちゃんだった。
私が大好きな、私の選んだりっちゃんの、もう一つの姿だった。


「おかしくなんかないわ、可愛いわよ、りっちゃん」


もう一度、重ねて伝える。
更に恥ずかしくなったのか、りっちゃんが私から一瞬視線を逸らそうとしたけど、その視線は逸れなかった。
逸らすより優先する事があったんでしょうね。
うん、分かってるわ、りっちゃん。
私の事を見てくれているのよね。


「うふふ、私の方こそどう?
色っぽいかしら?」


「そ……、そりゃさわちゃんは大人だし、おっぱいも私よりずっと大きいし……」


りっちゃんの視線を私の乳房に感じる。
うなじに乳首やお尻、まだ脱いでない勝負下着のショーツにも感じる。
私の女としての部分に注目してくれてる。
りっちゃんに飛び掛かりたくなる衝動をどうにか抑えて、りっちゃんに笑い掛ける。
駄目よ、さわ子。
今日は私とりっちゃんの大切な初めての日なんだもの。
今日だけは大人の女としてリードしてあげなくちゃ。


「ねえ、りっちゃん、一つ訊きたい事があるんだけど、いいかしら?」


「な、何だよ急に……、別にいいけど……」


「軽音部の合宿の時の事、憶えてる?」


「そりゃ憶えてるけど……」


「皆で一緒にお風呂に入ったわよね。
あの時、りっちゃん、誰よりも私の方を見てくれてたわよね?
私のおっぱいやお尻、アソコなんかもずっと見ててくれてたわよね?」


りっちゃんの顔が今まで以上に赤く染まる。
それだけで答えは決まった様なものだったけれど、私はりっちゃんの口から返答を聞きたかった。


「教えて、りっちゃん」


「ど……、どうでもいいじゃんか……」


視線を逸らそうとするりっちゃんの顔を両手で固定して、真正面から見つめ合う。
りっちゃんがまた唾を飲み込んだ音が聞こえた。
その喉が動いたのを見届けた瞬間、私はりっちゃんの唇に自分の唇を重ねた。
今まで十五回重ねてきた重ねるだけのキスじゃない。
これから始めるセックスの前戯の為の大人のキスで。


「んっ……」


「あっ……、んぁっ……、さわちゃ……」


驚いて震えているりっちゃんの口の中をこじ開けて舌を触れ合わせる。
舌の表、舌の付け根、頬の裏側、色んな場所を丹念に舐めては愛しさを伝えていく。
好きよ、りっちゃん。
可愛いわ、りっちゃん。
貴方の恋人になれて幸せよ、りっちゃん。
いくつもの想いを込める。
私の想いが少しでも伝わったのかしら?
りっちゃんはいつの間にか、遠慮がちだけど私と舌を絡めてくれるようになった。
二人で口の中と舌を愛撫していく。
五分くらい経って唾を交換して唇を離すと、りっちゃんは蕩けた視線を私に向けてくれた。


「ずるいよさわちゃん……。
こんなキスされちゃったら、素直になるしかないじゃんか……」


「いいじゃない、たまには素直なりっちゃんも」


「もう……、さわちゃんってば悪い先生だ……。
うん……、見てたよ、さわちゃん……。
さわちゃんとお風呂に入った時、気付かれないようにずっと見てた。
さわちゃんの裸を見て、すっごくドキドキしたよ。
ドキドキしてどうにかなりそうだった、お腹の奥がずっと熱かったんだ……」


「うふふ、その後でエッチな事してくれた?」


それは場を和ます冗談のつもりだった。
りっちゃんが動揺するのを見てから、大人の余裕を見せてあげるつもりだった。
けれどりっちゃんが言ったのは、私の予想とは全然違った言葉だった。


「うん、したよ、さわちゃん。
合宿の時はどうにか我慢したけどさ……、家に帰ってからすっごくオナニーしたんだ。
さわちゃんのおっぱいやアソコを思い出して、一晩中オナニーしてた。
ううん、合宿の時だけじゃないよ。
さわちゃんにプロレス技を掛けられたりした時、さわちゃんのおっぱいの感触を一生懸命憶えてた。
パンツがぐしょぐしょになってるのを必死に誤魔化して、家に帰ったらさわちゃんの事だけ考えてた。
さわちゃんとエッチな事したいって思ってたんだ……」


うっ、か、可愛い……。
初めてのディープキスがこんなにりっちゃんを素直にさせちゃうなんて……。
どうしよう、私の方こそ我慢出来なくなってきちゃったわ……。


「さわちゃん……は?」


「えっ?」


「さわちゃんは私の裸を見て何も思わなかった?
オナニーとか……しなかった?」


「えっ……と……」


まさかりっちやんの方からも訊かれるとは思ってなかった。
だけど私も素直に答えないといけないわよね。
りっちゃんが素直になってくれたんだもの。
私も素直な自分を見せなくちゃ、りっちゃんの恋人の資格が無いってものよね。


「そうね、オナニーはしなかったわ。
一緒にお風呂に入った時も、前髪を下ろした姿が新鮮だなってくらいにしか思わなかったもの。
あの時のりっちゃんは私にとって普通の教え子だったんだもの」


「そっか……、そうだよな……」


寂しそうにりっちゃんが呟く。
自分の魅力の無さに傷付いてるのかもしれない。
だから私はりっちやんの唇にもう一度軽くとだけ自分の唇を重ねた。
りっちゃんが傷付く必要は無いんだって伝えるために。


「あくまであの時の話よ、りっちゃん。
りっちゃんの事を意識し始めたのは、この前の学祭の後、りっちゃんが告白してくれてからなのよね。
間抜けな話よね、りっちゃんに告白されるまで、全然意識もしてなかったなんて。
こんなに可愛い子が傍に居たなんて気付いてなかったなんて……。
あの時は嬉しかったし、幸せだったわ。
まさかりっちゃんが私に『さわちゃんの事が好きだよ』って言ってくれるなんてね……」


「お、思い出させないでくれよ、さわちゃん……」


「ううん、思い出させて。
あんなに幸せになれた事なんて今まで無かったんだもの」


「それは……よかったけど……」


「まさかりっちゃんが泣き出しちゃうなんて思ってなかったしね」


「し、仕方ないじゃん……。
さわちゃんてばいつも元彼の話ばっかりしてたし、私に告白されても迷惑かもしれないって怖かったんだ……。
どうにか気持ちだけは伝えようと思ってたけど、これでさわちゃんとの関係が壊れたら嫌だって不安だったんだよ……」


「不思議な話だけどね、りっちゃんに告白されてやっと気付けたの。
確かに私は今まで男の人と付き合ってきたわ。
振られてばっかりだったけど、今だって男の人が嫌いになってるわけじゃないの。
でもね、今は男の人より女の子、ううん、他の誰よりりっちゃんの事が好きなの。
気付いたのよ、私はりっちゃんと一緒に居る時が一番笑えてるし、幸せなんだって。
ありがとう、りっちゃん、私、今本当に幸せなの。
りっちゃんとこうして笑ったりキスしたり抱きしめ合えたりする事が」


「私の方こそありがとう、さわちゃん……」


りっちゃんの目尻に涙が輝く。
改めて想いを通じ合わせられた幸せを感じる。
心の奥底から幸せを感じる。
だけど私って結構欲張りなタイプなのよね。
もっともっと全身で幸せを感じたいし、りっちゃんのさっきの質問にも答えなくちゃいけない。


「ねえ、りっちゃん、さっきの質問の答えだけど」


「えっと、何だったっけ?」


「何を忘れてるの、オナニーの話よ。
りっちゃんに告白されるまで、私、りっちゃんでオナニーはしなかったわ。
それまで意識してなかったんだもの、当たり前よね。
だけどりっちゃんに告白されてからは変わったのよ。
教え子なんだから我慢しなくちゃって思いながら、何度もりっちゃんでオナニーしちゃってたわ。
今からしようと思ってる事を想像して、自分で自分を慰めちゃってたの。
こんな風にアソコが濡れちゃってしょうがなかったわ」


りっちゃんの手を取って、私のショーツの中に誘導する。
りっちゃんは驚いた表情をしてたけど、すぐに幸せそうに微笑んでくれた。


「本当だ……、さわちゃんのアソコすっごく濡れてるよ……」


「んっ……、うふふ、そうでしょ……?
でもね、普段はこんなに濡れないの。
あっ……、りっちゃんに触られてると思うと、興奮が全然止まらないのよ……、あっん……!」


「私だって……、ほら……」


今度はりっちゃんが私の手のひらを自分のアソコに誘導してくれる。
桃色のアソコは可愛らしく濡れていて、私の指先を熱く湿らせた。


「りっちゃんもぐしょぐしょね、うふふ、嬉しいわ」


「さわちゃんだって……、あっ、さわちゃんの指……、さわちゃんの指が私のアソコを触って……!
ああっ、さわちゃん、さわちゃんっ……!」


「んっ……、気持ち良くしてあげるわね、りっちゃん……!」


「あっ、ああっ……!
嬉しいよっ、さわちゃんとこんな事出来るなんて嬉しいよっ、ひゃんっ!」


「こんな事……じゃないでしょ?
セックスよ、りっちゃん。
私達、セックスしてるのよ、りっちゃん……! あぁんっ!」


「セックス……!
セックスセックス……!
私、さわちゃんとセックスしてるっ!
さわちゃんとセックス出来て嬉しいよおおおおっ!
ああああんっ!」


激しくなる私とりっちゃんの指の動き。
余裕を持ってリードしてあげるつもりだったけど、私も想像以上に興奮しちゃってたみたい。
あっと言う間に昂ぶっちゃって、りっちゃんとセックス出来てる幸福にもう我慢出来なくなって……。
あぁん、融けちゃうぅ……。


「ああっ、もう駄目だよ、さわちゃあんっ!」


「私もイク……っ!
イッちゃうわ、りっちゃんっ!
一緒にイッちゃいましょうっ……!」


「うん……っ、うんっ、さわちゃんとイクうっ!」


「んあああっ!」


「ひゃあんっ!」


一際甲高い私とりっちゃんの嬌声。
二人して痙攣してベッドに横たわってしまう。
すっごく……、気持ち良かった……。
男の人としてた時より、オナニーで昂ぶってた時より、何倍も気持ち良かった……。


「はーっ……、はーっ……」


りっちゃんが肩で息をしている。
初めてのセックスだったんだもの、もうちょっと休ませてあげましょう。
なんて思ったのは数秒間だけだった。
私はすぐに衝動が我慢出来なくなってしまっていた。
その色っぽい吐息と連動するりっちゃんのアソコを目にしてしまったから。
可愛いりっちゃんの可愛いアソコは、私から理性を失わせるには十分過ぎた。


「りっちゃん……っ!」


恥も外聞も無かったし、年上の恋人としての矜持も無くなっていたわ。
ただ目の前の恋人を愛したくてしょうがない。
私はりっちゃんの股間に顔を埋めると唇をアソコに触れさせて舌を伸ばした。


「ちょっ……、さわちゃっ……?」


「ごめんなさい、りっちゃん……!
私、我慢出来ない……っ!
もっともっとりっちゃんとセックスしたい……っ!」


「んっ、はあっ、さわちゃんっ……、さわちゃん……っ!
嬉しいけど、嬉しいけど、んんっ、私、イッたばっかりだってば……、あああんっ!」


「りっちゃんりっちゃん……!」


「ちょっと待っ……」


「美味しい、美味しいわ、りっちゃんのアソコ……!」


「ちょっと待ってって!」


りっちゃんの叫び。
それでようやく私は正気に戻る事が出来た。
何をしてしまっていたのかしら、私……。
何が年上の恋人よ、初めてのりっちゃん相手にこんなに興奮しちゃって……。
ああ、何をやっているの、情けないわよ、さわ子……。


「ご、ごめんなさい、りっちゃん……。
私ったらりっちやんの気持ちも聞かずに暴走しちゃって……」


泣き出したくなってくる。
りっちゃんが居なければ大声で泣き出しちゃってたかもしれない。
思い出してみれば私はいつだってそうだ。
いつだって私はやり過ぎちゃう。
初恋の時だって、やり過ぎちゃってあの人に振られてしまった。
このままじゃりっちゃんにも……?
嫌よ……、やっと本気で好きになれる相手を見つけられたのに……!

私の考えていた事が分かったのだろうか。
りっちゃんは何を言うより先に私を正面から抱きしめてくれた。
胸と胸が重なって、りっちゃんの温かさと鼓動を感じる。
気が付くと、いつの間にか私はりっちゃんの胸の中に抱き止められていた。


「りっちゃん……?」


「私の事を好きになってくれるのは嬉しいんだけどさ、さわちゃん」


「うん……」


「私にもさせてくれると嬉しいな」


「えっ……?」


「さわちゃんが暴走しがちなのは分かってるよ。
それで色々困らされた事もあったしさ。
でもさ、さわちゃん、私はそんなさわちゃんも好きなんだ。
だって暴走するのは私の事が大好きだからだろ?
私達の事に一生懸命になっちゃうからだろ?
それが分かってるから、私はさわちゃんの事が好きになったんだと思うんだ」


どうしよう……。
本当に泣きたくなってきたわ、今度は嬉しさの涙で。
年上の恋人だなんて、気取る必要なんて無かった……。
そうよね、りっちゃんは私の単なる年下の恋人じゃないわ。
皆や私を優しく見ててくれてる子なのよね。
初めてのセックスで緊張しながらも、私の事を見守れってくれるくらい気配りも出来る子なのよね。
だから私もりっちゃんとなら幸せになれると思えたのよね……。


「りっちゃん……!」


想いが溢れ出しそうになってりっちゃんにキスをする。
でも今度は暴走しての行為じゃない。
りっちゃんと一緒に居られて幸せだって事を伝えるためのキスだった。
それを分かってくれていたのか、りっちゃんも私の長い髪を掻き抱きながら長く舌を絡めてくれた。
ありがとう、りっちゃん。
私、年上の恋人じゃなくて、りっちゃんと対等な恋人になりたい。
もっとりっちゃんを幸せにしてあげたい。
二人でもっともっと幸せになりたい。
唇が離れて唾の橋が二人に架かった時、私はもう涙を止めなかった。


「一緒に……よね、りっちゃん」


「うん、一緒に幸せに……、一緒に気持ち良くなろうよ、さわちゃん。
私は初めてだから全然駄目かもしれないけど、それでもさわちゃんと最高の初体験にしたいよ。
これからさわちゃんと何百回だってするセックスの最初の一回目にしたい」


「うん……っ、うんっ……!
りっちゃん……! りっちゃん……!」


もう言葉は要らなかった。
女同士のセックスなんて私も初めてなのに、気付けばショーツを脱いでりっちゃんとアソコとアソコを重ねてしまっていた。
お互いのクリトリスの位置も目で確認しなくても分かった。
気持ちと気持ち、想いと想い、愛と愛でお互いを高める方法が分かった。
私は、そう、りっちゃんとこうなるために生きてたみたいに。
濡れてるアソコを更に濡れさせて下半身を動かし始める。
繋がる、全身で、快感と幸福を感じる。


「りっちゃん……、気持ち良いっ?
クリトリス、大丈夫?
ああんっ、気持ち良いっ?」


「うん……っ、ああんっ、気持ち良いよ、さわちゃんっ!
擦れるっ、さわちゃんのクリと私のクリが擦れて、すっごく気持ち良いっ!
ああんっ! さわちゃんはっ? さわちゃんは気持ち良いっ?
幸せで居てくれてるっ?」


「当たり前よ!
りっちゃんとこんなに気持ち良いセックス出来るなんて、幸せじゃないわけないじゃないっ!
んああああああっ!
りっちゃん、りっちゃんっ、ありがとう、大好きっ!
愛してるわ、りっちゃあああんっ!」


「私も……、私もだよ、さわちゃん!
私も幸せっ、さわちゃんとセックス出来てすっごく幸せだよっ!
これからもずっと幸せで、ずっとずっとセックスしてよっ?
あああんっ!」


「うん、うん、りっちゃんのアソコが渇く暇も無いくらい愛しちゃうっ!
ずっとずっと一緒にイッちゃうわっ!」


「嬉しいよ、さわちゃん!
大好きっ! 大好きだよ、さわちゃん! ああんっ!
イクっ! さわちゃんとイッちゃうううう!」


「私もりっちゃんとイクぅぅぅぅぅっ!」


「さわちゃああああんっ!」


「りっちゃああああんっ!」


絶叫。
意識が遠くなる。
だけど気持ち良くて、幸せで、りっちゃんの感触に溺れてて……。
アソコとアソコが激しく動いていて、その状態のままでもう一度キスをして舌を絡めて……。
それから私と、多分りっちゃんも初めて潮を吹いて、痙攣してしまった。
最高に気持ち良くなってしまっていた。
初めてなのに最高のセックスだった。
これから始まる二人の本当の恋人関係を暗示してるみたいで嬉しい。

だけど全然足りない。
この後も私達は何度でも肌を重ねる。
キスを交わして、唇を重ねて、舌を絡めて、アソコを舐め合って、おっぱいを舐め合って、アソコを擦り合わせる。
何度も昂ぶって、何十回だってイッて、その何百倍も想いを伝え合う。
大好き、愛してるよ、って。
そうして二人で想いを成長させていくの。
暴走しながら、りっちゃんに咎められながらも、笑顔で。
それが私達の進みたい未来。
それがきっと私達の愛の形。

こんな私を好きだと言ってくれてありがとう、りっちゃん。
愛してるわ。
これからもずっと——、よろしくね。


o(^・x・^)o オシマイ