【企画者感想】
律「ふぅ……話した話した!」
梓「投下期間が10日間、それに感想投下期間もふくめれば、半月くらい話していましたものね」
紬「その代わり、思った以上に参加者がいてくれて嬉しかったわ!」きらきら
澪「まさかあれだけあったお酒やお菓子がなくなるとは思わなかったよ」
紬「みんなで買いだしに行ったりして、私すごく楽しかった!」
澪「……その追加分も結構残り少ないからおそろしいな」
唯「みんな終始グイグイいってたもんね。
初めの頃、というかところどころ、酔っ払って寝ちゃってたもん」
梓「なんだか、途中の記憶が曖昧だったりするんですよね……
ものすごく恥ずかしい話をしていた気もするんですが……」
澪「……それはもう、思い出さなくてもいいんじゃないか?」
律「ふっふっふ!そうはイカのなんとやら!
ムギ!例のものを!」
紬「はーい!」がさごそ
唯「なあにこれ?」
律「ICレコーダー」ぱっぱらぱっぱっ、ぱっぱっ、ぱー
澪「なっ?!」
梓「ちょ、ちょっと待ってください?!
アレを録音していたんですか?」
紬「だって、これも大事なみんなとの思い出だもの!」きらきら
律「まあ、後夜祭ってことで、これをつまみにもうちょっと話せたらって思ってさ」にやり
唯「おおっ! ナイスアイディアだよ、りっちゃん!」
澪「お、おい、律。
やめた方がいいって……」
律「はいはーい、きこえませーん。
すいっちおーん!」
……がさごそがさごそ
律「さて、夜も更けてきました!」
唯「きました!」
紬「きましたー!」
唯「おー!始まった!」
澪「わ、わたしはやめた方がいいって、いったからな!」
梓「後で恥ずかしくなっても、後の祭りですからね……」
律「さあさあ、飲みましょう、語りましょう!
こんなの素面でやれることじゃない!
ほれほれ、ムギさん。お客様にお酒をおつぎしてー」
梓「……澪先輩、私覚悟決めました」
澪「梓……なら私も……」
唯「そうそう! 正直、今までもっと恥ずかしい話してたんだしさ。
あ、ムギちゃん、私昨日くらいに飲んでたゆずのお酒もう一回飲みたい!」
紬「はいよろこんでー!」
律「うむうむ、いい傾向だ」
梓(ダメ人間一直線な気もするけれど……まあ、こういうことやれるのって今のうちだけだし……
これも、青春の1ページ……なのかなぁ)
唯「ではでは、お酒もみんなに行き渡ったところで、企画後語りのはじまりはじまりー!」
唯「初めはギャグからだね!」
律「その発想はなかった」
梓「確かに、思いもよらない展開でしたね」
澪「ああ、他の人たちも言っているけれど、最初にこの作品がきてくれたことで、
企画の幅が広がってすごくよかったよな」
唯「中の人は、エロを使った色んなものを見たいって言ってたから、すごく喜んでたよ!」
梓「企画開始してすぐの投下でしたから、なおさらそう感じたみたいですね」
澪「さて、それはともかくそろそろ内容に行こうか」
紬「エロ部……実に魅力的な響きね!!」
唯「私たちと同じ名前の、違った容姿の人たち、
どんな人たちだったんだろうね」
梓「ゲスレズな唯先輩もですが、ギャグとして魅力的な要素がいっぱいでしたね」
唯「ゲ、ゲスレズって……あずにゃん、しどい……」
律「>揉み心地の良さそうなおっぱい
>抱き心地の良さそうな肢体
>感度の良さそうな肉体
てのの、それぞれが誰なのかと考えると楽しいかもな」
唯「澪ちゃんとムギちゃんのおっぱいは揉み心地がよさそうだよね」
律「でも、抱き心地の良さそうなのは、ムギの方かな」
紬「りっちゃんも抱き心地は良さそう!」
梓「え?律先輩ですよ?」
律「おい、どういう意味だそれ」
澪「いや、分かるよ。
律ってさ地味に小さいだろ。
150……4だっけ?
梓の次に小さいんだよな。
胸もだけど」
律「おい、地味って。
胸もって」
澪「だからさ、後ろからとか抱き締めると、すっぽり包める感じなんだよ
ほら、こんな感じ」
律「なっ?!
澪、お前もう酔っぱらってるだろ?!」
梓「はい!はい!律先輩より小さい私(150cm)の方が抱き心地は良いと思います!!」
唯「あずにゃんはこのお話に出てこないよ。
それに、あずにゃんの抱き心地が良いのは、私が一番知っているから」ぎゅう
梓「ふにゃあ」
唯(そういえば、りっちゃんの身長って憂と同じなんだよなぁ。
抱きしめた感じも似てるのかな……?)
紬「はい!はいはいはーい!
次!次は私にやらせて!!」きらきら
澪(ヤらせて、ってエッチな言葉だなぁ)ぎゅー
律「」
(ただいまはぐはぐしています)
(その間、けいおん部の身長をご確認ください)
唯 156cm
澪 160cm
律 154cm
紬 157cm
梓 150cm
和 158cm
憂 154cm
さわ子 165cm
純 155cm(非公式)
(すうふんご!)
唯「それで、次は感度の良さそうな肉体かな」
梓「『肉体』って言葉の響きだけでエッチっぽいですね」
澪(なんか梓が『エッチ』って言葉を口にするだけでなんかエロいな……)
唯「これはりっちゃんかな?」
律「また私か?!」
紬「はい!」
唯「はい、ムギちゃん!」
紬「はい! あずさちゃんも感度が良さそうだと思います!」
梓「なっ?!」
澪「いや、さっきも言われてたけど、梓はこの作品には出てこないから」
紬「じゃあ、やっぱりりっちゃん?」
律「ちょっと待て、あのさ……それってあれか?
私の胸が小さいからか?」
唯「あー、そういうイメージあるよね」
律「私の胸、唯とそんなに変わらないはずだぞ?!」
梓「じゃあ唯先輩も感度が良いってことですね!」キラキラ
唯「えー。 私の方がおっきいよぉ」
律「なにおー!?」
澪「それはおくとして、こういうときに胸のサイズと感度が結びつけられるのは不満だな」
梓「あー、『胸が大きい人って感度が低い』みたいなイメージありますよね」
唯(澪ちゃん、気づいていないかもだけど、自分は感度が良いって自分で言ってるのも同然なんだけど大丈夫なのかなぁ……)
紬「あ、さわちゃんが言うには、女の子が胸で感じるのは乳腺を刺激されるからで、
胸が小さめの子はそれが見つけやすいから、なんだって
そして……胸が大きい子でも、その、上手い人だと乳腺を見つけて刺激できるから、大きさに関係なく気持ちよくなれるの」
律「へーそうなのか」
梓(実感がこもっているように感じられるのは気のせいなのかな……)
唯「ところで、このお話の中でけいおん部の私たちはどうなってるんだろうね」
梓「唯先輩があんな性のケダモノですから、他の先輩方もきっと違ったキャラクターなんでしょうね」
澪「それを想像するのも楽しいかもな」
唯「さて、2番目のお話だけど……
エロいね!」
紬「エロい!」
梓「エロいです!」
澪「『エロいが誉め言葉』の本企画において、2番手にしていきなり直球が来たな……」
唯「あれあれ? 黙ってるけど、りっちゃんどうしたの?」にやにや
梓「律先輩どうしたんですか?」にやにや
律「……う、うるさい!」
澪「まあ、こんな風に律の可愛さが全開の一品だった」
紬「恥ずかしがって真っ赤になるりっちゃん、可愛いよね」
梓「ネコ役の律先輩とリードする年上のさわ子先生、
それぞれの立場で魅力的に描かれていたように思います」
紬「さわちゃんってやさしいし、上手いし、すてきでしょ?
ね、りっちゃん?」
律「あーもう! みんなあとでおぼえてろよ!」
澪「さわちゃんと言えば、他の方の感想でも触れられていたけれど、
ちゃんと男の人のことについても語られていたのは良かったな」
梓「さわ子先生と言えば、片思いの男性とのエピソードが印象的ですし、
男性との話は避けられませんからね」
紬「人を好きになるって不思議だよね……
もちろん、男とか女とか、家とか、子どもとか、将来とか、そういうのってあるけれど、
人を好きになるときって、そういうこと考えたりしないでしょ?
好きになった瞬間だって……ひょっとすると、好きになる理由だって
分からないかもしれないんだから」
澪「『恋に落ちる』っていうけれど、『落ちる』って自覚的にそうなるものじゃなくて、
『落ちた』とか、『落ちてた』っていう風に、気づいたとき、自覚した時にはそうなっているもののような気がするものな……」
梓「人って、程度に差はあれど、本質的にはバイセクシャルだって言いますしね」
律「それが本当かは分からないし、どちらか片方の性しか、という人がいるかもだけど、
だとしても、好きになる人は『女だから』とか『男だから』というものから離れて、
『この人だから』っていう風になるんじゃないか?」
唯「そうだね……そんな気がする」
紬「ちょっとしんみりしちゃったけど、このお話のさわちゃんみたいに、
情熱的というか、りっちゃんのことが好きで好きで、ちょっと暴走というか余裕をなくしちゃうのもいいよね!
もちろん、いつもみたいに、大人なさわちゃんもすてきだけど……」
梓「さわ子先生も、えっと唯先輩が卒業する時に25、6でしたっけ。
ですから、私たちにとっては十分大人ですけれど、大人の人たちからすると、まだ若いんですよね」
紬「このお話の中で、りっちゃんが『わたしにもさせて』っていうの、すごく共感しちゃった。
さわちゃんが大人で、私が子どもだってのは分かっているけれど、やっぱりどこか対等でありたい、
って思っちゃうもの」
律「そういうところって、リアルだったなぁ」
澪「ただ、その辺りがリアルだからかもしれないけれど、
逆にエッチのシーンとかで……その、なんだ、セックスとかアソコとか、クリ……とかを
連呼しているのは、ちょっと読んでて恥ずかしかったな」
唯「してるときって、二人っきりだし、もっと恥ずかしいコトしているから、
盛り上がってるとつい恥ずかしいことも言えちゃうんだけどね」
梓「……というか、二人っきりで近くにいるから、具体的なことを口にしなくても分かるので、
あんまり固有名詞もですけど、どんな状態とかなんてのも言わないんですよね。
読み手に分かるようにしなきゃだし、文章にしなきゃいけないから仕方ないですけど」
律「あー、一人で云々ってのも、……えーっと、……ナ二—って名詞は使わなくてもさ、分かるしな」
紬「ここだけの話だけど、私の場合、あんまりその時って何も言わないかな。
動作や吐息、身体の温度で、何も言わなくても伝わるし、わかるの」
澪「言葉にな……言葉がいらない、って感じだものな」
梓(今、『言葉にならない』って言おうとした……なんか……エッチだなぁ……)ドキドキ
唯「そういえば、全然関係ないけど私、このお話読んでて、PUFFYの『愛のしるし』を思い出したよ!」
律「なんで?!」
梓「それって『愛のカタチ』ってタイトルからの連想じゃないですよね?」
唯「うーん、なんだか二番の歌詞が合う気がするんだ」
紬「二番の歌詞って『夢の中でもわかる めくるめく夜の不思議』とか?」
唯「そうそう、『ただの思い出と 風がささやいても 嬉し泣きの宝物 なんでもありそな国でただひとつ』とか」
澪「嬉し泣きの宝物か……そう言われると、なんだか分かるような気がするな」
律「『愛のしるし』、『愛のカタチ』……
この作品の私たちも同じように、そのしるしやカタチを大事にしてもらいたいな……」
律「おし! 3番手いってみよう!」
紬「エロい!」
澪「エロいな……」
梓「直接的な描写はありませんでしたが、唯先輩の……シーンは声だけでも実にエッチでしたね」
紬「唯ちゃんの変化の描写が細かく、上手いだけに余計にエッチだったわ!」
澪「『処理』とか、結構簡潔で乾いた言葉なんだけど、それだけに想像がかきたてられるし、
すごく……その、エッチだった」
律「『青年誌』だし、実際に直接的な描写はないからそのレーティング内なんだけど、
その中で最大限にエロさを出してたと思う」
梓「『青年誌』レベルだから、エロさもそれなり……という読み手の想像を良い意味で裏切る作品でした。
この裏切りは、企画者がこのレーティングを設ける上で、わざわざ『青年誌』というカテゴリーを設けた理由の一つだったのですごく嬉しく思ったみたいですね」
律「それにしても、全体的に作品のレベルが高かったな」
澪「バッドエンドのような、ハッピーエンド。
そして、『ミトコンドリア』に絡めた最後の部分が全体の完成度を一段引き上げている気がするな」
梓「私たちからすると、『ズレ』や『ミス』、『”完全”じゃない』といった言葉は少し寂しく感じてしまいますね。
でも、ミトコンドリアに支配されてしまった憂からすれば、あれが精一杯の反抗だったんでしょうか……」
律「あくまであれは『あの作品の中』での話だから、関係ないっちゃ関係ないけどな」
紬「そういえば、作中で唯ちゃんのご両親がいなくなってしまった理由は明言されていないけれど、
唯ちゃんのご両親もミトコンドリアの影響を受けているのかしら?」
澪「かもしれないな。
というか、私たちも少なからず影響受けているか、将来的には影響受けることになるんじゃないか?」
律「うーん……子どもが欲しくなるのは分からなくもないけれど、そのために男が欲しくなるってのは……想像できん」
澪「ケモノになっちゃう……か……」
紬「私たち女子校出身だから、あんまり男の人って普段から意識してないものね」
梓(男の人を誘う先輩たち……見てみたいような、見たくないような……)
澪「あーちょっと話がずれてきたな。
ともかく、他の方も感想で触れていたけれど、エロくもあり、ミステリでもあり、SFでもあり……
この『エロ』というテーマに収まらないくらいの佳作だったと思う」
紬「徐々に変わっていく唯ちゃんを見る憂ちゃんの視点に添うことができたというのが、すごく効果的だったと思うわ」
澪「そうだな。
その辺りは、きちんと読み手を地の文に沿わせてから、視点人物に添わせる、という過程を踏んでいるところが実に上手かったと思うよ。
……せっかくだし、その『沿う』と『添う』辺りをちょっと見てみるか?」
澪「この作品では書き出しの文が、
>最近、お姉ちゃんのお肌がみずみずしくなった。
で、憂ちゃんから見た唯の『変化』を描写しているのだけれど、単なる『説明』じゃなく、
>ううん、前からお肌ぴちぴちだったけれど。
と続くことで、『前』という読み手の頭の中で描かれる『(一次創作の)いつもの唯』を想起させて、
>でも最近、特に。
で、『変化』に、『いつもの唯』から『(この作品の)最近の唯』に向かう想像(イマジネーション)の『動き』をつけているんだ。
そして、その『変化』の理由として
>お姉ちゃん、大人の階段をのぼっているのかなぁ。
って、読み手が考えるであろう無難な理由を述べて、いったんその想像の動きを終わらせている。
その上で、
>それから、数週間ぐらい経ったかな。
>最初は「お姉ちゃんが色っぽくなった」ぐらいにしか考えてなかったけど、
>なんだかちょっと、おかしいことも増えてきた。
と、文(物語)の進行に沿わせる形で、その変化を再開し、進める。
さらに、
>なんだかちょっと、おかしいことも増えてきた。
で、『おかしいことって?』という意識の流れを創っているわけだ。
そうして、まず
>おそまつさまでした。アイスは?
>「ううん、いいや……なんか眠くて。お風呂入って寝るね」
>いいの……? はーい。
と、『アイスが好きな唯が?』と、分かりやすい異常事態(おかしいこと)を挙げて、(憂ちゃん視点の)地の文の記述に納得させ、沿わせている。
これで続く睡眠時間の増加や小学生の頃に戻ったような、よく食べ、よく眠るといった変化も『おかしいこと』として捉えられるだろ?
(高校生が『小学生の頃に戻ったような』というのは十分異常なのかもしれないけれど、もしアイスの描写がなければ、単なる比喩として終っちゃうかもな)
ここまでの、地の文(主観人物の視点)に沿わせる流れを受けて、次の一文
>私には、なんだか心配。
で決定的に読み手を憂ちゃんの視点に引きつけ、添わせているんだ。
まあ憂ちゃんの心情そのままに重なることは難しくても、少なくとも『確かに心配だな(心配かもな)』ってなるのは自然と分かるだろ?」
梓「読み手の視点を添わせるポイントを意識すると、より作品へ入り込みやすくなるので大事ですよね。
中の人はよく、推敲の時にこの主観人物に引きつける部分、添わせる部分を確認しています。
沿わせるのは一人称だと自然に出来ていることも少なくないですが、添わせるのは意識的にやった方が効果が高いだろう、とのことです」
澪「この視点を添わせておくことで、ミスリードといった叙述トリックや『視点人物の語り』と『現実』との乖離といった『信頼できない語り手』のような、より高度な技法に結びつくし、基本でありながら極意の一つと言えるだろうな。
もちろん、地の文に沿わせるという前提は必要だぞ?」
梓「あえて地の文に沿わせなかったり、読み手の視点を添わせないことで、意図的に読みにくい、読み手を突き放した文章にしたりすることも出来ますしね。
逆に、沿わせたり、添わせることを意識すれば、読みやすい文章になると思います」
澪(得意げに長々話してきたけど、中の人お得意の誤読だったらどうしょう……)
梓(ま、まあ、中の人が意識してるってのは事実ですし……)
律「ところでだ! 難しいことはさておいて、この中に一言も発してない人がいますなぁ」にやり
唯「!」びくん
律「んん? どうしたんだ唯、そんな真っ赤な顔で」にやにや
唯「……さ、さっきはすみませんでした!
これ、思った以上にはずかしいよぉ……」
律「わかればいいんだ、わかれば」うんうん
紬「一人でする唯ちゃんも、憂ちゃんとしてる唯ちゃんも可愛かったわ〜」
梓(……床にぺたりとM字座りして、真っ赤な顔で上目づかいの今の唯先輩も可愛いです!)はあはあ
律「というか、梓もムギも余裕でいられるのは今のうちだからな」
梓・紬「え?」保護
※未完
最終更新:2014年07月19日 10:34