直「あ,ありがとうございます」
晶「気を付けるんだぞ」
直「はい」
晶「ん? そういえばお前の着ている制服,見たことあるな。どこの学校だ?」
直「えっと,桜が丘女子高等学校です」
晶「やっぱりそうだ。私の通っている大学の友達に桜が丘出身の人がいてな」
直「あ,そうなんですか?」
晶「ああ,桜が丘出身の友達は4人もいてな」
直「そんなにいるんですか?」
晶「うん,部活で初めて知り合ったんだけどな」
直「何の部活ですか?」
晶「軽音部だよ。桜が丘出身の4人も高校時代は軽音部だったみたいだけど」
直「あ,私軽音部です」
直「あ,聞いたことがあります。私の部活の先輩に
平沢憂先輩がいるんですけど,お姉ちゃんがいるとか言ってました」
晶「そういやあいつ妹がいるっていってたな…」
直「なんか先輩がいうには,『お姉ちゃんは私よりギターが上手い』とか言っていましたけど,本当ですか?」
晶「いや全然,本当に高校時代軽音部に所属していたのかというぐらい上手くないとういか…」
直「そうなんですか?」
晶「まあ基本はできてるけどな」
直「なるほど」
晶「同じギターとして何て言ったらいいか…」
直「あ,ギターだったんですか?」
晶「あ,言ってなかったな。ところでお前は楽器は何をやっているんだ?」
直「あ,いえ,私は楽器弾けないんで,作曲や作詞をしています」
晶「ほう,すごいな。」
直「そうですか。ありがとうございます」
晶「どうってことよ。あ,もうこんな時間か。ごめんな。勝手に話し込んじゃって」
直「いや,いいことを聞けたので感謝してます」
晶「そうか? じゃあな」
直「はい」
晶(そういえば名前聞くの忘れたな。ま,いっか)
直(あ,そういえば名前聞くの忘れたな)
数日後
ジャジャ ジャジャ ジャーン
律「疲れた〜 もう終わりにしようぜ〜」
澪「一回合わせただけだろ!」
唯「りっちゃんに賛成の人ー!!」
紬「はあい」
澪「ムギまで…」
幸「まあいんじゃないの?」
澪「いやいやいやいや」
晶「しっかし高校の時の曲がこれって笑えるよなー!」
律「うるさーい!」
菖「まあまあまあ」
晶「お気に〜入りのうさ〜ちゃん 抱いて〜♪」
澪「うわー やめろー!」
菖「まあ今日も時間だし練習終わりにしない?」
紬「そうね」
律「お疲れ〜」
唯「ねえ晶ちゃん,今日部屋にお邪魔してもいい?」
晶「悪いな,今日スーパーで買い物しなきゃいけないんだ」
唯「じゃあ私も連れてってよ〜」ギュー
晶「お,おい,離れろ!! 私一人で行きたいんだ!!」
律「唯ー,一人で行かせてあげろよ」
唯「ちえー」ブーブー
晶「ごめんな,今度アイスおごってやるから」
唯「本当!?」キラキラ
晶「ああ,本当だ」
唯「ありがとー,晶ちゃんー!」ギュー
晶「うわー だから抱きつくなー!」
菖「晶もすっかりなつかれたみたいね」
紬「うふふ,そうね」
晶「見てないで助けろー!!」
一方
ジャジャ ジャジャ ジャーン
純「ふう…」
菫「お疲れ様です」
梓「お疲れ〜」
純「よし,休憩だ!」
梓「練 習!!」
純「……ハイ」
菫「お茶淹れますよ」
純「お,スミーレ,気がきくな」
菫「直ちゃんもどうぞ」
直「…ありがと」カタカタカタ
梓「これ終わったら練習再開するからね」
憂「梓ちゃん,もう終了時刻だよ」
梓「……今日もまともに練習できなかった……」チーン
ガチャ
さわ子「みんなー,活動終了よ。それ飲んだら帰りなさい」
梓憂純菫直「はーい」
下校中
梓「明日はしっかり練習するからね!」
純「まあまあ息抜きも大事じゃん」
梓「息抜きしすぎてるの!」
憂「まあまあ梓ちゃん落ち着いて」
直「あ,私用事があるのでここで」
梓「あ,本当? じゃあね」
直「はい,さようなら」
憂「さようなら」
商店街
店員「お会計1234円になりまーす」
晶「はい」
店員「あれ2出した〜」ふぁみふぁみふぁみ〜まふぁみふぁみま〜♪
晶「ふう,いっぱい買ってしまった。このスーパーはあの『ジバニャンのチョコボー』が売ってるもんな」
直「あ…!」
晶「ん? あ,お前はこの前の」
直「はい」
晶「また再会するとは驚きだな」
直「いえ,この前名前聞くの忘れたので,名前聞こうと思ってて。ここにいれば会えるだろうと思って毎日ここで待ってたんです
」
晶「毎日!?」
直「はい。やっと会えたので名前だけ教えていただけませんか?」
晶「うーん,じゃあ,私の携帯番号とアドレス教えるから」
直「あ,LINEやってます?」
晶「ああ,LINEか。ちょっと待ってろ。はい,これが私のQRコードだ」
直「すみません,撮らせていただきます」ピロリ〜ン
直「このギターの絵のやつですか?」
晶「そうだ」
直「和田晶さんって言うんですね」
晶「よろしくな」
直「よろしくお願いします。では私もQRコードを」
晶「いや,いい。もう登録されてるから」
直「え?」
晶「ほら,見てごらん」
直「あ,本当ですね」
晶「だから大丈夫。奥田直か。いい名前だな」
直「ありがとうございます」
晶「じゃあ私はそろそろ帰らなきゃな ありがとな」
直「あ,私もこっちの方向です」
晶「あ,本当? じゃあ途中まで一緒に帰ろうか」
直「はい」
直「あ,私ここでこっち行きますので」
晶「おう,じゃあな」
直「はい」
晶(奥田直か… 結構可愛いな…)
その夜
ピロリ〜ン
直「ん? あ,和田さんからだ」
内容
今度の土日どっちかあいてる?
直(ふむふむ,なるほど)
和田晶
度の土日どっちかあいてる?
奥田直
土曜日なら大丈夫です
和田晶
なら土曜日一緒に買い物にでも行かないか?
奥田直
いいですよ
和田晶
なら,駅前に10:00集合でよいか?
奥田直
はい,大丈夫です
和田晶
了解〜♪[ジバニャン]
直(ジバニャン?)
土曜日
晶「あ,いたいた」
直「あ,おはようございます」
晶「ごめんな,わざわざ買い物等に突き合わせてもらって」
直「あ,いえ,私も和田さんと一緒に買い物ができたらいいと思ってたんです」
晶「そうか,でも和田さんじゃなくて晶でいいよ。私もお前のこと直って呼ぶから」
直「では,お言葉に甘えて」
晶「さて,どこ行きたい?」
直「晶さんが行きたいならどこでも大丈夫です」
晶「それじゃしっくり来ないんだよなー 私が勝手に呼び出したからさ,お詫びとして直の好きな所に行かせてあげたかったんだ
けどな。まあ本当は直はどんなところが好きなのかなと気になるところもあるけど」
直「そうですか,じゃあ映画が見たいですね」
晶「お,映画か。何が見たいんだ?」
直「私これが見たかったんです」
晶「ん,どれどれ? ああ,『STAND BY ME ドラえもん』か。私も見てみたかったんだよな」
直「上映時間は… あ,いい時間に上映しますね」
晶「本当か,じゃあ見ようか」
直「はい」
上映終了後
晶「うぅ… グスン」
直「感動しましたね」
晶「のび太… ドラえもんがいなくてもよくジャイアンを倒せたな… グスン」
直「ドラ泣きですか?」
晶「あの映画は最高だよ!!」
直「そうですね。私も泣きそうになったのですが,エンディングのNGシーンで笑って泣き忘れましたね」
晶「ドラ泣きしててエンディング見てなかったわ」
直「そうですか」
晶「それより腹減ってない? 大丈夫か?」
直「そういえばお腹がすきましたね」
晶「何が食べたい? 私が奢ってやるから」
直「いえいえ奢るだなんてそんな」
晶「いやいや,さっきも言ったけど私が勝手に呼び出したから直には悪いと思って」
直「そうですか」
晶「だから好きなもの食べていいよ」
直「では,お言葉に甘えて」
晶「何食べたい?」
直「じゃあ牛丼が食べたいです!」フンス
晶「おお,牛丼か。あそこにあるぞ」
直「では行きましょう!」
晶「おう」
牛丼屋
ふぁみふぁみふぁみ〜まふぁみふぁみま〜♪
店員「エアロスミス〜」
晶「あ〜 お昼時だからやっぱ混んでるか」
直「そうですね」
店員「お客様何名様ですか?」
晶「2名です」
店員「少々お待ち願います こちらがメニューになりますので」
晶「ありがとうございます」
晶「とりあえず何食べる?」
直「へえ,牛丼以外もあるんですね」
晶「まあそりゃあるだろ」
直「でも私は牛丼を食べます」
晶「うーん,私はカレーにしよう」
店員「2名様こちらの席へどうぞ」
晶「すみませーん,牛丼とカレー下さい」
店員「はーい,牛丼一丁,カレー一丁」
店員「はい!」
店員「牛丼,カレーお待ちー」
晶「Wow!」
直「875円」
晶「千円いっていない,安いな」
直「そうですね」
食後
晶「ふう,じゃあ外で待ってて」
直「はい」
晶「ふぅ〜」
直「美味しかったですね」
晶「ああ」
直「じゃあ行きますか」
晶「何処行きたい?」
直「晶さんの行きたいところならどこでも」
晶「…と言われてもなぁ」
直「私,晶さんはどんなところが好きなのか気になります!」フンス
晶「え? 私!? うーん,別にいいけど…」
直「」キラキラ
晶(う!… 可愛い… その上目使いは反則だよ…)
晶「わ,分かったよ」
直「」ギュー
晶「ふぉお!?」
ふぁみふぁみふぁみ〜まふぁみふぁみま〜♪
店員「ラッシュアワー3」
直「ここは何ですか?」
晶「いや普通の雑貨屋さんだよ」
直「でも何で雑貨屋さんに?」
晶「私雑貨屋さん好きだからさ」
直「まあ雑貨屋さん私も好きですし」
晶「そうだよな,面白いものいっぱいあるしな」
直「これなんかどうです」
晶「お,なんか面白いな,シャーペンか」
直「私買ってみようと思います」
晶「まあいいんじゃない」
晶(何か面白いものないかな… ん? これは!)
直「あー,これいいなー」
ブブブブブブ
直「にゃあ!?」
晶「へへへー,驚いたか」
直「何ですか,それは!?」
晶「ただのマッサージ器だよ」
直「そうですか。いきなりぶるぶるしたんで吃驚しましたよ」
晶「ふふふ」
キャッキャウフフ
店員「アルマゲドン歌いましたー」
晶「結構長くいたからもうこんな時間か。いろいろありがとね」
直「いえ,むしろ楽しかったです。また一緒に行きましょう!」フンス
晶「おう,また会おう。私もなかなか忙しいけれどもなんとか時間とれるようにするよ」
直「あ,あとちょっとそこの公園に行きませんか?」
晶「あ,別にいいけど」
公園
晶「でも何故公園に?」
直「まあまあそこのベンチで座りましょう」
晶「う,うん…」
晶「はい,お茶でよかったか?」
直「はい,大丈夫です」
晶「でも話って何だ?」
直「晶さん,今日はいろいろとありがとうございました」
晶「どうってことよ」
直「今日,いろいろと楽しめてよかったです。晶さんと一緒だったからこんなに楽しいひとときになりました。」
晶「いやいやいや,そんなことないって///」
直「今日買い物してて,とても楽しくて,晶さんはとても優しくて,頼りがいがあって,こんな楽しいひとときを作ってくれる,
気付いたらずっと晶さんに惚れていました」
晶「え? え?」
ギュー
晶「!?」
直「晶さん,こんな馬鹿で悪い私ですが,私でよかったら付き合って下さい!」
晶(なななな何!? …てか何? どういうこと? てか私告白されてるの!?)
直「返事は… 今日じゃなくても大丈夫ですから」
晶「ちょちょちょちょ待って! 一旦落ち着いて」
直「はい」
晶「…まあ要するに私と一緒にいる間にお前は私に惚れて好きになった… ということなんだな」
直「はい///」
晶(か,可愛い!!)
晶「コホン! えっとだな,実はさ,一番最初にお前に会った時,一目惚れした」
直「え?」
晶「まあ正直2回目に会った時,また来てくれたんだと嬉しかった」
晶「だからお前を買い物に誘った」
晶「そしてお前が抱きついて来たとき,正直私は嬉しかった」
晶「だから一緒に付き合ってくれ,直!」
直「はい! 喜んで!」
後日
幸「晶〜 明日空いてる〜?」
晶「ごめん,明日無理だわ」
幸「また〜? なんだか最近冷たいよ」
晶「ごめんごめん 今度日程調整しとくから」
幸「絶対だよ」
晶「分ーてるって」
純「ねえみんな明日予定空いてるー?」
梓「いきなり何よ純」
純「いやー,なんか遊びたくなって」
憂「私は大丈夫だけど…」
菫「私もです」
直「あ,すみません,明日はちょっと…」
純「ん,用事か?」
直「は,はいそうです」
純「あ,本当? じゃあ後日に回すか」
直「私も皆様と一緒に遊べるよう日程調整しておきますので。なんだかすみません」
純「いやいやいーって」
後日
晶「お,待ってたぞ」
直「では,行きますか」
晶「おう!」
紬「いい映像が撮れたわ〜」ハァハァ
愛知県の旧国名のうち三河じゃないほう
本当は最後の所告白シーンを書くつもりはなかった。
告白シーンを書いたため,最後急展開になってしまった。
何がしたかったのかよく分からん作品になってしまった。
怪作かもしれません。
あたたかい目でコメントをお願いします。
最終更新:2014年10月19日 22:09